【感想・ネタバレ】夜市のレビュー

あらすじ

妖怪たちが様々な品物を売る不思議な市場「夜市」。ここでは望むものが何でも手に入る。小学生の時に夜市に迷い込んだ裕司は、自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。野球部のヒーローとして成長した裕司だったが、弟を売ったことに罪悪感を抱き続けてきた。そして今夜、弟を買い戻すため、裕司は再び夜市を訪れた――。奇跡的な美しさに満ちた感動のエンディング! 魂を揺さぶる、日本ホラー小説大賞受賞作。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

淡々と書かれているのに、ぐっーと不思議な世界の境界線に一気に立たされる感じがすき。気がついたらしっかり異世界のなか。最後の一文で、心を掴まされた。

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2026年03月17日

Posted by ブクログ

ホラーと言うより、不思議が前面に出ていたように感じた。
見えないすぐそばにある、人間とは異なる存在、異なる場所。
時々交わってしまう不思議との出会い。
表題作も良かったけど、後半の“風の古道”のほうが個人的に好みでした。

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2026年03月13日

Posted by ブクログ

人間が決めた規律やルールではない、"そういうもの"という絶対的な決まり事によるままならなさが、しんしんとした空気感で語られていて、ホラーとファンタジーと現実のマーブル模様のような作品だった。好き。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

何年か前に試し読みして気になってたけど買ってなかった本
ホラー小説と言いつつもホラーさはあまりなく
それよりもぐんぐん読み進めたくなる展開にワクワク

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2026年03月06日

Posted by ブクログ

ホラーとファンタジーの良いとこ取り
風の古道なんかに雰囲気似てるな〜と思いながら読んでたけど、千と千尋の神隠しだ!

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

佐伯ポインティのオススメ書籍で紹介されてたから読んでみた。軽い気持ちで展開予想とかせずに読んだら超面白かった

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

『夜市』の弟と『風の古道』のレン。
自分の意思とは関係なく他者に運命を定められてしまったけれど、それを受け入れて、そこからは自分の意思で生きていく強さに惹かれた。
この世には沢山の道があるように見えるけれど、自分の歩く道は今歩いているこの道しかなくて、無理に別の道に行こうとするとおかしな場所に迷い込んでしまうのだろうな。




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2026年02月09日

Posted by ブクログ

夜市は様々なものが売られている異世界の市場。
買い物をしないと元の世界に帰れない。
大学生のいずみは、高校時代の同級生裕司に誘われて、よくわからないまま夜市に出かける。
そして、裕司が子供の時に、弟を人攫いの店に買い物代金の代わりに渡して、自分だけ異世界から戻ったことを知る。
その日、裕司は弟を連れ戻しに来たのだった。
兄弟は再会するのだが…。



なんとも不思議な物語であっという間に引き込まれた。
久しぶりに、もっと読みたいと思わせてくれる作家に出会った気がする。

この本には、もう一つ物語が収録されている。
楽しみ。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

夜市も風の古道もドロドロとしたホラーじゃなくて良かった。
子どもの頃の欲や判断って本当に危うい。
風の古道・レイの沈着な態度が少し切ない。レイの母についてもう少し知りたかった。

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2026年01月09日

Posted by ブクログ

すっごく面白かった!
ホラー小説だということすら知らずに読み始めたけど、爽やかな読後感が癖になりそう。
普段読まないジャンルなので物語として新鮮だった。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

2025年年越しに選んだのは本書。
100シリーズ夜市だけ読もうと思ったが風の古道も評判がいいという事でこちらを。
夜市は日本ホラー小説大賞を取り直木賞候補に。ホラーというより和風ダークファンタジー。
幼少時は無知ゆえか時に残酷な事をする。される。どうするか決めていいのは自分自身。
気になるのはなぜ、裕司はいずみを選んだかな。
売買目的であるのはわかるけど。高校生の時、付き合ってたのは彼女なのかな…
ずいぶんと古い作品であるが、私達は有限だと分かってるから老いない心の持ち主は好まれるのだと思う。だから生きていけたしこれからも生きていけると思う。
寂しさは夜に残しながら。

風の古道は夜市と同じく異世界のような妖たぐいに迷い込んだ話だ。この物語は主人公が12歳の少年で名前は明かされない、著者は読書も場所は違えど永久放浪者であると言いたいのかな。
どんな道を選んだとしても良いと思える、夜市も風の小道も間違いなく名作だ。大晦日に読んで良かった。

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2025年12月31日

ジャンルはホラーなのだけど、入り込んだ世界が幻想的で、読んでいるうちに不思議で美しく妖しい別世界に迷い込んだような気持ちになっていました。

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2021年04月14日

Posted by ブクログ

夜市も風の古道も膨らませようと思えばいくらでも膨らませることができるテーマなのに、過不足なく綺麗に短くまとまっている。名作。

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

重なって存在する別のルールで回る世界。もしかしたらいつか自分も踏み越えてしまうかも、なんて不安とわくわくを感じられた。
「夜市」「風の古道」どちらの話もとても良かった。
何も解決せず、ただそこに存在し続ける。
後味もなんとも言えなくて最高だった。

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2026年03月10日

Posted by ブクログ

上司が貸してくださった。
スッキリした文だし、この世の世界ではないのに、イメージが頭に浮かぶ文章でとてもよかった
話の中で楽しい気持ちと悲しい気持ちが、交互に来るような物語だった

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2026年03月15日

Posted by ブクログ

人ならざる者の世界に迷い込んだおはなし
迷い込んだら簡単には出られない
じわじわヒタヒタ怖さがやってくる
なのになんだろこの魅力
迷い込んでみたいとすら思ってしまう
日常のすぐ裏にある異世界
信じるならばちゃんと存在すると思う
日本の怪談話の特徴なのか湿った空気感が漂う
物悲しくて切なくて美しいおはなしだった

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

ホラーというジャンルなのかもしれないけれど、ホラーというより、不思議な世界の話…でも、日本人なら理解できてしまうような、そんな世界の話。

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

解説にもあるように、ホラーだけどとてもファンタジーとしての色を強く感じた
薄ら怖いのにワクワクして好奇心が抑えられない、つい迂闊に踏み込んでしまって後に引けないどうすることもできない怖さ
「生きている人間」の無力さや愚かさ
非科学的で証明できないけれど、同じ世界線のどこかに人智を超えた彼らが存在してるのかな

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2026年02月24日

Posted by ブクログ

佐伯ポインティのYouTubeのオススメででてきて、あらすじが気になったので読んでみた。

THE・少年×夏×ホラーって感じで薄暗いぼくのなつやすみ感…文章でじとっとした夏の夜の雰囲気出せるのすごい。中学の国語の教科書に1つは載ってるミステリアスな話みたいだった。ホラー死ぬほど苦手なのでビビってたけど、普通に読みやすかった。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

初めての角川ホラー文庫。展開を予想できてしまう場面がちょくちょくありました。文章が美しくホラーというよりはファンタジーのような要素を強く感じました。恒川さんの他作品も読んでみたいと思います。

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2026年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中から何となく、これ◯◯だなって分かってしまう箇所があったけど、文章が読みやすくて情景を想像しながら読む事が出来た。ハッピーエンドにならないのは、やはり弟を売ってしまった事をなかった事には出来ないし、兄として責任を取りたかったのかなと思った。クレープの話の下りで、もしかして兄は弟の事を気づいたのかな?ラストは、その後を読者に想像させるような感じがとても良い。
弟は、その後実家に帰ったのか?いずみは、夜市に再び行く日があるのか?が気になる。

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2026年01月03日

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友達と2泊3日の旅行に出かけた時、2日目の夜眠る際に「あぁ、この楽しい小旅行ももう終わりか」と感じる時がある。楽しい時間はまだ続くにもかかわらず、残りの時間の短さを自覚し、寂しい気持ちになる。

おもしろい小説でも同じ事が言える。読んでいて楽しいのだが、残りのページが少なくなるにつれ寂しさを覚える。恒川光太郎さんの作品では特に強い。どちらかというと暗、陰なテーマであるのにも関わらず、受け取る印象は「安心感」だったり「穏やかさ」だったりと真逆であり、不思議な雰囲気を醸し出していて心地よい。区切りがはっきりしている1個1個の話を読み終える度に、もっとこの世界に浸っていたいと強い欲望を覚える。読めば読むほど強くなる思いに、読めば読むほど少なくなる残ページという事実が、寂しさという感情を強くしているのだろう。

これまで恒川さんの作品は2つ読んでおり、素晴らしかったからかなり期待値が上がっていた。そして、本作はそれを上回る満足度だった。小説全体として世界に常にもやがかかっているような印象。歩けば先は見えるけど、同じだけ後ろも見えなくなるような感じがした。美しく奥行のある文章が恐ろしい小説内事実を包み込んでいる事による、独特な雰囲気をこれまで以上に強く感じた。

穏やかな余韻の残る読後感含めて、終始楽しめたというか、体験ができました。

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2025年12月31日

匿名

ネタバレ 購入済み

ホラーと銘打ってはいるがファンタジーっぽさもある少し切ない物語。どちらも物語のその後を考えさせられる。

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2025年04月20日

匿名

購入済み

ジャンルとしてはホラーだがそこまで怖くないので、初めてのホラーにオススメ!
そして、世界観が幻想的で美しい。
ノスタルジックで少し切なくなるような作品が好きな読者に読んでいただきたい。

#切ない

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2023年02月14日

購入済み

夜市、お勧めです。

夜市を人から勧められて、久しぶりに本を読もうと思って本屋に行ったら、取り寄せと言われたので、ブックライブで購入して読みました。サクサク読めて、面白さに引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。ミステリーではあるんでしょうが、童話ぽっいような、人間味溢れる所もあり不思議な世界の話しで、今どきの異世界漫画のような情景が読みとれて凄く面白かったです。
また、同じ作家の他の作品を読んでみたいと思いました。

#深い #ダーク

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2022年09月02日

Posted by ブクログ

ホラーとファンタジーの融合作品。
夜市と聞くと賑やかで見物客でごった返したイメージで読み始めたけど、そこはまったく逆の世界観であった。一度踏み入れたら何かを買わないと元の世界には戻れないルール。自分の欲のために大切なものを手放したことはとても大きい。そしてその大切な物を取り返すには...。
伏線もきちんと回収された幻想的な世界観読むことができた。

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2026年03月05日

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中編が2作収録されています。私は夜市より風の古道のほうが好みでした。今まで読んだ恒川さんの作品には全て「ここには警察も刑務所もない」という内容の一文が出てきました。それが、恒川さんにとって大切な現実社会との差なのかな。興味深い。

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2026年02月26日

Posted by ブクログ

表題作が面白かった。夜の繁華街ってなぜか不気味に見えるし、親と一緒の時ですら「早く帰らないと」って焦りが湧いてきた覚えがある。そういう居心地の悪さ、でも好奇心をくすぐられる迷路みたいな感じがホラーと融合してて、何だか懐かしかった。

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2026年02月17日

Posted by ブクログ

雰囲気も余韻も凄く好きな作品でした。
ただ短編集なのかそう出ないのか分からないまま読み進めてしまい、タイトルも相まって最後は1つ目の作品と繋がるのかな、と思い読み進めたらそんなこともなく。

勝手に肩透かしを食らってしまったので★-1の★3です。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ふんわりホラー。
不思議な世界観だった。
解放されて走り出す子供の描写が良かった。

デビュー作にして、直木賞候補になったポイントは何だろう。
この捉えどころのない空気感だろうか。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

ホラーだけどあまり怖くはない。
急に脅かしてきたり幽霊が出てきたりはしません。でも、ジンワリ怖いというか切ないというか…独特なホラーでした。

今年は読んだことのない有名作品を読もうと思っていて、ずっと気になっていたこちらの作品を読みました。単行本は2005年刊行ということで、20年以上前の作品なんですね。恒川さんの著書を読むのは『ジャガーワールド』に続いて2作目。ホラー作品としては初めて読みます。本書に収録されてる2作品とも不思議な独特の雰囲気…ちょっと乙一さんぽいとも思ったけど、でももっと淡々としているかな…。他のホラー作品も読んでみたいです。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

サクサク読めたが、終始どんより漂う気持ち悪さがあまり得意ではなかった。
特にどんでん返しもなくホラー要素もそこまで感じなかったが短編だしこんなもんなのかなってかんじ

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2026年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラー耐性エケチャンでも読めるホラーとしておすすめいただいて読んだ!
ホラーというより幻想小説っぽくて読みやすかった。表題よりは「風の古道」の方が好きだったけど、どっちも和風ファンタジーっぽくて読める読める〜と思ってたら全然オチ辛くてわたし意外とハピエンを求めるタイプだったんだなと知った。たまたまだけどこの時期に読んだのは正解だった。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

「表」と「裏」、二つの世界の境界線に立つような、摩訶不思議な読書体験でした。
特筆すべきは、夜市という異界を支配する「独自のルール」の存在感です。それは単なる設定ではなく、登場人物たちの人生を容赦なく変えてしまう、絶対的な世界の理。一度足を踏み入れたら、何かを差し出さなければ戻れないという「対価」の論理が、物語に心地よい緊張感を与えています。幻想的でありながら、どこか数学的な冷徹さも感じさせる、唯一無二の世界観に魅了されました。

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2026年03月22日

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