あらすじ
お嬢さんたちの若い命が、新世界を担うのです。
どうぞ、健やかに過ごしてくださいね……。
喧嘩別れした親友が高校を退学した。
突然、山に施設を作った新興宗教・NI求会に入会したのだ。
親友を取り戻そうとする凜音。
東京から《特別》になるために来た初花。
大人が《楽園》と定めた場所に閉じ込められた子供たちは、
その聖地で、禍々しいものと対峙する。
町田そのこの新境地。
女子高生たちの、青春×スリラー開幕!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新興宗教の施設を舞台に、少女たちの友情や葛藤に不気味な事件が絡み合い、青春小説のような所もありながら次第にホラーのような緊張感に引き込まれる物語。
相手を理解しようとすることの大切さと、自分の信じるものを疑う勇気について考えさせられる一冊。
Posted by ブクログ
『ちゃんと(?)ホラー、だけどどこか心温まる友情が共存している』
ホラー作品を読む時の醍醐味といえば、主人公たちに襲いかかる得体の知れない“お化け”の存在。
結末に向かうにつれ、このお化けの正体が明かされていくのにスリルを感じながら私は読んでいる。
本作でも、得体の知れないお化け的な存在は現れる。
ただし、この物語の舞台は、何と新興宗教施設なのである。
(私が本作を選んだのは、全く展開がイメージ出来なかったのも一因である)
本作は、九州にある田舎町・南半里町に暮らす女子高校生たちが主人公の物語。
この町に暮らす高校生・凛音は、夏休み直前に大親友の美央と喧嘩してしまい、仲直りが出来ないまま夏休みを迎えてしまう。
しかし、その間に美央は、町に突如として現れた新興宗教・NI求会に家族と共に入信し、施設内の居住スペースへ越して行ってしまった。
凛音は美央と何とか仲直りできないかと模索するが、町では不審な連続殺人事件が発生し、町民全員がその事件に夢中になり、犯人の存在に恐れるようになる。
そんな時、ひょんなきっかけで、美央と同じく家族でNI求会に入信した東京出身の高校生・初花と出会う。
本作を読んでいると、互いに心を通わせた友人との固い絆を感じさせられる。
ホラーだよな?と最初は思いながら読んでいたが、この絆に翳りが出始めたところから、しっかりホラー要素が詰め込まれてるのが、非常に読み応えがある。
また、場面の切り替わりも非常に上手いと感じる。
第1章で残された掴みどころのないもやっとした想いが2章になると、より鮮やかに、でもどこかまだ自分でも分からない引っ掛かりが残るという、まるで読者を操るような流れがこれまた面白い。
“新興宗教”という重いテーマではあるが、深い友情と青春も入り混じって、物語としても読みやすい。
ホラー、ミステリー、青春、みたこともない組み合わせの作品、ぜひ一度手に取ってみて欲しい。
Posted by ブクログ
喧嘩別れした親友が高校を退学した。
突然、山に施設を作った新興宗教・NI求会に入会したのだ。
親友を取り戻そうとする凜音。
東京から《特別》になるために来た初花。
大人が《楽園》と定めた場所に閉じ込められた子供たちは、
その聖地で、禍々しいものと対峙する。
女子高生たちの、青春×スリラー開幕!
Posted by ブクログ
町田そのこさんの今までの作品とは
印象がだいぶ変わっていて新鮮でよかった
確かにホラー要素はあるものの
節々に町田そのこさんらしい言葉の深みを感じ
友情に心打たれました
私はとても好きです。みんな幸せであれ
Posted by ブクログ
読みやすく面白かった。
ホラーというジャンルでありつつも、友情模様が丁寧に描かれていた。
ゾッとするようなシーンもあれば、切ないようなシーンもあり、どこか温かい印象のお話。
Posted by ブクログ
ホラーだった!
町田そのこの本は今まで何冊か読んだけど、まさかのホラーで少しびっくりした。
ホラーだけど、毒親あり、不吉な宗教だったりと、ホラーだけでない要素も入ってて面白かった!
作者買いです。登場人物が10代の少女であることやストーリーからティーン向けの小説のような雰囲気があります。ホラー要素のある青春小説でしょうか。少女たちが新興宗教施設に囚われた友人を救うために奮闘する物語です。
伊坂幸太郎の楽園の楽園は読んでいないのですが、それに影響を受けて書かれたと思われる本作のようなので、ぜひ読んでみたいと思いました。
Posted by ブクログ
面白かった〜!凛音ちゃんも美央ちゃんもみんないい子でお互い信頼して頑張ってて素敵。
ホラーであり、ちょっとミステリーもあり。
ビビ君が何者なのか気になる。
個人的にはオチも好き。
Posted by ブクログ
タイトルとはイメージが違って、怪しい宗教、連続殺人、オカルト(怨霊出てくる)それらに鉄壁の友情で立ち向かう凛音たちの物語。
映画になったら観たい!と思った。
まめもちは美味しそうだったが、目玉に似てるのかあ。
あと祠(ほこら)の意味。
昔の人々は、不条理な災害とか病気とかが突然起きると、悪い霊的なものを鎮めるために作り、どうしようもない事象に祠を拝むことで心の平安を保って来たのだろう。
それを無下にしてはいけない。
Posted by ブクログ
初ホラーを町田そのこさんで読む。
不気味さが際立つ新興宗教団体「NI求会」 が操る地域の古い歴史との組み合わせ。
展開はある程度予想できるけど楽しく読めた。
高校生たちが頑張る姿はホラー作品の中であっても応援したいし、眩しかった。
初花の決断には、そうだったのか・・・と驚きつつ、一回り大きな優しさがあり、根性と友情の女の子って最高!
最後離れ離れになったのは残念だったけど、未来が繋げてくれるはずと思わせてくれる終わり方で良かった。
Posted by ブクログ
町田さん、こういうのも書くんだ?!とびっくり。
人ならざるモノが出てくるホラーではあるけど、読後は爽やか。スッキリ。
どちらかというと、女子高生たちの友情・青春系?
人ならざるモノの友情もあり、それと主人公たちが重なり、
何だか解決してよかったね…という気持ちになった。
描写はややグロだけど、先が気になりすぎて一気読み!
面白かった!
Posted by ブクログ
途中までおどろおどろしいサスペンス?ミステリー風味だけど、けど読後感はすっきり。
文字量も多くなかったし読みやすかったな。
地域の伝承がモチーフのホラー好きだから面白かった。
Posted by ブクログ
ホラーみのあるシスターフッド小説。今も昔も、女の子たちは連帯してきた。それを誤解し、「女同士の友情はドロドロしている」というステレオタイプにとらわれていると、目を奪われ、本質が見えなくなってしまう。
Posted by ブクログ
町田そのこさんって、こんなホラーも書くんだ…。ホラーの部分はちょっと怖かったけど、ベースは女子高生の友情の物語。怪しい部分、不信なところなど何を説明しても受け入れず、親が新興宗教にハマる怖さと、言葉巧みに勧誘する団体の怖さがあった。
人ならざる力を持ってしまった律と絢音姫も大人に翻弄され、時がたっても私利私欲にまみれた人間に利用され、悲しいかな、何人もの命を奪ってしまう…。
祀りごと、祠、霊など、信じている、というよりは、昔からの言い伝えや祭事ごとは目に見えなくても、ないとは言えないよなーと思う。
最後は町田さんらしく、希望の持てる終わり方。美央と凛音と初花、三人で笑顔で会える未来があるといいなー。
それと、「テンダネス」が出てきたときは、思わず「お~!!!」と叫んでしまった(笑)
Posted by ブクログ
スピババアが死んだ、という冒頭がSNSで話題になっていたのでその知識だけで読んだ。
カルト宗教モノかと思いながら読み進めていたらとても良いジュブナイルだった。スピというよりはホラー。ラスト、失ったとしても「そこにあった」ことだけは残っているというものの描写がとてもよかった。
Posted by ブクログ
町田そのこさんの作品だから読んでみたら、若干ホラー。ホラーは苦手、むしろ嫌い。しまったなーーーと思いつつ、でも途中でやめるのも嫌なので読み続けたら、いい感じの友情もので、終わり方が爽やかで、面白かった。
宗教にハマる気持ちがわからないのだが、自分で考えるよりも与えられたことをこなし続けることに安心するというエピソードに、なるほどと少し納得。狭い場所に閉じ込められて色々剥奪されてもそこで生活し続けるナゾが少し解けたような。
ホラー要素や殺されちゃった子たちは可哀想ではあったけど、やっぱり町田さんの作品は読後感がよくて好き。
Posted by ブクログ
伊坂幸太郎さんの
「楽園の楽園」のオマージュ本。
これは絶対先に「楽園の楽園」を読んだ方が
なるほど!!となると思います!
そして 思ったよりホラー要素が。
普通に新興宗教のは話かと思いましたが
ちょっと想像と違いました。
Posted by ブクログ
新興宗教の恍惚薄気味悪い系
かと思ったらガチガチ田舎ホラー
かと思ったら友情感動系だった
にしても途中のホラーが怖すぎるので
あらすじも表紙も意地悪だな〜
夜中に読んだことを後悔した
でももうちょっと宗教感が欲しかったな〜
Posted by ブクログ
祠を崩しちゃいけないよ系
ストーリーとしては面白いし、シスターフッドとしても良かったけど、キャラクターの魅力が今一つかなと…。
昔の悲しいエピソードが伝承になる流れはあるあると言えど良かった
ビビの何者なのという感じや、実際犠牲になってる人達がいるので単純に良かったねとは言えない感じが惜しい
Posted by ブクログ
おおーっと、こりゃアカン。
ホラーやないかいっ!
町田そのこさんの作品ということで楽しみにしてましたが、まさかの。
九州の片田舎が舞台。女子高生の凜音は親友の美央とケンカをしたまま、未央は高校をやめてしまう。
最近山の上にできた新興宗教のNI求会に入信して、家族で引っ越してしまったらしい。
その間に近隣では10代後半から20歳前後の若い子が次々と不審な死を遂げる……
田舎で若い子らが命を失う事件が立て続けて起こる怖さと、もう一度美央に会って話したい思いとで、凛音は動き始める。
【ネタバレあり】
私はホラーやオカルトが苦手でその手のものは避けているのだが、読み始めて、あちゃーこれはアカンやつ!
でも途中でやめるほうが怖いので完読。
方向性は予想どおり。
しかし、ホラーと女子の友情が絡むとはなんたる想定外!
ビビ、個性強いのにあまり活躍がなくもう少し出番がほしかった〜。
クライマックスは私の脳が拒否しているのか描写が足りないのか、いまいち画が浮かばず。
ホラーとファンタジーの融合も垣間見えての着地点。
前に読んだ「ハヤディール戀記」も、今までの町田そのこさんのジャンルを大きくひろげようとしている?
ーー
作品から横道にそれるが、、
こういった昔話、伝説、言い伝えは、各地で途絶えていっているのだろう。
大昔からある祠とか仏様とか、ご先祖様たちがお供えしていたけれど何を祀ってあるのか、なんの供養なのか知らないまま聞かないまま廃れていってしまうものも多いのだろう。
田舎の神社や寺での盗難や破壊、火災なども起こっている。
祟りがおこってもおかしくないと思わされる、、。
Posted by ブクログ
『月とアマリリス』を読んでもっと読みたくなった町田そのこさん作品。
タイトルから想像していたお話とは全く違ったファンタジーミステリー。
序盤から出てくる『楽園の楽園』に何となく聞き覚えがあり読み進めていると「黒地に緑の箔押し本」だと。……ん?読んだよね、それ!と見返してみたらやっぱり読んでました。伊坂幸太郎の『楽園の楽園』。大人の絵本みたいだなぁと感想残してました。この作品からのインスパイアなのかな?町田さんと伊坂さんとはお友達なのかしら?おもしろいことをされるなぁと思いました。(あとで調べて中央公論新社の「楽園プロジェクト」なるものの一環だと知りました)
序盤の新興宗教や連続殺人のお話から郷土話をベースにしたファンタジーな展開へ。嫌いじゃなかったです。
映像化されたらおもしろそう。ビビは佐野勇斗さんなイメージでした。
Posted by ブクログ
新興宗教の胡散臭い話までは良かったが、途中からファンタジーになる。その土地に言い伝えられた話をもとに、その力が利用されるのだけれど、主人公の都合にそって辻褄が合わされる感じについて行けず。クライマックスもバタバタしているだけで、すんなり入って来ない。施設の防護は甘々だったりとか、祠の謎が女子高生に簡単に見破られるとか、あらが気になって物語に入り込めない。いつものほんわか系が良かったなあ。
Posted by ブクログ
青春ホラー小説なのかな?
喧嘩別れしていた親友・美央が高校を退学し、地元にできた新興宗教の施設に入れられてしまう。
美央を取り戻そうとする凛音は、便利屋のビビや東京から施設にやってきた初花と一緒に奮闘する。
人ならぬ存在がかなり怖いホラーであり
胡散臭い新興宗教の施設からの脱出劇であり
少女たちの友情を描いた青春小説であり
ファンタジー小説でもあるような
色々詰め込まれたかんじのお話でした。
ちょっととっ散らかっているような。
怨霊だの呪いだのはなくても良かったんじゃないかなぁ。
登場人物の中では、凛音のお父さんが好き!
かっこいい大人です。
初花も最初は可愛げのない子って思いましたが、読んでいくうちに成長を感じられて、最終的には好きなキャラになりました。
だからこそ、終わり方が切ないなぁ。
コンビニのテンダネスが出てきて、町田ワールドを感じました。
Posted by ブクログ
題名からは想像もできないほどの怪奇小説でびっくり。とても読みやすくってただ怖がらせるだけではなく温かみのある展開で心が温かくなったが、ここまであり得ない世界観は現実味がなくて、共感できなかった。めぇ、くださりませ、夢に出てきそう。
Posted by ブクログ
可愛い表紙だなと思い手に取り読み進めていくと、不穏な空気が漂いだし、完全に苦手なホラーの気配を感じ始めたところで読むのをやめようかとも思ったけど、少しずつ人間ドラマの部分も見えてきて、最後は少しの爽快感もあった。ただホラーの部分はホラーの部分としてそのままだったので、好き嫌いは分かれると思う。
Posted by ブクログ
何故か勝手に学園モノだと思って読んだが、学園といえば学園だったが、こんな話だったとは思わなくてびっくり。
しかもホラー。しっかりホラー。
うちも田舎だが、田舎の因習って割と意味わかんないけど意味があったりする。
どんどんと意味が薄れていって、なぜやるのかが忘れられがちになるが、過程が大事だったりするというのよくわかった。
一緒に謎を読み進めていって、スビババアが再度注目を集めた時は鳥肌がたったが、結局どうすればよかったの?は分からなかった。