あらすじ
お嬢さんたちの若い命が、新世界を担うのです。
どうぞ、健やかに過ごしてくださいね……。
喧嘩別れした親友が高校を退学した。
突然、山に施設を作った新興宗教・NI求会に入会したのだ。
親友を取り戻そうとする凜音。
東京から《特別》になるために来た初花。
大人が《楽園》と定めた場所に閉じ込められた子供たちは、
その聖地で、禍々しいものと対峙する。
町田そのこの新境地。
女子高生たちの、青春×スリラー開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
町田そのこさんの今までの作品とは
印象がだいぶ変わっていて新鮮でよかった
確かにホラー要素はあるものの
節々に町田そのこさんらしい言葉の深みを感じ
友情に心打たれました
私はとても好きです。みんな幸せであれ
Posted by ブクログ
読みやすく面白かった。
ホラーというジャンルでありつつも、友情模様が丁寧に描かれていた。
ゾッとするようなシーンもあれば、切ないようなシーンもあり、どこか温かい印象のお話。
Posted by ブクログ
ホラーだった!
町田そのこの本は今まで何冊か読んだけど、まさかのホラーで少しびっくりした。
ホラーだけど、毒親あり、不吉な宗教だったりと、ホラーだけでない要素も入ってて面白かった!
Posted by ブクログ
面白かった。まさかの怨霊もの。
作中に何度も出てきた文献が、参考文献に伊坂幸太郎の 「楽園の楽園」と書いてあってそちらも読んでみたい。
Posted by ブクログ
町田そのこさんと伊坂幸太郎さんの作品が繋がり、しかも町田そのこさんのホラー小説だなんて、読む前からワクワクが止まりませんでした。
読み進めるにつれて、どんどん怖さが増していき、この恐怖から抜け出せるのだろうかという閉塞感に包まれ、先が気になって仕方ありませんでした。
二つの小説が繋がることで新しい世界が広がっていく、とても素敵な体験ができました。
とても怖かったです。
作者買いです。登場人物が10代の少女であることやストーリーからティーン向けの小説のような雰囲気があります。ホラー要素のある青春小説でしょうか。少女たちが新興宗教施設に囚われた友人を救うために奮闘する物語です。
伊坂幸太郎の楽園の楽園は読んでいないのですが、それに影響を受けて書かれたと思われる本作のようなので、ぜひ読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
町田さん、こういうのも書くんだ?!とびっくり。
人ならざるモノが出てくるホラーではあるけど、読後は爽やか。スッキリ。
どちらかというと、女子高生たちの友情・青春系?
人ならざるモノの友情もあり、それと主人公たちが重なり、
何だか解決してよかったね…という気持ちになった。
描写はややグロだけど、先が気になりすぎて一気読み!
面白かった!
Posted by ブクログ
途中までおどろおどろしいサスペンス?ミステリー風味だけど、けど読後感はすっきり。
文字量も多くなかったし読みやすかったな。
地域の伝承がモチーフのホラー好きだから面白かった。
Posted by ブクログ
ホラーみのあるシスターフッド小説。今も昔も、女の子たちは連帯してきた。それを誤解し、「女同士の友情はドロドロしている」というステレオタイプにとらわれていると、目を奪われ、本質が見えなくなってしまう。
Posted by ブクログ
町田そのこさんって、こんなホラーも書くんだ…。ホラーの部分はちょっと怖かったけど、ベースは女子高生の友情の物語。怪しい部分、不信なところなど何を説明しても受け入れず、親が新興宗教にハマる怖さと、言葉巧みに勧誘する団体の怖さがあった。
人ならざる力を持ってしまった律と絢音姫も大人に翻弄され、時がたっても私利私欲にまみれた人間に利用され、悲しいかな、何人もの命を奪ってしまう…。
祀りごと、祠、霊など、信じている、というよりは、昔からの言い伝えや祭事ごとは目に見えなくても、ないとは言えないよなーと思う。
最後は町田さんらしく、希望の持てる終わり方。美央と凛音と初花、三人で笑顔で会える未来があるといいなー。
それと、「テンダネス」が出てきたときは、思わず「お~!!!」と叫んでしまった(笑)
Posted by ブクログ
スピババアが死んだ、という冒頭がSNSで話題になっていたのでその知識だけで読んだ。
カルト宗教モノかと思いながら読み進めていたらとても良いジュブナイルだった。スピというよりはホラー。ラスト、失ったとしても「そこにあった」ことだけは残っているというものの描写がとてもよかった。
Posted by ブクログ
ホラーが苦手な私でも、少しゾッとするくらいのちょうど良い怖さで、一気読みしました。
凛音、美央、初花の友情が尊すぎて、うるっとくる。
怪しい宗教の生贄になりそうな美央を助けるために、自分の危険を顧みずに行動する凛音と初花。
ラストシーンで3人が互いに手を取り合う姿は、感動的。
まだ未成年である彼女たちを見守り、サポートする大人たち(凛音の父やビビ)もかっこよかった!
焦らず、冷静に作戦を立て、かつ子どもたちの無茶な願いにも応えてあげられる。
子どもたちにできる範囲のことは、ポンと任せる勇気がある。
こんな大人になりたい。
Posted by ブクログ
町田そのこさんの本は本当に大好き。読みやすいしすぐにのめり込んでしまう。この本も隙間時間で2日ほどで読んでしまった。彼女たちの友情が純粋で眩しくて、美しくて泣いてしまった。ハラハラしたがらも読み応えがありました。
Posted by ブクログ
宗教ものにホラーが混じった面白い小説でスルスルと読めたけれど、結局犠牲になった4人の被害者が可哀想。最後絢音と律や主人公たちの友情でハッピーエンドではあるけれど、ただただ犠牲になった人たちが報われないなと。伊坂幸太郎さんの楽園の楽園、を読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
こういう怪異譚みたいなものも書くのだということを感じ、それが面白かった。
冷静に考えたら、私は町田そのこの作品をこれを含め4冊しか読んでいないのだ。でもしょっちゅう本を目にするので勝手にもっと読んでた気になっていた。
ホラーや怨念とか呪術要素と、瑞々しい主人公たちの真っ直ぐな気持ちや行動がアンバランスな気もするし、そういう存在こそが呪いを打ち消す光なんだろうなと思った。
登場人物のキャラクター性であったり、とんとん拍子に捜査が進むところなどがエンタメ的でアニメや映画と相性良さそうだなと思う。
表現方法は違えど現代においてアニメも小説も同じジャンルな気がする。文脈が同じというか。
中高生に読んでほしいね。
そして参考文献に吃驚した。そういえば、あったわ…。読んだことないけど。
Posted by ブクログ
かわいらしいピンクの表紙からは想像つかないホラー展開にびっくりした。どういう背景があるのか想像しながら読むのも楽しい(私の推理は外れた)。女の子たちの力強い友情の話。楽しめた。
Posted by ブクログ
町田そのこさんの作品だから読んでみたら、若干ホラー。ホラーは苦手、むしろ嫌い。しまったなーーーと思いつつ、でも途中でやめるのも嫌なので読み続けたら、いい感じの友情もので、終わり方が爽やかで、面白かった。
宗教にハマる気持ちがわからないのだが、自分で考えるよりも与えられたことをこなし続けることに安心するというエピソードに、なるほどと少し納得。狭い場所に閉じ込められて色々剥奪されてもそこで生活し続けるナゾが少し解けたような。
ホラー要素や殺されちゃった子たちは可哀想ではあったけど、やっぱり町田さんの作品は読後感がよくて好き。
Posted by ブクログ
『月とアマリリス』を読んでもっと読みたくなった町田そのこさん作品。
タイトルから想像していたお話とは全く違ったファンタジーミステリー。
序盤から出てくる『楽園の楽園』に何となく聞き覚えがあり読み進めていると「黒地に緑の箔押し本」だと。……ん?読んだよね、それ!と見返してみたらやっぱり読んでました。伊坂幸太郎の『楽園の楽園』。大人の絵本みたいだなぁと感想残してました。この作品からのインスパイアなのかな?町田さんと伊坂さんとはお友達なのかしら?おもしろいことをされるなぁと思いました。(あとで調べて中央公論新社の「楽園プロジェクト」なるものの一環だと知りました)
序盤の新興宗教や連続殺人のお話から郷土話をベースにしたファンタジーな展開へ。嫌いじゃなかったです。
映像化されたらおもしろそう。ビビは佐野勇斗さんなイメージでした。
Posted by ブクログ
新興宗教の胡散臭い話までは良かったが、途中からファンタジーになる。その土地に言い伝えられた話をもとに、その力が利用されるのだけれど、主人公の都合にそって辻褄が合わされる感じについて行けず。クライマックスもバタバタしているだけで、すんなり入って来ない。施設の防護は甘々だったりとか、祠の謎が女子高生に簡単に見破られるとか、あらが気になって物語に入り込めない。いつものほんわか系が良かったなあ。
Posted by ブクログ
青春ホラー小説なのかな?
喧嘩別れしていた親友・美央が高校を退学し、地元にできた新興宗教の施設に入れられてしまう。
美央を取り戻そうとする凛音は、便利屋のビビや東京から施設にやってきた初花と一緒に奮闘する。
人ならぬ存在がかなり怖いホラーであり
胡散臭い新興宗教の施設からの脱出劇であり
少女たちの友情を描いた青春小説であり
ファンタジー小説でもあるような
色々詰め込まれたかんじのお話でした。
ちょっととっ散らかっているような。
怨霊だの呪いだのはなくても良かったんじゃないかなぁ。
登場人物の中では、凛音のお父さんが好き!
かっこいい大人です。
初花も最初は可愛げのない子って思いましたが、読んでいくうちに成長を感じられて、最終的には好きなキャラになりました。
だからこそ、終わり方が切ないなぁ。
コンビニのテンダネスが出てきて、町田ワールドを感じました。
Posted by ブクログ
題名からは想像もできないほどの怪奇小説でびっくり。とても読みやすくってただ怖がらせるだけではなく温かみのある展開で心が温かくなったが、ここまであり得ない世界観は現実味がなくて、共感できなかった。めぇ、くださりませ、夢に出てきそう。
Posted by ブクログ
可愛い表紙だなと思い手に取り読み進めていくと、不穏な空気が漂いだし、完全に苦手なホラーの気配を感じ始めたところで読むのをやめようかとも思ったけど、少しずつ人間ドラマの部分も見えてきて、最後は少しの爽快感もあった。ただホラーの部分はホラーの部分としてそのままだったので、好き嫌いは分かれると思う。
Posted by ブクログ
何故か勝手に学園モノだと思って読んだが、学園といえば学園だったが、こんな話だったとは思わなくてびっくり。
しかもホラー。しっかりホラー。
うちも田舎だが、田舎の因習って割と意味わかんないけど意味があったりする。
どんどんと意味が薄れていって、なぜやるのかが忘れられがちになるが、過程が大事だったりするというのよくわかった。
一緒に謎を読み進めていって、スビババアが再度注目を集めた時は鳥肌がたったが、結局どうすればよかったの?は分からなかった。
Posted by ブクログ
想像していた話と全く違った。大人が読むと、お父さんの対応等、ツッコミどころは多々あれど、ジュブナイルものとして爽快で気持ちがいい。小中学生が、夏休みに読むと良いと思う。
Posted by ブクログ
高校生の少女たちが片田舎の町で突如始まった「怪異」に立ち向かうホラーファンタジー。
全体的に読みやすく、するすると読み進められます。ホラー要素はありつつも、全体的には少女たちの友情を描いた青春劇。
魅力的なキャラクターが多いですが、特に終盤、主人公の凛音さんの少年漫画の主人公のようなかっこよさにしびれました。(展開的にも、まさに漫画のよう。コミカライズとかされそう)
町田そのこさんは多くの作品で「親に傷つけられた子ども」というモチーフを選んでいますが、本作でも重要な要素になっています。
親や大人に傷つけられても、また、自分自身が時に大切な人を傷つけてしまったとしても
それを悔やみ、きちんと向き合おうとすることで成長していく少女たちのまっすぐさがとても眩しいです。
10代の頃って特に、「友達」という存在にほんとうに救われる。その輝きを、友達同士で過ごす時間はとてつもなく貴重で大切なのだということを、大人になっても忘れたくないと思いますね。
「だめな大人」も描かれますが、少女たちだけががんばるのではなく、「きちんとした大人」もちゃんといます。
凛音のお父さんの選ぶ行動は凛音自身を信じて理解して尊重してくれてるということを物語っているので、そこも注目ポイントだなと。
すてきな友情物語でした。友情というのも、もはやひとつの「愛」だね
Posted by ブクログ
説明的な文体、あまりハマりきれないなーと思って読み始めたのに、まさかのホラー展開に気付けば没頭して1.5日くらいで読破。凛音の素直なキャラクターがよかったなあ。律姫に渦巻いていた恐怖や恨みのネガティブ感情が、絢音姫の存在が明らかになった途端に、切なくて深い友情に塗り変わったのは見事だった。
Posted by ブクログ
町田そのこさんの『彼女たちは楽園で遊ぶ』を読んだ。これはホラー?いずれにしても町田さんの新境地。挑戦的な作品だと思う。伊坂幸太郎さんの『楽園の楽園』を読んでいたらより楽しめるのかも?僕は未読。でも最後まで楽しく読めた。『白鷺立つ』が良すぎたけん、この作品の軽さはちょうど良かった。
Posted by ブクログ
これまでの町田作品とは一線を画した内容で驚きが勝った内容だった。
九州の片田舎の17歳凛音は親友の美央と喧嘩別れしたまま二学期を迎えた。
だが、学校に美央の姿はどこにもなく、彼女が退学したことを知る。
突然、新興宗教の『NI求会』に家族揃って入会したという。
同じ頃、目を失う死者が続出する。
不穏な空気が漂う中、凛音は美央を取り戻すためにNI求会に潜入を試みる。
東京から特別な存在になるためにNI求会にやってきた初花。
大人が《楽園》と定めた場所に閉じ込められた子供たちは、
その聖地で、禍々しいものと対峙する。
完全なるホラー作品とは思わず、途中から戸惑ってしまった。
今までの町田作品の中では異色。
だが、内容は思っていたほど難解ではなくストレート。
相変わらずの毒親の登場はらしいと言えばらしいのだが、
わりとあっさりと展開していき、物語は幕を閉じる。
なんか思ってたのとは違う振り切り方ではあった。
キャラの深みが今回はそこまで感じられなかったせいか、どうなのか。
ちょっと咀嚼しきれないような消化不良感は確かにある。
教団の経典とされている『楽園の楽園』というのが、
まさかの伊坂幸太郎作品なのも驚いた。
なるほど、螺旋プロジェクトの第二弾ってことかと今さらながら気付かされた。
どうりで今までと違うアプローチなわけだと妙に納得してしまった。