あらすじ
同一人物が連続死! 恐るべき殺人の環。殺されるたび甦り、また殺される祖父を救おうと謎に挑む少年探偵。どうしても殺人が防げない!? 不思議な時間の「反復落し穴」で、甦る度に、また殺されてしまう、渕上零治郎老人――。「落し穴」を唯一人認識できる孫の久太郎少年は、祖父を救うためにあらゆる手を尽くす。孤軍奮闘の末、少年探偵が思いついた解決策とは! 時空の不条理を核にした、本格長編パズラー。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
同じ日を何回も繰り返す体質という設定を活かしたSFミステリー!設定は今となっては(?)よく見るネタのような気がしますがすごくおもしろかったです。違和感が散りばめられていてそれが最後きちんと回収されるのが鮮やかでした。まんまと引っかかりました。
時間を繰り返すのが高校生の男の子というところもうまいなと思います。久太郎は周囲の人から精神年齢は大人とか老人とか言われているけれど、それでもやはり"子ども"であるから推理や行動に拙さや甘さがあってさらにおもしろくなっていました。そして思い込みってすごいですね、一回こうと信じてしまったものは違和感があってもなかなか気づけないんだなあと。
Posted by ブクログ
うわめちゃくちゃおもしろい!
いわゆるタイムリープ物だけど、主人公は探偵でもなんでもないただの高校生。うっかり同じ日を繰り返すゾーンに入り込んでしまって、同じ日を繰り返すはずが1日目とは違う2日目が始まり、なんとか1日目と同じような結果になるように奮闘する。
今まで見えてこなかった人物像や、予想外の種明かしなど面白すぎた。
映画「恋はデジャヴ」から発想を得たとの事、大好きな映画なのでテンポもよくてなるほどでした!
Posted by ブクログ
違和感があった部分が最後に解決し、伏線回収のうまさを感じた。
結局何が起こったのかと言われたら何も起こらなかったのではあるが、これこそ主人公が望んでいた世界なのではないかと感じた。
Posted by ブクログ
キュータローすき!いちばん若くていちばんマトモ
家族みんな跡取り巡って欲望にまみれて滑稽なのが面白い
最後どんでん返しで伏線が気持ちよく回収されていきすっきり
Posted by ブクログ
なんて魅力を伝えようかって、ずっと書いては消してを繰り返してるんだけど…1995年の本とは思えないライトな読み口〜!純粋に好みの文体で良かった。そんな気持ちでグイグイ読み進めるとまずい。ばこーんと頭ぶん殴られます。読んでね。
Posted by ブクログ
7回死ぬのは主人公だと思ってました。
タイムループもの大好きなのでとてもよかったです。
西澤保彦さんは初めて読みましたがとても面白かったです。
他の作品も読みたいです。
匿名
ミステリーを読んだという感じはあまりしないですが、ループものとしてはかなり面白かったです。
遺産相続の話で暴言が飛び交ったりもするけど、不思議とどの人物も憎めないのがいい。
Posted by ブクログ
パズルを解くような、そんな新鮮な気持ちで読めたタイムリープもの。
高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる
「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。
資産家の祖父は新年会で後継者を決めると言い出し、
親族が揉めに揉める中、何者かに殺害されてしまう。
祖父を救うため久太郎はあらゆる手を尽くすが。
反復落とし穴という斬新な設定。
要はランダムで同じ1日を9回繰り返すという。
どの日にその反復落とし穴が発動するかは神のみぞ知る。
何でもありな感じになりがちなタイムリープものの中では
かなりしっかりとした設定を持ち、かつ斬新なもの。
祖父が殺された1月2日を何度も繰り返すが、
あの手この手を使ってもどうしても祖父は殺されてしまう。
同じ1日を繰り返していくうちに
どんどんと明らかになっていく家族の秘密もこれまた面白く、
ラストに向けてはあっという間に読み終えてしまった。
ただ、約束されたどんでん返しもキチンと用意されていたものの
これが少しメタ的な展開だったので、
そこだけある種のチート技を喰らったような感覚にはなってしまった。
とは言え、驚くことは間違いなし。
全体的に構成と内容もそうだが、文体も面白く、
純粋に驚きを楽しみたいという人にはぴったりな作品。
Posted by ブクログ
タイトルとあらすじから最初と最後は祖父は助かって7回は死ぬ運命なんだな、と。どういうトリックがあるのかと思ったらまさかの。古い作品だけどけっこう好きでした。ドロドロの描写がすごい殺人事件と違うのもいい。ちゃんと伏線がある。
Posted by ブクログ
SF本格ミステリー小説。かなり古い作品ではあるが、そのトリックは色あせない。
飲食チェーン店の会長が後継者選びに毎年新年会を開いている。会長は少し痴呆が進んでいる。故に、一堂に会する親戚達に同じ洋服を着せる。ご都合主義だが、この設定は終盤の種明かしで明らかになる。作者も解説で述べているが主人公が同じ一日を繰り返す映画として名作「恋はデジャヴ」から着想をしたとのことだが、私は恋はデジャヴによりこの設定をすんなり認めて読み進めていた。
作中、あまりにも多くの伏線があるがそれを全て回収していると思われるが2周目の読書以降でないと難しそう。
会長が馬券で当てたお金を元に…とのことだが、会長も実は反復落とし穴の持ち主だと想像しながら読んだ。後日談で相続問題が拗れていると語られるが、主人公と友理さんの恋はその輪に入らずに成就出来たらと願いたい。
Posted by ブクログ
ループものは苦手なはずなのに、この作品はめっちゃ楽しめた。
《同じ一日をループする》という特異体質を持つ久太郎は、祖父の死を回避しようと試行錯誤するも何故か失敗に終わる。
どうして回避できないのか。
これが一番の謎なわけですが、解けた瞬間「うっわ、そういう事か!」と。
その後、さらにもう一段階あって、もうめちゃくちゃ面白かった。
コメディ要素もあるし文章も読みやすい。
そして何よりストーリーが面白い。
この方の他作品も読んでみたい。
Posted by ブクログ
1日を何周もする体質を持つ高校生がその中で起きる事件に奮闘する話。シリアスな感じかと思いきや正反対で、淡々と周回する時間経過、久太郎の達観した冷静さと目の前で起きる事件がチグハグさで面白い。なんだかモヤモヤと残る違和感は最後に回収されていく。最初から最後まで楽しく読めた。この先も久太郎の人生は色々ありそうだな。
Posted by ブクログ
ほんためとかで見て期待してたから、正直もうひとつくらいどんでん返しがあるのかと思ってしまった。それより著者のあと書きで、読点が(ほとんど)ないと知った時の方が驚き。
Posted by ブクログ
「反復世界に於ける殺人事件」
主人公はある特定の日を9回繰り返すが、周囲の人は誰ひとりその状況を認識しておらず、主人公だけがこの反復現象に翻弄される。
反復落とし穴にハマった日の2周目、オリジナルの日には起こらなかった殺人事件が起こる。主人公は自分がオリジナルの人は違った行動をとったばかりに殺人事件が起こってしまったと思い、殺人事件を回避すべく3周目以降で様々な策を講じる。しかし、殺人は起こる。
反復現象の中で、少しずつ答えに繋がりそうなヒントが集まるので、続きが気になりテンポ良く読み進めることができた。主人公があの手この手と尽くす繰り返しの日の中で、その他の登場人物の人間模様も面白おかしく描かれており、とてもコミカルな作品。
最後の答え合わせで明かされたフックは、想定とは異なり、「そっちか。」と一本取られた感覚であった。
Posted by ブクログ
高校生の久太郎が、殺害された祖父を救うため、タイムループする中、あらゆる手を尽くすというお話し。
同じ1日を9回繰り返すため、読んでいて飽きてしまわないか不安になりましたが、少しずつ内容が変わり、新たな展開があるため、最後まで飽きずに楽しめました。親族のわちゃわちゃ感がユーモアたっぷりに描かれていながら、しっかりミステリーという構成も素晴らしいです。ラストも思いがけない結末が待っていました。長らく積読にしていたことを後悔。もっと早く読めばよかった!
Posted by ブクログ
面白い。
生まれつき、1日がループする体質に気付くとしたら。
なんで時々ハンバーグが毎日食卓に出てきたのか。
ポテトサラダも付いてくる。
流石に小学生でも気づいてくる。
こんな話から始まるSFミステリー。
時間が繰り返されるタイムループはイロイロあるが、
ただの体質なので仕方がない。
それはさておき祖父はどうやったら生き延びるのか。
何回繰り返しても死んでしまう。
1人リセットされ続ける主人公の苦悩に笑ってしまいながらも、
どんでん返しと驚きの結末。
是非他の作品も読んでみようと思います。
Posted by ブクログ
とても読みやすい作品で一気読み。
タイムリープもので、同じ1日を繰り返しているが、主人公が行動やアプローチを変えることで登場人物の意外な一面が垣間見えたり、一家まとめて大乱闘になったりと、コメディ要素が強いが謎もしっかりあって引き込まれる。
主人公がいいキャラをしており、高校1年生なのに、タイムリープ体質のため、人より長く日数を重ねる影響により実年齢の倍の精神年齢と言うことで、常に丁寧な口調、そして言い回しがじいさんなのが好きだった。
Posted by ブクログ
ミステリー×タイムリープ作品。
遺産相続のやり取りがあり、嫌いになるような登場人物が多く出てるが、主人公のキャラクターでギリ楽しく読むことができた。
最後にはどんでん返し(?)もあるため、好きな終わりかたではあった。
Posted by ブクログ
SF×本格ミステリという新境地。主人公・久太郎が発動回数の決まっているタイムリープの中で祖父が死なずに済む世界線に辿り着けるよう奮闘する。死を覆すための必死の推理小説であるのと同時に、「どうせまたやり直せる」と投げやりになりかけた惰性とそれでも諦めない執念とが鬩ぎ合う人間味溢れるタイムリープ譚だった。タイトルが示唆するおどろおどろしさもなく、むしろコミカル寄りで読みやすい。
Posted by ブクログ
時として同じ一日が八回繰り返される「反復落とし穴」に嵌まってしまう久太郎。新年会で親戚が集まった直後にそれは起こった。そしてオリジナル周では発生しなかったはずの祖父の死に久太郎は混乱する。祖父の死を招いたのは二周目の自分の行動だったのか、そして祖父を救うためにはどうすればいいのか。試行錯誤する彼を嘲笑うかのように、祖父の死は微妙に形を変えて繰り返す。トリッキーなSFミステリです。
タイムリープものミステリって現在ではけっこう多く存在しますが、これが嚆矢と言ってしまってもいいのかな。オリジナルに問題がなければまったく同じように行動すればいいはずなのだけれど、それが案外と難しかったり。予想もしないドミノ倒しのように事態が混迷し、もはや悲劇ではなく喜劇のようになってしまったりもします。久太郎の立場からすれば深刻なのだけれど、どうにもユーモラスな読み口でした。
ミステリとしては、もうこういう系統にある程度慣れているので、面白いけどまあこんなものか……と思っていたら。ループを抜けたその先に明かされた真実に愕然。どういうこと? と思考停止してしまいました。うっわー、やられた! さすがだ。あのわけのわかんない掟にそういう意味があったのか。
Posted by ブクログ
タイムリープ × ミステリ
主人公の久太郎は、1日を9回繰り返す「反復落とし穴」と言う特殊能力(体質)の持ち主。その1日は選べずランダムに訪れる。この能力を誰かのために役立てたいと思っていたところ、祖父の死がちょうど反復落とし穴に引っかかる。主人公はどうにか祖父の死を回避しようとするが、、、
親が親なら子も子、この祖父にしてこの孫あり。と言うような、個性的で人間味あふれる登場人物たち。
自分ならもう少し上手にタイムリープを使うなーと思っていたが、そんなことよりトリックに上手に引っかけられた。
Posted by ブクログ
途中まで、設定の面白さや主人公の思考の落ち着き様が面白くてスラスラ読めました。
が、最終週のハッピーエンドは無理やりな感じがしました。例えば、両家の父親を失職させた祖父が、あんな簡単に後継問題を丸く収めるのか?とか。
また、終盤のからくり説明の部分も長めというか、かなり丁寧に説明しているなという感じ。
途中までが面白かっただけに、なんとなく最後には少し物足りなさを感じました。
Posted by ブクログ
同じ日を反復する性質を持つ主人公とその家族をめぐる殺人事件を解決するミステリー。
キャラクターが個性豊かで、コメディ要素
が意外と多くて面白かった。
苦手な現実離れした設定のものにしてはかなり面白かったけど、オチがなんだかなぁと言う感じだった。
オチを話す友理に対して、違和感がかなりあった。
ミステリーもっといろんな人の読みたいと思った!
Posted by ブクログ
主人公久太郎の言葉遣いやワードが癖になり、よりタイムリープの世界観に入り込めた。
オチも驚いた。伏線も違和感なく、うまいことできてるなあと感じた。
Posted by ブクログ
図らずも年始に正月の物語を読んでいた。
特殊設定のミステリーだが、その設定にも違和感なく、昔の小説なのに新しい体験ができた。随所の違和感や伏線の回収も気持ちいい。
ただ、登場人物の倫理観や結婚観がおかしなもののように感じたのは時代によるものでもない気がする。キャラクターや台詞回しなど全体的にクセが強い。言動を理解できない人物が多いと感じた。
Posted by ブクログ
はからずも、正月に正月が舞台のミステリを読むとは。
これがループもの…ただもうその設定だけでも面白かった上に、どんでん返しもあったり、非常に面白かった。
キューちゃん好きやわ。
Posted by ブクログ
タイムリープ系でおすすめに出てきたので購入。
正月の親族の集まりから始まる。父との生活に嫌気がさした長女と三女は家を出ることに。残された父と次女は2人で心中を図ろうとするも最後に買った馬券が的中。そこからレストラン経営で莫大な富を築く。長女と三女は互いの家族を跡取りにしてもらうため新年の挨拶に顔を出すようになる。そこでは特殊な決まりがあり…。
主人公のキュータロウは特殊な体質で突如同じ日を決まった日数繰り返すことがある。今回は親族の集まりで発現し、祖父の死をなんとか避けようと奮闘する。イレギュラーな事態を繰り返し、その都度手法を変えて避けようとするが因果律は祖父の死へと近づいていく。
30年近く前の作品なので読みづらさというか台詞回しが物語の人物の台詞らしさがあり少々抵抗感あり。
しかし、最後の種明かしというか友理さんの考えで散らばっていたピースがつながるところはスッキリさせられた。
Posted by ブクログ
反復落とし穴(SF)×殺人事件(ミステリ)で頭こんがらがるかと思ったけど、ストーリーのテンポ感がいいからなんとかついていけた!
表紙のイメージから古典的な作品かと思ってたから、想像以上にポップでびっくり。
ただ設定上仕方ないけど、同じ日を何度も繰り返すから途中どうしても中弛みはする。
それでも帯に書いてある通り真相にはびっくり!
細かい描写に目を配っていればもしかしたら気づけるかも。
(私が伏線だと思ってた箇所は何も関係なかったらしい。)
Posted by ブクログ
反復落とし穴というその日をもう一回やり直せる主人公
その主人公がやり直せるのは八回、でもタイトルは七回
そこに肝があると思い読み進めた
当然八回やり直しがあるので話が退屈になりがちだが、テンポよく結構読みやすかった
最後の方にごちゃごちゃしてちょっと読みにくかった
気楽に読める!
初めての作家さんです。
題名に惹かれ読みました。
想像ではダークな感じかなと思ったけど、軽いタッチで読みやすかった!
主人公の特殊能力⁇で同じ日を何回も繰り返し、日が繰り返される事に違う行動に出て、お祖父さんをなんとか助けようと奮闘するところは面白かった。
ただ私的にはイヤミスやミステリーが好きなので、少し物足りなかったかな…
私に合わなかった
タイトルとレビューの星で購入読ませて頂きました、作者は頭が良いのか難しい言葉がかなり散りばめられており何回か辞書を引き勉強になりました、作品はパロディチックな感じで複雑な構成になってました、が、
感動する事も無く、ビックリする展開も無く、あっさり終わった感じで残念でした、
長い時間かけて読んだ疲労感を今味わっています。