小説・文芸の高評価レビュー
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出会って僅か4か月。儒学者で経世家の海保青陵の死は、
16歳の末弟子・堺屋弥兵衛に、大いなる悲しみを与えた。
そして師の訃を伝えるために兄弟子の暁鐘成と共に
師の足跡を辿る旅に出る。
・序
第一章 賢弟 第二章 うそ八
第三章 大地球頭第一花
第四章 鰻の蒲焼 第五章 末弟子
・終
主要参考文献、論文一覧有り。
「死んだら火葬し骨を粉にして空に撒いて欲しい」
師の訃と望みを伝える相手には、青陵への想いが胸に在る。
江戸で会うのは、尾張徳川家に仕える青陵の弟・瑞陽。
彼が抱えるのは、共に過ごした兄への羨望と憤り、そして思慕。
絵師・司馬江漢。難儀な人「うそ八」の、
「辞世ノ語」に至る、青陵と -
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ワシントン·ポーシリーズ5作目
ようやく読めた!
安定の読みやすさ、
ただ、登場人物は相変わらず多めだけど
登場人物表が付いていて 助かります。
栞にも使えるし、あっちこっちページをめくる事もなく読めて これは本当にありがたい✨
上巻冒頭、西表島から始まり 恐ろしいものが見つかったようで…何やら事件のにおい
パッと場面が変わりイギリスのグラスゴー
農薬を買う男
そして、またまたパッと場面変わり番組収録スタジオ。で、収録中に毒殺事件発生。
リズム良く展開して惹き込まれていきます。
父親殺しの容疑者となった
エステル·ドイルのために奔走する
ワシントン·ポー の姿がとてもかっこいい
2本 -
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おでかけ料理人の佐菜は、居酒屋満々屋の主人に呼ばれ、主人の母親のご飯を作ってやって様子をついでに見て欲しいと言われる。母親の様子を告げに満々屋主人を訪れるも、どうやらちゃんと話を聞いていない。そういう親子もいるんだなと思う。
白粉や紅の店、白蘭屋のおかみがやってきた。お店のみんなで軍鶏鍋をやりたいらしい。しかし軍鶏をシメられるのだろうか?軍鶏は結局さばいてもらった。白蘭屋のおかみは尾張出身という情報を得て、尾張の豆味噌で割下をつくる。
大工の甚五郎が鯵を釣りに行ったのに、鯖ばかりかかるので、お裾分けに持ってきた。謡の先生はそれで思い出したのか、船場汁を佐菜に依頼してきた。しめ鯖と南蛮漬けも -
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美しさを欲すること
いや、美は欲望から始まる
欲することから美は生まれる
求めること
美への渇望
美を内在したい
美を自分の身体の一部にしたい
願わくば、その美を蹂躙したい
そう思って、そう思ってしまったことに気付いて
震える
美について、いろんな触れ方があることに
稲妻のような衝撃を受けた。
いつだって実体より幻想の方が美しい。
そう思うことは悲しいことなのかな。
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生と死を隔てる境界を越えずに生きられているのは
とても奇跡なことで、例えばボタンのかけ違えみたいに容易く、アッと思う間に、あちら側へいってしまうかもしれなくて。
足を踏み外した奈落の底で、その時わたしは誰の名を呼ぶのだ -
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エスキモーとなって、北極圏の狩猟で生活し家族を養いっていくことがどんなに大変なことだったか、想像されると同時に
どうせ5、60年の人生だからと覚悟を決めやりたいことをやって自由に生きる思い切りとエスキモーの生活をやりぬいたことに感服しました。
2009年出版の「地球最北に生きる日本人、イヌイット大島育雄との旅」として朝日新聞記者に現地取材を受けたその後の大島さんがご家族とともにたくさんの写真付きで紹介されておりイメージが鮮明になり良かった。
こんな生き方の人が居ると知れば、ネットのあふれる情報を浴びて、新しい情報に追われている自分がなんだかなあ、と思ってしまいます。 -
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読み始めは、なんて子供じみた話なんだろうと思っていました。
ところが灰色の男たちがモモの仲間達の時間を奪い始めてから、ページをめくる手が止まらなくなりました。灰色の男に時間を貯蓄しないかと誘われて、生活がガラリと変わっていく。余裕のないいつもイライラした生活は、まるで自分のようで読んでいてとても辛くなりました。
「時々目をあげてみるんだが、いつ見ても残りの道路はちっとも減っていない。だからもっとすごい勢いで働きまくる。心配でたまらないんだ。そしてしまいには息が切れて動けなくなってしまう。道路はまだ残っているのにな。こういうやり方はいかんのだ。」
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わ -
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最初はとにかく軽くて。合わないかもなーなんて思ってたんだけど
多様性をテーマに、どんどん温度が増していくような
ルーツ、生い立ち、養子縁組、セクシュアリティ
高校、ママ友関係、そしてコメディ映画を題材に
平たく言うとみんな色々あるよねーってことが
描かれていた
構成もわかりやすく、重たいテーマだけどねっとりしてなくて、でもさっぱりもしていなくて
ちゃんとそれぞれの登場人物の感情の揺れや居心地の悪さが伝わってきた
痺れたのは
他人の家で出された、自分の家のそれとは違うふわふわタオルや子ども思いの母親
あと
差別した側の方を気遣って言えないでいた自分のルーツの描写
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