小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ18歳の理佐と8歳の律が姉妹ふたりで暮らし始めることとなり、水車小屋に住むヨウムのネネと町の人たちとの交流を40年間にわたって描いた物語となっている。
第一章では、18歳の理佐がどうしようも無い母親の元から妹の律と共に去り、妹を養いながら新たな町で生活していく。まだ学生であったり親の庇護下に置かれているのも一般的である年齢の理佐が、妹の事だけを一心に考えて働き、共に生活しているところに胸をうたれた。理佐にも行きたい学校、やりたい事があったにも関わらず、妹にはやりたい事をさせてあげたいという気持ちを持つことは簡単なことではないだろう。少し大人びた律がやっぱりまだ8歳の可愛い妹なのだと実感するとこ -
Posted by ブクログ
主人公の美空が子育てを通して、揺れ動く感情を描いている本。
私自身、先月娘を出産したばかりなので、ここに描かれている言葉や状況をリアルに当てはめて、今後の自分に照らし合わせるようにして読んだ。
多様性が認められてきたとはいえ、「母親は子どもを愛せるのが当然」「子どもは持つべきだ」など固定概念がまだあるからこそ、そこから外れた人は苦しむ人も多いと思った。
どんな自分も認めてあげること、子どもはどう育つかは分からないけど我が子の人生に携われることはすごいこと、この本から教えてもらったことを道標にこれから子育てに励んでいきたい。
このタイミングで出会えて心から良かった本。 -
Posted by ブクログ
シリーズの順番を考えずに読んでいるが、特に問題なし。文章は固くなく、やり取りもちょこちょこ微笑ましい場面があり、とても読みやすい。次々に事件が起こるので飽きが来ないし、章も短い。なんといっても、後味がとてもスッキリして爽やか!
あと、全部読んでみて思うのは、とてもちゃんとした推理小説だということ。手がかりは初めから順に差し出され、私たちは星座を探すように、点と点を繋いでいけばいい。分からなくてもポアロがいるから大丈夫。
トリッキーでも、バカスカホームランを打つ派手なタイプでもなく、計算も練習量も見え、犠打も盗塁も守備も「ああ、上手いな」と思わせるような、少し小柄で多才な選手を想像させる小説。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ美しい文章!キラキラと煌めく、透明な冷たいようなあったかみもあるような表現が冬を綺麗に表していて、ずっとずっと綺麗。
そして読みやすいです。
詩人の方が書いていると聞きました。さすがです。見えている感覚がそもそも綺麗なんだ、と思ってしまう。
着ぐるみのこんこんに恋をしている女性。
世の中には姿が見えないVTuberさんに恋をしている方もいる。声だけで声優さんに恋をしてしまう方もいる。ラジオのMCさんに恋をしたり、俳優さんやアイドルに恋をすることだって、自分は直接関わり合ったことがないし、ただのイメージで好きになるんだから一緒だ。
「ああ、この人の考え方いいな」「このスタンスいいな」「この声落ち -
Posted by ブクログ
読み終わった後初めての感覚だった。
テーマはすごくブラックで救いようのない、救われてはいけないものだけど、すべてが美しくて
この装丁を選んだことをとても納得した
過去は変えられないことは紛れもない事実で、どんな理由や行動原理があっても、人を傷つけることをしたらそれ以前の自分にはきっと戻れない
そのことを深く理解しているからこそなぜこのようなことが起こったのか、なぜこの人はこんなことをしたのか、もがき苦しみながら紐解いていく
それはきっととっても難しくて、奇跡でも起こらなければ成し得ないことだけど、どこまでもまっすぐに理解しようとする
それが恋とか愛とか優しさという行動原理なら、まだ
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