小説・文芸の高評価レビュー
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静かで、ほんっっっとうに綺麗な物語。
中学生の頃、乙一作品ばっかり読んでた時期があって
(本ほぼ読まなかったけど乙一だけ読めた)、
たしかその頃に買ったんやけど、ちょっと怖くて読めなかった(ZOOとかGOTHは読んでたのに)のが、
20年以上の積読を経て34歳になって読んだ。
今改めて読むと、めちゃくちゃ読みやすいし、文章表現がとっても綺麗やし、やっぱり乙一好きだなぁ〜って思った。合うんだろうな。水が身体に合う感じ。すーって入ってくる。言葉が染み込む。
ミチル視点だと視覚情報が一気に無くなって、
アキヒロ視点だと全てがクリアに見える感覚が、
文章だけでこんなに対比させられるんだって驚き。
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Posted by ブクログ
BS番組「あの本読みました?」の文芸誌特集で取り上げられているのを見て興味を持ち、まずはこの第2号を取り寄せました。
朝井さん、一穂さんをはじめとする既読の作者だけでなく、名前は知っていても未読の作者もずらーッと並ぶラインナップで、「もっと読んでみたい」という気持ちが駆り立てられました。
特に今号では「悪」をテーマにした短編に引き込まれました。話の中身も紙質を含めた本の装丁も興味深く、ウキウキしながらページを捲っていきました。
雑誌をこんな気持ちで読むのは、幼いころに手にした漫画の月刊誌以来ではないかなと思ってしまいました。第3号の方ももちろん手に取りたいと思います。 -
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ネタバレ毒の痺れ感がたまらなく良かった。人の意地の悪いところを見るのが好きなので、この小説はぴったりだった。やってることは終わってるが押尾さんと考え方が近く、弱いものが肯定されてその場をおさめれるのが嫌いなのでめちゃくちゃ共感した。
二谷さんは押尾さんも芦川さんもその他の女性も多分あんまり人間として見てなさそう。自分より弱そうな、主張がなさそうな、時間がないから孫を見せるために子供を産めそうな顔がかわいい芦川さんが選ばれただけなのかと感じた。他にも色々ありそうだけど。
中途半端に弱い人より突き抜けた方が生きやすいし、本能か意識的かは最後までわからないが芦川さんは役を理解してて賢いと思う。近くにはいて -
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久々に、寝る間も惜しんで読みきった。
どの章も良かったが、強いていうなら最終章が一番印象的かな。
慰安婦のことや、戦争中の訓練の詳細が生々しく、衝撃を受けた。
私の祖父は生前、兵役中のことを一切話したがらなかったが、理由がわかった気がする。
謝りたい人に謝れない、
ありがとうを伝えたくても伝えられる術がない、
喜ぶ顔が見たくても、思い出すのは悲しそうな顔ばかり…
そんな後悔の中を生き続けていくということ。
これが、遺された者にとっての一番辛いことなんだろうな。
伝えたい言葉は、ちゃんと伝えていこう。
伝えられることは、当たり前では無いのだから。 -
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書評家さん達がこぞってオススメしている
『探偵小石は恋しない』。森バジルさん。
バジリコがふんだんに効いておりました!
当初タイトルがなめとるやないかい!
表紙もカジュアルで気にも留めていませんでしたが、皆さんがそこまでいうなら読んでみようと。限定リバーシブル&キラキラホログラムのカバー仕様だったことも背中を押し購入。
さてさて、作品は。とても読みやすい文体と展開のはやさなので面白くて一気読み!キャラ設定は文句なしで楽しめます。
とくにミステリ小説を読んでいる読者にとっては
読んできた名作小説が出てくるのは
なんか嬉しい!4〜5時間くらいで読めちゃうので年末年始オススメですね。
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