小説・文芸の高評価レビュー
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中学受験と家族の物語。
最初はそうでもないかなと思ったけど、なんだかぐいぐい引き込まれて、一気読みだった。面白かった。
十和の家族がみんな素敵で(十和自身は居心地の悪さを覚えているけど)、羨ましいくらい。
一緒に受験に立ち向かってくれるお父さん、カッコイイなぁ。
子供との向き合い方を考えさせられて、ちょっと胸が痛かった…
スイッチが入ったあとの十和は、それまでが嘘のようにものすごい集中力で、読んでいるこっちまで達成感がすごい!まるで我が子がやり切ったかのような気にもなって、感動しちゃう。
十和ちゃん、すごいよ〜!!頑張ったね〜!!
そして、受験に臨んだあとの十和の決断も、なんだか清々しい。 -
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audibleで聴いて、日本で頑張っている彼らを応援したくなり、早速お気に入りのインドカレー店に行ってきた。
人が人を呼び、コピペしたようなインドカレー屋が増えていった背景を知った今、改めてその店の内装や豊富なメニューを見るとインネパのカレー屋の中では拘り派なことがわかった。
ネパール人は、自国には仕事がなく、内戦もあったことから出稼ぎ率がとても多い。
おもしろいのは、日本に行く前にインドで働く、インド経由パターンが多いという。
インド人はカースト制に根差した考え方からの風習として1つの仕事しかやらない特性があるのに対して、ネパール人は柔軟性がありなんでもやるし、宗教上の食材のタブーがなく、 -
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会社の評価面談において、「アピールをする」ということが苦手だ。武士道というのだろうか、謙虚に見えないところで努力をしている姿がかっこいいと思ってしまう。一方で、「私なんてまだまだ」という人に仕事を振るかというとそうではない。謙遜かどうかなんて、時間をかけないとわからない。わかってはいるけれど、どうしてももがいている姿を見せずに笑顔で乗り切る人でありたいと思ってしまう。ある意味でプライドが高いのかもしれない。でもそれが自分の中の「美学」でもある。
作家とは美学の世界だと思っていたからこそ、こんなに書いていいの?というくらい書かれていて衝撃的だった。こんなポップなかわいい表紙なのに!これは、読み -
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万延2年(1861年)生まれの159歳。名前はこれまで4つ使ってきた。幕末から明治維新、自由民権運動の時代、日清日露戦争の戦勝国だった大日本帝国時代、大正デモクラシー、エログロナンセンスの流行した昭和初年、戦前・戦中・戦後、高度経済成長、昭和バブル期、平成不況、そして令和の現代まですべてをリアルタイムで経験し、3つの世紀と9つの元号の時代を生きた男の一代記。近代150年史が一人の男の中にあるという驚異!
島田雅彦は、失礼ながら「終わった作家」のように思っていたが、考えを改めた。これはめっぽう面白かった。島田は60代を迎えて円熟期に入っている。今後も注目しなければならない。
「「日進月歩」 -
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S&Mシリーズ最終巻。
教会での出来事など、これまでの事件より凄惨というか、なんとなく初期の金田一耕助シリーズのようなおどろおどろしさを感じましたが、まさかの展開でした。
あの人は犀川先生の宿敵なのか、親友なのか、はたまた想い人なのか…。
西之園君のためにもこのあと2人はどうなるのかが気になりました。短編集があるようなのでそちらに後日談などあるとありがたいですが、どうでしょうか。
ただ、短編集より先にどうしても「すべてがFになる」を読みたくなってしまいました。
このまま2周目に突入しそうで不安ですが、これこそが森先生の仕組んだプログラミングなのかもとか思うと、まんまとハマってもいい気が -
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勅使川原真衣『「頭がいい」とは何か』を読み、資本主義社会の中で当然のように受け入れてきた能力主義を改めて問い直さないといけない。能力や成果によって人を評価する考え方は、現代社会では当たり前の価値観のように見える。しかし著者は、その前提そのものを疑い、本質的な問いを投げかけている。
自分たちは資本主義社会の中で育ってきたため、知らず知らずのうちに能力主義的な価値観を身につけている。福祉の現場においても例外ではないと思う。ケアを目的とした仕事でありながら、そこで働く職員は資本主義社会で形成された価値観を持っているため、組織の中では能力主義に近い構造や評価が生まれやすいのではないか。
しかし福祉 -
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女子大生のスローンは最高にイカした魅力的な女性だ
1Qもキャンパスで彼女を見かけたらきっと心を奪われるだろう
しかし、そんなイカしたスローンにとって恋人アサとの生活は地獄だ
アサは麻薬密売グループのリーダーで、支配欲が強く、スローンに対して異常なまでの執着愛を抱えていた
スローンは健康上の問題を抱える弟を支えるためには、アサの支配欲の強い横暴な生活と汚いカネに頼るしかなかった
そんな折、スローンはカーターという男子学生と知り合いふたりは惹かれあう
しかし、彼はアサを逮捕するべく大学に潜入中の麻薬捜査官だった
スローンは思う…
ねぇ、あなたの愛はホンモノなの?──
スローンが -
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① 時間は静かに、しかし確実に不可逆で進んでいる
・子どもの成長は連続的なのに、親の体感では「気づいたら一気に進んでいる」ように感じる。
・この本は、その時間の不可逆性と体感のズレを可視化している。
② 失われていくものと、形を変えて残るものがある
・一緒に過ごす時間やその瞬間の感情は減っていくが、代わりに記憶や物語として残るものがある。
・つまりこれは喪失の物語ではなく、時間による変換の物語でもある。
③ 時間を意識することで「今」の価値が上がる
・「あんなに」という視点を持つと、日常の出来事が未来の記憶になることに気づく。
・その結果、子ども・家族との何気ない瞬間を少し丁寧に扱おうとい
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