春立つ風

春立つ風

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

油屋『出羽屋』の離れで放蕩息子一郎太が喉を突き、自ら命を絶ったという。主、忠左衛門と後添えのお栄に話を訊く同心木暮信次郎はいつになく執拗だ。彼が拘るということは、ただの自死ではないのか――。研ぎ澄まされた刃を封印し、揺るぎない商いの未来に情熱をそそぐ遠野屋清之介、岡っ引が天職の伊佐治、そして、清之介を獲物ととらえ、歪な眼差しで人を見る信次郎。男たちの感情が静かに熱くうねり合う、弥勒シリーズ最新刊!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    春立つ風
  • タイトルID
    :
    1819207
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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春立つ風 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大好きなシリーズ。
    今回もたっぷり楽しませてもらいました。
    清之介は、人柄も商売も何もかもが完ぺきすぎる。信次郎が 、その完ぺきな姿を追い詰めていく姿がたまらない。
    この先、なんか起きそうな感じ。
    早く読みたいです。

    0
    2026年01月27日

    Posted by ブクログ

    弥勒シリーズ13巻目。2006年のスタートから20年ほどにもなる。同心小暮信次郎と武家上がりの商人遠野屋清之介の切り結びを太い芯にして様々な事件が解き明かされていく。
    あさのあつこという岡山の宝の一人である女性作家が、火花の散るような時代ものを手がけ、ここまで長きにわたって書き続けたことを喜ぶ。
    本作もすごい出来だ。特に、巻末ちかくの二人のやりとりには手に汗を握った。

    0
    2025年10月16日

    Posted by ブクログ

    「弥勒」シリーズ13冊目。最新作。
    今回も最後まで惹きつけられた。
    一気読みでした。

    主人公二人の人物描写が ありきたりでない。
    尋常じゃない。相反する善と悪?
    それとも真のところは似ている?

    その周りを取り囲む人たちも魅力的に描かれている。ある意味ホッとするような。

    もう次回を楽しみに待っている。

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    信次郎と清之介が相まみえることなく終える、今回はそれも一興かなと思っていたけど、そうはいかず。すべてを見透す信次郎が清野屋の行く先の光景をどう捉えているのか、それを知りたいと清之介は言う。いや、その本心は清野屋でなく己の果てを問いたいのだろう。商人として残りの生をまっとうすると誓うあの清之介でさえ、やはり揺らぎはあるのか。拭えぬ不安があるのか。万人に信頼されようとも、信次郎には自分にさえ知れぬ真実が見えている。今回の事件でも、ちらと似合わぬ躊躇いを見せつつも怜悧に解く。清之介を闇から守れるのがヤツなのか。

    0
    2025年06月27日

    Posted by ブクログ

    シリーズ最初から読み続けている。
    遠野屋の商売の裾野が広がり、一見順風満帆のようだが、主自身が無理やり納得しようとしているのもわかる。
    その迷いをもて遊ぶ同心、必ず遠野屋を事件に巻き込んでいく。
    この小説は、ドラマの時代劇として見たかった。

    1
    2025年04月19日

    Posted by ブクログ

    出羽屋の一人息子の死の真相を暴く信次郎。そして、八代屋の番頭を嗾けて、清之助に商いを持ちかけさせる。

    このシリーズは、やっぱりおもしろい。

    0
    2026年08月30日

    Posted by ブクログ

    やっと辿り着いた最新作。

    前作不穏な雰囲気のラストだったが、やはりそこをひきずったままのオープニング。
    しかし今作は事件そのものは遠野屋は関わりはない。
    しかし信次郎が仕掛けた楔のような言葉(罠?)に掻き回される。

    今回のテーマは『思い込み』といったところか。
    自死だという思い込み、顔に傷があるのは可哀想という思い込み、子供は弱いものという思い込み‥
    それらを取っ払った末に事件は密室の謎を解き、商いの方は少しづつ現代の商売に通じるものになりつつある。

    それにしても信次郎と遠野屋、どうなるのか。
    遠野屋は過去を忘れて、というよりそれを礎として商人として生きようとし、信次郎はその生き様がまるで仮面でもかぶっているように見えるのだろう。それを引き剥がしたくてたまらない。

    この2人はある意味お互いなくてはならない存在。
    伊佐次がいないと、という条件付きだが。

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    アニメや漫画に推しは沢山いるけど、小説界の推しメンは信次郎一択です!!!

    ただこの推しメン、たくさん出過ぎると良くないのです。七味が多すぎると味がわからなくなるのと同じです。推しメンはピリリと場を引き締める、もしくは凍らせるので、ですぎないのが良いのです。推しだからこそ出番は肝要な時にだけ。

    今回はその塩梅が宜しゅうございました

    あと、最後の最後に遠野屋との久しぶりのヒリつくやりとりが、もう、堪らんです。
    殺意むき出しの男の頬を撫でるなんて信次郎にしかできません。そんな信次郎の心を揺り動かせるのはこの男だけなので、遠野屋には足を向けて寝ることができません。合掌。

    ということでストーリーの感想ゼロ笑

    2026.2.1
    22

    0
    2026年02月01日

    Posted by ブクログ

    弥勒シリーズ13弾。2006年から追いかけ続けてはや20年。信次郎さんの何を考えているのかわからない深い洞察力と、商人魂がどこまで本気なのか煙に巻く清之介さん、本作も健在で、個人的には伊左治さんの右往左往っぷりがとても好きだったりする。
    謎解きは何ともやりきれなさが残る内容だったが、ラストのふたりの対峙はすごかったなぁ。

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    弥勒シリーズ第十三弾。

    油屋〈出羽屋〉の離れで跡取り息子・一郎太が喉を突いて死んでいるのが発見されます。
    その離れの一室は全ての戸が閉じた状態で、書置きも見つかったことから自死としか見えない状況。
    ただ、信次郎の見立ては異なるようで・・。
    一方、商い仲間たちと新たなビジョンを描いていた〈遠野屋〉清之介の元に、因縁ある大店〈八代屋〉の番頭から取引の依頼が入りますが・・。

    〈出羽屋〉の事件の方は所謂“密室”系ということで、毎度ながら信次郎のずば抜けた推理力が冴えわたります。
    私もある程度の予測はついたのですが、“真の黒幕”までは思い及ばなかったですね・・性格には難アリですが、さすが信次郎。

    そして、清之介の方は“今後一切関わりを持たない”と約束したはずの〈八代屋〉からのリスキーな注文を、逆にビジネスチャンスに変えていくという、商人としての逞しさとしたたかさを着実に身に着けている印象です。
    (これまでの信次郎とのやり取りで、相当鍛えられているからとも・・?)

    ところで、今回は“彌勒シリーズ名物(?)”、信次郎と清之介の緊張感あふれる直接の絡みがないな・・と思って読んでいたら、ラストできましたね~・・ヒリッッヒリの対峙が!

    本当、信次郎ってば清之介の事を「おれの獲物だ」とまで言っちゃって、どんだけ執着してんの?って感じですよね。
    もしかして、信次郎の望みは“清之介に斬られて死ぬ”事なのでは・・と、ふと思った私です。

    ということで、これからも信次郎と清之介(あ、伊佐治親分も)から目が離せませんね~。

    0
    2025年09月14日

春立つ風 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    春立つ風
  • タイトルID
    :
    1819207
  • 電子版発売日
    :
    2025年03月19日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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