あらすじ
莉々亜が新たな居住者として加わり、コーキに急接近を始める。少しずつ変わっていく「スロウハイツ」の人間関係。そんな中、あの事件の直後に128通もの手紙で、潰れそうだったコーキを救った1人の少女に注目が集まる。彼女は誰なのか。そして環が受け取った1つの荷物が彼らの時間を動かし始める。(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
ストーリーや、起こる出来事、すべてのキャラクターが素敵なだけでは無く、その全てに意味があり、最後に救われる結末であることがとても良い作品だった。
Posted by ブクログ
10年以上前に読んだはず。かすかに思い出しながらという感じだったが、最後のほうは、ああそう。そうだった、コウちゃん!そうだよなって思い出した。泣いた。コウちゃん最高にかっこいいよね。伏線回収がド級でたまらないです。
・環好きなのに、何も言わずでいるコウちゃんが本当にかっこいいんだよなあ。とはいえ、エピローグはこれからが書かれていてすごく嬉しい。最後の「お久しぶりです」を環は今回は本当にお久しぶりです、だよ。って思ってるのとか深いじゃんね。おしゃれだ。
・コウちゃんが初ストーキングしてるところの(笑)、今の顔はとてもかわいかったから、もう一度やって見せて欲しい。って、純なコウちゃん最高に良すぎる。
・で、環もかっこ良すぎる。天使ちゃん隠しつつ、りりあ許容出来るか?怒るべきはここなのでは?
プリプリと外に対してしっかりと固めてるが実は泣きやすいだったりかわいいね。で、背は低いのか。コウちゃんが高すぎるだけなのかな。
・それ以外のキャラもしっかりと立っていておもろいよねえ。スーはマジで勘弁してよーと思うが、しっかりと立て直してくれてよかったよ。
10年以上前に読んだときは感じなかったが、辻村深月さんの最近の文章に比べると若さを感じた。少しわかりづらい文章もあるというか。伏線回収も少しやりすぎ感もありつつ?しかし、勢いというかこれを書きたいんだ!というのをすごく感じた。帯にも本人が、「20代の辻村深月はこれが書きたかった」という小説、と書いてるね。その通りめちゃくちゃ思いました。もうとにかく本当によい小説。
Posted by ブクログ
千代田公輝がうっかり口にした件の発言(本当にどうしようもないくらいうっかり)によって罵られ、責められることになる今後数十年を思って救われた気持ちになった。
芹沢さんも元気そうだったし。
スーはまあ、好きにすればいいと思う。
Posted by ブクログ
上巻は韓国ドラマの様に関係性を丁寧に描き、下巻で一気に展開が動き伏線回収にハラハラし、最後は二人の関係性にグッとくるものがありました。
Posted by ブクログ
クリエイターの卵たちが暮らす古い一軒家「スロウハイツ」。まるで現代のトキワ荘のような場所で作家や漫画家や脚本家たちが共同生活を送る。嫉妬や羨望や尊敬や友情。複雑な事情を抱えた住人たちの視点で様々に描かれる不思議な日々が興味深い。
読み終えた後すべての伏線がキレイにつながった時の感動がエグイ。環がコウちゃんをずっと想い続けてきたその想いの深さとずっと前からつながっていた2人の絆に胸が熱くなる。登場人物たちがつく嘘はどれも誰かを想うための優しい嘘。本当のことを言うことだけが誠実さじゃないのかもしれない。
『凍りのくじら』の理帆子が写真家として登場したことにも涙。誰かに支えられた想いはまた別の誰かへつながる。胸の奥深くに密かにずっと住み続ける人がいる。「三十代の赤羽環の今現在とこれからの話をしよう」。その言葉には新たな伏線として環とコウちゃんのこれからにまた新しい希望を感じた。
Posted by ブクログ
今までのちょこちょこあった要素が綺麗に伏線回収されていって、びっくりです。どういう作品なのか全くわからず、とりあえず辻村深月先生の作品を読んでみよう、と手に取ったので、どういう感じなのかな?と手探りで読んでましたが、自分も小さい頃は漫画とか小説が好きで、オタクやってて、自分で同人誌だけど創作したことがあるから何となく感情移入もしつつ
でもやっぱりプロになる人間は違うよな、熱量というか、なんかどうしようもなくプロなんだよなと思ってしまう。
環ちゃん可愛い。コーキ先生もそれならもっとさぁ!さぁ!!と思いつつ。
狩野もさぁ!!!それはさぁ!!!言ってよ!!!ってなりましたね!!!
スーも可愛い。男を見る目なさすぎるけどスーも幸せになってほしい。
凡人には眩しすぎました。ほんと、眩しすぎた。
Posted by ブクログ
オーディブルにて。
伏線回収がすごいとは聞いていたが、こういうことか。
ミステリーではなく感動系。
全てをわかった上でもう一度読みたい、というか抜粋して読んだ。
こんな関係なのになんでお互い謙遜するんだ。
最後のお久しぶりが、全てわかった上でのお久しぶりと信じたい。
青春です
何だか久しぶりに思い出した、若い頃の記憶。何にも上手くいかなくて、自分を表現することが怖くて下手くそだった頃。私はエンヤの事が最初イマイチ好きになれなかったけど、それは過去の自分にちょっと似ていたから。コウちゃんが不器用ながらも環姉妹のためにやった行動が明かされていく終盤、グッときました。良かったです。
Posted by ブクログ
上巻はちょっと読み進めるのがしんどい時もあったけど、ちょこちょこ「ん?」と違和感があったりして
それが最終章で全部が繋がる
感動したしめちゃくちゃよかった
ひとりでクリエイターたちのそれぞれの色を描けるのがすごいし、それぞれがとても人間味があって面白かった!
作品の中で狩野が言ってた
「人を傷つけず、闇も覗き込まずに、相手を感動させ、心を揺さぶることは、きっとできる。そうやって生きていこう、自分の信じる、優しい世界を完成させよう。」
狩野ならできるよ!
Posted by ブクログ
上巻の感じで黒辻村かと思ってたら
白辻村だった!
黒辻村を期待していただけにちょっと肩透かし感はあったけど、純愛でした。
読後感はかなり良かったです。
環目線で進んだお話を後半でチヨダコーキ目線で描かれていた描写に見事にやられました!
Posted by ブクログ
上巻は展開もゆっくりで、登場人物にも特に魅力を感じなかったが、下巻で一変。
一気に伏線は回収され、登場人物たちが好きになる。
辻村深月作品といえば、別の作品の人物が出てきてくれることが有名なので、今回好きになった登場人物が、他の作品に出てきてくれると思うと、他の作品も楽しみになった。
Posted by ブクログ
上巻では、赤羽環は鋭利な感情を抱いていました。雑にいうと、キツい人だよなあ、私のような人間は、面接に落とされるんだろうなあ。読むにつれて、環の弱さに心打たれていました。すごく少女で、可愛かった。特に最後とか、可愛かった。
あらゆる物語のテーマは結局愛だよね、と最後に正義は言っていましたが、ここまで愛に溢れた作品は私にとって初めてでした。雑な言い方になるけど、登場人物、各人の行動言葉全てが「愛だよね」で表現できる。
重すぎる愛には嫌悪感を感じるイメージもありますが、チヨダコーキの環に対する愛は、きっと重すぎるに値するけど、気持ち悪さとか全く感じられなかった。チヨダコーキの人柄、かな。
ステキな彼らの生活を見せてもらいました。
ただ、自分の理解力の低さで、幹永舞の正体の意味が自分の力で理解できなかったのが悔しい(笑)
最後の解説もかなり強気な感じだけれど、すごく良かった。