ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • モモ

    Posted by ブクログ

    言葉や時間や仕事についてこの本を読んで沢山考えました。

    時間は心と繋がっていて、心は皆ゆっくりとしている。そんな心の音楽(声)が聞こえている人は今この現代でどのぐらい居るのでしょうか。


    今忙しいと感じている人に読んで欲しい。

    この物語は「オワリ」ましたが、未来の話でもあるようです。

    0
    2026年04月24日
  • 二人がいた食卓

    Posted by ブクログ

    夫婦間の食の好みの違いって本当にアルアルで、このお話の夫婦もなんだかんだ試行錯誤しつつ歩み寄って行くものだと思っていたら予想外の展開。
    妻の泉の融通のきかなさになんだかうんざりしました。
    自分は明らかに泉よりの嗜好ではあるので味を足されるとか夜遅いのにガッツリ食べられることに不快になるのはよーくわかるのですがそれでも泉のやり方はちょっとやりすぎ。

    0
    2026年04月24日
  • 見えるか保己一

    Posted by ブクログ

    すごい小説と出会ってしまった。
    読み終えても、すぐには言葉にならないくらい。でもとりあえずメモしておこう。
    まず驚かされるのが、盲目の人そのものの描写、文章の表現だ。この文体、表現力。目が見える自分には理解できないような感覚を覚える。入りから衝撃的。

    盲人にとって、「見える」とは、「見えざる」とは、どういうことなのか、常人に見えているはずのものが、見えていないのはもちんのこと、他の人に見えないものが「見えて」いたりするのも盲人なのだ。
    そして、「真実」か「嘘」なのか、どう見えるのか。そしてそれが、人によって様々に捉えられ、人生をも変えていく。

    塙保己一の生き方や業績を辿るという筋立ての小説

    0
    2026年04月24日
  • 花酔ひ

    Posted by ブクログ

    「読むとエッチしたくなるよ」と言って手渡してくれた人がいた。
    たしかに、そうだった。

    こんなにも不倫関係の描写が精密に描かれた作品は読んだことがなかった。
    行きつく果ては——「貪るは餓鬼」。
    自ら望んで堕ちていく様が、美しくも見える。

    トキ江の「順番」という言葉が、胸に残った。
    理由は書かない。でも、この言葉を知っている人には、きっと伝わるはずだ。

    このような作品に巡り合うことも、
    男女の不思議な縁と同じように——
    誰かが手を差し伸べてくれた先にある。

    0
    2026年04月24日
  • フーガはユーガ

    Posted by ブクログ

    フーガ"と"ユーガ ではなく フーガ"は"ユーガ なのが納得

    伏線と構成の巧妙さ、非日常と日常の混ざり方。

    0
    2026年04月24日
  • 午前零時の評議室

    Posted by ブクログ

    第28回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。余りにも最初に構築されたプロットを一生懸命伏線貼って回収に勤しむところや、行間を読ませず語り過ぎな点、主人公の実帆のキャラの統一性の無さ、力技が過ぎる舞台設定の不自然さ等々、ツッコミどころは満載ではあるが、それらのウィークポイントを差し引いても、終章のどんでん返し(ここも喋り過ぎだけど)はなかなか素晴らしく、読後の納得感もそこそこあり、完成度は低い(新人賞なので当たり前)が、今後の期待も込めて評価:5で。著者は弁護士出身の方らしいので、本格でなくてもいいので細部がひかる法廷ものを読んでみたいものだ。

    0
    2026年04月24日
  • 果てなき蒼を統べる王

    Posted by ブクログ

    ほのぼの暮らしていた優しく世間知らずなおぼっちゃまがこれ以上ないどん底に落ち、出会った人たちの助力を得ながら現実に向き合い、成長し、這い上がっていく物語。

    村を焼かれる主人公や、冤罪をかけられて追放される主人公、はたまた拷問されたり無一文で疑心暗鬼に陥る主人公などなど、主人公といえば人一倍苦労する状況に追い込まれるのが常とはいえど、このお話の主人公・夜隆ほど容赦のないどん底に落とされる主人公はなかなかいないと思う。頼りないけれど優しく朗らかなおぼっちゃんが、「すべてを失った」という表現が誇張でないレベルでどん底に落ち、他人に優しくできないほどに追い詰められた人たちや、それとは対照的に見ず知ら

    0
    2026年04月24日
  • こうふくろう

    Posted by ブクログ

    ぶ厚かった。
    登場人物、多かった。

    青少年犯罪をテーマだと、この作家さん。
    デビュー20周年、おめでとうございます!

    新型コロナのせいで、たくさんの影響があった。
    いい事も、悪い事も、数えきれない。
    そんなこと、あんなこと、あったあったと頷きながら読んだ。

    青春の真っただ中の青少年にしたら、どんなに孤独で鬱屈した日々を送った事だろう。
    まして、家族の中で辛い思いをしている若者にとっては地獄だ。

    最初は善良な心でつながり始めても、
    人が集まれば、徐々にまとまらなくなってくる。
    まして、そこに邪な人物が入り込み、支配しようとすれば、とんでもないことになる。

    困っていそうな人を、見ず知らず

    0
    2026年04月24日
  • 憤怒の人 ~母・佐藤愛子のカケラ~

    Posted by ブクログ

    この本で、佐藤愛子という人がエネルギーの
    塊り(憤怒の)ということが分かった。
    佐藤愛子の本を少なからず読んで来たが、
    これで最終。母・佐藤愛子のカケラの娘さんの
    杉山響子さん、お疲れ様でした!

    0
    2026年04月24日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    全553ページ。昭和から令和に至る遠大なスケールの犯罪小説でした。
    昭和でなければ起こり得ず、令和にならなければ解決できなかった犯罪。

    間延び感や無駄が一切なく、徹頭徹尾著者の本気を感じました。
    よくぞこんな話を思い付き、練り上げ、形にしたものです。圧巻。

    0
    2026年04月24日
  • 鹿の王 水底の橋

    Posted by ブクログ

    終わり方もとても良かった
    上質な物語の旅をさせてもらえてとても有意義な時間だった
    時間が経った時、もう一度読み直したいと思うような本
    受け取り方が変わるのではないかなと思う
    良い本に出会えて良かった

    0
    2026年04月24日
  • 平家物語 4

    Posted by ブクログ

    3巻に続き、4巻目も一気に読破。
    面白かった!
    平家の末裔、12歳で源氏に殺されかけ、出家してなんとか生き延び30歳まで生き残った六代。遂に斬られた。悲しい。
    頼朝は自分が源氏で唯一生き残り、長年の恨みを持って平家を打倒したことが繰り返されるのが何より怖かったんだろう。どんどん頼朝が清盛の残虐さと同じさまになっていくのが恐ろしい。結局同じことの繰り返し。
    最後の巻で、なんだか後白河院が良い人みたいになってるのがちょっとムカつく。お前やろ、1番の原因は。女やと思ってなにを偉そうに一緒になって悲しんでんねん。あそびをせんとや、てなんやねん。

    でもこの文庫版の最後の、後白河抄はなんやかんやいうても

    0
    2026年04月24日
  • 対岸の彼女

    Posted by ブクログ

    中高生とか見ると若いなとか幼いなとか感じる歳になって、これからどんどん大人になるのが嫌だったけど、歳を重なることは喪失することではないから、意義を見いだせるようになりたい。出会いと別れはきっと必然だと思うから、そのときそのときに自分と関係を築いてくれている人のことを、その時間を、大切にしたいと思った。

    あと!aikoのキラキラがすごくふたりと重なった
    ♬遠い遠い見たことのない
    知らない街に行ったとしても
    離れ離れじゃないんだから あたしはこうして
    羽が生えたことも 深爪した事も
    シルバーリングが黒くなった事
    帰ってきたら話すね
    その前にこの世がなくなっちゃってたら
    風になってでもあなたを待っ

    0
    2026年04月24日
  • アホになって死んで、後はカマキリの卵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ​フィースト・オブ・ザ・ファントムズ。面白いねぇ。怪談好きは読んで欲しい。
    名をつけてから殺してみなさい。
    ニ種類の人間がいる世界。
    さんどめばしにいるの。
    川を流れてく子。
    位牌がふいふい。
    嫁入り。
    が好きかなお話かな。

    あるお話の様に絵本の世界から話かけられてみたいし、あと嫁入りのあった地域も聞いてみたい。興味が尽きぬ。
    ごめん、面つつきもよかったです。

    0
    2026年04月24日
  • 恋するブタハナ

    Posted by ブクログ

    私生活での細々した怒りって言いたいけど言えないこと沢山あると思う。それをブタハナと絡めて表現していた所が良かった!
    お仕事小説でもあり、恋愛小説でもあり最後までテンポよくスッキリまとまっていて良かった!

    0
    2026年04月24日
  • わたしの神聖なる女友だち

    Posted by ブクログ

    2024年刊。『ハイスクール1968』の四方田少年もいまや古稀。これまでに付き合いのあった魅力的な女性たち、26人をめぐる回想。書名にもある通り、みな「神聖なる」女友だち。
    映画つながり、韓国つながり、漫画つながり、駒場つながり、どの女性も最初の出会いからして印象的。淡い思い出も書かれている。
    若桑みどり、宮田まり子、川喜多和子。岡田史子、弥永徒史子、山口淑子(李香蘭)、如月小春、矢川澄子……彼女たちへのレクイエムとしても読める。
    もっとも印象的だったのは、カズコ・ホーキ(法貴和子)と寮美千子。そのパワフルな生き方。読んでいて、ため息が出る。いまも我が道を邁進中だ。

    0
    2026年04月24日
  • 存在のすべてを

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    後半はもう全身が本の中へ吸い込まれたような気がして一気に駆け抜けた
    野本夫妻と亮との刻々と近づく別れの予感からの別れ。亮を離したくない!と優美に代わり叫びたかった。だって3人こんなに幸せなんだからと。涙も出た
    ここに辿り着くために前半2/3があったのか
    深く優しくゆっくりと染み渡る読後感でした

    そしてどうか幸せに暮らしてくださいと祈った

    ちなみに3人のシーンはジョージウィンストンのlovingをBGMに読みました 

    0
    2026年04月24日
  • 給水塔から見た虹は

    Posted by ブクログ

    団地で暮らす日本人と外国人。ちょうどこれを読みながら乗った電車を降りたところで「前のガイジンが」「いやガイジンがさー」と言っている若い身なりの良いサラリーマン二人組に遭遇し、そっちがやっぱ大勢なのか、と先日駅前でヘイトスピーチを聞いてしまったときの気持ち悪さを思い出して、ゾッとした。ヒュウのおじいちゃんが問いかける「日本は平和だろう」という言葉が私の頭の中にまで反響してくる。もちろん内戦や極度の貧困はない。けれども、心を無事に保って幸せに生きられる国だろうか。

    技能実習生とボートピープルで来た人と、日本で生まれた子と。その中で最も自分の意思で選んでいないのが、最も弱い立場の日本生まれの子供達

    0
    2026年04月24日
  • うつくしが丘の不幸の家

    Posted by ブクログ

    家族ごと、登場人物ごと、幸せになりたくて、もがいて、進んでいく。
    その過程を不幸と言う人がいたとしても。
    それでも幸せになりたくて、進んでいく。

    1話ずつはすぐに読めてしまうので、活字初心者でも読みやすい。
    読み切った先のエピローグで号泣した。

    0
    2026年04月24日
  • 青のナースシューズ

    Posted by ブクログ

    今回の藤岡さんも最高でした。医療従事者だけあって現場での描写や看護大学の授業や患者さんとのやりとりも臨場感あって実話のようでした。交通事故で看護師だった父を亡くし障害を抱えた弟の面倒をみながら看護師を目指している成道が主人公。涙が止められなくなる場面は数知れず。友情、家族愛、看護師になりたいと思う情熱・・・いろんな情に溢れた物語でした。

    0
    2026年04月24日