小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
大好きな岬洋介シリーズ!!
このシリーズを読んでいると、次々と映像が頭に浮かんできます。演奏部分なんか特に。久しぶりにチャイコフスキーのピアノ協奏曲ちゃんと聴いてみようと思いました。
岬さんの登場はいつもより少ない気がしましたが、颯爽と、穏やかに、鮮やかに、は、相変わらずです….大好きです!
そして、七里さんならではの、問題提起というか、いつも本当に考えさせられてしまいます。ありがたいことに今の日本は日々平和ですが、命の危機を感じながら生きている人も世界にはたくさんいて、フィクションなのにやけにグサグサ刺さってきます。遠い国だから関係ない、ではないような気がします。 -
Posted by ブクログ
温かい気持ちになれる一冊でした!
「おやさいどき」の店主・沙都さんがとても可愛らしくって魅力的です。
ほんわかとした天然さんで、包容力があって、お野菜が大好き。
彼女が楽しそうにお野菜の話をする様子は、読んでいて優しい気持ちになりました。
おかげさまで、今まで以上にお野菜が好きになりました。
出てくるキャラクターみんなが優しい人たちで、ずっと安心して読んでいられました。
小さな子供からおじいさんまで、いろんな年齢・立場の人が出てきます。
それぞれの人間ドラマも描かれていて、胸がぽかぽか温かくなりました…!
続編も出るのかなあ。ぜひ読みたいなあ。 -
Posted by ブクログ
三秋ワールドの素晴らしさを言葉で表すのは難しい。
強いていえば、「100パーの彼女」を描くのが抜群に上手く、またそれをどこまでも自覚的に書いているのが良い。 さらにそれが胸を打つ巧みな情景描写によって美しく飾られているのが素敵。
今回のヒロイン達にしても悶えてしまうほどのキラーフレーズの数々がたまらなかった。
孤独な生を送る2人が、寄生虫のはたらきによって運命的で作為的な恋に落ちる話。
思考も恋情も脳内物質の働きにすぎないのであれば、それが虫やウイルスによるものであろうと本質に変わりはないのだと思う。主観こそが世界を構成する全て。
終わり方は心残りがあるが、あえてあのエピローグを書くことにこ