ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    切ない、胸が痛い。
    最初は登場人物の名前が難しくて、メモを取りながら読んでいました。
    果遠と結珠の互いを思う愛が強ければ強いほど、どちらかに影が生まれて、それは子供ではどうすることもできなくて……
    親や環境に振り回されながらも生きているふたりを見ると、苦しくなりました。
    ハッピーエンド、と呼ぶにはあまりにも苦々しい気がするのですが、それでもこの結末を私はハッピーエンドだと呼びたいです。もうふたりが離れ離れにならないように、結珠だって果遠に対してきっと光のとこにいてね、って思ってるはずだから。
    読めば読むほど味が濃くなるタイトル。最高です。

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    2026年03月12日
  • ジキル博士とハイド氏

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    私が人生で初めて、本を読んでハラハラしたり恐怖を感じた、一気読みしてしまった作品!!
    少しずつ事実が明るみになっていくが種明かしまで想像がつかないストーリー、無駄のない構成、作品の"善と悪"に対する問いかけ、どこをとっても素晴らしい。児童文学というのもあって、読みやすい。
    最後、ラニョンの告白、ジキル博士からの告白という2段階構成で明らかになるのも、鬼カタルシス、、、
    20年越しに読んでみたけれど色褪せない、、、
    やはり素晴らしい。名作。人生で衝撃を受けた作品TOP3にはいる。 

    あらすじが大ネタバレなのはどうにかしてくれ?

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    2026年03月12日
  • タイム・マシン

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    SFの始祖と聞いて気になって読んでみた。
    1895年にこんなストーリーを考えるなんて、、、!
    短編全て面白いが、やはり最終話「タイムマシン」が群を抜いて面白かった。

    タイムマシンの概念、そして彼の描く人間の行く末、地球の運命、、、
    突拍子もないような非現実的な物語ではなく、妙に現実的というか、あり得そうな未来なのもすごい。
    書きぶり(訳しぶり?)も、惹き込まれる表現と構成で非常に良かった。

    SF作品は人並みに触れてきたけれど、こんなに色褪せない、楽しめる作品だとは、、、びっくり。(正直古典すぎると面白くないのでは?教科書的な本なのでは?と不安だった)

    他の短編も、少し風刺的な視線も入った

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    2026年03月12日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

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    幼い時、銀山の山師にひきとられ、銀を掘る男たちと生きるウメの喜び、怒り、悲しみ、苦しみを描く。
    直木賞も納得の筆力。文章の密度が高い。

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    2026年03月12日
  • きこえる

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    ネタバレ

    謎解きは苦手だし、ミステリも推理しながら読むことはなく探偵役の言うことを鵜呑みにしているけど、『いけない』で初めて謎を解く楽しさを味わえて、本作でも同様だった。頑張ればわかる難易度になっていてありがたい!この難易度の謎解きなら何度もやりたい!

    2話目はイヤフォンで聴くことによって、寺門の位置(入口側・左側)から脅迫するセリフが聞こえ、最初に想定していた立場と逆だ!と気づけた。立体音響的に聞こえたけど合ってるかな?冒頭でイヤフォン・ヘッドフォンの使用を推奨していたのはこのためか!と思った。

    ただ1話目が腑に落ちない。真相はわかったけど、犯人何者なの?とか、なんで音楽聴いてる時に話しかけてきた

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    2026年03月12日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    予想以上に面白かった!明治時代から遡っていったので、驚いた。ここまで近現代の日本と読書史について深く書かれた本は、初めてではないだろうか。
    映画「花束みたいな恋をした」を例にとって解説していて分かりやすかった。
    最後の結論は少し具体性に欠け弱い気もしたが、それでも各時代のベストセラーから社会背景や時代の変化を読み解いていくのが、非常に興味深かった。
    労働についての言及が鋭く、今の時代が抱える課題を指摘しており共感しかない。本への愛情も随所に感じられる。

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    2026年03月12日
  • ソバニイルヨ

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    半年前に亡くなった愛犬を思い出しました。
    愛犬が今もソバニイルのを感じました。

    ロボットとの出会いで優しさを知って成長していく中学生のお話。
    最後はしっかり泣かされました。
    喜多川泰さんらしい教えがいっぱいでした。

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    2026年03月12日
  • 悪夢工場

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    最初の「戯れ」でセンセーショナルに見せつけられ、あとはじわじわドキドキ。
    難解で哲学的で芸術的で、なかなか理解できず読み返すこともしばしば。はっきり理解したいけど、それができるようになってしまったら、もう引き返せない気がする。終始不気味で薄気味悪い。曖昧で退廃的。
    もみくちゃで意味わかんなくて、この世の終わりって感じ。
    感想を言おうとしたらぼんやりした言葉しか出てこない。読解力がないせいかも。
    道化師の最後の祭り、魔力、ツァラルが印象深かった。
    赤塔はまさにこの本の自己紹介って感じ。
    あとがきで、リゴッティが評価され第二集第三集と続いてくれたらと書かれており、同じく私もそれを期待してます。

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    2026年03月12日
  • 波の子どもたち

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    仕事用に読んだのですが すばらしかった
    斎藤真理子さんのボイスがまたグッときます

    北朝鮮から自由を求め故郷を出てゆく
    16歳の3人の子どもたちを描く。
    ソル、クァンミン、ヨルム

    ソル
    貧しくも愛のある家庭
    何度も脱北を試み捕まっては脱走を繰り返してきた。最後の日、姉さんが信頼できるブローカーだと教えてくれた電話番号に頼って行ってみると…内モンゴルの花嫁に売られてしまう…

    クァンミン
    サッカー選手を目指す男の子。この国では何不自由ない裕福な暮らし。
    父親は体制側の役人で、優遇されている
    母親は夫に隠れて脱北のために動いており、息子を自由にしたいと考えているが…

    ヨルム
    父親が病気で働けず

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    2026年03月12日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    ネタバレ

    上橋菜穂子ファンタジーの、最高傑作だと思う。
    読みやすさ、扱うテーマ、展開と構成、どれをとっても一級品。
    人と獣というテーマを扱いながら、振り返ると一瞬でしかない人生を、こんな風に大事に生きたいと思わせてくるような物語だった。こうなるしかないという結末と、それに至るまでの歩み、その全てを、一読者である自分でさえ振り返って愛おしく、尊く思えるほど、感情を移入させられる。

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    2026年03月12日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    2作品目って面白くならないんじゃない?って期待せず読んだ。めっちゃ面白い。振り回された。第一部まで読んだ後、そんなことある?って呆然とした。

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    2026年03月12日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    "スパイ×音楽"という新鮮な題材。深海に囚われるトラウマを抱えた主人公の救済と解放の物語。

    さすが本屋大賞。
    澄んだ筆致で描写される情景と音楽の透明感に心洗われる。スパイだとバレるシーンはどちらの立場の気持ちもよく理解できて胸が潰れそうだった。
    ただその辛さがあったこそ、その先にある主人公の姿がより眩しく感じられる。
    序盤から涙腺ゆるゆるになりながら読んでいた…

    ぜひとも実写化してほしい。というか既に進んでそう…
    上手く映像化してくれたら絶対号泣する自信あり。蜜蜂と遠雷みたいな綺麗な映像でやってほしいな〜

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    2026年03月12日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    タイトルの伏線回収が超序盤であった事に「え?」と思ったところ、最後まで読むと「あぁ…そういう事か…」となる様なダブルミーニングであり、とても楽しめた。
    恐れずに一歩踏み出す事の大切さ、勇気をもらい、アシモフに背を押してもらえる様な読書体験になりました。

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    2026年03月12日
  • 水滸伝 八 青龍の章

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    梁山泊の赤札が増えながらも、解珍、解宝、孫立など新しい登場人物が活躍。まるまる一冊、知略・策略・謀略・戦略を互いに尽くした独竜岡の戦いが描かれる、ハラハラドキドキの第八巻。巻を追うごとに戦いが激化していき赤札が増えるが、替天行道に共感し志を持った同志がやはり増えていくのか。
    多くの梁山泊側の登場人物にすべからく影響を及ぼす替天行道の中身は全く明かされないが、読んでみたい…

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    2026年03月11日
  • 「くうき」が僕らを呑みこむ前に 脱サイレント・マジョリティー

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    わかりやすい言葉とイラストを使いながら民主主義の大切さを伝えてくれてありがとう、くうきは読むものじゃなくて吸うもの、とどこかで見てから強く心に刻んでいるので、さらにその気持ちを強めました
    サイレント・マジョリティーにならず、自分の意見を持つ、伝える、他人の意見に耳を傾ける、
    当たり前かも知れないけどこれからも意識してやっていきたい!

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    2026年03月11日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    面白くて驚いた。一気に読めて、読み終わってすぐニ度読みした。
    最初は漫画のような面白さでサクサク読め、終盤、まんまと作者の罠にハマった。そのトリックは私たちの固定観念によるものが大きいけど、日本語、というか名前(漢字)の読み方にも起因していて、ダガー賞をとった翻訳版はどうやって表現したんだろうと気になった、翻訳版も読んでみたい。

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    2026年03月11日
  • 赤と青とエスキース

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    4章+エピローグで30年間の時間が経過しているが、それが綺麗にエピローグで繋がっていく感じがいい。めちゃくちゃ泣けるとかではないけども、じんわり、優しい気持ちになれるような読後感。表紙のカバーに実際に絵が半分くらい載っているのでそれを想像しながら読むのも楽しい。読み返したくなる本。

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    2026年03月11日
  • ブラック・ティー

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    女性の悪いところが全部出ているような短編集。…って書くと身も蓋もない感じだが、事実だから仕方がない。でもそのぞくぞくする気持ち悪さがおもしろさに直結しているのがすごいところ。
    もっともっと彼女の作品を読みたかった。

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    2026年03月11日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ジョージ・オーウェルの代表作のひとつにして、世界的に有名な小説。
    1949年発表。
    日本では村上春樹『1Q84』のオマージュ元としても知られる。

    舞台は1984年のロンドン。イングランドはアメリカ、オーストラリア、アフリカ南部から成る超大国「オセアニア」に併合されている。
    オセアニアは、同じく超大国のユーラシア、イースタシアと戦争状態にあり、ビッグ・ブラザーが率いる「党」が絶対的な権力を握る。

    「党」は、党員をテレスクリーンによって常時監視し、家族を引き離し、あらゆる手段をもって思考を把握し、少しでも反抗意志を持つ人間を容赦なく粛正する。

    主人公のウィンストン・スミスは、「真理省」の下級

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    2026年03月11日
  • 愚か者の疾走

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    映画入りで続編も読んだけどめっちゃよかった。
    続編の続編が読みたくなるって続編に対する最高評価だと思う。

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    2026年03月11日