【感想・ネタバレ】四畳半神話大系のレビュー

あらすじ

私は冴えない大学3回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい! さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。

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そうだ森見登美彦の京都、行こう。

過去を振り返って、あの時ああしていればあるいは…。と考えることは誰しもよくあることだと思います。
この小説ではそんなもしものルートで一体何が起きていたか、いや何も起きていなかったか…。そんな様子を覗き見ることができます。
たらればの道を歩むのもまた自分なのだとすると、実は何をしていても大して現状は変わらないのかもしれない…。

森見作品の京都っていいですよね。先生の作品を読んでいると京都に行きたくなります。
地図にしるしをつけて、作品に登場した聖地の巡礼を行ったこともあります。
そうしてから読み返すと、さらに良い読書体験をすることができますよ。おすすめです。

本作に登場する樋口氏は、別の森見作品『夜は短し歩けよ乙女』にも登場します。
私は、『四畳半神話大系』と『夜は短し歩けよ乙女』のどちらから読むかによって、読者が想像する彼のビジュアルは変化する説を提唱したい…!
紙版の『夜は短し歩けよ乙女』のあとがきにマンガ家・羽海野チカ先生のイラストが寄せられていたので、羽海野先生は『夜は短し歩けよ乙女』から読んだのではないだろうか…と思いました。
どちらも未読で、樋口氏のイメージがどう変化するのか気になる方は、『夜は短し歩けよ乙女』から読んでみるとよいかもしれません。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

どんな感想を持ち得るか、なかなか難しいが、
今まで経験したことがない不思議な感じだった。
でも、楽しい体験ができたことは、間違いない。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

面白かった…!
いちいちクスッと笑ってしまう文章が面白くてあっという間に読み終えてしまった。登場人物もみんな愛らしい。

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2026年05月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファンタジーと現実の塩梅が本当にいい好き
京大生になりたいし、猫らーめん食べたいよ
私もいつの日かあんな黒髪の乙女になりてーです

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

冒頭の文章があまりに良いのでぜひ一読してほしい。
どんな選択をしても結局は同じ結末を迎えるところがクスッとなるし、奇妙な縁を感じられる森見ワールドの極致であるように思われる。

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

かなり前に本を読んで、アニメも見た。それから随分時間が経った。つい最近、偶然にこの四畳半神話大系が話題になった日があり、それからなんだかまた読みたくなったので、会社帰りに本屋に寄って買った。

久しぶりに読んだけれど、印象は昔とそう変わらなかった。
主人公はなんかこう捻くれ気味で拗らせ気味で結構な厄介な具合……だけれど、その語り口は滔々としてリズムが不思議と良く、思わず声に出して読みたくなるものがあった。
自分も“薔薇色のキャンパスライフ”とは言えない(可もなく不可もない)大学生活だった。けれど、読んでいると、大学生だったあの頃がどうしようもなく懐かしくなって胸が少しだけキュッとなるような……そんな気持ちになった。


「今すぐ黙れ。未来永劫黙れ」
「それはお断りです。僕は無駄口がきけないと、淋しくて死ぬんです」

どう頑張っても切れない、腐れ縁の「私」と小津が好きだな、やっぱり。
いやでも、明石さんも羽貫さんも好き。樋口師匠も城ヶ崎さんも。

この本片手に京都を歩くか、京都の地図をお供にまた読みたい。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 森見節の見える、すばらしい小説でした。
 面白すぎて二日ほどで一気読みしました。魅力的な人物がとにかく多く、明石さんに至っては、何故か『あ』『ほ』のくだりだけで既に可愛く見えだしていました。恐るべし乙女。また、羽貫さんも樋口師匠もどことなく惹かれるところがあって、とにかく愛すべき阿呆とその周囲の、理想的ではないながらも不思議と充実したように感じる青春を描いた小説でした。
 欲を言えば、明石さんと私の進展をもっと掘り下げて欲しかったとは思いました。しかし、作中にある、成就した恋ほど語る価値はないというのは、非常に的を射た言葉であります。
 読み終えてすぐに、「四畳半タイムマシンブルース」に手を出しました。彼ら彼女らのおかしなやりとりがまだ見れると思うと楽しみです。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

前情報がまったくないまま読み始めたけれど、最初は独特の語り口に少し戸惑った。
でも、すぐに慣れて、そのまま世界観に没入できた。
若さや滑稽さがユーモラスに描かれていて面白いし、何かくだらないことに巻き込まれていく過程さえ、実はかけがえのない瞬間なのかもしれないと思わされた。
人には変えられる部分と変えられない部分がある。
そんな中で、それでもどんな選択をしていくのか、ということも考えさせられた。
SF的な展開、人の心理描写、伏線回収の気持ちよさがうまく噛み合っていて、面白さと考えさせられる深さの両方がある作品だった。
この著者の他の作品も読んでみたくなった

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

面白かった。
明石さんが好きなので、第一話と第二話がお気に入り。
最初はなんとも思っていなかった小津に対しても、読み進めるうちに親しみというか、なんとも言えない好意が湧いてきた。
第三話を読む頃になってやっと、各話にある仕掛けに気づいて昂った。
こういう構成のお話は初めて読んだが、読後の満足感は一入である。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

読み終わるまで時間がかかった。
並行世界の物語。どの人生でも出会う人は出会う、結ばれる人は結ばれる、起きることは起きる。選択の些細な違いで変わってく。
猫ラーメンはそんなにそそられないが、京都には行きたくなる。鴨川、加茂大橋は見てみたくなる。

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

夜は短しとの関連性を感じさせる。。。
小津が夜は短しの主人公?
んー。いま再び読み返したい所存

わたしも学生の頃
違う部活入ってれば
薔薇色だっただろうなーって
思ってたけど、
結局は同じ道筋なんだよって
納得させられた。
タイムスリップ妄想がこれでおひらきできそう。
コロッセオ。

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2026年02月25日

購入済み

実に楽しい学生たちの生きざま

森見先生好きにはバイブルであろう。私個人的にはアニメが初見だったのだが、アニメも原作も沼落ちするだろう。テンポがよく愛すべき登場人物たちも実に面白い。私も笑いを堪えて読んでいた。

#笑える #アツい #ハッピー

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2023年04月07日

ネタバレ 購入済み

ヒロイン明石さんが魅力的。

TVアニメ化もされた名作。文豪調の語り口がとにかく面白い。
平行世界のSFオムニバス集ともいえるが、全編でヒロイン明石さんのクールキャラと悪友小津のひょうきんさが光る。
続編?から先に読んだので、こちらのほうが倍くらい長くて驚いた。実質2巻分くらいあるかな。

#癒やされる

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2022年10月29日

tea

助演男優賞 小津

いろんな変わったキャラ総出演
特に小津が素晴らしい
森見登美彦さんのセンスのある言い回しが好きです。

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2022年05月03日

購入済み

森見登美彦ワールド

独特の言い回しがとても面白く、笑ってしまう。400ページあり少し長いと思う方もいるだろうが、非常に軽妙な語り口で物語が進んでゆき、テンポがよいので苦ではないと思う。アニメもあるのでそちらもおすすめ。

#笑える #エモい #深い

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2021年07月03日

Posted by ブクログ

-「成就した恋ほど語るに値しないものはない。」-

 以前テレビで、スターウォーズを制作順ではなくエピソード順に鑑賞したらどうなるのか、という企画を見ました。実験台となった芸人は「フォース」「ジェダイ」などの特殊な用語に疑問を抱いたり、エピソード4のルークをみて親心のようなものを抱いたりと、それはそれで面白そうでしたが、制作順に見ると得られる感動が損なわれてしまっている印象もありました。

 先日投稿した森見登美彦『夜は短し歩けよ乙女』の書評では、同作者の『四畳半神話大系』を刊行順的に先に読むことを強くおすすめすること、そして今私自身がそのアニメを見ていることについて書きました。もはやこの記事が上がっているということは、そうです、アニメを見終わったのです。普段アニメをそこまで見るわけではない私がものの2,3日で全話見終わりました。独特の言葉遣いはこの作品にも共通していましたが、いい意味で聞き流しても問題ない言葉とそうではない言葉がアニメだとわかりやすくなっていたのです。そして、「あー、こっちを先に見てたら、夜は短しのあのシーンに繋がってくるわけだな!」という感情に何度も何度も駆られました。今回は小説を読んだわけではないので書評ではないですが、いわゆる「四畳半神話大系のススメ」をここに残したいと思います。

 主人公はまたもや大学2回生の先輩。一応、『夜は短し〜』とは別人とのことです。主人公はバラ色の大学生活を夢見て入学するものの、現実は悪友に振り回され、黒髪の乙女 明石さんにはなかなかお近づきになれない不毛な毎日。「もしもあの時別の選択をしていたら」というifから生まれたパラレルワールドで繰り広げられる無数の大学生活を描いた作品です。

 私はこの作品をみて、社会人6年生ではなく、高校3年生の時に見たかった!!と強く感じました。高校3年生って、大人の管理下だったフェーズに終わりが近づいて、「自分で自分の道を選択する」フェーズへと移り変わる時期だと思っています。自由には責任も伴うもので、その責任に押しつぶされそうな時、誰もが抱く妄想「あの時こうしていれば…」という現実逃避のアンサーをこの作品では見ることができるのです。作中で印象的なセリフがあります。
「我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。今ここにある君以外、ほかの何者にもなれない自分を認めなくてはいけない。」
この作品は人生を巻き戻すという行為が土台となっていますが、実際の現実は後戻りできない。「大人はああ言ってたのに!」なんて言い訳は通用しないし、他人はあなたの人生の責任をとってくれない。「あれがほしい」「こういうことしたい」と、人生は常にないものねだり。過去や未来にないものねだりをするのではなく、今あるものに目を向けようと背中を押してくれる言葉だと思いました。

 最後に、冒頭にも書いた本作の私が一番好きな名言に触れて終わりにしようと思います。
「成就した恋ほど語るに値しないものはない。」
人生も叶わなかった恋も、答えがわからないから面白いのかもしれないですね。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『四畳半神話大系』は、とても新鮮な読書体験だった。

まず印象に残ったのは、独特な言い回しと世界観である。現実と幻想の境界が曖昧で、どこか夢を見ているようだが、京都ならどこか納得できてしまうのは不思議だ。

四つの章は繰り返し構造になっている。
気付いた時は率直に面白い試みだと思った。同じような文章や出来事が何度も現れる一方で、そのたびに少しずつ違う部分が見えてくる。その差異を探しながら読む楽しさがあった。

一方で、四章目だけは異なった雰囲気を感じた。
これまでの章とは違い、主人公が世界の歪みに巻き込まれ、不安定で不穏な雰囲気が漂っていた。
しかし、繰り返し構造や過去を語るモノローグ、「八十日間」という題名などから作品全体の構造は維持されていると信じ、最後まで安心して読み進めることができた。

その安心感は、『夜行』や『熱帯』の読書体験から生まれたものだと思う。これらの作品では、登場人物や読者自身が不思議な世界に飲み込まれる不安感があった。
それはそれで非常に魅力的だったが、『四畳半神話大系』では最終的に主人公が現実へ戻り、明石さんとの関係も含めて着地点へ辿り着く。
そのため、世界の不思議さを残しながらもどこか安心できる読後感があった。

また、この作品には学生時代特有の卑屈さやこじらせた感情が描かれている。私自身の学生生活は森見作品に描かれる京都の学生文化とはかなり異なるのだが、大学という場所に漂うどこか退廃的な空気や、心から楽しんでいるように見える人たちを羨ましく思いながらも素直になれない感覚には共感する部分があった。
それは「みんなそんなものだよね」、と言える程度の感情なのだが、そう感じれば安心もできる。

京都という街に根差しつつも現実と幻想を行き来するような不思議な世界観、モノローグ、独特の語り口調、文章のリズム…『四畳半神話大系』は、それらの魅力がもっとも親しみやすい形で表れている作品だった。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

面白かったーーーーーーー!
不思議な作品だった。
これみたいにパラレルワールド的話は、他にも沢山あるけれど、どれもロジック的な脳汁が出るドーパミン系の作品が多かったように思える。それは、平行世界には現世界と決定的に違う改変が行なわれているからだと思う。この時この選択肢を取ったから、ゆくゆくはこんな最悪な世界に、、!的な。
そういう意味では今作は全くそんなことはなく、自堕落な学生生活を送る主人公が入学時にどの選択を取っていたにせよ未来はさほど変わってはいない。
斬新だなと思った。
というか、残酷だなあと思った。
どのように動いたにせよ、運命論的に人生の結末は決まっている。2本目に樋口が「人の人生は可能性ではなく不可能性で語られるべきだ」的なことを言っていたように、要は自らを「しなかったこと、出来なかった今の自分」でのみ客観視するべきだということ。

ほぼ主人公のように、有り得たはずの他の大学生活を夢想する自分にとってはまじで凹む内容。

凹んで読んでいたが、最後数ページ本作は僅かな希望を見せる。
四畳半平行世界を横断し、沢山の不可能性と永い孤独を感じた主人公は初めて自分の今の世界を客観視する。自堕落な学生生活の責任を転嫁し、失敗を恐れて行動しない自らを自覚し、そこから生まれる孤独を実感する。そして意外と自分の周りには人間が多かったことに気がつく。
そして自らとは対照的に、単一世界で八面六臂に動き回り、多くの人に囲まれ、良くも悪くも濃密な学生生活を送る小津の存在を初めて理解する。
最後の小津へのことばには少なからず尊敬の念があったんじゃないかなーとか思う。

そして環境を変え、他人のための行動を始めた主人公はいつか小津のように実りある学生生活を手にできるのではないか。そうであって欲しいなと思う。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

主人公がちょっと苦手なタイプで、80ページをこえるまでは読みにくかったです。
パラレルワールドストーリーもので話全体は面白い。
アニメ化もしてたはず、観てみようと思いました。

(一応再読です。高校生の頃に読んだことがありました。主人公が苦手、については当時母に話していたそうです。同じようなことを言ってたわよと言われました笑)

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

audibleにて。

森見さんの作品はこれで5作目。
1番最初に読んだ「夜は短し歩けよ乙女」では かなり苦戦したんだよな〜。
こちらもそういう雰囲気がプンプンしてたので どうかな?と思いつつ、、

最初はなかなか取っつきにくくて やっぱりか〜と思ったけど、2章目の途中くらいで仕組みが分かりだした頃には文体にも慣れて それなりに面白くなった。

薔薇色のキャンパスライフを夢見る、京大3回生の「私」。
だけど、現実は悪友や 風変わりな先輩に振り回され、何も実益もない2年間を過ごしてしまった。
もしもういちど、1回生に戻れるならば、、サークルを別のものにしていれば、、
タラレバを実現した4つのパラレルワールド!

ちょっとした言い回しとかが可笑しくて なんどもクスっとした。
選択が違ったらどう変わるのかが見もの(聴きどころ?)だったけど、なるほどな〜。
最後のオチにはじんわり。
個人的に青春物はあまり好きではないのだけど、このシュールな世界観はちょっとクセになりそうかも。

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2026年05月02日

Posted by ブクログ

遅ればせながら、森見登美彦作品を初めて読んだ。面白かった!
並行世界モノの四編。
文体も登場人物のキャラクターもよかったが、
とにかく構成がすばらしい。
第二話以降は、次々に起こる突拍子もない出来事に
「どのように収束していくのだろう」というワクワク感をもって読み進めた。

また、万城目学作品と世界観が似ているようにも感じた(京都文学?)。

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2026年04月12日

Posted by ブクログ

言い回しや表現が独特で、これが良いという人と読みにくいという人で分かれそう。
大学生でのサークル選びは人生の分岐点といっても過言ではないだろう。この作品はそれについて十分に教えてくれる。
ただ、どのサークルに入ったとしても、どういった道に進んだとしても、今いる友人、会うべき重要な人、自分の人生のレギュラーというのは変わらないのかもしれない。
そう考えると、今いる環境に今一度感謝をせねばならない。

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2026年04月08日

Posted by ブクログ

主人公と小津のいつもバカやってるんだけど、根底にある友情関係が好き。最終話がちょっとほろ苦くて切ない気持ちになった。登場人物も皆クセがあり魅力的。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

本著者の小説は、本当に日本語を美しく愉快に操っていて最高。
くだらないなあと思うことへの向き合い方があまりに真剣で、「真面目さに呆れる」読書体験が心地良い。
小津、羽貫さん、樋口さん、城ヶ崎氏…読み進めるに従ってどんどん登場人物への愛着が沸いてきて、読み終える頃には嫌な人が1人もいない。蛾が舞う鴨川デルタで、京大生の宴会に混じっている気分になる小説。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

森見登美彦ファンタジーだった!
めちゃくちゃ伏線回収するわけでもなく、だからといって繋がらないわけでもなく、でも愚かで面白かった!

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

学生の頃、『夜は短し歩けよ乙女』を読んだことがあったため、こちらを手に取った。数年実家の本棚に眠らせたあと最近読み始めた。

結論から言うと、読み進めるにつれて全体像が掴めて夢中になってしまう面白さであった。

簡単に言ってしまえば「奇妙で平凡なSF物語」。森見氏の文章は好き嫌いが分かれるらしいが、私は好みなので、森見氏節で紡がれる「私」のまわりの愉快な人々に会ってみたくなった。
小津、明石さん、樋口師匠、城ヶ崎先輩…等、森見登美彦の世界は魅力的な人々ばかりである。

解説で書かれていたデビュー作も気になるので、是非手にとってみたい。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

京都が舞台、中村佑介の表紙、ずっと前から知っていたけど読んだことのなかった森見登美彦の本、と気になる点満載だったので買ってみたが、とっても不思議な本だった。
文章が取っ付きづらく、いつの時代かもわからないし、登場人物のクセが強すぎるし、最初はだっらだらと読んでいたが、徐々に徐々に無意識にのめり込んでいく感じ。

主人公はどの世界線でも結局、悪友兼親友の小津と関わりを断ち切れないところが好き!
あと読み進めていくうちに、妖怪のような見た目かつ性根が腐っている小津が愛すべき存在に見えてくるのも不思議現象。

あとは、下記の言葉も刺さった。
「我々の大方の苦悩は、あり得べき別の人生を夢想することから始まる。自分の可能性という当てにならないものに望みを託すことが諸悪の根元だ。」
たらればや自分の可能性に期待して、行動量を疎かにするのもったいないよなあと。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

「成駆」を読んで森見登美彦さんの作品が読みたくなり、手に取った。

大学生の「私」が、さ迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げる、滅法おかしくて、ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。

序盤はイマイチ進まず…( 'ᵕ' ; )
中盤あたりから、段々面白さが分かってきて、終盤あたりはページを捲る手が止まらなかった。

こんな構成の作品、初めて読んだかも。
「私」の些細な選択肢の違いが、彼に全然違う人生をもたらしていく。
世界線によって人物の相関図や「私」との関わりが微妙に違う。
でも、登場人物たちの本質は変わらない。
そして、どんなルートを辿ったとしても、変わらないこともある。
物語の核心を突くようなセリフも度々出てきて、もはや笑っていいのか、ゾッとすればいいのか…(((( '-' ))))

起こる出来事、登場するアイテム、数々のお決まりのセリフなど、ある程度読み進めて、展開が分かっているからこその面白さもあった。

「あのとき別の道を選んでいたら」
「あの人に出会っていなかったら」
など、私たちは無数の「別の世界線」を頭の中では簡単に作れるけれど、実際に生きているのは、今ここにあるこの現実だけなんですよね。
この作品を読んで、今の人生を肯定してもらえたような気がします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)

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2026年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

森見登美彦2冊目。
独特な世界観、遊び心のある構成、魅力的なキャラクター達。

もしこのコミュニティに入っていたら…と並行世界での大学生活4編が描かれる。どの道を選んでも結局は同じ人達に囲まれて、同じような出来事が起きるっていう構成が面白かった。解説にも記載があった通り、過去のことを悔やんでもしもの世界を考えても仕方ないってことなんだろうな。

まぁ実際は、違うサークルに入っていたら、違うバイトをしていたら、出会う人も自分の行動も変わるんじゃないかなって思っちゃうけどな〜。もしもを考えても仕方ないけど。

2章を読んだ時の既視感は今思い出してもふふっと笑える。あれどこかで聞いたフレーズ…と何度1章を読み返したことか。3章4章と進んでいくと、さらにあっここも同じだ!と答え合わせてしていく感じ。遊び心のある構成で面白かった。

小津は憎めないな。どんな道を選んでも腐れ縁になる運命なんて素敵だわい。

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2026年04月04日

購入済み

摩訶不思議な恋物語?

古めかしい語り口で語られる、卑猥なる四畳半パラレル恋物語。
主人公は孤高なる生き様を貫く?自堕落な大学三回生。
それに付け入るは、パラレルワールドを行き来し悪事の限りを尽くす妖怪小津。
無茶な要求ばかりする、仙人のように達観した小津の師匠、樋口。
樋口師匠と激しい悪戯合戦を繰り広げる城ヶ崎先輩。
んな人々 (主に小津) の巻き起こす騒動に巻き込まれながらも、怠惰さを以て抵抗する主人公の前に現れた一輪の華、黒髪の乙女、明石さんとの四畳半での目眩く恋の物語。
なのでしょうか。

独特の語り口が印象的な作品です。
表紙は可憐で古風な乙女が幻想的なタッチで描かれていますが、内容は大正ロマンな乙女の恋愛ものではなく、孤独で卑猥な大学生(男性21歳)の、特に努力や甘酸っぱい思いをするわけでもなく、最後に何故か成就してしまう摩訶不思議な恋物語です。

非常に不思議な作品です。
他の作家には無い感性で描かれています。癖になるかも。

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2014年09月16日

Posted by 読むコレ

何とも不思議な物語に出会ったものです。

四つの短篇からなる一冊ですが、四篇とも同じ主人公、同じ時系列、同じ場所を中心に広げられる異なる物語。
いわば読者は四篇の並行異世界を体験する事になります。

予備知識ゼロで取り組むと、この辺の仕組みを正しく理解するのに半分、約二〇〇頁も要してしまいましたが、理解してからは楽しさ倍増。
最近氏の作品の世界観も理解し始めてきた所だったので、余計な気を回す事無く純粋に没頭する事ができました。

ただ、最後の一篇は解決編に見えて読者を混乱させるだけだった様な。
発想は凄く楽しかったけれど。

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2014年04月06日

Posted by 読むコレ

アニメ化もされ話題の四畳半神話体系、モリミーの
ブレイク作品。「夜は短し~」しか読んでいなかったですが
こちらの方が癖も少なく読みやすいですねー。
ややSFチックなパラレルワールドが展開され、それに
従ってまるでコピペの様な文章が中毒性あります。

アホな生活をしすぎて色んな事を悔い改め始めた
自分が迷い込んでしまった四畳半無間ループ。
些細なきっかけ一つで過ごす時間は当然違えど、
やはり諸悪の根源「小津」との出会いや、謎の師匠
「樋口」、そして麗しく孤高の君「明石」さんとの出会いは
あって自分の世界はそれほど激変なんかしないのだ。
選択した後の行動で少しは自分自身や環境なんか
変わるんだ。例え、魚肉ハンバーグとカステラしかなくってもw。

ちょっとしょっぱく少しだけ個性派のウジウジした
ほろ苦い青春SF小説なのだね。

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2013年03月08日

Posted by ブクログ

何を選択しても結果は同じ

そんな設定を成立させる組み立ては絶妙。逆に最後が読みづらく感じてしまった

舞台観劇に向けて読んでみたけど、これがどう演出されるのか楽しみ

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

最初は特徴的な文体に読み進めるのに時間がかかった。
どの選択をしても出会う人や結果は同じでその過程だけが異なるという話

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

独特の世界観に少し戸惑いました。読み進めていくうちに段々と理解が追いついてきましたが、私のような読書素人にはハードルの高い作品でした。
いつの時代の話なのかと、読み手に考えさせる表現も作者の技術なのでしょうね。どこか懐かしく感じさせながらも所々で時代の新しさを感じさせたり。
自分の学生時代を思い出させつつも、よくよく考えると全く異なる境遇に作品の深さを感じました。

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2026年04月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4つの章が、形を代えたヴァーチュアルな同じ物語だというのは斬新な仕掛けだと思ったが、それ以上のものではなかったような気が……。

自分の古き良き学生時代を思い起こさせるような描写が随所に見られたことで、ちょっとだけ評価をプラス。

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

どの選択をしても大筋は変わらない、運命みたいなものを感じた。小津とは黒い糸で結ばれているし、明石さんとは赤い糸で結ばれている。毎回少し異なる展開になるけれど、必ず同じ場所に辿り着く感じ。
何度もあの自由で楽しい大学生活を繰り返したいという想いが形になっていた。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

慣れない文体だったからか二週間かけて読んだ。
もし他のサークルに入っていたら…と後悔をし、次はその選択をしたパラレルワールドの主人公を読む。もし〇〇だったらの展開がみれて面白みがあったが、大体は同じ道を辿る構成上、飽きることもあった。最後まで読めば、話がつながってくるので頑張って読んで欲しい。かな。

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2026年03月03日

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