小説・文芸の高評価レビュー
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この本は日本人の課題図書にすべきだと思う。
朝鮮半島と日本の歴史、国際関係と政治、北朝鮮拉致被害者問題、人間としての道徳…ノンフィクションに限りなく近いフィクションとして書かれた物語。
かっての北朝鮮を「地上の楽園」と称して日本から送り出した人々の1人として登場する第一部の孔仁学、愚連隊で日本から逃げ出し北朝鮮へ渡った第二部の玄勇太はかって親友同士だった。
2人の歩んだ地獄の様な日々は誰の責任か!?
それを問うべく第三話で成り立つ物語。
かって「帰国運動」とはやされて北朝鮮へ渡った9万人以上。その根底には日本政府としてお金のかかる貧困外国人を追い出す目的もあったという。
その片棒を担いだ「地上 -
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酔った勢いで酒屋の自販機を蹴りつけ、止めに入った店員を殴って逮捕された、自称スズキタゴサク
傷害事件を起こした、坊主頭で腹の出た冴えない風体の男と思いきや、取り調べの最中にスズキタゴサクは爆発の予言をする
その直後、秋葉原の廃ビルが爆発
「これからあと3度、爆発が起きます」」というスズキタゴサクと、警察の対決
社会からの落語者で、失うものがない無敵の人
その割には警察を翻弄する話術と知恵がある
偏った倫理観、人生観、道徳や正義に対しての話で取り調べをのらりくらりとはぐらかすスズキタゴサク
その主張に一定の理解はできる
自分に関係のない人が苦しもうが死のうが、直接的には関係ない
それこそ、遠く -
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宮本輝の自伝的小説『流転の海』第七部。
あと2冊で終わりとなる。
第一部を読んだ時は、松坂熊吾に対して嫌悪の情が強く、最後まで読み通せるか不安だったが、今は終わるのが惜しいという気になっている。
それは、歳をとった熊吾が、若い頃のように、すぐに暴力に訴えるということがなくなったからかもしれない。
人を差別することなく、面倒をみる熊吾の性格に気づいたからかも(人助けをすることが快感なのだろう、と自分でも分析している)。
または、この物語に慣れてきて、登場人物に親しみを持つようになってきたからかも。
今回は、前半あまり起伏のない内容が続くが、後半またもや、というストーリー。
そんななかでも、美食 -
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ずっと読みたかった本
なぜか涙が出そうになった。
おばあちゃんの生活、好きです。
おばあちゃん自身も。
裏庭の葱、山椒、パセリにセージ、
ミントやフェンネル、月桂樹。
ジャム、キッシュ、紅茶
気持ちがあたたかく、豊かになる。
本当に価値のあるものは何であるのか。
サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。
ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ へ
オバアチャン ノ タマシイ、
ダッシュツ、ダイセイコウ
私も明るくこの世からダッシュツしたい -
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私は声優・アニメ関連が大好きなので、この緒方恵美さんの作品に出会えて喜びを感じています。
この作品は、緒方恵美さんのこれまでの人生が書かれています。
「選ばれし者しか声優にはなれない」とおっしゃっていたのを聞いたことがありましたが、本当にそうなのだなと感じました。しかし、どんな声優でも大きな努力が必要で、みなさん本当に凄いなと改めて思いました。特に緒方さんは、精神的にも経済的にも肉体的にも苦労をされてきたことが言葉からひしひしと感じられました。
また、人としての強さを目の当たりにしました。業界での大きな変化の中で、家族のため、仕事のため、スタッフのため、後輩のため、ファンのため…。自分にでき -
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杏と瞬がどのような人間なのか口絵が欲しい…と思ったのが本音。しかし、どの部分でどう違うのか、2つあったり、肥大している臓器の描写が今後どのように生きてくるのか。想像は人それぞれになるところが面白い。杏と瞬、見た目は1人の少し歪な人間なのに、意識は2人分。多重人格ではなく、身体があるところ、意識と身体は一体なのかという哲学的な問いが陰陽図と表現されていた。陰陽図、授業で出てきて、ペプシのロゴみたいだなぁと思っていたのでタイムリーで既視感あった。凹凸が上手く噛み合い、白と黒、表裏一体のような関係。サンショウウオという題名から、魚が出てくるのかなと思ったが、伯父の勝彦も父の若彦を体内に魚として飼って
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