【感想・ネタバレ】新装版 七回死んだ男のレビュー

あらすじ

同一人物が連続死! 恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎老人――。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは! 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。

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ネタバレ

キュータローすき!いちばん若くていちばんマトモ
家族みんな跡取り巡って欲望にまみれて滑稽なのが面白い

最後どんでん返しで伏線が気持ちよく回収されていきすっきり

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2025年12月07日

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なんて魅力を伝えようかって、ずっと書いては消してを繰り返してるんだけど…1995年の本とは思えないライトな読み口〜!純粋に好みの文体で良かった。そんな気持ちでグイグイ読み進めるとまずい。ばこーんと頭ぶん殴られます。読んでね。

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2025年11月15日

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7回死ぬのは主人公だと思ってました。
タイムループもの大好きなのでとてもよかったです。

西澤保彦さんは初めて読みましたがとても面白かったです。
他の作品も読みたいです。

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2025年11月01日

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同じ日を九回繰り返してしまう特異体質を持った男さん、とある男の死を七回もみとどけることになる、、というお話(?)。

特異体質の説明から死を回避するためのループ行動、九度の繰り返しからの最終的結末、散りばめられていた伏線の回収、流石だった。

堅苦しくない読みやすい文体(人名が私的に覚えにくく感じたが)、九度中二度は死ぬことはないとタイトルでのネタバラシ、ろじすてぃっくLOVE。←?

元TBSフリー宇垣アナが紹介していたのをみて、お気に入りリストに入れていたらきんどるあんりみてっどさんに来たので読みました。

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2025年10月04日

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高校生の久太郎は、自分の意図しないうちに同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。繰り返される1日の中で、久太郎は祖父を救うため画策する…というストーリー。

おもしろい!
久太郎は高校生だけど語り口や口調がジジくさくて、反復落とし穴に今まではまってきた影響だとわかりやすくて良かった。祖父の死を阻止するために、目立ちたくないはずの久太郎が周囲の人の行動を制限するための方法を考えたり実行したりする様子がコミカルで面白かった。
ストーリーの後半で語られる真相もなるほどな、と納得のいくものだった。伏線回収も鮮やか!
SFでミステリーってどんなもんだろ、と思ってたけどかなり面白かった!おすすめです!

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2025年09月19日

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ミステリで検索するとよく見かけるタイトルにやっと手をつけてみましたが、めちゃくちゃ面白かった!もっと早く読めば良かったと思いました。
表紙の雰囲気やタイトルから暗い感じかと思っていたら、全くそんな事はなく。登場人物はそれぞれちゃんと個性があり、主人公も好感が持てるいい子でわちゃわちゃ感が面白かったです。

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2025年05月13日

匿名

ネタバレ 購入済み

祖父の死をループして防ぐSFミステリ。
ループものだがダレることなく、大変読みやすかった。ラストにも驚きでした。

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2025年05月05日

匿名

購入済み

ミステリーを読んだという感じはあまりしないですが、ループものとしてはかなり面白かったです。
遺産相続の話で暴言が飛び交ったりもするけど、不思議とどの人物も憎めないのがいい。

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2024年09月25日

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時として同じ一日が八回繰り返される「反復落とし穴」に嵌まってしまう久太郎。新年会で親戚が集まった直後にそれは起こった。そしてオリジナル周では発生しなかったはずの祖父の死に久太郎は混乱する。祖父の死を招いたのは二周目の自分の行動だったのか、そして祖父を救うためにはどうすればいいのか。試行錯誤する彼を嘲笑うかのように、祖父の死は微妙に形を変えて繰り返す。トリッキーなSFミステリです。
タイムリープものミステリって現在ではけっこう多く存在しますが、これが嚆矢と言ってしまってもいいのかな。オリジナルに問題がなければまったく同じように行動すればいいはずなのだけれど、それが案外と難しかったり。予想もしないドミノ倒しのように事態が混迷し、もはや悲劇ではなく喜劇のようになってしまったりもします。久太郎の立場からすれば深刻なのだけれど、どうにもユーモラスな読み口でした。
ミステリとしては、もうこういう系統にある程度慣れているので、面白いけどまあこんなものか……と思っていたら。ループを抜けたその先に明かされた真実に愕然。どういうこと? と思考停止してしまいました。うっわー、やられた! さすがだ。あのわけのわかんない掟にそういう意味があったのか。

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2025年11月22日

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何度も人が死ぬのに、コミカルでSF要素あり、恋愛あり、謎解きあり、大乱闘ありでおもしろかった!

よしお、お前が好きだ。

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2025年11月22日

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タイムリープ × ミステリ

主人公の久太郎は、1日を9回繰り返す「反復落とし穴」と言う特殊能力(体質)の持ち主。その1日は選べずランダムに訪れる。この能力を誰かのために役立てたいと思っていたところ、祖父の死がちょうど反復落とし穴に引っかかる。主人公はどうにか祖父の死を回避しようとするが、、、

が親なら子も子、この祖父にしてこの孫あり。と言うような、個性的で人間味あふれる登場人物たち。

自分ならもう少し上手にタイムリープを使うなーと思っていたが、そんなことよりトリックに上手に引っかけられた。

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2025年10月16日

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読みやすい文、暗すぎずキャラクターもコメディタッチでサクサクすすむ、思っていた結末とは違ったが納得できる終わり方で能力自体の謎はそのままなのでパターンを変えれば別の話も作れそう。トライ&エラーの光る良作

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2025年10月08日

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以前、ほんタメで『伏線がすごい小説』として紹介されていた本作。特殊な設定に魅力を感じ、期待して手に取った。

主人公の久太郎は高校1年生。同じ1日が9回繰り返される『反復落とし穴』に落ちる特異体質を持っている。ある日突然やってくる『反復落とし穴』に落ちると、夜中の12時から次の日の夜中の12時までの24時間を9回繰り返し、最後の9回目が決定版となりその日の出来事となる。

資産家の祖父が新年会で後継者を決めると言い出し、親族や後継者候補達が不穏な空気の中、祖父が何者かによって殺害される。そして、その日たまたま『反復落とし穴』に落ち、久太郎は同じ1日を繰り返すことに。祖父の殺害を阻止しようとあの手この手と奮闘するが…

設定にめちゃめちゃ惹かれ、超期待して読み始めたが、当たり前だけど、基本的には同じ日の繰り返し。あと、文章がかなりポップなのと、ドタバタ感が強めなのは好みが分かれそう。

でも、最後の伏線回収は本当にお見事。全然気がつけなかった。いつもだけど。苦笑

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2025年10月04日

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ネタバレ

お母さんいくらなんでも言い過ぎだよ!って笑ってたら案の定、友理さんブチギレでした。笑いが止まるぐらいブチギレてた。

6周目のケンカが見苦しすぎて笑った。こうしたケンカも噺家さんのような軽やかなテンポで描写されるから、醜い争いをポップに楽しめた気がする。この年代の文章を読むのが多分初めてだったから、逆に新鮮だった。

「なんにせよ最終周にベロベロになれば良いんでしょ、安心して読めるね」って思ってたけど、言われてみれば、爺ちゃんを死なせないために全ての行動を再現しないといけないって考えたらプレッシャーは半端ないよな〜…よく大団円()まで持っていった!すごいぞヒサタロウ!思いも届いたようでよかったね!
知らずに1回死んでたけど!


新装版の文庫だから、あとがきやら解説やら溢れててびっくり。本ってこういう構造なんだ。あとがきを読みながら「いやいやそんな!面白かったですよ!?」と漏れ出た

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2025年09月23日

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コミカルなドタバタミステリー。伏線やオチが分かっちゃったけど読みやすいし、楽しかったので人に勧めたい。

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2025年08月23日

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ネタバレ

老成した主人公がヒステリックな親戚達をどうにかおさめようと、ときに面倒になりながらも奮闘する姿がおかしかった。
親戚たちのわちゃわちゃぶりは滑稽なほど行き過ぎていて、終盤逆に愛らしくも思えてきたから不思議。主人公はそんな親戚たちに一生振り回されるんだろうなと思いつつ、ラブな展開も期待される、楽しい結末だった。

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2025年08月19日

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SFドタバタミステリー。
面白かった。

意図せず同じ1日を9周してしまうというタイムループ(リープ?)能力を持った高校生のお話。
親戚が一堂に会するお正月。大金持ちのお祖父様がなぜか殺されてしまうループに入るのでそれを何とか阻止しようと悪戦苦闘するのが大枠のストーリー。

普段あまりSFを読まないので他作品と比べようも無いが、ループするたびに主人公が懇切丁寧に「前の周では〇〇だったから今回は〇〇してみよう」と説明してくれるので、置いてけぼりになることはない。

自分なりに推理したけど全然違くて、
よく出来てる話だなぁと素直に楽しめた。
ちゃんとメモとかに書いて整理しながら読んだら、鋭い人なら見破れるのかもしれない。

強いて言えば後日談は不要だった気がするが、
他の作品も読んでみたい気持ちになった。

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2025年08月19日

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同じ日を9日繰り返す特殊体質を持った青年が、祖父の死を回避するために奔走するSFミステリ。親族たちが一癖も二癖もあり、資産家の後継者問題の例に漏れずドロドロしつつもコメディ要素も豊富で読みやすい。ロジカルで読みやすい一冊でした。

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2025年08月18日

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1番最初に、電子版で読んでしまって後悔しました。
パラレル物は何度も戻って時系列の確認が出来た方がより楽しめますよね。
電子だとそれが難しい。

最後にすべめの説明をしてくれますが、久太郎と同じテンション感で疑問解決ができてスッキリしました。
終えた後の展開にまた一悶着を期待してしまった

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2025年08月13日

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ネタバレ

今まで読んだことのない
SF×ミステリーの舞台設定で、
新鮮な気持ちでスラスラ読めました。

どちらかというとSF色が強いのかな?
といった所感。
どんでん返しというか、読者を騙そうというロジックが強い作品だなと思いました。
そういうの好きなので楽しかったです。

SFという非現実的な舞台設定なのに
落ちのロジックはちゃんと筋が通っている点、
完成度が高いと思いました。

正直8回も繰り返す必要があったのか?と最初は思いましたが、最後の伏線回収を読んでいて
なるほど、どれも欠けてはいけない場面だったんだなと納得。

読んでる途中、これ主人公が死んだ場合は
ループもストップするのだろうか?と疑問に思っていましたが、最後に答えが分かってよかったです。笑

当て馬みたいな役割の世史夫ですが、
こういうタイプ友だちに欲しいです。

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2025年07月04日

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SFは初めてだったが、論理的で伏線回収も気持ちよく読んでいてスッキリした。一人一人の言動が理にかなっていてとてもすきな作品。

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2025年06月11日

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あまりSFは好みではないが、こういった設定とミステリだったので楽しめた。(家族の絡みがコメディちっくだったのもあったかも)

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2025年05月22日

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ネタバレ

読点が異様に少なく、文体が独特でなかなか読み慣れないなぁと思ってたら、新装版のあとがきで作者さん自身もそうおっしゃっていてちょっと面白かった。
話の内容自体はテンポが良くサクサク進む。周が巡るごとに想像の斜め上を突っ走るコミカルな展開と、常に達観している主人公の姿勢とのギャップが良い味出してる。
い気持ちにならずに読めて、ミステリーが苦手な人にも読みやすい作品だと思う。

友理さんがキュータローのプロポーズを覚えてそうだったから友理さんも反復落とし穴の使い手か?と思ったけど違った。でも大学生と思っていたとはいえ年下男子からのプロポーズを真摯に受け止め、なんならわりと浮かれてるっぽい友理さん、可愛くていい女で好き。キュータロー見る目ある。

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2025年03月22日

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同じ日がループするお話。実際にはあり得ないことだけど、自分ならどう行動するかって妄想しながら楽しく読めました。ラストの伏線回収もスッキリしました。

登場人物らの名前の読み方がとにかく覚えられなくて、何度家系図に戻ったことか!最後までルビ振ってて欲しかったです(笑)ということで★1つ減!!

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2025年03月20日

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SF要素を盛り込んだ異色の殺人ミステリー。
タイムループの体質を持った高校生が、祖父の死という事件(殺人?)に遭遇する。何とか食い止めようとタイムループを繰り返してもがくが、その結末は・・・

何度もタイムループして試行錯誤を繰り返すというドタバタ感ある展開が、好みの分かれるところかと。
エンディングのまとめ方も、私個人の好みとは少し異なりましたが、賛否ありそうです。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイムトリップもの。少しイメージと異なり、設定は「とある1日を繰り返す」というもの。伯父の渕上零治郎が殺されてしまい、犯人が分からないまま1日が過ぎ、また前日に戻る。零治郎の殺人をどうにか止めたい理由は遺産問題にある。零治郎の遺産に関する遺言書が自分に有利ではないため、彼が死んでしまうと困るのだ。そこで、殺人を止めるか、遺言書を書き換えてもらう必要がある。1日が始まると、殺害阻止を画策するが、零治郎はやはり殺される。なぜか殺人者が毎回変わる。読んでいてトリックは分かったものの、納得まではできなかった。③

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2025年08月30日

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タイトル通り、タイムループによって事件を解決していく
見落としていた情報や人間関係が
見事に回収されていくのは快感

でも3回目あたりで飽き始めた
そういえば東京リベンジャーズもすぐに飽きてしまったな、、、
私はループものに抵抗があるかもしれない
打開するためにも、ここで☆5評価のループを探して、もう2、3冊ほど読んでみようかしら

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2025年06月04日

購入済み

気楽に読める!

初めての作家さんです。
題名に惹かれ読みました。
想像ではダークな感じかなと思ったけど、軽いタッチで読みやすかった!
主人公の特殊能力⁇で同じ日を何回も繰り返し、日が繰り返される事に違う行動に出て、お祖父さんをなんとか助けようと奮闘するところは面白かった。
ただ私的にはイヤミスやミステリーが好きなので、少し物足りなかったかな…

#笑える

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2025年05月09日

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初めて読んだ作家さんです。
題名に惹かれて手に取りました。
題名からして重めの話かなと思っていたが、軽いタッチでまた、主人公の特殊能力⁇というのか、突然同じ日を何度も繰り返す現象が起きる。
四苦八苦する主人公の行動がなかなか面白く、とても気楽に読めた!

ただ主人公が高校1年生なのに、随分年上の女性との恋愛だの結婚だのっていうところは、なんか現実味がなくて違和感…
とにかく終始楽しく読めましたー。

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2025年05月08日

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流行りの俳優陣が演じるテレビドラマを観ている感覚。タイムリープコメディ+ミステリ。
少しラノベ感はあるが、結末まで工夫が凝らされて、最後まで楽しい作品。
気楽に読書したい時にちょうどいい。

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2025年05月06日

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主人公の持つ能力から、渕上一族の紹介も非常に丁寧で、読みやすい順序で親切だな、と感じた。後継者争いの末、何回タイムリープしても防げない祖父の殺人。この手の話が好きなので世界線が収束するかのようなどうしようもなさも良かった。かといって真相も特に不満もなく楽しめた。

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2025年04月23日

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ネタバレ

ループもの

反復落とし穴によって同じ日を9回繰り返すことになる主人公が叔父の死を回避する為に奮闘する話

家族間は泥々なのに叔父の死が殺人じゃなかったのにはホッとした

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2025年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
後継者争いのために集まった大庭家と鐘ヶ江家。主人公の久太郎は同じ日をループしてしまう体質。久太郎が目を覚ますと同じ日がループしてしまい、さらに1周目には生きてた祖父が殺されてしまっていた。祖父の死を回避するために久太郎が奔走する話。
人が死ぬミステリーだけど、ポップでコミカルな感じの小説。
久太郎が1周ごとに犯人だと思われる人を拘束するけどそしたら次の犯人が現れる。しかも動機が分からないしなぜかみんな同じような手口。実は他殺だと思っていた事件は突然死だったというオチ。しかも久太郎が想定した日とズレていて久太郎も一度死んでいた。犯人が同じような手口なのもループの性質が関係してたり色んな人の言動や行動がしっかり伏線になっていてすごい。
毎回犯人が変わって困惑したり、みんなで座布団投げ合ったりしててミステリーなのにクスッと笑えるところがあって新鮮だった。
久太郎はちゃんと友理さんと結婚してほしい。
全部知った後にもう一回読むとまた違った面白さがありそう。
結構よかった。

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2025年03月23日

購入済み

私に合わなかった

タイトルとレビューの星で購入読ませて頂きました、作者は頭が良いのか難しい言葉がかなり散りばめられており何回か辞書を引き勉強になりました、作品はパロディチックな感じで複雑な構成になってました、が、
感動する事も無く、ビックリする展開も無く、あっさり終わった感じで残念でした、
長い時間かけて読んだ疲労感を今味わっています。

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2022年10月21日

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