ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • Hマートで泣きながら

    Posted by ブクログ

    母への愛と喪失が、料理の記憶を通して静かに積み重なっていく本だと感じました。
    キムチやスープ、Hマートでの買い物の場面など、丁寧に描かれた料理の描写一つ一つに、作者の母への愛を感じました。食べ物の記憶をたどることで、母の存在が鮮やかによみがえるように感じました。

    0
    2025年11月22日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    特に、道が印象的だった。
    全部ではないけど、繋がりが見られるところも面白い。
    皆何かしら自分にとっての一枚の絵ってあるんだろうなと思った。

    0
    2025年11月22日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

    Posted by ブクログ

    生きるというのは、起こったすべての出来事を人生に必要だった経験に変えていくということ。なにがあっても、むしろこれでよかったんじゃないか?と、これからは自問していきたい^_^

    0
    2025年11月22日
  • 猫を処方いたします。4

    Posted by ブクログ

    このシリーズが大好きです。
    わたしも猫を飼っていて共感する部分が多く、読みながら泣いてしまいました。
    猫好きさんも、猫好きではない方にもおすすめします。

    0
    2025年11月22日
  • 付き添うひと

    Posted by ブクログ

    今の時代大人も生きづらい世の中になっているので、子どもたちは大人以上に大変な世の中を生きていかなくてはいけない
    たまに道を踏み外すことや外しそうになることもあると思う
    その時には知識や経験がある大人が良い方向に導いてあげることが大切だ
    おぼろは彼らを救うことで自分自身の過去を見つめ少年時代のおぼろを母親から解放することができたのだろう

    0
    2025年11月22日
  • 文章作法 小説の書き方

    Posted by ブクログ

    原稿用紙で書いていた時代、句読点の打ち方にも配慮したとの一文を読んで、もし著者が生成AIで小説を書けると知ったらなんと言うだろうと思った
    小説の勉強、向き合い方など大変参考になりました。
    ただ例文として挙げられている著者の作品はさすがに古さを感じた。

    0
    2025年11月22日
  • 重力ピエロ

    Posted by ブクログ

    春の悲しい生い立ちと人格形成に思いを馳せると胸が痛くなるが、兄や両親との絆に救われる。家族っていいな、と気付かされた。
    ガンジーや文豪の含蓄のある言葉が登場するたび考えさせられ、深い教養を得られる良書だと思った。ミステリー要素もあり、知的好奇心も刺激され、引き込まれた。

    0
    2025年11月22日
  • 青の炎

    Posted by ブクログ

    実際に罪を犯すまでが長くて、読み進めるのに時間がかかった。星3くらいかなーなんて思ってた。でも半分以降はあっという間に読んだ。胸がギューーーーーーーッと苦しくなった。しばらく引きずるだろうな。あーしんどい。

    0
    2025年11月22日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    感情を感じられない主人公がゴニという荒々しい少年に会って色々か感情に触れていくお話。文を追うごとに主人公のことを知りたくなっていく。彼には、普段私が置き去りにしてきた思いや疑問を淡々と口にする。そこにとても惹かれた。

    0
    2025年11月22日
  • 博士の愛した数式

    Posted by ブクログ

    主人公の家政婦と同じくらい自分が数字に魅了されていくのが心地よかった。これから何か数字を選ぶとき完全数28を選びそう。
    博士とルートと主人公が野球を見に行くシーンと、誕生日会のシーンが情景がありありと思い浮かんで好き。

    0
    2025年11月22日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

    Posted by ブクログ

    長編小説ですが、短編のように構成されていて一つずつ読んでは考えてしまい、とても長い時間読んでいたように思います。人生うまくいかないなと悩んでいる時にちょうど読む事ができて良かったです。

    本書と同様に本屋さんをやってみたいなとか喫茶店をはじめてみたいなという気持ちはあるにはあるのだけれど、踏み出す勇気がない自分が居たり心の病気になってしまっている自分が居たりしてなかなか前に進む事ができない中これでもいいんだなと背中を押してもらえました。

    エッセイストの小説というのを初めて読んでみてこういう類の本を探していたんだと気付かされました。この本を皮切りに色々探してみたくなりました。

    じぶんのように

    0
    2025年11月22日
  • 死にたいけどトッポッキは食べたい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ペク・セヒさんのエッセイ。

    前からタイトルが気なっていて読みたいなと思っていたら著者の方が亡くなったと知り、直ぐに在庫があるお店を調べて買いに行った。

    ペクセヒさんに共感ができるところが多かった。それに対して先生は納得できる部分もあればなぜそんなに言い方をするのだろうと思ってしまうところもあった。資格や免許がある先生だから正しいのだろうが。

    「あなたはまるでロボットになりたいみたいですよ。」は私にとってはまさにそうでしかなくて苦しくなった。
    決まったものは周囲の感情に関わらず突き通したいし、間違ったことは絶対に嫌、迷惑はかけたくないし手伝ってもらうのも嫌、全ての行動において説明書やマニュ

    0
    2025年11月22日
  • 一寸先の闇 澤村伊智怪談掌編集

    Posted by ブクログ

    ホラーのショートショート21編。どれも短いからすぐ読めて、ちゃんと怖くて面白い。いろんな種類のホラーを楽しませてもらいました。

    0
    2025年11月22日
  • ハイライトには残せないけど、生きていた日

    Posted by ブクログ

    自分がどれだけこのネット世界、SNS時代に囚われているかよく分かりました^^優しい語りと素敵な挿絵、写真全てこだわりの見える素敵な作品です♪

    だって、たいていの人は、人生のハイライトじゃなくて、その裏側にいるはずだから。

    0
    2025年11月22日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

    Posted by ブクログ

    じわり、じわり、じわりと沁みる。
    登場人物たちの迷いながらも丁寧に今を生きる、無理はせずでも手を抜くことなく、挫折を味わってそれでも日常を考えながらゆっくり歩む。
    そんな姿が沁みるーーーー。

    最初は本当日常のちょっとしたところを切り取っていたのにそれが積み重なって厚みを増していく楽しさ、美しさがめっちゃ良い

    私はスンウが登場した章が1番好きで、その後に来た労働に関する議論の章はなかなか唸らされた。

    この作品の登場人物、みんな心優しくて良い。
    ただ、名前が混じって、誰が誰か文脈から察する、っていう笑
    あと、スンウがタイプすぎた。こんな思慮深い人に出会いたい。

    2025.11.22
    109

    0
    2025年11月22日
  • 存在のすべてを

    Posted by ブクログ

    親子愛の話。
    空白の3年の告白のシーン、そして別れのときは感動して読んでて涙が出た。

    結局、人は人なんだなと。
    優しい人は犯罪に巻き込まれて尚、やさしく愛を持って生きていて、その苦しさ、不運さとともに、もがき幸せを目指す その情景に感動した

    0
    2025年11月22日
  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    やっぱり町田さんの本はすらすら読める。
    溺れるスイミーが特にすきだった。なんとなく日頃感じてるモヤモヤを、宇崎くんが撫でてくれるような錯覚になる。終わりは切なかったけど、後味は不思議といい。
    読んでよかった。

    0
    2025年11月22日
  • 天気が良ければ訪ねて行きます

    Posted by ブクログ

    もう一度観たいと思っていたドラマの邦訳本があると知って。

    「グッドナイト書店」を舞台に、登場人物たちのあたたかい言葉や思いやり、そして静かな愛が描かれる。
    書きとめたい素敵な文章がたくさんあり、ゆっくりと時間をかけて読んだ。ゆっくり読みたいと思える本は、いい本だなって思う。

    『よく目が覚めて、よく食べて、よく働いて、
    休んで、そしたよく眠れたら、それが素敵な人生』

    0
    2025年11月22日
  • 黒い雨

    Posted by ブクログ

    戦争の恐ろしさ、原爆の惨たらしさ。
    じっくりと読み進めながら、私の想像力では到底及ばないほどの凄まじい光景だったのだろうと思う。
    「何もかも情けない。」という一文が、戦争の全てを物語っているような気がした。

    0
    2025年11月22日
  • デスチェアの殺人 上

    Posted by ブクログ

     カルト教団の指導者の殺人事件、遺体に刻まれた解読不能な暗号、十五年前の未解決事件、カルト教団で行われる謎の『講座』、果ては上層部から送り込まれたスパイとの合同捜査という不穏なピースが散りばめられたワシントン・ポーシリーズの長編で、捜査が進むごとに深まる謎や帯の「最後の事件」の不穏な響きでどうなるのかドキドキしながら読み終えた。詳しい感想は下巻で。

    0
    2025年11月22日