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Posted by ブクログ
やっと辿り着いた最新作。
前作不穏な雰囲気のラストだったが、やはりそこをひきずったままのオープニング。
しかし今作は事件そのものは遠野屋は関わりはない。
しかし信次郎が仕掛けた楔のような言葉(罠?)に掻き回される。
今回のテーマは『思い込み』といったところか。
自死だという思い込み、顔に傷があるのは可哀想という思い込み、子供は弱いものという思い込み‥
それらを取っ払った末に事件は密室の謎を解き、商いの方は少しづつ現代の商売に通じるものになりつつある。
それにしても信次郎と遠野屋、どうなるのか。
遠野屋は過去を忘れて、というよりそれを礎として商人として生きようとし、信次郎はその生き様がまるで仮面でもかぶっているように見えるのだろう。それを引き剥がしたくてたまらない。
この2人はある意味お互いなくてはならない存在。
伊佐次がいないと、という条件付きだが。
Posted by ブクログ
アニメや漫画に推しは沢山いるけど、小説界の推しメンは信次郎一択です!!!
ただこの推しメン、たくさん出過ぎると良くないのです。七味が多すぎると味がわからなくなるのと同じです。推しメンはピリリと場を引き締める、もしくは凍らせるので、ですぎないのが良いのです。推しだからこそ出番は肝要な時にだけ。
今回はその塩梅が宜しゅうございました
あと、最後の最後に遠野屋との久しぶりのヒリつくやりとりが、もう、堪らんです。
殺意むき出しの男の頬を撫でるなんて信次郎にしかできません。そんな信次郎の心を揺り動かせるのはこの男だけなので、遠野屋には足を向けて寝ることができません。合掌。
ということでストーリーの感想ゼロ笑
2026.2.1
22
Posted by ブクログ
弥勒シリーズ第十三弾。
油屋〈出羽屋〉の離れで跡取り息子・一郎太が喉を突いて死んでいるのが発見されます。
その離れの一室は全ての戸が閉じた状態で、書置きも見つかったことから自死としか見えない状況。
ただ、信次郎の見立ては異なるようで・・。
一方、商い仲間たちと新たなビジョンを描いていた〈遠野屋〉清之介の元に、因縁ある大店〈八代屋〉の番頭から取引の依頼が入りますが・・。
〈出羽屋〉の事件の方は所謂“密室”系ということで、毎度ながら信次郎のずば抜けた推理力が冴えわたります。
私もある程度の予測はついたのですが、“真の黒幕”までは思い及ばなかったですね・・性格には難アリですが、さすが信次郎。
そして、清之介の方は“今後一切関わりを持たない”と約束したはずの〈八代屋〉からのリスキーな注文を、逆にビジネスチャンスに変えていくという、商人としての逞しさとしたたかさを着実に身に着けている印象です。
(これまでの信次郎とのやり取りで、相当鍛えられているからとも・・?)
ところで、今回は“彌勒シリーズ名物(?)”、信次郎と清之介の緊張感あふれる直接の絡みがないな・・と思って読んでいたら、ラストできましたね~・・ヒリッッヒリの対峙が!
本当、信次郎ってば清之介の事を「おれの獲物だ」とまで言っちゃって、どんだけ執着してんの?って感じですよね。
もしかして、信次郎の望みは“清之介に斬られて死ぬ”事なのでは・・と、ふと思った私です。
ということで、これからも信次郎と清之介(あ、伊佐治親分も)から目が離せませんね~。
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