【感想・ネタバレ】スロウハイツの神様(下)のレビュー

あらすじ

莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に128通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った1人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った1つの荷物が彼らの時間を動かし始める。(講談社文庫)

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ネタバレ

千代田公輝がうっかり口にした件の発言(本当にどうしようもないくらいうっかり)によって罵られ、責められることになる今後数十年を思って救われた気持ちになった。
芹沢さんも元気そうだったし。

スーはまあ、好きにすればいいと思う。

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2026年07月28日

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ネタバレ

上巻は韓国ドラマの様に関係性を丁寧に描き、下巻で一気に展開が動き伏線回収にハラハラし、最後は二人の関係性にグッとくるものがありました。

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2026年07月23日

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ネタバレ

クリエイターの卵たちが暮らす古い一軒家「スロウハイツ」。まるで現代のトキワ荘のような場所で作家や漫画家や脚本家たちが共同生活を送る。嫉妬や羨望や尊敬や友情。複雑な事情を抱えた住人たちの視点で様々に描かれる不思議な日々が興味深い。

読み終えた後すべての伏線がキレイにつながった時の感動がエグイ。環がコウちゃんをずっと想い続けてきたその想いの深さとずっと前からつながっていた2人の絆に胸が熱くなる。登場人物たちがつく嘘はどれも誰かを想うための優しい嘘。本当のことを言うことだけが誠実さじゃないのかもしれない。

『凍りのくじら』の理帆子が写真家として登場したことにも涙。誰かに支えられた想いはまた別の誰かへつながる。胸の奥深くに密かにずっと住み続ける人がいる。「三十代の赤羽環の今現在とこれからの話をしよう」。その言葉には新たな伏線として環とコウちゃんのこれからにまた新しい希望を感じた。

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2026年07月22日

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ネタバレ

最後数章の駆け抜け感が、とてもよかった!
おすすめしてもらった本。10年越しに読んだ。
はじめての辻村さん作品でした。

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2026年07月21日

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なるほど、スワロウハイツの神様は出てこなかったな、誰が神様だったんだろう。クリエーターを見守る神がいたのかな。意外にラブストーリーだったのか、ミステリーだと思ってだんだけどな。クリエーターは人間として欠陥があるからこそ突き抜けられるんよな。
P434息を吸うと、空気が肺に満ちる。それはとても静謐な冬の匂いがした。いつまでも、それで胸をいっぱいにしていたかった。

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2026年07月18日

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アパート「スロウハイツ」で共同生活を送る若者たちの物語
無駄な伏線が一つもなくて見事としか言いようがない。
最終章ではぼろぼろと涙が止まらなかった。

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2026年07月04日

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ネタバレ

今までのちょこちょこあった要素が綺麗に伏線回収されていって、びっくりです。どういう作品なのか全くわからず、とりあえず辻村深月先生の作品を読んでみよう、と手に取ったので、どういう感じなのかな?と手探りで読んでましたが、自分も小さい頃は漫画とか小説が好きで、オタクやってて、自分で同人誌だけど創作したことがあるから何となく感情移入もしつつ
でもやっぱりプロになる人間は違うよな、熱量というか、なんかどうしようもなくプロなんだよなと思ってしまう。
環ちゃん可愛い。コーキ先生もそれならもっとさぁ!さぁ!!と思いつつ。
狩野もさぁ!!!それはさぁ!!!言ってよ!!!ってなりましたね!!!
スーも可愛い。男を見る目なさすぎるけどスーも幸せになってほしい。
凡人には眩しすぎました。ほんと、眩しすぎた。

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2026年06月24日

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スローハイツが出発点ではなくそこに住む彼ら彼女らにとってはあくまでも経由地だった事、そこに辿り着くのはたまたまではなく必然であったことを知る。
全てはチヨダコーキの小説の良くも悪くも与えた影響であり、今のチヨダコーキを作ったのは環である。
これは2人の物語であるのに、自分もスローハイツの住人だったかのように思わせるこの書は偉大である。

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2026年06月21日

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下巻まで読んでよかった。自分の外に出たものにもう自分では責任は持つことはできないけれど、それと向き合うこと、信じること、愛することはきっとできる。辻村さんの作品への向き合い方もそうなのかもしれない、と勝手に思ったりする。

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2026年06月11日

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今までの話の全てが繋がってきて、怒涛の展開だった。全てが元に戻るわけではないが、それでも前へと進んで、それぞれが頑張っている。みんなそれぞれが、お互いのことを思いあって、影で支え合って前へと進んでいるのだなと思った。本当にいい作品だった!

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2026年06月06日

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めっっっっちゃくちゃ面白かった
上巻との緩急やばい
辻村深月ってまじやばい

読めば読むほど登場人物が好きになる
特に環が可愛くてたまらなくなる
あの不器用さ、あの強さ、でもあの強さの裏にはものすごい苦労
最終章での怒涛の伏線回収やばすぎてページ捲る手と文字を追う眼球のスピード感半端なかった
チヨダコーキもかなら人間らしい
あーこれもこれもこれも伏線回収かよ!!!の嵐
めっちゃおもろかった…ちょっとやばい余韻

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2026年06月01日

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夢を追う若者たちの葛藤や才能への嫉妬、人とのつながりの温かさが丁寧に描かれていて胸に残った。
伏線が少しずつつながる展開も面白く、読み終えた後は仲間の大切さを改めて感じる作品だった。

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2026年05月20日

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2度目。
上巻のフリに対して、過去軸も絡めて答え合わせしていく感じが気持ち良い。
他者目線で描かれていた出来事を、別の人の主観で見るとこうだったんだ、、というようなサプライズもあったり。
謎解き要素もあって、それぞれの登場人物の心情描写の繊細さがあったり、読み応えがあるし、余韻も残る、大好きな小説の一個になった! 

この後、順番に沿って辻村深月の著書を制覇していくのが楽しみ!

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2026年05月16日

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先が気になり、休憩なく一気に読み終えた。
ラストは断定的なものではなく、読者側に委ねられた終わり方。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

素晴らしい。
上がなかなかゆっくりで、何も無くただ日常を書いている感じだけど、
下になっての伏線回収の凄さ。
そして辻村先生の、人の心情の細かい動きや感じ方などの言語化の凄さ。
素晴らしいと思った。読み終わって凄かったなと感動できる作品でした。

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2026年05月05日

購入済み

もう最高です!最後の伏線回収で笑みと涙が止まりませんでした。何かを生み出すという行為の尊さ恐ろしさ。クリエイターって凄いな。

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2025年03月26日

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ネタバレ

オーディブルにて。

伏線回収がすごいとは聞いていたが、こういうことか。
ミステリーではなく感動系。
全てをわかった上でもう一度読みたい、というか抜粋して読んだ。
こんな関係なのになんでお互い謙遜するんだ。
最後のお久しぶりが、全てわかった上でのお久しぶりと信じたい。

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2026年07月16日

購入済み

伏線回収すごい。

最近この作者さんの作品を追いかけてるので、よんでみました。
人の死なないミステリーが好きで、後編は読むページが止まらなかったです。あれもこれもあのセリフまで伏線。あっという間に終わってしまって、まだまだよんでいたい気持ちでいっぱいです。

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2022年07月28日

購入済み

スロウハイツの神様

かつて藤子不二雄や手塚治虫が過ごした「トキワ荘」をモチーフにした作品です。下巻は怒涛の展開で一気に読み進めました。伏線の回収もあってスッキリ!素敵な結末で幸せな気分に浸りました。

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2021年03月06日

ネタバレ 購入済み

青春です

何だか久しぶりに思い出した、若い頃の記憶。何にも上手くいかなくて、自分を表現することが怖くて下手くそだった頃。私はエンヤの事が最初イマイチ好きになれなかったけど、それは過去の自分にちょっと似ていたから。コウちゃんが不器用ながらも環姉妹のためにやった行動が明かされていく終盤、グッときました。良かったです。

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2020年12月28日

Posted by 読むコレ

上巻で散りばめられた伏線を一気に回収してかなり爽快感があります。
悪人は一人も出てこなくてとても心温まります。
そして…
千代田光輝のなんとも言えない不器用さと優しさの混じった人間性がたまりません!
じんわり涙が( ; ; )
千代田光輝のファンになってしまいました。

下巻を読み終わった後にもう一度上巻を読み直すと、最初は特に意味のないと思って読み飛ばしていたことに意味があったり、何度も楽しめます。
辻村深月さんの本の中で一番好きな作品です。

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2013年09月27日

Posted by ブクログ

最終章のために700ページ読むってかんじ。

伏線や謎がわかりにくいから下巻の中盤までは根気良く読まないとダメだった。

この設定いるのかな?とか思う場面もあったけど、理解が及んでないのかも。

それでも最終章は涙が出るほど感動する。
小説で泣くのは久しぶりだった。

映画化してほしいなあ。

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2026年08月06日

Posted by ブクログ

正直なところ、上巻で離脱しかけた。
ミステリーと思って読み始めたせいか、殺人事件は起こったのだけど、それに関してはなかなか進展もなく。
だが、下巻は本当に良かった。途中で止めなくて良かったと心の底から思った。
感動の涙が溢れるほどだ。
そうなんだね、お互いに救われた存在であったのね。巡り会えて、本当によかった。

「想いが、言葉が人を救う」
そんな言葉が思い浮かんだ。
 

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻の感じで黒辻村かと思ってたら
白辻村だった!
黒辻村を期待していただけにちょっと肩透かし感はあったけど、純愛でした。
読後感はかなり良かったです。
環目線で進んだお話を後半でチヨダコーキ目線で描かれていた描写に見事にやられました!

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2026年07月28日

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①読めば読むほど面白くなっていく!
②伏線回収がテンポよくされていく!気分がいい!
③回収された伏線が綺麗にまとまっていき、ハッピーエンドになる!

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2026年07月27日

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(上巻から続く)この作品が実はハズレだったのかもと少しでも疑った自分を恥じたい。特に下巻の後半は『あのエピソードが、あの設定がここに繋がっていたのか』の応酬が待っていた。その都度に思わず「えー!」と口ずさんでしまう。やっぱり辻村深月作品は面白かった。もう疑わない。

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2026年06月11日

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ネタバレ

上巻は展開もゆっくりで、登場人物にも特に魅力を感じなかったが、下巻で一変。
一気に伏線は回収され、登場人物たちが好きになる。
辻村深月作品といえば、別の作品の人物が出てきてくれることが有名なので、今回好きになった登場人物が、他の作品に出てきてくれると思うと、他の作品も楽しみになった。

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2026年06月07日

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ネタバレ


上巻では、赤羽環は鋭利な感情を抱いていました。雑にいうと、キツい人だよなあ、私のような人間は、面接に落とされるんだろうなあ。読むにつれて、環の弱さに心打たれていました。すごく少女で、可愛かった。特に最後とか、可愛かった。

あらゆる物語のテーマは結局愛だよね、と最後に正義は言っていましたが、ここまで愛に溢れた作品は私にとって初めてでした。雑な言い方になるけど、登場人物、各人の行動言葉全てが「愛だよね」で表現できる。

重すぎる愛には嫌悪感を感じるイメージもありますが、チヨダコーキの環に対する愛は、きっと重すぎるに値するけど、気持ち悪さとか全く感じられなかった。チヨダコーキの人柄、かな。

ステキな彼らの生活を見せてもらいました。

ただ、自分の理解力の低さで、幹永舞の正体の意味が自分の力で理解できなかったのが悔しい(笑)
最後の解説もかなり強気な感じだけれど、すごく良かった。

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2026年06月07日

Posted by ブクログ

ちらほらと散りばめられた伏線が無駄なくキレイに回収されてすっきり!狩野目線で語られていく展開の最後にはコウちゃんの目線があって、やっぱりそこがよかった。甘酸っぱいトキワ荘、けれど仕事が主軸なので読んでて楽しかった。
解説では作家というものがどんなものか語られる部分があったが、本作の作家も常人とはいえないような人たちばかり。そうやってこの世の物語(だけに限らないけど)が作られて楽しませてもらっていると思うと感謝でしかない。
辻村さんの作品を読むと、あまりにも没入しすぎて、知り合いがたくさん増えたような感覚に陥る。今回も今後を見守るのが楽しみな知り合いがたくさんできた。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

壮大な青春ドラマ
登場人物それぞれが紆余曲折あり
みんなで支え合い乗り越えていく。
こんな仲間に巡り会える人生は最高だと思う。

いつもながら圧巻する。
最後に行くにつれて話が変わっていくのだけど
自然に何の違和感もなく没頭し
そうだったのか!となる。

初撃的でもなく優しさに包まれた最後
辻村深月はほんと最高です。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まぁ、なんていうかあらゆる物語のテーマは結局愛だよね か!
人は人に救われて、どうしようなく愛してしまう。
最終章でのチヨダコーキの不器用に精一杯人を想う姿は、ああこういうことだよなぁって大切なことを思い出させてくれるような、そんな温かくて少し恥ずかしくて鼻の奥にツンとくるような素敵な物語でした。
コーキと環の交わってきたタイミングの描写が本当に美しい。お互いがお互いを必要とする形から、自立して愛となる。なんか凄くいい!

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2026年05月24日

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ネタバレ

3.8

日常ストーリーに近い。その中で最後、心温まる展開があり、読んでよかったなと感じた。
文学系の人達の暮らし。
私は文学とは無縁の人生を送ってきたからこそ、共感できる部分はないし、上巻を読んでいる時に合わなかったかなと感じていた。

チヨダコウキの作品で人が沢山亡くなったこと。それは小説や漫画など文学で人に影響を及ぼすことの恐ろしさを伝える。文学家にとって、人に影響を与えられるような作品を作りたいと思うのはみな誰しもそうなのだろう。ただそれが死へ導いてしまったら……影響と言っても良い影響もあれば悪い影響もある。そして人を救うこともあれば死へ繋げてしまうこともあるのだということを知る。ただ、世間の話題に上がるのは悪い影響ばかりで、良い影響はゴシップとして面白くないので、話題に上がることはない。マスコミはおもしろおかしく話題性を作りたいがために、作者を悪者として描く。

売れることは人へ大きい影響を与える。そして、売れるために自分をすり減らす文学家達。普段関わることはないそんな人達のストーリーを垣間見ることができて、学びがあった。

チヨダコウキの本当の救世主は環だった。そして、チヨダコウキはそれを知っていて、学生時代の環やももかのことを見ていた。詐欺をしていたははおやに悩まされる人生をめちゃくちゃにされた環を救ったのはチヨダコウキであり、読者殺しと世間から避難され小説を書けなくなったチヨダコウキが復帰できたのは環のおかげだった。ひとつの物語を介して、人を救い、救われ、そんな連鎖が起きているとは。

文学をかいている人々にとって救いの1冊になる。そんな1冊でした。







環がこーちゃんとの初対面の出来事を怒っていたこと。それは伏線だった。

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2026年05月08日

購入済み

長い双方向片思いの末に

最後は愛、で締めますか。しかも急展開、なようでいて、実はそれまでの全てが最終話の振りだったと。

最初はトキワ荘のような、作家の卵の集まるアパートでの個性的な住人にそれぞれ降り掛かる悲喜こもごもの人生劇場を描いてるのかな、と思ってたら、あら不思議。まるで関係ないように思えた1つ1つの小さなお話が、最後にミステリー小説の謎が解ける瞬間のように1つに繋がっていく、辻村深月小説の醍醐味、最終話での大どんでん返しが待ってます。

上巻は盛り上がり処に欠け、主人公の環にも共感できず、そんなに面白くないなと思ってたら、下巻になってからストーリーが深くなっていき、一気に面白くなってきます。なので最後まで読み切って欲しいです。

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2015年08月04日

Posted by ブクログ

平成のトキワ荘的なスロウハイツに住んでいる、個性豊かな一流のめんどくさい、いやいや頑張っている人々の話。
下巻最後のあと4分の1あたりの伏線回収劇が面白かった。あ、あ、と以前読んだところが、プチプチはじけて行く感じ。
確かに、人の「行動の真意なんて、所詮受け取る側の気持ち一つ」なんだろうけど、登場人物達が自分が果たせる?果たしたい道を進めているのがいいな。私も自分を信じて頑張ろうかな。

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

この物語は何人か登場人物が出てきたが、
メインはそことそこの恋物語だったのかって最後には感じました。
他にも人の嫉妬心、不安定さなどを感じさせるストーリーがあって臨場感がありました。

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2026年06月16日

Posted by ブクログ

下巻の後半まで我慢という感じだったけど、最後グイグイ引き込まれた。
何も起こらない本が苦手な自分にとってはちょっと長すぎるかな。後半は星4.5

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2026年05月09日

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