小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ小5、6位の時に読んで「こっっっわ‼️」とトラウマになった作品を26歳になって再読しました。
やっぱごっつ怖い&気持ち悪ぃ〜〜‼️(褒めてる)
児童ポルノ、動物虐待、親から子への虐待、てーんこもりだから作品として賛否両論になると思いますが。
ただ最後にかけて伏線がどんどん回収されていくのがミステリー小説として気持ちいぃんじゃ〜‼️‼️
頭の回転のいいS君と、大人びててしっかり者のミカに囲まれる、ちょっと弱気なミチオ、という構図が、物語が進むにつれて変わっていくのが面白い!
結局いちばん怖いのはミチオでした…
ミチオが自分の作りこんだ物語にここまで入り込んでいるのは、自分がお母さんとミ -
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今年こそは読もうと決めていた作品。
昨年「13階段」を読んでから、ずっと読みたいと思っていて、ようやく手に取った。
創薬学科を専攻する大学院生。
難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、民間の軍事会社で働く傭兵。
二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。
上巻の前半は難しい描写もあり、あまり入り込めなかったけれど、上巻の後半辺りから面白さが加速して、下巻はページを捲る手が止まらなかった。
別々の場所で起こっている出来事に徐々に見えてくる繋がり、次々に明かされる真相に大興奮!
場面の切り替えが多々あり、一つの物事を多角的に見れるのも面白かった。
本書に出てくるレポート、 -
Posted by ブクログ
本当に面白かった。読んで良かった。
お笑いの世界は厳しくて泥臭いと思った。
身近にお笑い芸人を目指す人がいたが、こんな世界であることをもっと早く知りたかった。
そうしたらもっと理解してあげられたのにと思う。
徳永と神谷はお互いに無い感性や考えを持っている。だから惹かれあったのだと思う。
想像も出来ないほどの覚悟を持って、売れるかも分からない中、表現を続ける。
2人の生き方はかっこいい。
人に見せるものである以上、世間と切り離すことが出来ないし、面白さだけで表現をしてはいけない。
私たちは常にルールの中で生きていて、その中で何をするのか、考えなければならないのだと思う。
お笑いは特にその難し -
Posted by ブクログ
青山美智子さんの本はいつもタオルケットをそっとかけてくれるような、そんな優しさがある。
僕はアニメなどのコンテンツを見ると、こんなうまくいくはずがない、現実はこんなに甘くないといつもそんな目で見てしまう。
青山美智子さんの本を読むときも、なんというか
小町さんのような存在がいない、ファンタジーの外にいる僕たちの悩みは解消されないんじゃないかと思うことがある。
でも、同時にこうも思う。
大事なのはそこじゃないんじゃないか、と。
この人にはこれ、この人にはあれ、みたいな人それぞれ悩みもその先を照らす光も違うんだ、というのが青山美智子さんの本たちが教えてくれていることなんじゃないか、と。
この本では -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ぼぎわんが、来る」に続く「比嘉姉妹シリーズ」の第2作目。
シリーズものだと2作目以降が微妙……という印象が強いけど、私は前作よりも今作のほうが好き。このようなホラー作品はテーマとなる呪いを解き明かす過程がミステリー小説の展開に似ているが、この作品はそれが特に顕著だから私の嗜好に刺さったのだろう。
2作目にして「こんなんどうにもならんやん……」というレベルの呪いだったので、主要人物が助かったのは幸運としか言いようがないのだが、でもそのレベルの呪いをたった一人の人間が作り出していたことを考えるとホント人間って恐ろしい存在だなと……
ホラー小説を読むと毎回思うことだけどやっぱり怪異なんかより