小説・文芸の高評価レビュー
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購入済み
優しくて ちょっと哀しい
あの本読みました?のインタビューを拝見して読んでみたくなりました。
1話目が一番好きなお話です。猫も勿論可愛いけど…
幼い頃は犬が苦手で通園途中にいる犬に怯えて保育園に行けずに帰って来てしまう私を心配した両親が犬を飼い始めました。やがて仔犬に懐いて怖がらなくなり…ずっと犬と一緒の生活が続き、どの犬達も大切な家族でした。
結婚した年に、嫁ぎ先でも犬を迎えて17年一緒に年を取ってくれた愛犬も旅立ち天国ではナンテ名前を名乗ったのかなぁー…“かわいい”かな?…“いい子だね”かな?
今でも毎日思い出す大切な家族です🐶 -
Posted by ブクログ
AIを「正解をくれる存在」ではなく、「考えるのを助けてくれる対話相手」として描いているところが印象的だった。AIはアシスト付き自転車のようなものだと思う。自分がペダルを漕がなければ前に進まないように、考える主体もあくまで自分なのだ。「創造性は選択に宿る」という言葉が一番強く残った。AIが提案してくれても、最後に選ぶのは自分。そのことに常に自覚的でいたい。問い掛けるのは答えを得るためというより、理解するため、そして「知りたい」という気持ちを手放さないためなのだと感じた。青春小説としても甘酸っぱく、テトラちゃんをとても応援したくなる一冊だった。
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Posted by ブクログ
一番最初のページをめくると、東端省吾というフリーライターのXのトップページが写っている。固定のポストは、アカウントの持ち主である東端が行方不明だ、最後にS邸に行くと言っていたが何か知っている人がいたらDMをくれという、東端の妻によるものだ。
ふんふん、なるほど、とページをめくると、ある事故についての記事が載っている。
これが行方不明のライターやS邸とやらとどう関係していくのか…?
S邸に関係すると思われる様々な記事、コラム、録音、メール、転生系ラノベ、番組……
一度読んだだけではどう関わっているのか?と思ったものも、最後まで読んでから読み返すと、こう解釈すればいいのか!と面白い。
最初はぜひ -
Posted by ブクログ
あとがきで、実話をもとにした作品だと知り驚く。
アウシュビッツでの描写は悲惨だが、終戦直前の捕虜の扱い、チフス・コレラ・栄養失調のなかで働かさせる過酷さ、不衛生極まりない絶望的環境は、満州鉄道のため日本軍に働かされていた捕虜を描いた作品「おくのほそ道」でもほとんど同じような描写があった。アウシュビッツが大量殺戮工場として特異な存在であったことは事実だが、戦争の行き着く先はいつも同じ光景、同じ地獄なのだと改めて思い知らされた。
主人公の少女が発刊当時まだ存命で(もしかしたら今も)作家と直接会っていることにも驚いた。これは過去の話ではないのだ。
ヒルシュについての真実(?)が明かされたこと、ナチス -
Posted by ブクログ
増田俊也『七帝柔道記 II 立てる我が部ぞ力あり』角川文庫。
増田俊也の自伝的青春小説『七帝柔道記』の続編。単行本では『七帝柔道記 III 湖に星の散るなり』が刊行されるようだ。
旧七帝国大学による15人対15人の団体戦で、寝技中心の七帝柔道という独特の格闘競技に没頭する若者たちの姿が描かれる。
立ち技中心の講道館柔道に対して戦前の高専柔道の流れを汲む七帝柔道は寝技中心で、スポーツ化した講道館柔道に逆らうかのように武術、武道としての道を歩み、現代にも生き残っているのだ。
一気読みだった。今の世の中では根性論など汲みされないのかも知れない。勉強が全てではない。若い時にこそ限界まで肉体を動 -
Posted by ブクログ
5篇ある短編のすべてで、はたから見るとヤバいやつ、暴走しているやつの内面が一人称視点で描かれているのだけれど、どの主人公もなぜここまでヤバくなってしまったのかという背景や自分の中でのロジックが語られ、そこに切実な説得力が感じられるため、なぜか応援したい気持ちになる。
生きているだけで常に忙しかったり将来に焦りを感じたりする機会が多い今の社会では、この小説が突拍子もない物語では全くなくて、自分のすぐ隣に広がっている世界のようにも感じられた。個人が抱える闇を社会の問題と結びつけて語られていて、その点は朝井リョウの「どうしても生きてる」という短篇集に近しいものを感じた(くしくも文庫版の解説は朝井リョ
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