小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
信州の美しい木立の中に佇む「エルザ動物クリニック」。
ちょっとクセがあるけど凄腕の院長と
過去の出来事に悩む受付の深雪や看護師の絵里香と雅美。
クリニックに訪れる動物とその飼い主たちとのストーリー。
馬が脚を折ったらなぜ安楽死をさせなければいけないのか
他の猫と接触しないのになぜ避妊手術をしたほうがいいのか
動物の知識が全くなかった自分にとっては、
そういうことだったのか…と、とても勉強にもなった。
動物もひとも関係なく、一つの命。
動物を飼うということは、その命に対して責任を持つこと。
ときにつらく厳しい選択を迫られるが、
その命に真剣に向き合い、
懸命に助け -
Posted by ブクログ
南紀の小都市(1970年頃か?)を舞台にした長編小説。南紀旅行に行く前に是非読んでおこうと手に取った。
複雑な出自を持つがゆえ、地縁と血縁について悩みながら、ところどころ情熱と暴力を爆発させてしまう主人公の物語。登場人物が非常に多く、また現在進行の場面と回想場面が頻繁に入れ替わるため、序盤では混乱してしまう。最終ページに関係図が載っているので、そちらを数ページごとに何度も見返しながら読み進めていく。また、地図帳で和歌山県新宮市や熊野川付近を見返したり、現地の写真を検索しながら、壮大なドラマの舞台を頭で描きながら読んだ。
中盤に入って、ある程度、現地のイメージと人物関係が頭に入ってしまうと、一気 -
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東京大空襲の描写は非常に生々しく、圧倒されるものがあった。燃え広がる街や逃げ惑う人々の姿から、戦争の恐ろしさと理不尽さが伝わってくる。国が始めた戦争によって、何の罪もない人々が翻弄され、人生を大きく変えられてしまう現実が印象的だった。
そのような時代の中で、個人主義は弾圧され、自由に生きることさえ難しい。しかし、ドレ女の女性達は「美しさ」を求め続けることで、戦争という大きな力に抗おうとしてるよう感じた。直接武器を取って戦うわけではなく、自分の価値観や美意識を守り続けることが、彼女にとっての抵抗だったのだと思う。
だからこそ、その姿はとても美しく、同時にどこか儚さも感じさせた。戦争という極限の状 -
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資本主義の仕組みを否定するのではなく、持続可能な社会を実現するために資本主義をどのように進化させるべきかを考察した一冊。環境問題や社会課題が深刻化する中で、企業、投資家、資本市場がどのような役割を果たすべきかが論じられている。
本書では、従来の資本主義が短期的な利益を過度に重視することで、環境や社会への負荷を生み出してきた側面があることが指摘されている。一方で、資本主義そのものを否定するのではなく、その仕組みを活用しながら社会課題を解決していくことの重要性が語られている。
そのために重要になるのが、資本市場の評価基準である。企業の価値を短期的な利益だけで評価するのではなく、長期的な成長力や -
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プロローグ
長浦京が創り出す世界観が本当に好きだ!
自身に本当にフィットする
プリンシパル、シスターレイなど女性主人公の
ハードボイルドを描かせたらピカイチなのではないだろうか
今回の舞台は己がこよなく愛する大正末期の
時代設定だ
閉ざされた病室で嬉々として頁を捲った
本章
『リボルバー・リリー』悶絶の★5
しつこいようだが、長浦氏が創り出す女性キャラクターがこの上なく大好きだ
美女でありながら当然強く、感情的にならないところも良い
至って冷徹でクレバーなのだ
『プリンシパル』は氏の1つの到達点だと思うが
本作は、流石大藪春彦賞受賞作だけあって非の打ち所がない物語となってい -
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ネタバレAudibleで聴了。
7巻で完結だと思って読み始めたのに、完結していなかったという衝撃。まだまだこの世界観に浸りたいから続きがあるのは嬉しいけれど、2026年3月現在でまだ8巻の発売は発表されていない。著者のXによると、今年には発売されそう?
完結はしていなかったけれど、7巻で一区切り。6巻のロードクラスの棺の話のところでほのめかされてはいたけれど、まさかマキアが死んでしまうとは。第八話「大好きなあなたへ」は号泣。
マキアが死んでしまったけれど、どうにか生き返るのだろうと予想をするも、まさかの展開。そして、なるほどと納得。続きは新章となり、救世主のマキアが活躍するのでしょう。
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