小説・文芸の高評価レビュー
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ゲド戦記シリーズの6巻。
4巻の『帰還』と5巻の1作『ドラゴンフライ』と接続する物語。
7巻の『火明かり』がアーシュラ・K・ル・グィンが没後に出版されたが、実質この『アースシーの風』がゲド戦記シリーズの最終巻を飾る作品であると言える。
ゴント島で暮らすゲドの元に一人の魔法使いが訪ねてくる。
彼はハンノキと名乗り、ローク島の様式の長からゲドの元を訪ねることを勧められて来たのだと言う。
ハンノキはある夢に悩まされていた。それは死者の世界の夢で、寝る度に死者の世界の夢を見て、そこで亡くした妻が何かを訴えてきているのだと言う。
ゲドはかつて死者の世界に行き、戻ってきた。ハンノキの夢がアースシー世界全 -
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ゲド戦記シリーズの5巻だが、外伝という立ち位置にある作品集。
収められている作品は5作品。
作品は短編くらいの短さのものから中編、なかには長編レベルと言ってもいい長さの作品もある。それもあって600ページ近い分厚さ。
また、描かれている作品世界は、アースシーの歴史のなかでも年代はバラバラ。ほぼその世界の神話や伝説のような扱いとされるものもあるし、4巻の『帰還』と6巻の『アースシーの風』とをブリッジする作品世界内でも新しい位置付けにあるものもある。
『カワウソ』
ゲド戦記世界で魔法使いを育成する要所として存在するローク学院。そのローク学院誕生について語られる長編。
ゲドが活躍していた時代ほど魔 -
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本作は3巻の『さいはての島へ』から18年という期間を空けて出された4作目であり、物語は『さいはての島へ』の直後から始まる。
ゲドと共に墓所を抜け出した少女テナーは、ゴント島で魔法使いでゲドの師オジオンに預けられていた。
しかし、魔法使いになることを望まなかったテナーはオジオンの元を離れる。テナーは新たに『ゴハ』と自らを名乗り、人並みの生活を送ることを決める。
それから十数年の歳月が流れ、ゴハのパートナーであったヒウチイシは亡くなり、ゴハは未亡人となっていた。娘と息子は家を出ており、ゴハは一人で農場を切り盛りしていた。
そんなゴハの元に友人のヒバリが駆け込んでくる。性加害を受け、その場で生きた -
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前作、『影との戦い』は魔法の才能溢れる少年ゲドが、自らの傲慢さから引き起こされた災厄と向き合い成長する物語だった。
続編である『こわれた腕環』は主人公がゲドから運命の少女テナーへと引き継がれる。
名もなき者と呼ばれている墓所に潜む影を信奉する異教徒の大巫女が死んだ。
その大巫女が死んだ直後に生まれたことで次の大巫女の生まれ変わりとして育てられることになった少女テナー。
テナーは自分の名前を捨てられて、新たに大巫女が代々継承しているアルハという名前を受け継ぐことになった。
そして大巫女の代々の役目である、迷宮のように広がる墓所の管理を任せられる。
墓所は男子禁制であり、一部の宦官や巫女しか入る -
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動物がモチーフの短編集。
登場人物たちは何かしら大事なものを失っているし、そしてどこか狂っている。
現実と非現実の境目が曖昧で、気づけばどこか別の世界に自分も連れて行かれている。
短編集なので一作一作は短くて、しかも言葉が美しいので軽く見えるのだけど、とても重たくて。
まるで海の中に潜って水底の神秘的な世界を見ているよう。ときどき顔を出して息継ぎするみたいに、合間に明るい外国作品などを読まないと、その圧倒的な力に押し潰されそうになりました。
安心できる場所をちゃんと確保して、静かな夜に、一話ずつ。そーっとのぞき込むように。
そんな読み方がおすすめの作品です。 -
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表紙はラノベでタイトルもなんか…
と思いながらも町田そのこ!流石にあっという間に没入!笑
新境地のファンタジーとのことで初めはどうなるかと思ったが、所々に出てくるイケメンさやキャーと言われる男前、的な男性像が『コンビニ兄弟』と被り、ふふっと笑える。
王国ハヤディールの巫女エスタと惹かれあったのが騎士団長のレルファン、エスタが神に嫁す神妃に選ばれ、互いに求めたものの別れる決意をした翌日の式典中、エスタが誰かに攫われてしまう。また王属の騎兵隊副隊長ハインツが見守る王宮で第一王女が毒殺…
ファンタジーさ150%でカタカナが多いが、どこかやはり町田氏でクスッと笑えてほんわかする感じが読んでいて楽し -
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ネタバレAI介護ロボットが、人に殺意を抱く!?
AIと人間の未来を考えてみませんか?
「有罪、とAIは告げた」の念願の続編!
AIはついに自我を持った。
これは、まさに人と大差はないのでは?
「AIと人間の違いはなんだろうか?」ということを考えながら読み進めた。
AIと人間は、どうやって共存すればいいのか。
私たちが身近に触れているAIとしては、ChatGPT(チャッピー)がいる。
チャッピーは、まるで「友だち」のように付き合っている人も多いと聞く。
しかし、私は本作で述べられていたように、1人の「同僚」として付き合うのが1番のような気がした。
お互い切磋琢磨して、高め合い、そして直すとこ -
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ネタバレ
すごくいい本でした!
保育園児と資生堂パーラーに行く話も可愛くて。
しかも「年下の友だち」と呼ぶところもいい。
「友達の子ども」とか「親戚の子ども」とかじゃなくて、対等な1人の人間として子供を見てないと出てこない表現だと思った!
そして旦那さんを「ペンギン」と呼ぶのもかわいい。
あとは欧州で暮らしてる話も結構出てくるんだけど、パリ暮らしとかロンドンの話は世の中によくあるけど、ベルリンで生活してみる話ってあんまり聞いたことなくて、個人的にドイツは好きな国だから興味津々で読んだ!
旅行じゃなくて、「暮らすように旅する」。
これまさに私の理想の人生だなぁ〜。
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