ミトンとふびん

ミトンとふびん

小説・文芸
721円 (税込)

3pt

互いに事情を抱え、母親達の同意を得られぬまま結婚した外山くんとゆき世。新婚旅行先のヘルシンキで、レストランのクロークの男性と見知らぬ老夫婦の言葉が、若いふたりを優しく包み込む(「ミトンとふびん」)。金沢、台北、ローマ、八丈島。いつもと違う街角で、悲しみが小さな幸せに変わるまでを描く極上の6編。第58回谷崎潤一郎賞受賞作。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    ミトンとふびん
  • タイトルID
    :
    1515415
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB
  • 映画化

    「シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE」

    2026年6月26日公開
    出演:岸井ゆきの、ツェン・ジンホア

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ミトンとふびん のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大切な人と別れた人を主軸にした小説集。
    出会う人や環境に支えてもらいながら生きて行く物語がすごく印象的で心に残る一冊だった。
    自分が歳をとった時に読み返したいと思った。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    大きなドラマはないというか大きなドラマが過ぎたあとの人たちの話。
    最初の2篇は正直あまりピンと来なかったけれど、表題作の『ミトンとふびん』と『カロンテ』で異国に2人or1人という特異な状況での変わらなさと特別な出会いに惹き込まれ、帰省中に本作を読んだ自分の境遇と重なる『珊瑚のリング』にどうしようもなく苦しくなって、そこまでの集大成のような『情け嶋』でふんわり気持ちを落ち着かせることができた。
    幸せのかたちは人それぞれ、多少わがままに生きてもいいじゃない、そんな気持ちになれた。

    0
    2026年09月23日

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんがおすすめしてて手に取った作品。

    あぁ〜めっちゃすき。
    朝井さんが言ってた「本棚にずっといて欲しい」
    まさにそれだ!!

    実際に生きていく中で
    世の中の普通とズレるところってみんなあると思う、それをちゃんと言葉にして文字にして伝えるってすごい。

    今、わたし幸せだわ。
    そして、もっと自由に生きていいのかも。

    どの話もあったかい。
    あと、あとがきもあったかい。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    本当に本当に素晴らしい一冊。吉本ばななさんの文体が限りなく好き。どの話も心にズッシリくるところがある。生と死、傷の癒し方、周りの人間との関わり方……暗い描写が目立つけど心が温まる不思議。情け嶋の、山頂のアソコちゃんの感情がグッとくる。通勤の電車で読んだことが悔やまれる。ゆっくり読める旅先などにとっておきたかった。また必ず読み返すであろう。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    かつて 僕は 時間というものに関して貧乏性で 何かをあてどもなく待つことや 他人のために自分の時間を差し出すことができない人間だった。だから傷ついた人の傍らでその人の吐露に耳を傾けながら寄り添うとか、月日の経過によって物事が おだやかに収まっていくのを見守るとか そういう大人なスタンスで自分や他人と向き合うこともなかった。こうした生き方が安っぽく奥行きを欠いた、他人を寄せつけない不毛な人生だ、と気づいたのは ずいぶん年を重ねてからのことだ。

    大切な人を失った心の傷、喪失感が ささやかなできごとや ふとした出会いの積み重ねによって癒されていく6編の物語。人それぞれ、他の人とちがうスピードで時間が流れていたってかまわないのだ。自分を取り戻すにも、他者の痛みに寄り添うにも、時間の流れに 身をゆだねる鷹揚さが必要だ。

    0
    2026年08月11日

    Posted by ブクログ

    特に大きい出来事はないのに、止まらなく気づいたら終わっていた様な感覚でした。
    そっと寄り添ってくれていて、ひとつひとつの文章にずっごくなにか大事なことが隠れている気がしてならなかったです。
    再読していくたびに味が出て深くまで知って行けるような気がします。
    私の中でこの本はお守りのような小説になると思います

    0
    2026年07月24日

    Posted by ブクログ

    宝物の一冊になりました。

    吉本さんの家族観、恋愛観、死生観…
    人生観が丁寧に梱包された本。

    親、きょうだい、親友。
    大切な人との愛別離苦を覚えた時の、あの頃からずっと胸の中に詰まったような緊張のような苦しさを、そっと解きほぐしてくれ、久しぶりに肺いっぱいに空気を吸えた気がしました。
    そして、これからの未来に訪れるであろう別れに対して少しの心構えをさせてくれる物語。

    人を思うことや人に思われることこそが、私たちの人生を潤す水分であることに気が付きます。

    誰かを思って泣くことがあれば、そんな風に思えるあの人の存在そのものが私の幸せなんですよね。

    私の人生に存在してくれる人、してくれた人が、来るべき時に見る走馬灯のように浮かんできます。

    私も誰かにとってのその存在だと思うと、自分のことも抱きしめたくなる。
    ただの日常が強く、愛しくなる一冊でした。

    0
    2026年07月12日

    Posted by ブクログ

    2026/09/20
     なんて素敵な本。行ったことのない現地の情景や食べ物の味や匂いが、こちらまで伝わってくる。まるで自分もそこにいるような気分になった。きっとそれは、登場人物たちが淡々と生きているからだろうな。決してドラマチックなことは起きないけれど、ちゃんと生きていて、ちゃんと未熟だったり、ちゃんと傷ついていたりしている。
     また、そんな登場人物たちの姿を見て、少し救われる部分もあり、気づいたら心が凪いでいた。
     三十代の二人の話の中で、「私たちはどこまでも行けるとは思っているけど、気づいたら根を張っていて、もう動けなくなってしまうかもしれない年齢になっている」みたいな部分が、現在の自分とリンクしていて刺さった。最後の情け鳩も良かったな。

    0
    2026年09月21日

    Posted by ブクログ

    通勤電車でいつも読んでいたのだが、あんなに雑音やら刺激やら疲労やらの渦巻く空間でも心の中に少しの余白を生み出して風通しを良くしてくれる作品だった。文体は柔らかいが強度があると感じた。旅に出たくなる本!

    0
    2026年09月20日

    Posted by ブクログ

    吉本ばななさんの短編集。
    私は、吉本ばななさんの作品を読むのは初めてであった。
    ほとんどの物語が、「大切な誰かを失った人」についての話。
    この先、失ったその人を思って悲しんだり、不安になることは幾度となく訪れるかもしれないが、とりあえず今は笑っていてもいいんだよね、という心への折り合いをつけられる作品。
    驚くべき展開や、疾走感といった刺激のある物語ではないが、ふとしたときに読み返しては、心をあっためてくれる物語となるだろう。

    0
    2026年09月11日

ミトンとふびん の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎文庫
  • タイトル
    :
    ミトンとふびん
  • タイトルID
    :
    1515415
  • 電子版発売日
    :
    2024年02月08日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB
  • 映画化

    「シンシン アンド ザ マウス/SINSIN AND THE MOUSE」

    2026年6月26日公開
    出演:岸井ゆきの、ツェン・ジンホア

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  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
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