ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • そして、バトンは渡された

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    いい本でした。。
    内容も読みやすくとても面白かったです。誰かしら不幸になっての悲しい展開が来るのかなと思いましたがそのようなこともなく幸せ気持ちで読み終えることが出来ました。
    映画も見ますがキャストを見てびっくりしました。

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    2025年11月28日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ドラマが終わったら読もうと思っていたのですが、号泣するくらい毎回面白いので気になって読み始めたら一気に読んじゃいました。レース展開や馬生などはリアリティあって、もっと続きが読みたい。
    ドラマと違う部分も多々ありました。
    馬の美しさとか性格の表現とか、そういった描写は競馬ファンにとって想像しやすくて世界に入りやすかった。現地で観戦したことある人は、あのダービーなどのG1レースの熱狂、有馬記念の年末のお祭り感の想像に容易く、わくわくするはず!また馬主側のことを知れるのも良かった点。

    余談ですが、
    昨年末の有馬記念を最後に、初めての推しの競走馬が引退し、種牡馬になることが決まり、寂しい気持ちでいっ

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    2025年11月28日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    ネタバレ

    江戸川乱歩(平井太郎)と杉原千畝の前途多難な人生と、その友情を描く物語。
    歴史に弱く、何がフィクションで、どれが史実通りなのかを判断できなかったので(知ってるのは千畝がビザを発行したことと、乱歩が作家ってことだけ)、すべてフィクションだと思いながら読みました。

    三朝庵という蕎麦屋ではじめて太郎と千畝は出会うが、じつはその9年前に出会っていたという運命的な話や、太郎のどうしようもない生活など、最初のほうは平和でほのぼのとした展開が多く、後半は一変、戦争の鬱々とした話が続く。とくに千畝のターンはやきもきする展開も多く、おそらく史実どおりなのはこちらのほうでしょう。戦争やら、国の情勢やら難しい話も

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    2025年11月28日
  • 山の子テンちゃん 空から落ちてきた小さないのち

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    ネタバレ

    天井から落ちてきたテンのあかちゃんを育てる話。

    絵本かと思ったら、ちゃんと文字の本だった。大きめの文字に分かりやすい言葉……児童書って素敵。

    ゴミ袋に放り込まれて捨てられそうになっていたテンちゃんをひづるさんが、拾い上げて育てる。最初は掌サイズでネズミと思われていたけれど、獣医さんによってテンだとわかる。毛皮にされて数が減ったテンの子をひづるさんは育てる。
    野生の子は野生に返すと決めて育てるけれど……別れは突然にやってきて、テンちゃんは姿を消してしまう。

    最後、サブタイトルが『ある日、とつぜん』だったので、死んでしまうのかなと思ってしまっていた。人に懐いてしまうと車に轢かれて死ぬ羽目にな

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    2025年11月28日
  • トリツカレ男(新潮文庫)

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    何度読んでも心が温まるストーリー。
    一見するとばかげた行いに見えても、それがいつか役に立つ、救いになることを教えてくれる。

    語り口調の優しい文なので、読書のリハビリにもぴったり。

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    2025年11月28日
  • モモ

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    わたしたちは現代社会を生きていく上で遭遇する「時間泥棒」とどう対峙していくべきなのか。

    現代はいたるところに灰色の男たちがいて、隙あらば私たちの時間を狙っている。一寸先は致死的退屈症である…と、資本主義への恨みつらみを述べた後に「とかくに人の世は住みにくい。」などと結ぶニヒルな感想が浮かんだがこれではあんまりだ。

    別のアプローチを取ろう。それはそれとして、現代社会を生きるために大切なのは生活に彩りを加える姿勢やそれを見逃さない視線といったものなのではないか。

    すなわち、どうしようもない現代を嘆き悲しんだり、時間の開放に思考を巡らすよりも、むしろ人生における「時間の花」と言える瞬間を見落と

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    2025年11月28日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」が、明日100年の歴史にいったん幕を下ろす。
    ホテルを訪れるのは、女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦。一貫した主人公のいない、群像劇だ。ただ、仕掛けがある。
    女優の印象が変わること、文学賞の回数、震災、パンデミック、どこで気がつくかは読む人次第だけど、いや〜してやられた!

    最初は嫌なやつと思っていた人物が、ある人と出会った事で変わったり、心中を考えていた夫婦が踏みとどまったり、スリが更生を決意したり。物語は多岐に渡るが、だいたいが良い方向への変化で、いい気持ちで読み終えることができた。

    そして、登場人物の様々な「ことば」がとても良い。当たり前か

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    2025年11月28日
  • かばん屋の相続

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    池井戸作品らしい銀行絡みの短編集。
    それぞれの話でドラマ1話ができてしまうくらいの濃密なストーリー。
    銀行員視点での話ばかりですが、毎月口座残高が不足する中小企業の社長との息を呑むような緊迫したやりとりや、本のタイトルにもなっている「かばん屋の相続」の話は、社長が亡くなる前に相続を破棄するように次男に勧め、忠告通り相続破棄して会社を起こした次男と、情のない元銀行員の長男が負債を抱えて困る姿の対比が面白かった。正義は勝つ、のような胸がすくようなストーリーだった。

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    2025年11月28日
  • 街とその不確かな壁(下)(新潮文庫)

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    71歳になってもこれを書き上げる村上春樹の執筆への愛の深さに感動した。書き切れないものを書き切れないままに書き切る。とても良かった。

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    2025年11月28日
  • 田舎の思考を知らずして、地方を語ることなかれ~過疎地域から考える日本の未来~

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    独善的な考えにならないためにも、地方創生やまちおこし、地方移住に関心がある方には一度読んでいただきたい一冊です。
    過疎地域対策としてのこれまでの国の政策などについても勉強になる内容でした。

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    2025年11月28日
  • 遊園地ぐるぐるめ

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    とある地方にある遊園地ぐるぐるめを訪れた人々のドラマを切り取ったお話。
    どの話も心がほかほかになって癒やされた。
    田中達也さんのミニチュア挿画がまた可愛くてこれまた癒やされた。

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    2025年11月28日
  • 天冥の標 I メニー・メニー・シープ (上)

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    全10巻17冊の超大作シリーズの第1作。
    第1巻の上巻の時点でとても面白い。
    同じ著者の作品でツインスター・サイクロン・ランナウェイシリーズを並行して読んでいるが、それとは全く違ったテイストの作風で、読んでいてとても楽しい。

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    2025年11月28日
  • リカバリー・カバヒコ

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    心が洗われた。素晴らしい表現と繋がっていくストーリー展開。どれも身近に感じる話で今を見つめ直すきっかけになる。

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    2025年11月28日
  • 猫のお告げは樹の下で

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    本当は些細なきっかけを見つければ前進できるのかも

    背中を押してくれて、考えさせられ、気づく

    もしかしたらそんな存在が自分の周りにもあるような気分になる

    とりあえず神社行ってみようかな

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    2025年11月28日
  • 夜に星を放つ

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    星をモチーフとした短編集で、皆大切な人との別れを経験していた
    主人公にとって星は、大切な人であったり、自分自身であったり、進むべき道を示す希望の光なんだなって思った
    私は真夜中のアボカド、真珠星スピカ、湿りの海が好きだな

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    2025年11月27日
  • ツミデミック

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    とても面白かった。
    あの訳の分からない恐怖のパンデミックの頃の話。
    コロナ禍の時代をそれぞれの主人公がもがいたり苦しんだり希望をもったり。
    一穂ミチさんの本は面白いです。今回もとても良かった。

    どれも良かったのですが「ロマンス⭐︎」「燐光」「特別縁故者」が特に好きです。

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    2025年11月27日
  • 世界はきみが思うより

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    寺地先生の作品、やっぱり素敵ですね。

    それぞれ悩み生きづらさを抱えながらも、日常を乗り越えて行こうとする登場人物達が、現実に隣にいる人のように感じました。私も自分の事を大事にしながら明日からも頑張るよ、と伝えたくなります。
    ほたるいしマジカルランドが出てきたりと小技も効いています。装丁のイラストのモノ達にも笑顔になりました。
    一気読みでしたが、また必ず読みかえす1冊です。

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    2025年11月27日
  • アルプス席の母

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    この本が今年一番の感動と面白さでした。
    母の思い、高校野球の確執、ドラマ性などリアルであっという間に読みきりました。
    野球が好きでなくてもおすすめです。

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    2025年11月27日
  • 向日葵の咲かない夏

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    この著者は初めてだったけイカれた登場人物から世界観までバチクソに好みだったしラストのどんでん返しまで最高じゃん。

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    2025年11月27日
  • 定食屋「雑」

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    ネタバレ

    料理の描写と登場人物の人生模様が見どころで、どんどん話に引き込まれた。ぞうさんが先代ぞうさんのことを好きだと気づいたシーン。やっぱり不器用なのかなー、可愛らしいと思ってキュンとした。
    沙也加の旦那さんは離婚理由はちょっと同情できるところもあったけど、話し合いのやり方が自分勝手でイライラした。
    沙也加や高津さんはまた自分の人生を謳歌して欲しい!

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    2025年11月27日