あらすじ
この本は、トットちゃんが小学校1年生で学校を退学になるところから始まる、黒柳徹子さんの自伝的物語です。黒柳さん自身が退学の事実を知ったのは、成人してからだそうです。何も知らなかったトットちゃんは、どんなことを考えて、どんなことを感じて、毎日を思いっきり暮らしていたか、同じ年齢の子どもたちにぜひ読んでほしくて、低学年向け絵本に再編集しました。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
小さい頃に読んだ懐かしい本。色彩豊かに描かれているいわさきちひろさんの絵のトリコになって、それからいわさきちひろ美術館に行ったことを思い出した。そして黒柳徹子さんの「みんな、いっしょだよ。」という言葉には何度も胸を打たれた。
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刊行時に読んだっきりだったし、数十年ぶりに読んでワクワクしました。なんていうか、他者との垣根が無い関係性がうらやましい。
トットちゃん大好き。校長先生大好き。
Posted by ブクログ
DAIGOさんが「好きな本」として挙げていたのをきっかけに、読んでみました。
途中まで実話とは知らず、興味深く読みました。
小林先生の、「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」という言葉がとても印象的です。私の祖父が、かつてこんな風な言葉をかけてくれて、叱らずに面倒を見てくれていたことを思い出しました。
自分が大人になってみて、そんな風に子供を信じて育てるのがどれほど大変なことか、ようやく少しわかってきた気がします。
トモエは、障害をもつ方とのダイバーシティーも進んでいて、「世の中こうあったらいいな」という姿が体現されていたのも素晴らしいです。
Posted by ブクログ
黒柳徹子さんの幼少期のお話なのかな。
幼少期の溢れ出す好奇心に、そうそう、こんなかんじだったなぁと自分の子供時代を重ねて読んだ。
体に障害がある人もない人も、みんないっしょだよ、みんなでやろう。きみは、本当はいいこだよ。個性を尊重する校長先生の教育方針が素敵だと思った。
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感激して何度も泣いた。校長先生と初めて会った所は何度でも泣ける。子供を産む前に読めてよかった。子供の個性を大切にして幸せにしてあげたい。
子供が読む本じゃなくて、大人が読む本だと思う。私が小学生のときに読んでも、「なんで私の学校には、電車の教室がないんだろう?いいなぁ」と思っただけだと思う。これから子供を持つ人、教育に関わる人、大人が読む本だと思う。
Posted by ブクログ
トットちゃんの本は,持っているんだけど,大きな絵本版を見つけて買っちゃいました。
いわさきちひろの絵が大きく載っていること,文章が短くなっていて,子どもに読み聞かせしやすいことなどを考えてのことです。
この絵本は,とても丁寧に作られています。なにせ,ちひろの絵が大きく載っているページには,ページ数が打ってないんです。これって,すごい配慮です。
原作もそうですが,このちひろの絵は,「トットちゃん」の出版に合わせて書かれたものではありません。原作が書かれた頃は,すでにちひろは亡くなっていました。作者の黒柳さんの強い希望で,息子の猛さんが,文章に合う絵を選んでくださって,本ができあがったそうです。
この絵本版を見ると,いわさきちひろの絵の力が,ぐいぐいと伝わってくるようです。
いい本ですよ。
原作をもっている方も,是非,手にとって頂きたいと思います。
Posted by ブクログ
大人になって改めて読むと、子供目線とはまた違ったトモエ学園の素晴らしさに気づき、温かい気持ちになる。
このように子供と接することのできる大人がどれくらいいるだろうか。
子供のころ読んだ時は、物語のように感じていたけれど、改めてこれが実在する小学校の話だったと認識すると、すごい教育者の方々がいたんだなと感じる。
Posted by ブクログ
トットちゃんを昔読んだ気はするけれど、続編も出たので改めて再読。
子どもを1人の人間として扱う、という氷表現は、本当に人間として扱うことになるのか私には分からなかったが、それでも子供時代にそう感じることがあったのであればそうなのだろうと思う。
子供の頃の自分がどう考えていたかを今思い出すことは出来ないけれど。