今日も、ちゃ舞台の上でおどる

今日も、ちゃ舞台の上でおどる

1,705円 (税込)

8pt

4.8

――容姿とか性格とか 自分のここ嫌い、でええやん。
しんどかったら あきらめて おどろ?――

日常にこそきらめきを見出す。
俳優・坂口涼太郎が、日々のあれこれを綴る人気連載がついに書籍化。
「ちはやふる」、NHKテレビ小説「らんまん」「あさイチ」でもおなじみ!
歌人にしてクセメン俳優・坂口涼太郎、初のエッセイ。

――「諦める」とは「明らかにする」こと。今あるものに目を向けて、自分の性格や経済力や現実にも目を向けて、今ある環境と状態を明らかにして、お金がないのに引っ越そうとする暴挙になんか出ず、手の届かない憧れをちゃんとあきらめて、今ある環境の中で工夫して生活していこう。私はこれを「あきらめ活動」略して「らめ活」と呼ぶことをここに宣言いたします。私はこれからも、「らめ活」をあきらめへん。

――想像すること、妄想することには制約もモラルもありません。可能性は無限大。自分の感情を解放して、悲劇があったりなかったりするけど、今日もなんとか生きていて、めんどくさがらずにお茶碗洗えてるやん、靴下に穴空くぐらい頑張ってるやんという生活にカムバックするあなたは間違いなく最優秀人生の主人公賞受賞です。
ほんまに、おめでとうございます。

★「普通って、ほんとは、いろんな努力の上に成り立つものなんだろう」(読者コメントより)

やさしくて親しみやすい関西弁で、語りかけるように綴られるエッセイは、初執筆ながら初回からたちまち読者をつかみ、講談社のwebマガジン「ミモレ」の人気連載に! 「声を出して笑ってしまい、仕事後に読んで正解でした」(読者コメント)という爆笑エピソードがあるかと思えば、人間関係の本質を突くような回には「いまの気持ちをあらわす言葉がでてこない。癒されたり、ぐっときたりしてます」という書き込みも。

テーマは、働き方、家事、人間関係、美容、ファッション、社会問題……と多岐に亘りますが、通底しているのは「あたりまえの日常こそが人生の舞台だ」という、お涼さんのポリシー。いろんなことがあるけれど、明日もなんとかがんばろう。読めばきっとそう思える1冊。

【本人コメント】
私はいろんなことをあきらめてきました。
あきらめたら、あきらかになったこと。
あきらめたら、らくになったこと。
あきらめたら、うまくいったこと。
これはあらゆることをあきらめてきた私の「あきらめの記録」です。
あきらめることをあきらめない、煩悩まみれで怠惰で無謀で、ちゃぶ台の前でだるまのように転げ回りながら生活する私の「生活記」です。
あなたもあきらめて、私と一緒におどりませんか?

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今日も、ちゃ舞台の上でおどる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    『ウッ!リコリータ!』が刺さりました。
    (これ、わたしやん。わたしのこと書いてはるわ…)って、めりめりジャック・ニコルソンになりかけてた、いや、なってる時もあったかもしれない自分を振り返って、穴があったら入りたい気持ちになりました。
    だけど、今それに気づけたから、気づかせてもらえたから、これからは今

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    エッセイを読むのが苦手な私も声を出して笑いました。読み終わるのがもったいなくて少しずつ読みました。
    この本が出来るまでのYouTube動画もオススメです。
    本屋さんで芸能人コーナーに置いておくのは勿体ない。是非とも文芸フロアのエッセイコーナーへ常に置いていて欲しい。
    レッツ、らめ活!!!

    0
    2025年10月21日

    Posted by ブクログ

    お涼さんのことが大好きになったし、わたしもお涼さんのように生きたい!

    これからの人生、どれだけゆるやかにふざけて生きられるかだよな。

    「ちゃんとしなきゃ」「誰かのために」「嫌われたくない」… 全部、「らめ活」で捨てちゃえ。

    0
    2025年10月17日

    Posted by ブクログ

    面白かった!何より楽しみながら文章を書いているのが伝わってきた。どのページを開いても面白い表現を見つけることができるくらい、ユニークな文体のお涼節が散りばめられている。帯には『クセメン俳優』とあるが、文章もクセだらけ。一文が近代文学くらい長かったり、それでいて現代のSNSとも通づる軽やかさがあったり

    0
    2025年10月03日

    Posted by ブクログ

    神童詐欺をしていた少年Aが、ミュージカルの世界に足を踏み入れ、俳優の道へ。時には悲劇のヒロインになりきってみたりと坂口涼太郎という物語から目が離せない!面白いけど、泣ける...読み終えた後心持ちも足取りも軽くなる素敵なエッセイでした。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    ほんタメの紹介で読み始めたエッセイです。すごく良かったのでタレント本コーナーだけの展開ではもったいない。

    自暴自棄になっていた時期に書店で自分を復活させるために摂取しないといけないのは「ことばじゃないとだめだった」というのがジーンとしてしまった。言葉の力って偉大よな…

    結構傷つきやすくて感情の起

    0
    2025年10月13日

    Posted by ブクログ

    坂口涼太郎聞き覚えのある役者さんだなぁと真っ先に思いました。私の大好きなドラマ「ランチ合コン探偵〜恋とグルメと謎解きと〜」に出てくる謎の男鈴木龍之介ではないですか気になっていた役者の1人でした。もうこれは面白いエッセイだと確信してしまいました。読みふけってしまいました。芸能界の道筋などおもしろおかし

    0
    2025年07月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大事に貯めてきた言葉のおもちゃ箱が開き、次々と言葉達が歌い踊りだし、パーティーを開催し、そこに一夜の物語を生み出しているようであった

    エッセイは苦手で、物語ほどその人の感性が発揮されないのではないかといつも考えてしまう
    そんなわたしがこの本を手に取ったのは、範疇遊泳の舞台がきっかけである
    あの日、

    0
    2025年10月22日

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