小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ表紙があんまりにも怖いから怖い話かと思ったら全然怖い話ではなく、むしろハートフルでした。
人が死んでいるのにハートフルはないか…。
後天的に失明し、父とも死別し一人きりで生きるミチル。
会社の意地悪な先輩と関係が悪く、ある日駅で先輩と鉢合わせたその日から先輩の轢死の殺人犯として逃走し、ミチルの家に逃げ込むアキヒロ。
同じ家の中、不思議な距離感でふたりは少しずつ交流していくことになる。
交互に語られる二人の視点から、真実が明らかになっていく。
ミチルは、後天的に目が見えなくなり家族も亡くしたゆえの外の世界への拒絶がある。
アキヒロは、家族関係は悪くないのに外ではいつもうまくいかない。
ふたり -
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Posted by ブクログ
こんな風に最初から心を掴まれる小説には,なかなか出会えない。
紅茶を飲みながら,大切に読んだ。
そして,読み終わるのが惜しくて,もう少し,もう少しだけ...と願っていた。
細やかで鮮明な描写には植物のきらめきやパンの匂いを感じた。
おばあちゃんの生き方,考え方,言葉...全てが尊い。
間違いなくわたしの人生において、なくてはならない宝物になった。
植物のこと,もっと知りたいなあ
- 心に残った部分のメモ -
「まいは、自分が相手によく思われたいのではなくて、正しく理解されたいだけなのではないですか」
と、繭の中からそっと糸を繰り出すようにいった。
* * *
「どんなことが起こって -
Posted by ブクログ
ネタバレ素晴らしい伏線回収で、後半はページをめくる手が止まらなかった。初めは、3人の物語がそれぞれの目線で描かれることに慣れず、少々読むスピードが遅くなってしまったが、一節がちょうど良い文量なので比較的読みやすかったと思う。
後半で、3人の繋がりに気づいた時には、思わず声を上げ、紙切れに登場人物の関係図を殴り書きしました。笑ちなみに私は梨花が紗月の交友関係について商店街で尋ねて回っていた時、"希美子"という名前が出てきた時にカラクリに気がつきました。まさに私がすごく好きなパターンの展開!『かがみの孤城』のように、一見同じ時間を生きているように思える主人公たちが、実は時代が違う、と -
Posted by ブクログ
重いものを断ち切ってすっきりしたという感じはなかった。現在付き合っている恋人というのは、もともとあるはずのないものだったのだ。
今、交際相手はいるのかと、誰かに尋ねられたいと思った。令祥はその状況を想像し、口に出してみた。自分はこう答えるのだ。
「前の彼女とちょっと揉めてね。もうしばらくはいいかなって感じ」
工藤のように。
腹部からの激烈な痛みが全身を痺れさせていく。視界の開から霞がかかっていく。
その中で、令祥は無意識のうちに口元を綻ばせていた。
(中略)
常に無数の新しい一面を覗かせる彼は、いつでも新鮮で、底が知れない。
自分も今晩からでもあの目つきを練習しよう。今まさにこの身に向けられ -
Posted by ブクログ
ネタバレ久しぶりに、本当におもしろいミステリーを読んだ。
他作家の一人称視点に慣れていたため、読み始めは三人称で淡々と進むストーリーに少し読みにくさを感じたが、進むほど作品の世界にのめり込んでいってページをめくる手が止まらなかった。
第一章と最終章は織江視点で、その他の章はティムの視点でストーリーが進行し、最後にふたりは長い時を経て再会する。そのときの語り手はどちらにも依らず、むしろふたりが同じことを感じているように語られる。ストーリーで重要な意味を持つ「夢」という言葉が物語を締め、その構成の美しさに打ちひしがれた。
各章は比較的短めで、うち3〜4割ほどは物語内の過去(史実?)なのでスイスイと読み進 -
Posted by ブクログ
『緋色の研究』のあとすぐ読みました。
緋色の研究のあとがきにもあったけど、ほんとに怪我した箇所が前回と変わっていて笑ってしまいましたw
あと前回イレギュラーズ達にリーダーだけ上に上がって来るように教えたのに、また同じことを教えていたのも忘れてしまったからなのかな?
それとも毎回の一連の流れ的なことなのかな?
コナン・ドイルの御愛嬌みたいな感じで、こう言うのもファンが根強くいる1つの所以なのかな?
「すべてのありえないことをとり捨ててゆけば、あとに残ったのが必ず真相でなければならない」
「ああした手合いとの掛引きに大切なのはね。向こうの言うことが、こっちにとって大切なんだということをさとらせ
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