小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
まんまと騙された。
主人公の視線がかなり歪んでいるので、「生々しい」「キモい」「狂人の物語」と勝手に決めつけて読み進めてしまい、完全にミスリードの積み木状態。
さてクライマックスかな、と思った24章で、自分が何を読んでいたのか分からなくなるほど混乱し、積み木が土台からガタガタ崩れた。ここまで騙されるとむしろ気持ちいい。
ミステリーは固定観念にとらわれて読むとダメだなと痛感した。
読んでいて、この作家かなり頭がいいんだろうなと思った。医者の雑学トークや意味不明のアメリカンジョークが変なタイミングで差し込まれるのも妙に面白い。物語は終始かなり不快なのに、妙に笑えるシーンが多い。
久しぶりに -
Posted by ブクログ
とても良かった。
最初はえぐい性描写と年齢差のある男女(しかも高校生と大人)という設定に読むのはしんどいかもしれないと思って本を閉じようかと思った。
でも読み進めて良かった。
タイトルにあるようにふがいなかったり、うまくやれなかったり、なんでだろうって思ったり、でもそれでもそれでいいと思わされた。
苦しいと思いながら生きることについて考えさせられたし、自分を重ねることができた。
斎藤くんの冷やさないようにねという言葉や体にやさしく触れることができる技術がとても素敵だと思った。
最近立て続けに本を読んで思うけど、あまり喋らないけど何か考えている系の男の子像が好みらしい。特に斎藤くんは好きだ -
Posted by ブクログ
■構成は過去作と同じ
本作もやはり「現実世界」「作中作」が描かれ、2つのフーダニットがあり、両者がリンクする、という点については『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』と同じ。
描かれる順番が現実→作中作→現実→作中作・・・となっていくという点だけ違う。
■作中作の方が好き
『カササギ殺人事件』『ヨルガオ殺人事件』でもそうだったが、『マーブル館殺人事件』においても、古典好きな自分はやはり作中作の方が好き。今作で言えば作中作『ピュント最後の事件』の方が現実世界の事件よりも好き。
特に本作については作中作の納得感が強かったため、相対的に現実世界の解決編は今ひとつ納得できないというか、薄味というか -
Posted by ブクログ
昨年、家族として13年間生活を共にしていた愛犬(チワワ)を病気で亡くし、悲しみに暮れている中、遠方に住む知人(妻の友人)から送られて来た供物に、『虹の橋の物語』というタイトルの散文詩が書かれた1枚の紙が添えられていました。ご存知の方もいると思いますが、ペットロスで悲しみと寂しさを抱えた人たちを慰めてくれるとっても素敵な詩でした。
そんなときに目にしたこの小説のタイトルです。すぐに購入したものの、なかなか読めずにいましたが、最近になってようやく読むことが出来ました。あくまで小説ではありますが、著者である新藤冬樹さんの実体験をベースにした作品だそうです。
仕事人間で家庭も顧みず、人格的にも尖り -
Posted by ブクログ
中学4人組の30年。
2025年4月 珠が20年勤めた「タカミネジュエリー」がお店を畳むことになった。不動産部門は残るけど、珠はジュエリーのデザイナーなので、辞める。明日から無職。
2020年2月 珠の母はボケかけている。昔から母が好きでも嫌いでもない。母の世話は姉に任せている。
2015年12月 お父さんの形見のオニキスのカフスを自分のピアスにリフォームする。この頃はしずくの周辺をしずくの父がうろついている。
2010年7月 姪のりんの運動会に来た。そこで知り合った長田さんの家にバーベキューに行った。長田さんにお付き合いしたいと言われて帯状疱疹になる。
2005年4月 珠はヤンおば