【感想・ネタバレ】スロウハイツの神様(上)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月20日

続きが気になる…
20代の青春と葛藤あったな〜
自身の20代の頃を思い出しながら懐かしく読める部分とクリエイターという私には未知の職種に、熱い気持ちで読める部分もありました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月13日

辻村深月の作品のなかではかがみの孤城の次に好き。後半のどんでん返しがすごすぎる。途中、中だるみがかなりあるが、読後感が素晴らしい。まさかの恋愛小説だった。ラストシーンが格好良くておしゃれで泣ける。このラストありきで冒頭から書いてきたと思うと、恐ろしい才能だと思った。

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Posted by ブクログ 2024年01月30日

 漫画家や映画監督を志す者や、既にその道で大成しているクリエイターが同居するスロウハイツ。辻村さんまだたくさん読んでいないけれど、既読作の見事な伏線回収と爽やかな読後感を知っているため、ワクワクが止まらない。環がかなりややこしそうな性格をしているが、少し自分に似ている部分もあり1番気になる存在。10...続きを読む代後半〜20代前半の頃の気持ちや考え方が蘇ってくる。淡々と進みながらも先が気になる展開で上巻は終わる。

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Posted by ブクログ 2024年01月21日

この上巻だけだと、ミステリーな雰囲気はあまり感じられず、のんびりと読み進められました。住人をとても丁寧に書いてくれてるおかげで、早くも全員愛すべきキャラクターに思えてる自分がいます。それにしても、環にしろ『凍りのくじら』の理帆子にしろ…。なんでこうクセの強い女の子にばっかり自分は共感してしまうのか…...続きを読む(汗)それはさておき、下巻が楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年12月05日

登場人物がとても魅力的で、一気に読んでしまいました。印象に残るセリフも多く、この本に出会えて良かったです。下巻を読むのが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

”その夜は、月が薄っぺらく痩せていた。〜都会の藍色の闇に浮かんだ黄色い月は、パチンと切り取った爪か、誰かがぎりぎりまでむしゃぶりついたメロンの皮のように見えた。”

上下巻の上を読み終えた時点で星5つを付けるのはナンセンスかもしれないけれど、心から拍手を送りたい。辻村深月さん、相変わらず素晴らしい人...続きを読む物描写をされている。

才能に溢れているけれど、特段大きな事件が起きる訳でもないこの物語を、娯楽たらしめているキャラクターたち。全員が魅力的で、人間味があって、若くひたむきで輝いている。
中でも正義の「モテる男像」に嫌味がないのが素晴らしい。読みながらほとんど惚れてしまった。なんだこいつ、めちゃくちゃかっこいいな?(恋)

決して多くない伏線は、ともすれば「かがみの孤城」よりも分かりやすく、緩やかに下巻へと続いている。すぐに読みます

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Posted by ブクログ 2023年11月01日

かなり前に一度読んで、今回2度目。
1回目の時は、入ってくるまで時間を要しましたが、今回はぐいぐい引き込まれて、早く下巻か読みたいと思って読み進めました。
何度読んでも面白いってことですね
コウちゃんに会いたい

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購入済み

スロウハイツの神様

2021年03月06日

かつて藤子不二雄や手塚治虫が過ごしたといわれる「トキワ荘」をモチーフにした作品です。上巻を読み終えた時には魅力的な登場人物一人ひとりに愛着が湧きました。

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購入済み

ta
2012年10月21日

読み始めは、話に角を感じて四角い話を転がしている気分でしたが、読み進めていくと少しずつ角が取れて読み終わった時には、もう一度読み直したい不思議な感覚でした。何回も読み直した今ではとても暖かいお気に入りの丸いお話です。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

作者の得意技である、視点が変わることで一つの物語が全く別のストーリーになる仕組みの小説。
他の小説でも同じ印象だが、前半が退屈。それは後半のどんでん返しのための伏線を仕込んでいるためなのだが、はじめて読む読者は離脱するかもしれない。
本作でもクライマックスでの視点変更、そこから浮かび上がる別のストー...続きを読むリーという構造は面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年04月15日

環が荷物を受け取ったところで上巻は終わるが、ここからどのような展開になるのか、コーキの天使ちゃんこと加々美莉々亜がどう影響していくのか、下巻が楽しみである。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

コーキの天使ちゃん、、苦手!かも?まだ彼女の全てが見えないけど、実際にいたら仲良くなれないなぁー。因みに環も。私はスロウハイツには絶対に住めない、って思いながら読み進めた。
下巻でどんな展開が待ってるのかな。まだ全貌が見えない。

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Posted by ブクログ 2024年03月10日

これまで辻村深月さんの作品は、「ツナグ」「東京會舘とわたし」を読ませていただき、「かがみの孤城」のアニメ映画をTVで観た程度です。まだまだ初心者の私。

とにかく人の心の動きを丁寧に緻密に静かに描写し、暖かみのあるストーリーが展開され、読後感がとても気持ちいいという印象が残っています。

しかし、本...続きを読む作は出だしから「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」という不穏な文章で始まった。しかも、小説家、脚本家、漫画家、映画監督、画家、編集者といったアート系の尖った性格の登場人物たちが「これでもか!」というほど自己主張しながらスローハイツで集団生活していく風景が描かれている。

読み始めの方はストーリー全体に馴染むのに少々時間がかかってしまいました。本当に辻村さんの作品なのか?と思ってしまったぐらいです。

とにかく「上」巻でスローハイツのこと、登場人物たちのキャラクター、それぞれの背景が尖りながらも丁寧に描かれている。登場人物のすべてが主役級のキャラクターなんですね。

「上」を読み終えるころには、もうドップリと辻村ワールドに入り浸ってしまいました。早く「下」巻を読まねばなりませぬ。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

読んで行くにつれてどんどん読むスピードが速くなりました。

好きなところは300ページ、301ページ。
誰かに影響を受け意思を持って死んだことは大きく取り上げられるのに、誰かが生きる希望になり生きらるている事は取り上げられない。
死んでいった弱い気持ち(この場合は)より、一人でも生きていこうとする考...続きを読むえの方が良い。

ニュースを見ていても嫌になる、結びつけてバッシングする事がなんで大半なんだろう。その眩しかった面をたくさん知っているでしょう、と。

自分が感じた事がある気持ちが、丁寧に書かれておりスカッとしました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月14日

前半ということで登場人物の紹介と、スロウハイツの住人の繋がりについてが主。

売れっ子脚本家の環。最初の印象は強い女の子。
自分のつくる作品とこれまでの功績にある程度の自信があり、自分の魅力を世間に売り出す為には自身の過去をコンテンツとして消費させる事も厭わない。そんな彼女のチヨダコーキの作品に対し...続きを読むての尊敬と熱意がとてもチャーミングに感じられるし、エンヤに対しての友達でいたかったというあくまで環目線の願望も、環の性格の解像度を高めてすごく良かった。

中高生に絶大な人気を誇る小説家、チヨダコーキ。
とにかく優しくて、世間に対して少し無頓着であるという印象。彼の小説のファンが集団自殺をした際のコメントを聞き、そう思った。
スロウハイツのエースで住人からも羨望の眼差しを浴びているが、特に傲慢な態度をとるわけでもなく、純粋に自身の作品をつくることに熱を注ぎ、スロウハイツの住人とのゆるりとした生活を享受しているように思えた。りりあちゃんとの今後の関係はとても気になる

狩野壮太。漫画家の卵。彼の視点で語られることが多い。児童向け漫画を雑誌で掲載することを目標にしている。過去に何かあったことを匂わせてるけど、彼が児童向け漫画にこだわる理由は下巻であかされるのだろうか?

正義、イケメンで女の子の扱いも上手で軽い印象だけど、思考は哲学的で、自身の夢を一途に追えるところも、スーにちゃんと惚れてるところもすごく良い。自己開示が苦手という解釈でいいのかわからないが、少し自分の作品に作者の意図を混ぜることを嫌ってるように感じた。

スー、私はかなり好きなキャラクター。スロウハイツのムードメーカーで、イベントを計画してみんなと良い関係をつくる努力を惜しまないところが良い。絵描きとしてはみんなから一目置かれている。少し社会で浮いてしまうことも、それについてコンプレックスを抱いていそうなところも愛らしいなと思う。

エンヤ、自分の漫画を狩野や正義には見せて、環には見せないところや、関係を断ち切ってスロウハイツから出ていく少しピーキーなところが凄く良いなと思った。エンヤが環に大きな影響を与えていることは間違いなくて、りりあちゃんが来て部屋が埋まった今、エンヤがこれから物語にどう関係していくのか気になる。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月11日

辻村深月さんの作品を読むのはこれが2つ目。
『かがみの孤城』を読んで衝撃を受けて、辻村さんの作品をもっと読みたいと思い、「辻村ワールドすごろく」の順番で最初に手に取っとのがこの作品。

いきなり「チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ」という導入から始まったので、てっきりダーク寄りのサスペンスかと思...続きを読むったが違った。
その事件について過去回想を挟みつつも、上巻は主にスロウハイツに住む個性豊かなクリエイター達について各々のエピソードがメインだった。

環が主人公のような形だけど、スロウハイツの住人誰もが主人公と成りうるくらいキャラが濃い。

以下は上巻までのメインキャラについての印象。

環・・・
お手本のようなクリエイター気質。芯があって、自身のポリシーに沿って生きていてかっこいい。
けどよくいる自我がしっかりしているタイプかな?と思ったら、普通なら世間に晒さないような家庭事情をそのまま脚本にしちゃうのにはびっくり。このシーン以降、少し影が薄くなってるけど、下巻でまだどんでん返しがありそうで楽しみ。

狩野・・・
1番、親近感が湧くというか共感できる面もあり、感情移入しやすいキャラ。
主張が強いスロウハイツの住人の中では主張が激しすぎず、空気を読んだり間を取り持つこともある日本人らしいキャラだけど、自身のプライドやポリシーも忘れてなくて、そこは決して曲げない。
最初に環と喫茶店で会うシーンもそうだが、部屋に正義が入る前に机の上を仕事→漫画にすり替えて、さりげなく「日頃から漫画を描き続けてる」アピールをするのがちょっと痛いなとクスッとなかった。

正義・・・
狩野と違い、プライドやポリシーを前面に出してるタイプ。イケメンであるが故もあるのかもしれない。
自分にはこういうナルシスト的な自信がないから共感はできないけど、羨ましいなとは思う。
普通発言に躊躇してしまうこともあっさり口に出すし、けどそういうキャラも仲間とか組織には必要だよなって改めて思った。
スーとの恋愛模様も下巻で楽しみ。

スー・・・
序盤の印象は、かわいくて芸術の才能もあり、見た目と相反する男勝りな自我の強さがあって、シンプルに素敵なキャラだなと思った。こんな彼女ほしいって思っちゃうくらい。
後半で、実はスーは所謂「組織」で生きるのが苦手なタイプなんだなとわかった。意外と繊細で他人からのマイナスな言動を抱えてしまい、苦しむ。
そんなシーンを見て、よりこの子に興味が湧いた。

円屋・・・
とにかく優しくて、空気を読んで、穏やかなキャラに見えた。イメージとしては少しポッチャリしていて、アニメで言えば目は閉じててニコッとしてる感じ。けど、奥に秘めてるものが強い。一般人っぽいけど結局円屋もクリエイター。最後スロウハイツから出ていくシーン、3階の環に向かって叫ぶシーンは脳内で容易に再現できる感じで印象にすごく残ってる。きっとこのシーンでは、閉じていた目が開いているんだろうな、って。

チヨダ・・・
自分が思い描いていた天才作家そのものだった。
一般人とはこういうところが違うよなぁ、ネジが抜けてるよなぁって思うところが辻村さんと合致して嬉しかった。
上巻の終盤で莉々亜ちゃんが出てくるし、過去の殺人事件関連の真相や新たな事実が下巻で出てくるのが楽しみ。

莉々亜・・・
『コーキの天使』であることは割と容易に予想できてしまったから、むしろ本当の秘密とかは下巻に隠されてるんじゃないかと勘ぐってしまう。
今のところはチヨダ・コーキ大好きゴスロリで、自殺を乗り越えた純粋に良い子。アニメ化したらきっとめっちゃ可愛いんだろうな。

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Posted by ブクログ 2023年12月07日

辻村深月さんの読む順番が最初だったので読んでみました。登場人物が多くて少しややこしかったけど魅力的な本でした。

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Posted by ブクログ 2023年12月02日

登場人物が多く、頭の中を整理するまで一苦労。個々の人物像が把握できてからは一気に物語に引き込まれた。展開的にはありがちだけど、伏線がどんどん回収されていく様子が面白い。真っ直ぐな主人公が好きでした!

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

早く読んでおけばよかった。
あの人もこの人も、最近読んだ本に出てきてたのに。順番間違えたー!...ま、面白いからいいか。
今から、昨日急いで買ってきた下巻に突入だー!

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Posted by ブクログ 2023年11月17日

(上)というだけあって前半は広がる。何度も確認しながら読んで納得して進む。でも最後にほんのり「そうなんじゃないか?」と思っていたことが物語の中で現実になって一気に下巻へ!と気持ちが持っていかれるのはさすがです!早く続きが読みたいよう!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月12日

エンヤと同じぐらい頑固な環は、今日も入居者を面接し、不合格の判定を下す。
という表現が、行動が心に追いついていないことを表していてなんとなく良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年11月05日

上巻では住人それぞれの人となりとスロウハイツに集まった背景が書かれていた。
主に狩野の視点で描かれる部分が多かったが、それぞれの人間性に惹かれるものがあった。
前提芸術というそれで食べていくのが難しいものに向かって安定を求めずに努力しているのは自分とは違う点もありかっこよく見える。
そしてそこにそれ...続きを読むぞれの価値観と理由が落とし込まれているのが印象的だった。

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Posted by ブクログ 2023年11月03日

【2023年136冊目】
ずっと気になって読みたいと思っていた一冊。一軒家に住む6人の物語。登場人物ひとりひとりのキャラクター性について、噛み砕くような説明を含めながら進む上巻。けど、まだまだそれぞれに何かストーリーが隠されていそうだな〜と思いながら読んでいたら、最後がすっごく気になる終わり方!これ...続きを読むはすぐに下巻に手を伸ばさざるをえないじゃないですか。

シェアハウスで住んでいたことがあって、良い面も悪い面も知ってるんですけど、スロウハイツはそれぞれが独立してて、でも、いい意味で支えあってて、バランス取れてるな〜と思って羨ましくなりました。相性ってすごくありますからね。

下巻はどんなストーリー展開になっていくのか全く予想がつかなくて、続きが楽しみです。

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Posted by ブクログ 2023年10月28日

クリエイターたちが共同生活をしているシェアハウス、スロウハイツが題名。人気作家のチヨダ・コーキ、大家で作家の赤羽環を中心に共同生活を通じて、それぞれが持つコンプレックスに悩みつつ制作活動が描かれているが、同居人たちの紹介に伏線がある。
コーキの小説を模倣した10年前の殺人事件とどう繋がっていくのかが...続きを読む楽しみである。
そして新たな同居人がやってきて、物語が転機を迎える。

青年たちの生きることへの自問、クリエイターならではの想いが描かれていて、私にとっては、ノスタルジーを感じる作品だ。異性への思いも相まって、さまざまな憶測や社会との関わりに晒されることで、社会に対する諦めさえ感じてしまう。そんな葛藤は苦い過去を思い出さされた。

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購入済み

下巻を読んで

2015年08月04日

下巻も読んでからレビューを書きました。
上巻だけだと話も盛り上がってないので、そんなに面白くないと感じてましたが、これは是非下巻も読んで頂きたい。
上巻はただの前菜です。メインディッシュとデザートは下巻にあります。

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Posted by ブクログ 2024年04月12日

様々なクリエイターたちがスロウハイツという一つ屋根の下でルームシェアをして頑張っていく作品。
下巻まで読むと面白かったが、上巻だけだと大きな事件が起こるわけでもなく平和的で物足りない。

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Posted by ブクログ 2024年03月29日

243ページ
850円
9月3日〜9月4日

赤羽環がもつスロウハイツで共同生活を送る友人たち。中には 漫画家や監督、画家の卵がいるのだが 玉木自身は売れっ子 脚本家であり、コーキに至っては人気作家である。環を取り巻く友人たちのスローハイツでの日々は、謎の少女加々美の出現により、少しずつ変化していく...続きを読む

誰に焦点を当てて読めば良いのか、未だ設定の説明段階のような感じで、話の続きが気になる。コーキの過去の事件や、出て行った円屋はどう決着するのか、全然先が読めない。これが VTR のチヨダ・コーキかという感慨はあるものの、あの物語もよくつかめなかったよなぁと思いながら読む。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

読み終わったばかりなのでとりあえず感想を書きます。
最後の2ページほど、環の見た原稿はなんなのか、ショックを受けている?続きが気になります。
スロウハイツの住人一人一人の性格を知れた上巻だった。これからどう動いていくのか、事件との関係性など楽しみです。個人的にすーちゃんが好き。

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Posted by ブクログ 2024年02月02日

あの事件がどう繋がるのか気になって選んだけど、クリエイターの情報だけでお腹いっぱい!
みんなの立ち位置や権力?の違いが大きく、不思議な人間模様。
オーディブルで聴いたから、幼い少年少女のような声優さんの声が年齢的にマッチしない。。。

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Posted by ブクログ 2024年01月31日

辻村さんの作品が好きで読み始めた一冊。スロウハイツに住む人たちの話が淡々と進んでいくので、まだそこまではハマっていない。下巻で、どう感想が変わるか楽しみ。

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

スロウハイツという名のアパートで生活する物語を紡ぐ人達。
それぞれにクセがあって、憎めないキャラで、刺激し合ってより高みへと向かっていく。
環の人を見抜く力に関心したり、コーキの天使ちゃんの健気さがグッときたり、下巻に向けて楽しみは膨らみます。

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Posted by ブクログ 2023年11月22日

辻村ワールド双六で一番最初に読んだ方が楽しめると書いてあったので、デビュー作『冷たい校舎は〜』を読む前に挑戦してみることに。

クリエイター達が暮らす「スロウハイツ」での物語。主人公?の自らも売れっ子脚本家である環さんが集めたクリエイター達。命を削り小説執筆に没頭する大人気作家チヨダ・コーキ。映画監...続きを読む督を目指す正義、児童漫画家を志す狩野、独創的な絵を描くスー、女性陣に隠れて青年漫画を描くエンヤ。それぞれが自分のコンプレックスの殻を破れずに悩みながら制作活動して、集団生活をする。チヨダ小説を模倣した10年前の殺人事件、その時にコーキを救った天使ちゃん、上巻最後に環が衝撃を受けた封筒の中身は何?何で初めて会ったのにコーキは「お久しぶりです」って言ったんだろ?実は昔会ったことがあるって展開?

上巻は登場人物ひとりひとりを深く掘り下げていく段階。それぞれ1人ずつに章を分けて丁寧に描写してくれるから、登場人物の感情移入しやすいのが辻村作品の特徴。でもここから下巻にどう繋がっていくのか全くわからない…。面白いとは正直言って判断できない。最後の最後に物語が動き出したから下巻に期待なんだけど、やっぱ環ちゃんの性格がキツめ…。少し時間を置いてから下巻に行こうかしら…?

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Posted by ブクログ 2023年11月06日

一人称がコロコロと移り変わり、スロウハイツの住人それぞれが語る形で各々の個性や性格を紹介していくのですが、初見者にはなかなか情報力が多く、テンポ感的にも読み進めるのに時間を要します。
下巻を読めばガラッと印象が変わるし、下巻のための上巻と考えれば評価は違うのですが、あくまでも1冊として見ると星3かな...続きを読むと…個人的に環の感情的な性格や棘のある言葉に手が止まりがちでした。
下巻まで必ず読んでほしい作品です。

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購入済み

面白い

2020年12月25日

前情報もないまま、この作者も読んだことがなかったのですが、面白かったです。読み進むうちにどんどんのめり込む感じ。設定もありきたりのようで、でもちょっと違う。早く下巻を読みます。

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Posted by 読むコレ 2013年09月27日

一風変わった人たちの住むスロウハイツの日常が描かれています。
魅力的な住民たちです。

大事件は特に何事もなく上巻終了。
下巻に期待。

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