小説・文芸の高評価レビュー
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著者の貧困な人生を赤裸々に綴ったエッセイ。
お金があることで衣食住が成り立つ、それによって精神的余裕が生まれ生きる理由に繋がる。普段気づかなかったが、生活できる地盤が築かれることで豊かになるとわかった。生まれた環境によって今後の人生がプラスに働くのかはたまたマイナスを背負って生きていかなければならないのか、人によって事情は様々であると理解した。
また貧困者にも種類わけがあり、働いていなくても生活保護を受けられる人もいれば働いていて収入があるから生活保護を受けられずずっと貧しいままの人もいると知った。あまりメディアでは見た事のないタイプの人生の送り方で次々にページをめくっていった。 -
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ネタバレ
読書記録
『櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は聖夜に羽ばたく』
〜プロローグ〜
正太郎くんが、好美さんを信用して車に乗ってしまった。
何も疑わないことは、逆に恐ろしいことのように感じた。
降りられない密室空間で、後悔の波が押し寄せる。
人は見た目では判断できない――。
この言葉が、まさに当てはまる展開だった。
これから起こるできごとに期待。
〜第壱骨〜
なんだかんだで先生と百合子ちゃんっていいペアに思える。
櫻子さんと正太郎くんペアとはまた違った、おもしろおかしい関係。
クリスマスパーティーは、少しは楽しめただろうか?
3人での食事会は…… -
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「自転しながら公転する」が年頃の女性の等身大の悩みを描いていて好きな作品だったので作者さんが亡くなっていると知り迷わず手に取った。こちらの作品もありのままの病気との付き合いが描かれていて、冗談混じりの文章だけれども日に日に弱っていく様子を追体験するようで辛かった。
読んでいて、癌と言っても毎日ぐったりしているわけではないことを知った。自分は癌なの?となるほど元気な日もあれば、朝起きた時からぐったりしている日もある。そうやって波があるからその落差に気持ちが沈んでしまいそうだと思った。それでも最後の最後まで仕事に向き合って、辛い苦しいだけじゃないありのままの日記を遺した山本さんはすごい。
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1990年代前半。ロシアの有名なバレエ団の来日公演に合わせ、出版社に勤務し大学の先輩後輩でもある水野果耶と長瀬一平は世界的振付家・久我一臣にインタビューをし、記事を書くこととなる。当初は久我の半生を辿りつつ、戦前戦後の日本バレエを紹介するつもりだったが、彼が語り始めた過酷なシベリア抑留体験は、思ってもみなかった方向に話は進んでいく。
昨年は戦後80年ということで、戦争を扱った小説を何冊か読んだ。その多くが日本本土での内容で、国内でこれほど酷い出来事があったのかと考えさせられたが、国外で日本人に起きた出来事には目を向けていなかった。
本書は、作者の村山さんのお父様の経験した「シベリア抑留」の -
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ネタバレこれほど分厚い本を果たして読めるのか、と思いつつ、手に取ってみた
コロコロ変わる視点、舞台に混乱しそうになるも、どこかに雪穂と亮司の影があると思うと、どこに仕掛けがあるんだと勘繰ってしまいページをめくる手が止まらなかった
解説を読み、雪穂と亮司の内面が語られていない、というのに成程と思った。読めば読むほど雪穂と亮司のことが知りたくなるのに、謎が増えるばかりで二人の心情は何も見えない。だから読んでしまう。
最後まで二人の心情が語られなかったこと、そして結末そのものには残念、というかモヤモヤした感情があるが、語られなくて良かったのかもしれない、とも思う
白夜の道を二人で行くしかなかった、雪 -
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ネタバレ『汝、星のごとく』と同様に、心が動かされる名言が色んなところに転がっていたと思う。
どう生きていたら、このような言葉が思いつくのか。
どう生きていたら、このような言語化ができるのか。
心を動かされる度に感心した。
きっと、これからを生きる上でこの言葉たちに助けられることがたくさんあるだろう。
読んで良かったです。
〈個人的に感心した名言、言語化〉
・SNSが全盛の時代、クリックひとつで誰もが簡単に正義という名の矢を放っことができる。真倍も定かでないまま、櫂くんたちはその矢に申刺しにされた。
・物語を描くという行為を『息を止めて深い海に潜る』
・結局、ぼくたちは約束をしなかった。だからこ
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