ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 奈良千夜一夜物語

    Posted by ブクログ

    前作が面白かったので、こちらも購入。
    名作文学のパロディ短編集の第二弾。今回は童話がメインの4作品。
    話の中に奈良のテイストが見え隠れ。
    面白すぎるし、センスが良すぎる。
    どれも面白かったけど、杜子春×メガロポリス橿原は笑いながらも、少し考えさせられるシーンもあり。

    読み終わると、奈良に行きたくなる本。

    0
    2026年03月13日
  • 流浪の月

    Posted by ブクログ

    決めつけられた『事実』のせいで無責任な優しさや哀れみ、奇異の目を一方的に押し付けてくる世間と、『真実』を話して少しでも誘拐犯である文は自分を絶望の淵から救い出してくれたことを伝えたい主人公の間にある埋まらない溝を見ていて優しさとは何かを考えさせられた。
    事実のみで犯人を批判し、被害者を哀れみ救いの手を差し出すことなのか、または我関せずを貫き無関心でいることなのか。
    自分の中の何かが揺らぐ話だった。

    0
    2026年03月13日
  • かんむり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めた時は、学生時代や幼少期を間で語りながらメインでは今=30代くらいの生活を綴っていくのかと思っていたが70代までが綴られていて、ある夫婦、家族の生涯を覗き見した気分になった。
    主人公の光が息子がスイミング教室を嫌になったことを知り、辞めることを許可するが夫は「そんなんじゃ逃げ癖がつく」、「男はスポーツをやっていた方がいい、今でも体育会系は評価されやすいんだ」と言った時、夫が解雇された時、転職した夫が仕事に集中できるように努めた時、ベリーショートにすると褒めてくれはしたものの夫の中に「ベリーショートの私」を受け入れる器がなかった時、、、人に言うとそんなこと?と思われるようなことやテレビで

    0
    2026年03月13日
  • 成瀬は信じた道をいく

    Posted by ブクログ

    どんどん引き込まれて2、3時間であっという間に読んでしまいました。成瀬シリーズは初めてでしたが、成瀬との接点を持った人に共感しつつ、成瀬ファンになりました。

    0
    2026年03月13日
  • あんなに あんなに

    Posted by ブクログ

    2歳と0歳の育児中。
    イヤイヤ期の息子と掴まり立ちしてぐらぐらしている娘に翻弄され、いらいらしてしまうことも多々。
    そんな時読もうと思って購入。
    すぐに読み終わるから、キッチンのカップボードにしまっておいて感情が昂った時にこっそり読もうと思う。

    お気に入りはお風呂上がりに牛乳を入れてもらうほかほかした幼児。同じのが今日も、うちにもいる。

    0
    2026年03月13日
  • 福島モノローグ

    Posted by ブクログ

    以前、文芸誌で本書か東北モノローグを読んだ記憶がある。
    いま急に読みたくなったのは、震災があった日が近づいていたからか。
    地震や津波、液状化、孤立地帯、SOSの文字、遺体安置所、当時の記憶は色濃く残っている。でも、今より知識の少なかった私は原発のことをあまり理解できていなかった。
    放射性プルームが降ったこと、そのことを知らずに地域の方は生きるために外出していたこと、食物への影響など、本書を読んで衝撃を受けたことが何個もあった。あまりに無知だった。

    永井玲衣さんの解説がまたとても良かった。
    歴史的な出来事は教科書に載るけれど、それによって小さい出来事に纏められてしまうことがある。語り手がいるこ

    0
    2026年03月13日
  • 殺人初心者 民間科学捜査員・桐野真衣

    Posted by ブクログ

    冒頭にどうやってつながるのか、最後まで分からなくて、あっと驚くラストだった。達人に綺麗に投げられた感じ。ラストの同じシーンがまるで違って見えるのがすごい。

    0
    2026年03月13日
  • ビバリウム Adoと私

    Posted by ブクログ

    Adoちゃんのこれまでについてが詳細に書かれていた。この本を作るのには、相当の覚悟が必要だったとおもうけれど、Adoちゃんのことが今まで以上に知ることができ、今後も応援し続けて行きたいと感じた。

    0
    2026年03月13日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

    Posted by ブクログ

    素敵な文章が沢山あった。1よりもものすごく面白くて寂しくないけど読みながら泣いてる時が多かった。雫石が感じたように、田舎にある植物と、都会にある植物が受け止めている栄養は違う物で、違う育ち方、輝き方をすると思うのは本当だと思う。人がどうやって人をみて好きになって愛して何処でより大事に思うのかとってもよくわかる。みんなに読んで欲しい

    0
    2026年03月13日
  • 聖母

    Posted by ブクログ

    まさかの展開で完全に騙された。
    ミスリードが本当に巧み。
    後半の畳みかけがすごくて一気に読まされた。

    0
    2026年03月12日
  • 本でした

    Posted by ブクログ

    又吉&ヨシタケ本、『その本は』に続く2冊目。この本はある種の大喜利で、お二人それぞれの個性が出ていてとても面白い。あえてどれかを選ぶとすれば、No.26の鬼ヶ島の話が印象に残る。巻末の「未復元」のお題も「復元」してほしい。

    0
    2026年03月12日
  • 勝手な夢を押しつける親を憎む優等生と、東大は無理とバカにされた学年ビリが、現役合格した話

    Posted by ブクログ

    ビリギャル2、今作もめっちゃ面白かった!
    勉強というわかりやすいものさしでぐんぐん成長していく物語、読み出したら止まらないから1日で読みきっちゃった!(普段はかなり遅読です)
    勉強って良いな、って思えるし、自分もなにか勉強はじめたくなりました。

    0
    2026年03月12日
  • ここはすべての夜明けまえ

    Posted by ブクログ

    バーナード嬢曰く(施川ユウキ)で図書委員の長谷川さんが激賞していたので購入、そして一気読み。心の傷を消してしまいたいことってあるけれど、本書を読むと消さないこと、消えないことこそ人の生きた証であるような気がした。

    0
    2026年03月12日
  • 朔と新

    Posted by ブクログ

    「児童書」ではもったいない、幅広い世代の方に読んでもらいたい、そう思わせてくれる作品でした。

    家族というのはお互い理解しているつもりで理解できていない関係性なんですよね。

    頑なに強くあろうとする兄、自責の念を抱えつつも反抗的な態度を見せてしまう弟、それぞれが自分の内面と向き合っていく。

    二人の成長する姿が最後まで誠実に描かれており、大変読み応えがありました。

    0
    2026年03月12日
  • 芦屋山手 お道具迎賓館

    Posted by ブクログ

    お道具の付喪神と先生との奇妙な同居物語かと思ったら全然違って、いろんなお道具が登場し、最終的には本能寺の変を紐解いていく。行き着いた説が面白すぎて。あと芦屋にお城があったのも初めて知った。
    登場したお道具たちを見てみたくなったけれど、今は行方知れずのものばかりなのもまたにくい。

    0
    2026年03月12日
  • ぎょらん(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    亡くなってしまった人には一方通行の思いを伝えることしかできなくなる。その人が何を思って生きていたのか、何を願って、恨んで死んだのか知り得ない。だからこそ今を大切に生きるしかない。

    0
    2026年03月12日
  • 国宝 上 青春篇

    Posted by ブクログ

    最初は第三者の視点から語られる文調に戸惑ったが、気づいたらスラスラと読み切っていた。映画を先に観たが、この上(青春篇)で映画の80%ほどが進んでいることに驚いている。下巻の内容がさらに気になる終わり方だったので、早く読みたいと思う。映画では理解できなかった部分などが詳細に書かれていて、こういうことだったのか。と新たな発見が多く、本当に国宝の物語を知りたいのであれば、全員読むべき本だと感じた。

    0
    2026年03月12日
  • 幸せスイッチ

    Posted by ブクログ

    今作でも最高の鬼才っぷり。邪悪な罠がつまった短編集。

    「怨霊」のオチたるや。そんなところに着地するとは。「勝ち組人生」たまにこんな人いるよなー。通帳の数字を見てにやにやするけどやりすぎはね。「どっちが大事」ぞっとするほど面倒な妻だった。「診断」ぞっとするほど他人の意見を受け入れられない母だった。あの救急隊員もね。表題作の「幸せスイッチ」そんなスイッチがあればつけてしまうかも。依存しちゃうだろうなー。「哲学的ゾンビもしくはある青年の物語」この奇妙で不条理な会話の感じが最高にヤスミンだった。

    どれも頭おかしくなるよ。良い意味でね。もはやヤスミンファンとして客観視できてないかも?(笑)

    0
    2026年03月12日
  • 三河雑兵心得 : 17 関ケ原仁義 下

    Posted by ブクログ

    いや、期待を持たせる終わり方だった。
    茂兵衛は史実には登場しないのだろうが、関ヶ原の陣地や井伊直政や徳川の四男の忠吉のことは本当なのだろう。
    しかし、最後の方の甥の小六の死は唐突だった。
    また、島津義弘勢のもつ違和感を察した茂兵衛、左馬之助、平八郎。大戦は決したのですが、最後に波乱の予感を残して、終わりました。
    楽しみです。

    0
    2026年03月12日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

    Posted by ブクログ

    以前たまたま紹介動画が流れてきました。
    その時はただ、学生の頃小説ハマってたし、また小説読んでみるか、程度でした。

    ですが友人がこの小説とほぼ同じ状態になったことを聞かされて、読みました。

    友人は新夏とも重なる部分はあるものの、すごく丁寧で真っ直ぐな人です。
    「応援したい」という簡単な表現ではなく、友達として自分の意見も伝えつつ、1つの正解、参考書のような感覚で読み続けました。

    小説もそうですが、作品自体、よく他人事にはしてはいけないなど、話は聞きますがそれが今回友人が同じような目にあった事で気付かされ、噛み締めております。

    自分ですら読んでいくのが苦しい、気持ち悪い、そう感じるのであ

    0
    2026年03月12日