小説・文芸の高評価レビュー
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親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。(p5)
とても有名なこの書き出し。しかし実際に読み通したことはなく、初めて手に取った。
主人公の「坊っちゃん」は正直でまっすぐで、曲がったことが嫌いな、いかにも「江戸っ子」という男。
田舎の中学校に赴任した坊っちゃんは、生徒や教師たちとの人間関係に翻弄されながら、最終的には嫌いな教師を懲らしめてその地を去る。
「近代文学」と聞くとどうにもお堅い印象を持ち、とっつきにくいという人は少なくない。私の周りでもそのような声を聞く。
しかしこの『坊っちゃん』という作品は、まったくそんなお堅い印象はなく、テンポが良く、切れ味のいい主人公の物言いが面 -
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めちゃくちゃ面白かった~
単行本だから持ち歩かずに家で読んでいたのだけれど、正解でした。めちゃくちゃにやけながら読んでしまった。
文章を書くことは得意ではないと冒頭に述べていたけれど、全くそんなことを感じさせない文章だった。
変に難しい言葉を使わず端的で、分かりやすいから、ストレートに入ってくる。
一見勢いに感じるような言動の中に論理や筋がしっかりある感じがエバースのネタそのもので、とても嬉しくなった。
佐々木さんから語られる町田さんのエピソードは本当に佐々木さんの言う通り酷いものが多い。よく卑怯者と乏す。
(私はそれらのエピソードも大好きだ)
それゆえに、「なぜ佐々木さんは町田さんとずっ -
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作中の「SF」という表現を借りるならば、この作品は私にとって「Sugoku・Fulfillment(すごく・充実感)」だった。
初めて読んだのは大学生の頃。実に18年ぶりの再読になる。
誰とでもそれなりに関わりながら、決して心の内までは明かさない主人公。どこか一歩引いた場所から周囲を眺め、それぞれの人の個性を「SF(少しナントカ)」と名付けていく。
大学生の頃の私は、そんな彼女に少し「可愛げがない」と感じていた。
ところが、大人になって読み返すと、むしろとても可愛らしく思えた。
人を勝手に分類していたというより、自分にはうまく理解できない世界を、「SF」という自分なりの言葉に置き換え -
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息子4歳
保育園でポケモンが流行り始めて、家で
「◯◯って何タイプ?」
「はがねタイプの弱点って何?」
などエンドレスで聞かれるようになって、
対処しきれなくなってきたので購入。
何を聞かれても図鑑で調べてと言えるように。
結果、いまでは息子は立派なポケモン博士で、図鑑は表紙が反り返って折れてかなり年季が入った見た目になった。
もうすぐ6歳の息子が未だに開いて読んでいるので、もう購入してよかったベスト1かもしれない。
技とか弱点とかの詳細なデータは別の小型の図鑑に任せるとして、フルカラーで1025匹のポケモンが載っている点は間違いなく魅力的だと思う。
大きな本なので持ち運びには適さないけれ -
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津村記久子さんを読むのは4冊目。
今まであまり読んでいないが、読んだ本はどれも不思議な面白味があった。
今回もまた得も言われぬ味わいがあるお話だった。
身勝手な母親から逃れ山あいの町で暮らし始めた理佐(18歳)と律(8歳)。姉妹とその周囲の人たちの40年を描いた物語。
10年ごとに区切られた話では、人々の出会いと別れがあり、過剰にならない人間関係が紡がれ、小さな善意とそれを素直に受け入れる感謝の日々が描かれる。
蕎麦屋の守さん浪子さんと水車小屋の喋る鳥・ネネ、絵描きの杉子さん、理佐のバイト先の先輩の光田さん、律の同級生の榊原さんや園山くんの親子、担任の藤沢先生、水車小屋で働くことになる聡、律 -
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ネタバレプロジェクト・ヘイルメアリーの主人公に対しても思ったけれど、実に愛すべき性格の主人公。通信内容が全世界に生中継されていると知ってさっそくおっぱいの絵文字を送ってくる主人公なんて、好きにならずにはいられない。DIYの話が大好きなので、主人公がありあわせの資材であらゆるミッションを成し遂げる姿はとても楽しかった。特に、パスファインダーの回収は本当にわくわくした(映画でも観てるはずなんだけど)。
気になっていたじゃがいも栽培についても少し詳しく知ることができて良かった。しかし栽培が大成功してしまうとタイムリミットの問題が解決されてしまうためか、早々に全滅させられていた。残念。もっと見ていたかった。 -
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