ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • すべての、白いものたちの

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    さらっと読んでしまったが 再読したい本 最初に白いもの目録をみたとき さみしいような 凛としているような 静かで壊してはいけないような イメージを持った 生まれてすぐこの世からいなくなってしまった姉と死なないでと言って抱きしめ続けた母 斎藤真理子さんの訳がとても優しくしみる

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    2025年11月24日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    板状に咲くというタイトル。咲くのは棟方が妻チヤか、と読み終えてから、感じた。
    棟方にもチヤにも熱いものを感じた。なるとかなる、なんとかするしかない、という気持ちは自分も持っていたい。
    読み進めながら時々図版を確認する。この絵がこんな時に…と。
    原田マハさんの本が好きで、読んでない本を読んでみようかな、と気軽な気持ちで手に取ったけれど、愛情とリスペクトをたくさん感じた。

    20年くらい前に見て圧倒された釈迦十大弟子。
    その板木がこんな運命を辿っていたとは、驚き。神戸で焼失したひまわりもそうだけど、戦争の罪深さも改めてかんじる。

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    2025年11月24日
  • 犬のかたちをしているもの

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    自身の価値観や経験と似ている部分がたくさんあり、
    もの凄く共感もしたが、読み進めるのが辛かった、、、
    高瀬準子さん作品の中で一番好きだった。
    ほんとーに高瀬さんは、心情を語る描写がうますぎる!!
    大袈裟でもなく、まわりくどくもなく、きれい過ぎず、
    ただ心に浮かんだ言葉や想いがそのまま流れ出たような表現。
    ページ的には短めだから、もちろん多く語らない部分も全てを書き切るわけでもないんだけど、そのバランスもまた見事、、!

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    2025年11月24日
  • 有能助手は名探偵を操る

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    とても読みやすかったです!サクサク読めました。
    私はミステリーも好きだけど「名探偵」も大好きなので志谷にとても共感しました笑
    ラストの感じ続編あると思うので早く読みたいです!最後はびっくりした…

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    2025年11月24日
  • ありか

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    シングルマザーの美空さんと1人娘のひかりちゃんを中心にしたお話。
    ものすごーく優しく、そして幸せの詰まった内容で読んでるだけで気持ちが満たされました。
    思う通りにならないこととか嫌なこととか。
    それらがなくなることはないけれど、何気ない日常ってほんとありがたいし、幸せなんだっていうのを思い起こしてくれる作品でした。
    瀬尾まいこさんの作品、大好きです。
    ありがとうございました!

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    2025年11月24日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    「ぼく」が考える世界の様々な事象は、非常に複雑で難解だが、それらに対してとても誠実に向き合っている。作中で『「その問題について考えるのをやめてはいけない」というありきたりな結論になった』という旨の言葉があるが、私はそのありきたりなことを放棄してしまわないよう、日々を意識したいと感じた。

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    2025年11月24日
  • 国宝 下 花道篇

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    ネタバレ

    映画を観て、登場人物達の心情をもっと知りたくなり本書を購入した。
    読後真面目に「えっ?!」って声が出た。
    映画とはまるで違う結末で衝撃的だった。

    俊介は歌舞伎から一旦逃げ、更に春江に頼った。
    喜久雄はいつも独りで立ち向かい、歌舞伎から少しも逃げなかった。その姿がとても痛々しく、応援しながら読んでいた。

    喜久雄が探していた景色。
    雪の白。
    飛び散った血の赤。
    そう言えば文庫版のカバーの背景は「上巻が白」「下巻が赤」。そう言う事なのかと少し鬱々としながら本棚に片付けた私であります。

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    2025年11月24日
  • 向日葵の咲かない夏

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    ネタバレ

    小5、6位の時に読んで「こっっっわ‼️」とトラウマになった作品を26歳になって再読しました。

    やっぱごっつ怖い&気持ち悪ぃ〜〜‼️(褒めてる)

    児童ポルノ、動物虐待、親から子への虐待、てーんこもりだから作品として賛否両論になると思いますが。
    ただ最後にかけて伏線がどんどん回収されていくのがミステリー小説として気持ちいぃんじゃ〜‼️‼️

    頭の回転のいいS君と、大人びててしっかり者のミカに囲まれる、ちょっと弱気なミチオ、という構図が、物語が進むにつれて変わっていくのが面白い!

    結局いちばん怖いのはミチオでした…

    ミチオが自分の作りこんだ物語にここまで入り込んでいるのは、自分がお母さんとミ

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    2025年11月24日
  • 君のクイズ

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    面白かった。一気に読めた。クイズバトルにおける「0文字解答」とその理由を丁寧に追っていく爽快感のある小説。人に勧めたくなる名著。実際に人に勧めた。

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    2025年11月24日
  • ひとり旅日和

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    サクサクと読み進められる本でした。私個人的にはとても楽しく読める本でした。主人公が一人旅を通してどんどんと成長していく姿が微笑ましかったです。私も主人公と同じように旅行している気分で読めました。行き先をあれこれ考えるのも楽しいですが、調べたなら行ってみようと重い腰をあげて旅行してみたくなりました。

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    2025年11月24日
  • 頬に哀しみを刻め

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     昨年のこのミス海外部門で1位だった本作をかねてより読んでみたいと思っていた。犯罪小説だけあって、スピード感、凶暴性に事欠かない読みやすい内容だった。息子たちを殺された父親同士がバディというのも、新感覚。
     しかしながら、何か物足りない、もう一捻りほしいというのが正直な気持ちである。展開や心理面に深みがあると、より楽しめたと思う。

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    2025年11月24日
  • ジェノサイド 下

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    今年こそは読もうと決めていた作品。
    昨年「13階段」を読んでから、ずっと読みたいと思っていて、ようやく手に取った。

    創薬学科を専攻する大学院生。
    難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、民間の軍事会社で働く傭兵。
    二人の運命が交錯する時、全世界を舞台にした大冒険の幕が開く。

    上巻の前半は難しい描写もあり、あまり入り込めなかったけれど、上巻の後半辺りから面白さが加速して、下巻はページを捲る手が止まらなかった。

    別々の場所で起こっている出来事に徐々に見えてくる繋がり、次々に明かされる真相に大興奮!
    場面の切り替えが多々あり、一つの物事を多角的に見れるのも面白かった。

    本書に出てくるレポート、

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    2025年11月24日
  • ライアーハウスの殺人

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    面白かったです。本の帯にも書いてありますが、たしかに登場人物みんな嘘つきでした。ネタバレはしませんが読んでて4回びっくりすることがありました。解決編まで是非読んで欲しい一冊です!

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    2025年11月24日
  • おんぶは こりごり

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    何気なく手にしたんだけど…。
    とっても素敵な絵本!!

    家族だからといって
    やってもらうことが当たり前ではありません
    感謝の言葉を伝えることが大切
    もちろん
    自分でできることは自分でね♡

    〈〈ぶたさんたちのおせわは もうこりごり!〉
    ブチギレるママが最高すぎる

    絵のタッチも、とっても好みでした♡

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    2025年11月24日
  • 四谷怪談

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    鬼のような伊右衛門、伊右衛門を諦められない梅
    2人に対する恨みを残し亡くなったお岩。本当に
    お岩が可哀想です。あまり恨み節は述べたくない
    ですが、伊右衛門と梅に祟りが起きて酷い目に最
    後は呪い殺される事を願ってしまいます。それと
    ジュニア版ですが小学生が読むには刺激が強すぎ
    ると思います。

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    2025年11月24日
  • 火花

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    本当に面白かった。読んで良かった。
    お笑いの世界は厳しくて泥臭いと思った。
    身近にお笑い芸人を目指す人がいたが、こんな世界であることをもっと早く知りたかった。
    そうしたらもっと理解してあげられたのにと思う。

    徳永と神谷はお互いに無い感性や考えを持っている。だから惹かれあったのだと思う。
    想像も出来ないほどの覚悟を持って、売れるかも分からない中、表現を続ける。
    2人の生き方はかっこいい。

    人に見せるものである以上、世間と切り離すことが出来ないし、面白さだけで表現をしてはいけない。
    私たちは常にルールの中で生きていて、その中で何をするのか、考えなければならないのだと思う。
    お笑いは特にその難し

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    2025年11月24日
  • お探し物は図書室まで

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    青山美智子さんの本はいつもタオルケットをそっとかけてくれるような、そんな優しさがある。
    僕はアニメなどのコンテンツを見ると、こんなうまくいくはずがない、現実はこんなに甘くないといつもそんな目で見てしまう。
    青山美智子さんの本を読むときも、なんというか
    小町さんのような存在がいない、ファンタジーの外にいる僕たちの悩みは解消されないんじゃないかと思うことがある。
    でも、同時にこうも思う。
    大事なのはそこじゃないんじゃないか、と。
    この人にはこれ、この人にはあれ、みたいな人それぞれ悩みもその先を照らす光も違うんだ、というのが青山美智子さんの本たちが教えてくれていることなんじゃないか、と。
    この本では

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    2025年11月24日
  • ずうのめ人形

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    ネタバレ

    「ぼぎわんが、来る」に続く「比嘉姉妹シリーズ」の第2作目。

    シリーズものだと2作目以降が微妙……という印象が強いけど、私は前作よりも今作のほうが好き。このようなホラー作品はテーマとなる呪いを解き明かす過程がミステリー小説の展開に似ているが、この作品はそれが特に顕著だから私の嗜好に刺さったのだろう。

    2作目にして「こんなんどうにもならんやん……」というレベルの呪いだったので、主要人物が助かったのは幸運としか言いようがないのだが、でもそのレベルの呪いをたった一人の人間が作り出していたことを考えるとホント人間って恐ろしい存在だなと……

    ホラー小説を読むと毎回思うことだけどやっぱり怪異なんかより

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    2025年11月24日
  • リボーン

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    いよいよ指名手配をされたリカ。警視庁全体でリカを追う。リカと対立する者、リカの娘。リカの意思に従う者。復讐が絡まり血濡れる最終回!

    やっとリカを退治したけど、リカの娘が…全てを無下にするような結末に絶望!
    まだ終わらないで欲しい!

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    2025年11月24日
  • 渇愛 ~頂き女子りりちゃん~

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    凄い本だった。「面白かった」と言うのは不謹慎かもしれないが、全く飽きずに最後まで引き込まれた。
    こういう犯罪を取材したノンフィクションを初めて読んだからでもあるけれど、ずっと見たことがないものを見ている、読んだことがないものを読んでいるという感覚が鮮烈にあった。
    「事実は小説よりも奇なり」を地で行っている。

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    2025年11月24日