ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 容疑者Xの献身

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    映画とほぼ同じだけど、内海刑事がいないのと雪山の話の部分はない。読んだ感想としてはすごく面白い。石神とガリレオこと湯川がかっこいい。2人の天才のそれぞれの苦悩とそれに対する答えは痺れました。余談ではありますが、この作品は映画⇒原作の流れで触れたんですが、堤真一さんの石神は演技凄いですね。映画見たときから凄いと想いましたが、原作を読んで改めてそう感じました。原作でも石神はカッコいいのですが、それをみごとに演じてたんだなと思いました。映画、観たくなりました。

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    2025年11月27日
  • グラスホッパー

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    本作は「殺し屋シリーズ」の第1作目にあたります。鯨、蝉、槿という3人の個性的な殺し屋が暗躍する世界を描いた物語。 妻を交通事故で失った元高校教師・鈴木は、加害者とされる寺原への復讐を果たすため、寺原の会社に契約社員として潜入します。 しかしその会社も寺原自身もろくでもなく、各方面から恨みを買っていました。 そして寺原は、鈴木の目の前で交通事故によって死亡。 その瞬間に鈴木が目にした出来事をきっかけに、彼と殺し屋たちの運命が動き出していきます。伊坂さんの描く世界観やキャラクターはいつも魅力的で、この殺し屋たちも例外ではありません。 殺し屋なのにどこか憎めず、殺しの方法にもユーモアがあっ

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    2025年11月27日
  • 隠蔽捜査(新潮文庫)

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    面白いです。今年読んだ中では一番のおすすめです。これから読む人のために語らずにおくべきと思うので、一言だけ、捜査より人間関係に見応えあります。

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    2025年11月27日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    陽気なギャングは地球を回すの続編です。成瀬も響野も久遠もみんな元気で生き生きしてます。伊坂さんらしさが楽しい作品ですね。個性的なキャラクターが魅力的で、ほどよい名言がまたたまりません。私にとってはとても読みやすく楽しく大好きな作品の一つです。

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    2025年11月27日
  • ロッキン・ホース・バレリーナ

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    15年ぶりくらいに読み返した。18歳で夏でバカ!忘れることなどできない最高の旅と帯には書かれている。的確であると思う。パンクバンド野原のライブツアーの物語で、引率するマネージャーのおっさん得さん、メンバーの耕助、ザジ、バン、楽屋女の町子といった個性的な登場人物たちが繰り広げる、青春、心情の変化・成長、甘酸っぱさなど、どこを見てもオーケンらしさで描かれていて最後まで楽しく読める。オーケン好きなら是非!!

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    2025年11月27日
  • 教室に雨は降らない

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    臨時教師の主人公。小学生相手だけどかかわり方がとても良い。クラッシクのドゥカティのバイクで通勤、チョイスがいいですよねー。

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    2025年11月27日
  • 盤上の向日葵(上)

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    柚月裕子さんの作品は好き。なかでも盤上の向日葵はお気に入り。将棋の真剣師がかっこいいけど、下巻から。上巻は柚月さんらしい2人の刑事がいい味出してる。

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    2025年11月27日
  • 盤上の向日葵(下)

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    真剣師の殺しのジュウケイがいい。行状悪いし、決していいひとではないのだけれど魅力がある。将棋を知らなくてもサクサクと読めるいい作品。ハードボイルド?的なミステリーかな。将棋に興味なくても読んでみて。

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    2025年11月27日
  • イクサガミ 人

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    読書備忘録959号。
    ★★★★★。

    958号の備忘録を差し置いてこっちから書く。
    だって、備忘録簡単だし。

    ひとことオモロイ。
    純粋にエンタメ小説としてオモロイ。
    購入本だから積むか、と思ったけど積んでおけない。ムリ。

    ということで、神戸在宅勤務の昼飯中にコイツを読み終わって、秒で神に入ることにした。

    以上!

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    2025年11月26日
  • ミトンとふびん

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    朝井先生がおすすめしていて気になった
    もし朝井先生と嗜好が違ったら悲しいな、とか思ってたけどそんなこと忘れるくらい面白いというか惹きつけられる物語だった

    「ミトンとふびん」「カロンテ」特にお気に入り

    また少ししたら会おうね

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    2025年11月26日
  • 沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

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    主人公はじめ物語の舞台である国民航空で働く人々の仕事っぷりが読んでいて清々しい。昭和の働き方の良し悪しは置いておいて、仕事ができる人とはこういう人であり、大企業にはこういう人がごろごろいるのか..と驚嘆した。

    自分自身も正義感が無駄に強い頑固者なので、個人的に恩地さんが自分の信念を曲げず貫こうとする姿にすごく勇気づけられたし、恩地さんには報われて欲しい。
    会社というか堂本の策略にまんまと嵌ってしまった行天は、素直すぎるやろ、と思った。ボタンのかけ違いで正反対の立場になってしまった2人、だけど行天は簡単に信念を曲げる要領のいい性格なので、堂本の罠がなかったとしてもいずれどこかで仲を違えていたの

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    2025年11月26日
  • 掟上今日子の乗車券(文庫版)

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    水上飛行機で

    今日子さんの紅の豚の愛が
    凄かった。

    親切守さんの突っ込みが
    笑えた


    安定の面白さだった。

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    2025年11月26日
  • 星を編む

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    この物語に出てくる夫婦は一般的に見たら普通ではないけど、この本を通してみるとどこか美しく素晴らしいものを感じる

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    2025年11月26日
  • プレイバック

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     レイモンドチャンドラーって面白い。前に読んだ時よりも、さらに。
    というのが最初の感想です。ハードボイルド小説の金字塔。タフでしぶとく、そして物悲しい主人公、フィリップマーロウは二大好きな探偵の一人です。名言も読めて、素敵な作品でした。

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    2025年11月26日
  • ステップ

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    ホントにもう、重松清さんの本は電車で読んではいけないと思う。またしても涙と鼻水が止まらず…

    氏の講演会で隣に座った男子学生が、人気投票1位と予想していた作品だったので手に取った(その講演会での一位は本作ではなかったけど)。

    で、これを読みながら思った。

    人の内面、感情を描いた作品はたくさんある。
    その中でも、例えば三島由紀夫の金閣寺は、吃りの寺の跡取りというある意味特殊な主人公の屈折した感情の動きを、ここまで掘り下げるかというくらい深読みして、格調高い言葉を駆使して表現している、ある意味極北とも言える作品だと思う。ただ、「うん、こういう思い、わかるよ」と万人が感情移入できるモチーフ、表現

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    2025年11月26日
  • 存在のすべてを

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    ネタバレ

    写実主義という美術のカテゴリを知ったのは最近のこと。
    本物らしさを追求して手を入れ続けるのものだそうだ。

    主人公(ネタバレ含むのでぼかします)を
    サポートする人たちが、
    自身の人生をかけてサポートする様子が書かれている。

    予定された大団円かな?と
    ちょっと美化しすぎな気もするけど、
    キャラクターの一言に重みがあって
    読み応えのある作品。

    長い作品を仕上げるのに体力が必要と思うけど、
    この読後感は、丁寧に人物の心情を書いたからなんだろうなと。
    ありがとうございました。

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    2025年11月26日
  • ラッシュライフ

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    これぞ伏線回収のスペシャリスト伊坂幸太郎!
    バラバラだったストーリーが1つの騙し絵に繋がっていく様は読んでて鳥肌が止まりませんでした。
    「これってもしかして?」「あれもそうだったのか」が連続して起こるラストパートは最高です。
    台詞回しがユーモア溢れるのでグダリがちな会話パートも全く飽きないし、かつその台詞すらも重要な伏線だった、みたいなことが多々起きます。必読。

    あと黒澤になら空き巣入られてもいい。

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    2025年11月26日
  • 人間失格

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    人と違うことを考える主人公に対して、共感する部分が多々あった。
    自分の中の幸せを1つ持てるようにしたい。

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    2025年11月26日
  • 海と毒薬(新潮文庫)

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    ネタバレ


    冒頭は戦後が舞台なので
    はて..?となるが
    医師が登場して戦時中になって
    読み進めていくうちに
    どんどん闇が深くなっていく物語だ。

    登場人物の過去も描いてるが
    その表現がすごく良い
    特に戸田の過去を読んでいると
    実際に同じような境遇をしてる人がいるのではと思う

    個人的にページをどんどん進めた部分がある。
    それは、解剖直前の場面だ。
    ''生きた人間に麻酔をかけ殺す''という状況が
    文章だけでも伝わってきた。
    反戦とか歴史の出来事から学んでという作品ではない。



    絶対オススメしないが
    時間もあってする事もなくて
    ネットサーフィンしてるくらいなら
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    2025年11月26日
  • 君のクイズ

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    クイズ番組の決勝戦を振り返っているだけなのに、すごく濃縮な小説だった。一つ一つのクイズに主人公三島の人生が重なっており、その振り返りをしていくことでどうして決勝戦の相手本庄がゼロ文字押しができたのか謎を解いていく…すごく面白かった。クイズっていうものの奥深さを知ったし、自分の人生もクイズの連続なんだなぁとしみじみと思った(知識的にはアニメ漫画にジャンル偏りそう)
    三島には三島のクイズがあるように、本庄には本庄のクイズがある。ベクトルは違うけどクイズというものに対して二人とも熱意があるんだと感じた。だから「君のクイズ」なんだろうなぁと思いました。

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    2025年11月26日