あらすじ
莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に128通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った1人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った1つの荷物が彼らの時間を動かし始める。(講談社文庫)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
「あらゆる物語のテーマは結局愛だよね」正義より。
スロウハイツを飛び出して公輝と環の愛が駆け巡っていく下巻。人間は「強い」だけでも「優しい」だけでも駄目なんだね。「お久しぶりです」泣。
「かがみの孤城」に次いで大好きです、この作品!
Posted by ブクログ
読み進めていくほどにのめり込んでいきました。
彼らはとことんクリエイターで、どうしようもないほど青春だと感じた。
不器用で、苦しみ、悩み、虚勢を張り、傷つきながらも笑い合い前に進んでいく。
まさに青春。
十二章の最後は爽やかな風が感じられる胸熱展開。
そして、最終章は非常によかった。
読んでいて胸がいっぱいになりました。
ずっと守られてたんだね。
読み終わった時、必ず千代田公輝のことが好きになるでしょう。「お久しぶりです」。
Posted by ブクログ
クリエイター達が暮らすシェアハウスの人間模様を描いた物語。
上巻は人物紹介で、下巻からはどんどんストーリーが進んでいく。
そんなに皆才能あるんかいっ
みんな成功するんかいっ
というお話に気持ち悪くなる事あるけど、何でだろう、辻村作品にはそれを感じない。
気持ちいい。
心から皆の幸せを願ってしまう。
純粋な彼らに涙してしまいました。
物語の力が連鎖して助け合っていくという現象が美しい。
Posted by ブクログ
ストーリーや、起こる出来事、すべてのキャラクターが素敵なだけでは無く、その全てに意味があり、最後に救われる結末であることがとても良い作品だった。
Posted by ブクログ
登場人物それぞれがちゃんと人間らしく情けなくて
とても強がりで、愛着が湧く。
ずっと不穏な空気が流れる物語で
どうかどうか全員が壊れないで欲しいと願いながら
読み進めたけど、終盤にかけて伏線回収というか
とてもスッキリ!納得いくラストだった。
いろいろな形の愛情と、表現の仕方がある。
強くて優しくて頑固で愛情深い環がとても好き。
Posted by ブクログ
10年以上前に読んだはず。かすかに思い出しながらという感じだったが、最後のほうは、ああそう。そうだった、コウちゃん!そうだよなって思い出した。泣いた。コウちゃん最高にかっこいいよね。伏線回収がド級でたまらないです。
・環好きなのに、何も言わずでいるコウちゃんが本当にかっこいいんだよなあ。とはいえ、エピローグはこれからが書かれていてすごく嬉しい。最後の「お久しぶりです」を環は今回は本当にお久しぶりです、だよ。って思ってるのとか深いじゃんね。おしゃれだ。
・コウちゃんが初ストーキングしてるところの(笑)、今の顔はとてもかわいかったから、もう一度やって見せて欲しい。って、純なコウちゃん最高に良すぎる。
・で、環もかっこ良すぎる。天使ちゃん隠しつつ、りりあ許容出来るか?怒るべきはここなのでは?
プリプリと外に対してしっかりと固めてるが実は泣きやすいだったりかわいいね。で、背は低いのか。コウちゃんが高すぎるだけなのかな。
・それ以外のキャラもしっかりと立っていておもろいよねえ。スーはマジで勘弁してよーと思うが、しっかりと立て直してくれてよかったよ。
10年以上前に読んだときは感じなかったが、辻村深月さんの最近の文章に比べると若さを感じた。少しわかりづらい文章もあるというか。伏線回収も少しやりすぎ感もありつつ?しかし、勢いというかこれを書きたいんだ!というのをすごく感じた。帯にも本人が、「20代の辻村深月はこれが書きたかった」という小説、と書いてるね。その通りめちゃくちゃ思いました。もうとにかく本当によい小説。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ良かった
重大な事件が起こるわけではないけど少しずつされていく伏線回収に心がぽっと温かくなる気がした
スロウハイツでの生活って本当かけがえのない時間なんだろうなって本の中にいる気持ちになれた
Posted by ブクログ
千代田公輝がうっかり口にした件の発言(本当にどうしようもないくらいうっかり)によって罵られ、責められることになる今後数十年を思って救われた気持ちになった。
芹沢さんも元気そうだったし。
スーはまあ、好きにすればいいと思う。
Posted by ブクログ
上巻は韓国ドラマの様に関係性を丁寧に描き、下巻で一気に展開が動き伏線回収にハラハラし、最後は二人の関係性にグッとくるものがありました。
Posted by ブクログ
クリエイターの卵たちが暮らす古い一軒家「スロウハイツ」。まるで現代のトキワ荘のような場所で作家や漫画家や脚本家たちが共同生活を送る。嫉妬や羨望や尊敬や友情。複雑な事情を抱えた住人たちの視点で様々に描かれる不思議な日々が興味深い。
読み終えた後すべての伏線がキレイにつながった時の感動がエグイ。環がコウちゃんをずっと想い続けてきたその想いの深さとずっと前からつながっていた2人の絆に胸が熱くなる。登場人物たちがつく嘘はどれも誰かを想うための優しい嘘。本当のことを言うことだけが誠実さじゃないのかもしれない。
『凍りのくじら』の理帆子が写真家として登場したことにも涙。誰かに支えられた想いはまた別の誰かへつながる。胸の奥深くに密かにずっと住み続ける人がいる。「三十代の赤羽環の今現在とこれからの話をしよう」。その言葉には新たな伏線として環とコウちゃんのこれからにまた新しい希望を感じた。
Posted by ブクログ
なるほど、スワロウハイツの神様は出てこなかったな、誰が神様だったんだろう。クリエーターを見守る神がいたのかな。意外にラブストーリーだったのか、ミステリーだと思ってだんだけどな。クリエーターは人間として欠陥があるからこそ突き抜けられるんよな。
P434息を吸うと、空気が肺に満ちる。それはとても静謐な冬の匂いがした。いつまでも、それで胸をいっぱいにしていたかった。
Posted by ブクログ
アパート「スロウハイツ」で共同生活を送る若者たちの物語
無駄な伏線が一つもなくて見事としか言いようがない。
最終章ではぼろぼろと涙が止まらなかった。
Posted by ブクログ
今までのちょこちょこあった要素が綺麗に伏線回収されていって、びっくりです。どういう作品なのか全くわからず、とりあえず辻村深月先生の作品を読んでみよう、と手に取ったので、どういう感じなのかな?と手探りで読んでましたが、自分も小さい頃は漫画とか小説が好きで、オタクやってて、自分で同人誌だけど創作したことがあるから何となく感情移入もしつつ
でもやっぱりプロになる人間は違うよな、熱量というか、なんかどうしようもなくプロなんだよなと思ってしまう。
環ちゃん可愛い。コーキ先生もそれならもっとさぁ!さぁ!!と思いつつ。
狩野もさぁ!!!それはさぁ!!!言ってよ!!!ってなりましたね!!!
スーも可愛い。男を見る目なさすぎるけどスーも幸せになってほしい。
凡人には眩しすぎました。ほんと、眩しすぎた。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
伏線回収がすごいとは聞いていたが、こういうことか。
ミステリーではなく感動系。
全てをわかった上でもう一度読みたい、というか抜粋して読んだ。
こんな関係なのになんでお互い謙遜するんだ。
最後のお久しぶりが、全てわかった上でのお久しぶりと信じたい。
伏線回収すごい。
最近この作者さんの作品を追いかけてるので、よんでみました。
人の死なないミステリーが好きで、後編は読むページが止まらなかったです。あれもこれもあのセリフまで伏線。あっという間に終わってしまって、まだまだよんでいたい気持ちでいっぱいです。
スロウハイツの神様
かつて藤子不二雄や手塚治虫が過ごした「トキワ荘」をモチーフにした作品です。下巻は怒涛の展開で一気に読み進めました。伏線の回収もあってスッキリ!素敵な結末で幸せな気分に浸りました。
青春です
何だか久しぶりに思い出した、若い頃の記憶。何にも上手くいかなくて、自分を表現することが怖くて下手くそだった頃。私はエンヤの事が最初イマイチ好きになれなかったけど、それは過去の自分にちょっと似ていたから。コウちゃんが不器用ながらも環姉妹のためにやった行動が明かされていく終盤、グッときました。良かったです。
Posted by 読むコレ
上巻で散りばめられた伏線を一気に回収してかなり爽快感があります。
悪人は一人も出てこなくてとても心温まります。
そして…
千代田光輝のなんとも言えない不器用さと優しさの混じった人間性がたまりません!
じんわり涙が( ; ; )
千代田光輝のファンになってしまいました。
下巻を読み終わった後にもう一度上巻を読み直すと、最初は特に意味のないと思って読み飛ばしていたことに意味があったり、何度も楽しめます。
辻村深月さんの本の中で一番好きな作品です。
Posted by ブクログ
上巻は進み方がゆっくりだし、やや退屈な感じがあったけど、、、上巻終わりの方でやっと、あらら?と楽しくなり始め、下巻は面白くって1日で読み終えました。
『冷たい校舎の時は止まる』『凍りのくじら』の関連作品として読みましたが、そこまで関連性は濃くない。芦沢理帆子ちゃんは出てくるけどね。
また少し時間を空けて読み返したい。
Posted by ブクログ
上巻でばら撒きまくった伏線回収の1冊。
いやー、上巻で「ん??で???」って感想で終わってしまったが下巻読み進めてよかったー。
チヨダコーキも赤羽環も強いなぁ。いや、出てくる全員強い!スーのダメンズに引っかかっちゃう寄り道ストーリーのところ何回共感したかな…笑
Posted by ブクログ
上巻からは想像もできないような話の展開だった!
後半から、こうちゃん目線の話になってのめり込んで読んでしまった。
すれ違うことはあっても、それぞれ心の拠り所になっていて、やっぱ愛よね。。。
下巻を読んだ上で、もう一度最初から読み直したくなるような、素敵な作品でした!
Posted by ブクログ
環の真っ直ぐさと不器用さが良い。みんな何かしら不器用な部分を抱えてて、うまくいかないこともあるけど、やっぱり何度も向かい合うからこそ見えてくる世界があると思う。コウちゃんと環の関係性が、ずっと何も言わなかったけれど、相手がいたから立ち上がることできた、というのが感動だった。人の心を動かすことには善悪の両方があるけれど、それにどこまで責任を持てるのかは面白い論点だと思う。
Posted by ブクログ
終盤チヨダコーキからの種明かしによる伏線回収は読み応えがあった。正直、この本の主題が今一分かりにくく漠然と読み進めていたけれど、この本は赤羽環とチヨダコーキの恋の物語なんだと分かって面白くなった気がする。2人の未来を読者に想像させるラストの書きぶりも辻村さんらしくてとても良かった。
Posted by ブクログ
ところどころで謎が提示されて続きが気になります。伏線回収で終わらず、ラストにかけてさらに心温まる展開があって感動しました。登場人物たちが生き生きしていて、読み終わってお別れするのが寂しく感じられます。
Posted by ブクログ
上巻はちょっと読み進めるのがしんどい時もあったけど、ちょこちょこ「ん?」と違和感があったりして
それが最終章で全部が繋がる
感動したしめちゃくちゃよかった
ひとりでクリエイターたちのそれぞれの色を描けるのがすごいし、それぞれがとても人間味があって面白かった!
作品の中で狩野が言ってた
「人を傷つけず、闇も覗き込まずに、相手を感動させ、心を揺さぶることは、きっとできる。そうやって生きていこう、自分の信じる、優しい世界を完成させよう。」
狩野ならできるよ!
Posted by ブクログ
最終章のために700ページ読むってかんじ。
伏線や謎がわかりにくいから下巻の中盤までは根気良く読まないとダメだった。
この設定いるのかな?とか思う場面もあったけど、理解が及んでないのかも。
それでも最終章は涙が出るほど感動する。
小説で泣くのは久しぶりだった。
映画化してほしいなあ。
Posted by ブクログ
正直なところ、上巻で離脱しかけた。
ミステリーと思って読み始めたせいか、殺人事件は起こったのだけど、それに関してはなかなか進展もなく。
だが、下巻は本当に良かった。途中で止めなくて良かったと心の底から思った。
感動の涙が溢れるほどだ。
そうなんだね、お互いに救われた存在であったのね。巡り会えて、本当によかった。
「想いが、言葉が人を救う」
そんな言葉が思い浮かんだ。
Posted by ブクログ
上巻の感じで黒辻村かと思ってたら
白辻村だった!
黒辻村を期待していただけにちょっと肩透かし感はあったけど、純愛でした。
読後感はかなり良かったです。
環目線で進んだお話を後半でチヨダコーキ目線で描かれていた描写に見事にやられました!
Posted by ブクログ
①読めば読むほど面白くなっていく!
②伏線回収がテンポよくされていく!気分がいい!
③回収された伏線が綺麗にまとまっていき、ハッピーエンドになる!
Posted by ブクログ
退屈な上巻がすべて伏線だったなんて。やられたなぁ
コウちゃんのストーキングも、環が傷つかないようにダークウェルの作者として名乗り出るところも正義の言う愛だった。すべては愛の物語。
辻村美月の本たちを読まざるを得なくなった。
悔しい!最高!
長い双方向片思いの末に
最後は愛、で締めますか。しかも急展開、なようでいて、実はそれまでの全てが最終話の振りだったと。
最初はトキワ荘のような、作家の卵の集まるアパートでの個性的な住人にそれぞれ降り掛かる悲喜こもごもの人生劇場を描いてるのかな、と思ってたら、あら不思議。まるで関係ないように思えた1つ1つの小さなお話が、最後にミステリー小説の謎が解ける瞬間のように1つに繋がっていく、辻村深月小説の醍醐味、最終話での大どんでん返しが待ってます。
上巻は盛り上がり処に欠け、主人公の環にも共感できず、そんなに面白くないなと思ってたら、下巻になってからストーリーが深くなっていき、一気に面白くなってきます。なので最後まで読み切って欲しいです。
Posted by ブクログ
それぞれの過去が明らかになっていき「あのときのあれって!」「だからこんなこと言ってたのか!」と付箋回収の場面が多く、最初から最後まで飽きずに読み進めることができました!
これまで読んできた作品(ファイアドームや朝が来る等)とは違った作風で、楽しめたけど、青春の雰囲気強めがやや苦手な私は⭐︎3でした。
ここ最近、辻村深月さんの作品をたくさん読んだ中の印象として
ナイーブな登場人物が多いな、、と。
気持ちわからんでもないけど、そこまでやっちゃう?そこまで言っちゃう?とか
たまにふと冷める場面もあったりします。
設定や展開は好きだし、読みやすくて好きなんだけど、登場人物の感情表現が、自分の現実感覚よりちょっと繊細すぎて、少し引いてしまうのかも。