あらすじ
※本作品は、2019年発売の単行本版『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
★★★★★
ミステリランキング5冠!
★第20回本格ミステリ大賞受賞
★このミステリーがすごい! 1位
★本格ミステリ・ベスト10 1位
★SRの会ミステリベスト10 1位
★2019年ベストブック
さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補!
★★★★★
城塚翡翠。
彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……?
すべてが、伏線。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
最初は翡翠ちゃんがぶりっこすぎて何度も読むのやめようと思ったけど、最後まで読んでよかった。めちゃくちゃ面白かった。翡翠ちゃんかっこよくて大好き。
香月も元々変態味あってあんま好きじゃなかったけど、やっぱり最悪だった。
これぞどんでん返しって感じで面白かったー
Posted by ブクログ
香月視点で行われる婉曲的な人物描写はまさに作家を思わせるものだったが、時折みせる直接的表現に人間味を感じて良かった。対照的に、計算し尽くされた人間味とフィクションならではの思考の速さを併せ持つ翡翠の人物像は、底知れなさがあってとても魅力的だった。
緻密な論理、全てが伏線、上質な読書体験ができた。
Posted by ブクログ
完成度高い!いわゆる連作短編集のような構成で大きく四つの事件が描かれているので、推理のお披露目タイムが大好きな私にはボリューム満点の作品だった。城塚翡翠という人物もとっても魅力的。
Posted by ブクログ
私のような読書初心者にオススメしたい小説。
犯人を明かした上で事件を遡る形式が読みやすかった。
ミステリ初心者、読書初心者の私には、非常に楽しめたし、面白かった。
全てが伏線と惹句しており、作中、冷静沈着のように感じる香月は、翡翠や女性に対する性的な表現が多く、たまに「ん?」となっていたが、またそれも伏線と取れてなるほどなぁと思った。
Posted by ブクログ
完全に騙されました!!
なんとなーく、連続殺人鬼の正体には気付けたけど、まさか翡翠にも秘密があったとは!!
読み返してみると、3話のさりげないシーンにて、翡翠が香月に向かって「殺人鬼の役ですよ。お得意のはずです」と言っていたり…猟奇殺人を犯した高校生が自供を語る相手に香月を選んでいたり…その流れで、あ〜主人公の相棒が犯人パターンね〜って思考停止してしまった、やられた!
翡翠のどの部分までが本性なのかも気になる、続編も読みます!
Posted by ブクログ
今年1番面白かった小説です!!
序盤の事件の解決も霊能力×論理的思考で楽しく読ませて頂きましたが後半にある驚愕の事実を目にしてからは嘘だろ!?本当に!?と本当に良い意味での裏切り、どんでん返しがありました!
霊能力をどうやって事件解決に繋げるのかなー?という興味から手に取りましたが本当に面白かったです!
これぞ、記憶を消してもう一度読みたい小説だと思います。
表紙のイラストも素敵でした!!
Posted by ブクログ
久しぶりに完全にひっくり返されたので★5にしました。
香月が別荘がなんちゃらと言い出した時にはアレッてなって、彼が犯人なのではというところには行き着いたのですが…翡翠ちゃんがあんな才能を秘めていたとは想像もしていなかったです。
香月と同じく、可愛いな〜って思いながら読んでるだけでした。。
続編もあるみたいなので楽しみです。真ちゃんの活躍もかかれてたら嬉しいな〜と。
Posted by ブクログ
数々のタイトルを総ナメした作品に相応しい小説でした。
もう凄すぎて言葉にでません!
間違いなく、私の小説人生の中でも
トップ3に入る作品です。
最後の伏線回収が凄いを軽く超えてきます。
この体験をいろんな方に味わって欲しいです!
Posted by ブクログ
オススメ。
読みやすく、面白い。
途中無理があるがな、と思ってもそれさえ「全てが伏線」って感じ。すっきり。
伏線回収も丁寧におさらいするので分かりやすい。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった!!見事に最後、2回騙されました…!
途中までの展開は「あーこういう、恋愛×相棒要素がウケて評価されまくってたのか」と浅はかな感想を持ちながら読んでました…。全て掌の上でした…。
明日は朝から続編買いに走ります!
Posted by ブクログ
気になってはいましたが、やっと入手しましたので一気読みしちゃいました
最初は、それほど絶賛される作品とは思えませんでした
途中から、翡翠を狙っている犯人が想像でき、確かにドンデン返しではあるが、それほどのものか…という感じでしたが、更にその上を行くストーリーに脱帽です
霊媒探偵という題名も、最初から読者に晒していたのですよね
これだけ完璧な作品を出してしまうと続編が試金石になりますよね
とっても楽しみ!
匿名
とてつもない衝撃の一冊。このオチを予想できた読者はいないだろう。あれっ?と思うことはあれど読み進めていくうち引き込まれ、最後に丸ごとひっくり返された。まさに全てが、伏線。
Posted by ブクログ
最後はまさかの大どんでん返しーーー!
まさかお互い騙し合っていたとは…!この予想は全くしておらず良い意味で裏切られた!
このコンビでシリーズ化もあるのかな思っていたところに…予想外すぎてとても面白かった!
最後のクライマックスは一気読み!
誰も予想していなかった結末
これを予想出来た人が何人いただろうかと思わせる結末にページをめくる手を止めることが出来ずに読み切りました。推理作家と心優しい純真な霊媒の恋愛を交えたミステリーと思って読んだら大間違いです。
凄かった!
面白かった!
最初はサクサク読み続けてましたが、途中(後半近く)から、あれ?あれ?っと思いだしてまた1ページから読み返したりしてしまいました笑
騙されました笑
思わず二度読み。
ミステリーは久々に読みました。にしても女性作家のミステリーにしてはずいぶん一般的なラブコメぽい描写が多いな…と思っていたら、まさかそれが…いや、これ以上は言えません笑
どんでん返しがあるミステリーは多いですが、本書のように二重、三重に罠が貼ってある作品は稀なのではないでしょうか?
謎だけでなく、ただの情景描写から、登場人物の心情まで、無駄なものが何一つない、脅威のミステリーでした。
今2週目ですが、全てを知って読んでもやはり驚かされる… 作者さんこそ本書最大最高の奇術師であり名探偵だと思いました。
大満足!
たくさんの賞を取っていたので、ずっと気になっていました。
中盤までは「それほどすごいかな…?」という感じで、ところどころ主人公の心情に「ん??」となるところも。
ですが、それが最後には全部ズバズバと解決していき爽快でした。
さすがです。
Posted by ブクログ
まさに本文でも書かれてたのと同じ。一度答えを自分で見つけてしまうと、それ以上の答えがあるとは想像もしなかった。
つまり、殺人鬼の正体は予想は出来たけど、それ以上の想像は全く出来なかった。完全に作者にやられました。
作品前半の、作家と霊媒師の組合せの展開、特殊条件下での推理物という事でそれはそれでもよかったと思ってましたが、こう来るとは。。。
伏線確認でもう一度読み返したくなりますね。普通の叙述トリック作品なら大体一つの錯誤を考慮すればいいのだが、本作品は二人それぞれの裏の顔を考慮して読み返さないとですね。
続編もあるようなので読んでみたいですが、このネタは一度しか使えないので、通常の推理ものになるかなな。
最後に。エピソードの花粉症や半券のくだり、翡翠の裏の裏の顔が垣間見えて、本当にいいですね。
最高
自分でもこうなるんだろうなーと予想をしながら読み進めていきましたが、あーやっぱりねとなったところで、さらにその上をいくトリックが仕込まれていてジェットコースターに乗っているような気分になれた作品です!
Posted by ブクログ
最初は、こういうスタイルの中編集かな?と思いつつ、連続殺人犯との対決にあたって伏線が張ってるはず!と読み進めました。
しかし、こういう感じで回収するとは予想外。
犯人は誰かは構成上予想できますが、読みどころは別のところにあります。
久しぶりに面白いミステリーに出会えました。
最高でした!
そうくるかー!と思わせられます。
最後の大どんでん返し、本当に最高でした。
次回作も読みたいと思います。
一気読みで、とっても楽しかったです!
Posted by ブクログ
もう一回読み返したら、またもっと面白いと思う
最初の方うっすらいろいろ疑ってたけど、読めば読むほど内容に呑まれていってしっかり騙された
Posted by ブクログ
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。
Posted by ブクログ
楽しく読めた。これってミステリーなの?と思いながら読んでいたが、最終章が大ミステリーだった。
女性の読者から見たら翡翠はやっぱりあざとい女に見えたのだろうか。
青春っぽい部分もあったのに見事に裏切られた笑。
どの翡翠が本物なのだろうか。エピローグの翡翠が本当の翡翠だといいないいな、と思った。
Posted by ブクログ
おもしろかったです。
最後まで読んで、おお!と驚きがあって楽しめました。中盤までの妙な気持ち悪さというか、やり取りの白々しさが不気味で好きになれなかったのですが、少しスッキリできてよかったです。
Posted by ブクログ
第20回本格ミステリ大賞受賞作。全4話収録の連作小説。最終話の怒涛の展開が圧巻。「あー、全て書かれていたな」と思うのだが、読んでいる間は意識するようなところはない。それはそれで事件は解決していくので、「そーなんだ」くらいにしか思っていなかったのだが、根底から覆されるとは思ってもみなかった。視点が変わることで見える景色が全く異なってくる、これもミステリーの醍醐味だと気付かされる。
ドラマ見てなくて結末知らずに見ましたが、だいぶ面白かった。最初は、あー普通の在り来りな感じなのねと思ったけど、大どんでん返しだった!まさかってかんじ!全く分からなかった
読むべき 買って良かった。
まさかの結末... すべてが伏線というキャッチコピーに納得です。翡翠が正体を表しトリックを明かすところはなんだか回りくどくてさっと読み飛ばしましたが、あれも翡翠の被った仮面なのかもと後から知ると少し切ない気持ちになります。推理小説を読んでこれ程驚かされたのは初めてです。
Posted by ブクログ
ドラマを観ていたので、早く翡翠ちゃんの本性を見たくて見たくて読む手が止まりませんでした。ちゃんと読んでいると結構散りばめられている伏線。どうせなら知らないで読みたかったそんな一冊。
Posted by ブクログ
霊媒師がその特殊能力で事件の犯人(或いはそれに近しいヒント)を指摘し、それを主人公が論理へと昇華することで解決に導く、特殊な形式のミステリだと思って3つ目のエピソードまでを面白く読んでいたら、最後で一気にひっくり返された。まさか互いが互いに騙しあっていたとは思いもしなかった。しかし、霊媒師の本性は一体どっちだったのだろうか。
Posted by ブクログ
3.5
4編からなる短編小説。
1.2.3話と事件がたんたんと解決していき、やはり短編だからサクっと行くなーと思ってからの最後でのどんでん、伏線回収。
こんなことがありえるのか!?
霊媒探偵城塚翡翠…
とんな結末になるか予想していたが
それの斜め上をいかれてしまった。
全体的に読みやすくおすすめだが、
じっくりと1冊を楽しみたい方には微妙な感じ。
でも普通に面白い作品。
次回作も絶対に読みたい。
Posted by ブクログ
2022年8月21日、俺は城塚翡翠に恋をした。2022年8月22日、俺は恋にやぶれた。自分に何が起こったのかはよくわからない。胸が、ちょっとむかついている。10月開始予定のドラマは見るつもりだ。
Posted by ブクログ
装丁の雰囲気があまり好めず遠回しにしていたけど
帯の「ミステリ五冠」「すべてが、伏線」という言葉に何度も誘われついに手にしました。前半は正直んー、、、なんか弱いな。
と思ったんですが後半してやられた。
ページ数が残り僅かなのに連続殺人事件の謎解けるの?
まさか…?と思った時にはもう真相にたどり着いていました。
予測できた方は少ないのでは?
後半の翡翠ちゃんの解説はくどくて途中、本を閉じて休憩
エピローグで綺麗に〆るのさすがです。
やはりこの手は・・・。
2022年11月読了。
TVドラマが始まる前に入手していたのだが、何だかんだで積ん読していて、ネットニュース等で「信じられないどんでん返し」等の字句を見て、それなら「早く原作読まないと、碌にドラマも観られないな」と急いで読んだ。
感想としては、「○○が犯人」のパターンはそれ程世に珍しくは無いのだが、主人公が「全く○○の○力を持っていない」と云う点が、今までに無かったタイプなのかなと感じた。
ただ、この手法を使ってしまうと、その後のシリーズは初作の「神秘性」を全放棄することに成るので、主人公の魅力が半減してしまうのでは?と云う気持ちも残った。
正直言って、ラストのタネ明かし部分では、突然饒舌に細かい推理過程を延々と喋り出す主人公に気持ちが引いてしまって、むしろ小馬鹿にされた「犯人」の方を気の毒に感じてしまったぐらいww。
確かに「有るようで無かったスタイル」かもしれないが、今後も続けていく(もう続編書いてるもんね)上で、まったくテイストの異なるミステリーに変わってしまうのだと思うと、ちょっと残念にも感じた。
但し、ドラマのキャスティングは原作のお陰で「イメージ通り」に感じられた。清原果耶・小芝風花ファンとしては、大変にありがたいドラマに成ると思う。原作が続く限り、ドラマも続けてほしい。
そういう訳でミステリの評価としては、個別の事件の筋立ては中々良かったが、最後の「どんでん返し」は犯人同様ドン引きで、主人公にフラれてしまった気分に成ってしまったので、ややマイナスw。
正直言って、それ程数々の賞を取得出来る程、ミステリとしてのロジックの完成度を感じられなかったのは非常に残念。
著者の実力は有ると思うので、正々堂々と真っ正面からぶつかってくる様な「本格推理」を望みたい。
ドラマを見て気になって
ドラマで最後を知るより原作を味わいたいと思い購入しました。ドラマで放送されてる部分に伏線が多いのですが、一回見てる分どうしても流し読みしてしまい後にピンとくる感覚が弱く感じました。
Posted by ブクログ
エンタメミステリ。最後まで読んで良かった!
相沢沙呼って評判良いけどメインターゲットはオジサンなんだ......?私には合わないな......と何度も読むの止めようとしたけど、最終章からぐっと面白くなりました。早とちりしてごめんなさい。他の作品も機会があったら読んでみようと思う。
メタ視点も小気味良かった。推理小説が好きな人の感想も聞いてみたい。
(ただし最終章が爽快だった分、エピローグはモヤッとしました。せっかくのカタルシスが台無し。)
以下の点を踏まえて、最終章=7割〜8割目くらいまで読めそうなら楽しめるはずです。いやそんな読まなあかんのかい!って思うなら、他に気になってる本を読んだ方がいいです。
・主人公の自称が、‘’本格ではない、いわゆる広義の......まあ、女性でも親しみやすい作品‘’を書くミステリ作家。
・翡翠ちゃんがひたすら都合の良いラノベヒロインっぽい。たまに甘酸っぱいドキドキイベントが発生する。
匿名
メイントリックのインパクトは抜群。
終盤まで少し焦らされる感はあるが、どんでん返し好きには堪らない作品。
ラストでアッと言わせるようなライトノベル調のミステリが読みたい人にオススメ!
レビューしづらい
ドラマ化と聞いて読みました。先に原作読んでて大正解。ドラマ見てネタバレ知ってしまうと、原作読んでも全然面白くないと思われます。
ネタバレと言うか、犯人はひょっとしてと思ってた人だった為、意外性なくて残念。まどろっこしい推理展開するなぁと途中で興味が削がれてしまい、そこから違和感を感じてたら予想通りの結末で......
でもドラマ化は面白そうなので楽しみたいです。