小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
読み終わってみて、すごく面白かった(?)。読んでよかった。
↓以下ネタバレです
善い行いが全くなく、悪い行いのみで物語が進んでいく。
コシモという主人公になりそうな予感の少年の登場は最初の方で、そのあとしばらくはもう一人の主人公になりそうな「バルミロ」を取り巻く展開になり、再びコシモが登場するまで、長かった。色々あった!そして決して強引さがなく、ようやくここまで辿り着いた!と思えるような手抜きのない丁寧な展開だった。
そこに至るまでには、残酷な描写がたくさん出てきて私自身、善悪の境界線が揺らぐ瞬間がいくつもあった。
自分を裏切った人、敵対する存在の人を殺すのは物語上仕方ないとし -
Posted by ブクログ
ネタバレ還暦を過ぎた うだつの上がらない男たち。
自分はこのまま 鄙びた港町でただただ無駄に歳を重ねていくだけだ…と寂しい背中のおじさん達(哀)
しかし、一人の銀行員の死をきっかけに オジ達は立ち上がる!戦いを挑むのは 町を蝕む巨悪な存在!!
「一念通天」
ここで終わってたまるか!
痛快リベンジミステリー
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愛媛県の港町。地元の銭湯「みなと湯」を憩いの場として集まるオジ四人集。
老朽化した「みなと湯」の風呂釜修繕に頭を悩ませる主人の邦明
暴力団を破門になり、みなと湯の釜焚きとして雇われる独り身の吾郎
実父の儲からない骨董屋を継がされ、家庭でも肩身の狭い思いをしている -
Posted by ブクログ
ネタバレ良かった。あとがきや解説も含めて非常に後味の残る作品だった。
「変身」が、「一匹の巨大な虫」が何を指しているかは各々に任せられているとして、性役割的の歪さを女性の立場から描いた文章は現代では流行っていて非常にありふれたものになりつつある今、男性の立場からの生きづらさのようなものを描いたものは受け入れられづらくなっている印象になる。
いや逆なのか。男の視点からしか描かれていなかったからこそ、現代の潮流が女性の視点に寄っているみたいなことなのかな。
とにかく、すごく新鮮だった。
だからこそ村上龍は「すべての男は消耗品である」と述べた上で消耗品として生きていくことの覚悟を説いたわけで。
消耗 -
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Posted by ブクログ
上下巻の構成とは知らずに上巻だけ買って一気読みしてしまい、待ちきれず途中駅でわざわざ下車して下巻を買った。本当に面白かった〜〜
一つ一つの描写で、自分が日々当たり前に見ている景色、考えていることがよりクリアに的確に表現されていく感じ、読んでいて気持ちいいなと思う。
分人主義についての本を読んだことがあったので考え方自体は元々知ってはいたけど、自殺についての見方は新しくて、且つ納得感があった。
あと、直前に原田マハの『たゆたえども沈まず』を読んだおかげで、ゴッホの肖像画のくだりがより一層深みを増したように思う。
佐伯は結局何者だったんだろう。
平野啓一郎の本、好き! -