小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
アジア太平洋戦争敗戦から81年。アジア地域に死者2000万人とも言われる被害をもたらした日本の戦後、女性たちはどのように生きたのだろうか。家父長制、男尊女卑、女性差別が色濃く残る時代にあって、俳優、政治家、編集者、デザイナー、作家、アスリートなど様々な職業の女性12名にフューチャーする。女性12人の軌跡を束ねたときに、どのような思想や精神が浮かび上がるのか。そして、そこから我々は何を受けつぐことができるのか。彼女たちの営為を通じて、文化としての戦後民主主義を思考する。とりわけ、鴨居羊子の戦後1960年代の「下着革命」を読んで、前衛的な先見性には感嘆した。戦後80年経っても学生の下着の色まで指定する学校の管理教育に対して、この時代から実用性と個性を追求した「下着革命」。男性の固定概念の価値観から解放されようとし、また女性に受け入れられたからこそ、1970年代の日本のウーマンリブによって女性の社会的役割や権利が拡大した。しかし、今なおジェンダー平等への壁は厚い。この書籍から、今後を展望する手がかりの一つにすることが重要だ。
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