小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んだことのある本の中でもかなり好きな本!
黒髪の乙女と近づくために奮闘する男子大学生の、持ってんだか持ってないんだかわからない絶妙な運命がおもろかった。
自由気ままな黒髪の乙女は可愛くて、学園祭の話が特にお気に入りかなあ。いろんな持ち物を持ってる姿やりんご飴を舐める姿を想像したらおもろかわいかった。
ファンタジーなんだけどリアルで身近にも思える不思議な感じで、読む前と後では京都の街が全く違うように見えるくらい魅力的に描かれていて、登場人物もみんなそれぞれ魅力的。
日常のパートではクスっと笑えるところもありながら、リアルだからこそ地味〜に刺さるような沁みるような核心的な(?)ところもあり、 -
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あたたかくて穏やかな時間が流れる本
後書きに「本書が誰かの良い友人になることを願っています」と書かれていたけれど、私にとって間違いなく良い友人になった。
18歳で8歳の妹を連れて家を出ることにした姉
姉はお蕎麦屋さんが出す「鳥の世話少々」という求人を頼りに水車小屋のあるお蕎麦屋さんのある土地に移り暮らすことに。
水車小屋ではヨウムのネネが水車の番をしていて姉妹はネネの世話をしながら暮らすことに。
移り住んだ年、10年後、またその10年後と40年の時の流れを描いた本。
引越したてで生活を整えるところから、地域に根付いた生活に変わっていく。
変わらないなと思うこともあれば少しずつ緩やかに変わっ -
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最も嫌いなタイプの主人公。自己中心的で仕事に託けて周囲の人を全く考えない。その仕事も政治家に次ぐ最低最悪。野次馬根性丸出しで人の嫌がることに口を挟み、興味本位の文章を並べて得意げに騒ぎ立てるだけのもの。社会への問題提起や知られていない悪事の暴露ならまだしも、後追いの3面記事などただのゴミです。それがジャーナリズムとか笑わせます。という設定なのにさすが岩井さん、すっかり話に引き込まれてしまいました。主人公の安田さん、そこまで自分を悪者にしないで、色々考えている真っ当な社会人だと思いますから、ご自分のお子さんにも逃げずにちゃんと向き合ってください。
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初めてのカミュどころか初めての哲学書?だった。
難しい。様々な哲学者や名作を引用しながら不条理について、自殺についての文章が羅列してあった。何を言ってるか咀嚼しきれなかった箇所も多々あったが著者が記したいサビの部分はすっと入ってくる。
反抗、自由、熱情。この世界の不条理を受け入れ、それでいてなお意識を動かし反抗し続ける、自殺を拒否する。
個人的には、これほどまでに力強く、反抗の意思を示した著者の最期は交通事故だというあっけなさに強く関心をひかれるし、カミュの生い立ち、思想の元というところも知りたくなった。
小説として書かれている異邦人も手元にあるため、読む。 -
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「風と共に…」がまだ読み切れていないが、こちらも、引き続き面白い。
トイレの悲哀と甘い物好き。トイレの方は人ごとで大変そうだなあで終われるが、甘党は自分に重なる部分もあり、わかるわかるの連続である。文庫ではクリスマスケーキのご予定の続編がついてくる。私もシャンティフレーズの四角はなんかわからないけどつまらないなあ、と思っていたところ、四角いショートケーキへの思いを言語化してくれる甘党の神あらわるという感じだった。そうか生クリームの足りなさだったのか…
今回はエッセーを読みながらオールナイトニッポンの過去回と、現在進行形のポッドキャスト番組も同時に聴いており、更にちょうど「神保町で会いましょ -
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ネタバレ雪穂の心境は、母親に対する失望、世の男性に対する失望、貧しいだけでなぜ自分がこんな目に遭わなければならないのかという世の中の理不尽さに対する苛立ち、こうした負の感情が常に渦巻いている。
亮司の父親らにされたことが原因で、自分を好きになることができなくなってしまったから、自分を取り繕って強く大きくさせているだけ。雪穂は誰よりも他人の評価、世間体を気にしてしまう孤独な人間に、周りの大人によって変えられてしまった被害者である。
そして、亮司もまた周りの大人によって感情を素直に表現すること、倫理観をねじ伏せられてしまった被害者なのだ。彼は本来ならば義理堅い優しい人物なのだろうと想像できる。
雪穂