ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • カフェーの帰り道

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    すっごく素敵な世界観
    読み始めて数ページで「もうすでに好きだ」と!

    短編集だけどそれぞれの登場人物のその後も後々描かれてて思わぬところで知れる楽しさとワクワク感

    戦争時代ってこともあり別れや食糧難、敵国に対する思いも描かれててつらい部分や泣けるところもあったり。
    セイちゃんがしっかり生きててくれてほっとしたり。

    私の好きな登場人物は「園子さん」でした。
    聞かれたら素直に住所も言っちゃうけど年齢聞かれると堂々と嘘を、、
    住所はだめよって注意されると息吐くようにほろほろと嘘が出てくる出てくる。笑
    園子さんに対して冷たくあたる人もいる中、嫌な態度も取らずなんなら、相手にしてないですわって感じで堂々としててとてもかっこよかった!!
    逞しく勇ましい姿がとっても素敵でした。

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    2026年09月26日
  • 戦場で笑う 砲声響くウクライナで兵士は寿司をほおばり、老婆たちは談笑する

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    「戦争」、いつも思うこと。命じる側、戦争で儲かる側は絶対、戦地には行かない。行かされるのは・・・。
    そして、いつも思うこと。こういった体制を壊していくためには、庶民の一人一人が賢くなって、そういったカラクリを見抜き、選挙といった形で平和の思いを反映させていくと。これに尽きる。。

    〈本から〉
    「遺体を一体一体掘り起こして、死亡理由を調べる必要があります。虐待や拷問を受けたと思われる遺体もすでに発見されています」
    戦争犯罪調査官は語った。これまでに445人の遺体が確認された。手首を結束バンドで縛られた遺体や、子どもの遺体までもが見つかった。ロシア軍が侵攻しなければ今も生きていた人たちだ。恐怖、悲しみ、怒りという感情を封じ込めて撮影に専念する。私がやるべきことは、ここで起きた悲劇を記録することだ。カメラだけが私の正気を保たせ、力を与えてくれる。

    略奪、強姦、殺人、軍の腐敗など第二次世界大戦中からロシア軍は変わっていない。

    その日の夜、私はホテルのベッドに横たわり放心状態になっていた。肌に染み込んだ死臭は気にならないが、墓地の光景が次々と頭に浮かびまったく眠れない。手首を縛られて殺された若い女性、老女の姿は心の奥底に留まり、帰国後もしばらく私を苦しめることになるとは、この時は思いもよらなかった。

    「敵とはいえ、彼らにも親や友達がいて、様々な人生を送っていています。たった1発の銃弾がその命を奪ってしまう。むろん敵も同様で、それを承知でこちらを攻撃しています。戦場で敵を殺すことについて、モラルを考えては駄目です」

    “戦時下のウクライナで生きるには「笑い」がなければ精神がもたないよ“

    タブレットを見ながら無言で操作し、爆撃が命中しても感情を表さない二人。破壊される光景を見ながら、ついさっき私の目の前で装填された爆弾が一瞬で人間の命を奪ったのだと考える。日本でも農薬散布などで使われるドローンとタブレットという身近なツールで、建物を簡単に破壊してしてしまうことに戦慄を覚えた。これが現代の戦争なのだ。

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    2026年09月26日
  • おむこさんは殺人鬼

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    短編作品らしいどんでん返しが気持ち良いです。
    どのお話もポジティブな展開、清々しいラストが多くて、
    読後感が爽やかなのも魅力です。
    すいすい読んでしまえました。
    長編をじっくり読む方が好みなのですが、こんな短編集ならまた読みたいです。

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    2026年09月26日
  • 竜馬がゆく(二)

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    竜馬は、藩邸の門を出た。
    空は、雲ひとつない。


    月が雲間から吐き出された。
    風が出ている。
    薄の穂の群れが、銀粉を噴きだすようにそよいだ。

    こういう背景描写が好きだなぁ。

    いよいよ竜馬が脱藩した。家族もなみなみならぬ決心が要っただろう。この本では、伝家の宝刀を渡したのは2番目の姉さんだった。心が動かされる一場面だった。

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    2026年09月26日
  • 半導体 尖端覇権の興亡

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    日本の半導体産業の歴史を企業側だけでなく政府の対応も含めてよく取材している。

    自国を守る考えがどんどん各国で進んでいると感じる。

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    2026年09月26日
  • 影法師

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    頭の先まで鳥肌がたった。
    世にこの本を超える友情はないと断言できる。もうこれ以上の本に出会える気がしない。圧倒的な星5個だった。

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    2026年09月26日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    ネタバレ

    どの話も面白かったけど個人的には「埋め合わせ」が一番好き。
    主人公の策略を同僚が乗っ取って騙される感じがゾッとして良かった。

    「ミモザ」は普通に胸くそで元彼が嫌いすぎるけどこれも面白かった。

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    2026年09月26日
  • 甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ 完全版

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    犯人は【4年前に死んだ男】。

    犯行現場に残されるのは、4年前に死んだ男のDNA。
    しかもその男は鷹央が死亡診断した男だった。
    診断が間違っていたのか?
    犯人は一体誰なんだ。

    最後まで犯人は誰!?とモヤモヤした気持ちで読み進め、最後にはスッキリ。
    今作もおもしろかったです

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    2026年09月26日
  • みずいらず

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    連作の短編集の形式で、いずれもすごく良い内容だった。少し極端なところもあるかなと思ったが、どれも最後はいい結末で落ち着く。最後の章だけ雰囲気が少し違ったが、これもまた良かった。夫婦に限らず、相手への想像力が大事だということがよくわかる。

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    2026年09月26日
  • 時をかけるゆとり

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    これからこの作品を読む方々に、
    コレだけは伝えたい

    絶対に一人だけの空間で読めと。
    確実に気味悪がられるぞ。
    笑いが我慢できずに噴き出すこと間違いなし。

    著者である朝井リョウの生き様が詰まった抱腹絶倒エッセイ。

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    2026年09月26日
  • 砂漠

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    若くて甘酸っぱくて
    残酷さも爽やかさも、
    色んな青を見させてもらいました。

    青から連想される水、潤いと真逆の砂漠。

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    2026年09月26日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    スズキタゴサクという正体不明の取調室の怪物に、終始圧倒されるミステリー。
    爆弾のありかだけでなく、彼の言葉に翻弄される心理戦の緊迫感にぐいぐい引き込まれました!

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    2026年09月26日
  • ヤマケイ文庫 山怪 朱 山人が語る不思議な話

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    僕は「山怪」のような本に惹きつけられる。幼少の頃より「不思議」なものに目がいっていた? 
    今、思い出しても不思議な光景。川の辺りに黒い洋装の男性が立っていて、その人は時間を管理していた。数人の友達と一緒に見た記憶。昭和30年初めの頃のこと。今でも不思議。
    それと、「山の中で急に毛が逆立つ」、これは数回、経験している。いずれも日没前後の時間帯。当時、山の中も走り回っていて、「ゾワッ!」という感覚が! 何かいる! 見えてないけれど! なんとも恐ろしい感覚だった。これも今でも不思議な体験。もしかしたら、熊だったのかも???

    〈本から〉
    「うちのおかあちゃんは見えるし感じるんだよな」
    (略)
    「誰かが家のほうに来るのが見えて何か変だなと思うとその人が亡くなるのさ。畑仕事をしていても線香の臭いがしてきて、あの人だべなと思ったらやっぱり亡くなっているんだ」

    *鈴木牧之の『北越雪譜』には薪集めに山に入った男が雪の斜面を滑落して遭難する話が載っている。男は何とか脱出しようと試みるが叶わず諦めかけるがが、偶然熊穴に入って助かる。だがそこには先客として熊が入っていた。結局その熊のおかげで男は生き延びるのだが(略)

    「山の中で急に毛が逆立つことは時々ありますね。そんな時は獣がいているんですよ (略)

    「あれは単独で姫路の夢前の山に入った時です。森の中で迷っていたら鹿が自分の周りを囲んでいるんです」 (略)
    「(略)“なんやこいつ、何しとんねん?“って感じでね、笑うんですよ」 「笑う?」
    「にやっとしてね、それからケラケラ声出して笑うんです」

    「山に入るでしょう、そうすっと急に髪の毛が立ち上がることがようあっとです。ぞーっとする言うんですかね」



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    2026年09月26日
  • マリスアングル

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    やはり、とても面白かった。
    部下を鼓舞して成功体験をさせる上司としての一面、乙女のような一面、魚住との関係。
    やっぱ続きが読みたいな。
    いつか続きを書いてくださる事を祈るばかり!

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    2026年09月26日
  • 同志少女よ、敵を撃て

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    描写の仕方が上手いなと思いました。
    話の構成も特に気になるところは無く、
    良くまとまっていると感じました。
    戦争について考えさせられる作品です。

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    2026年09月26日
  • 赤と青のガウン オックスフォード留学記

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    博士課程で〈学問〉するということがどういうことなのか、痛いくらいリアルに分かる本。彬子女王のウィットに富んだ文章力が素晴らしい。

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    2026年09月26日
  • 腐魚の海

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    柊一郎は妻と義父の死亡に納得いかないまま、暮内町に一人住んでいた。
    その暮内町漁協ではヤクザと組んだ密猟、組合費の横領、漁協の不正を掴んだ坂巻と事務員の殺害、核のゴミの最終処分場、北朝鮮の軍人イルナム、等々。
    厄災の数々が暗黙のうちに町に蔓延り、柊一郎も絡めとられるように関係を深めてしまう。
    元サラリーマンから漁師になった不安定さに加え、北朝鮮兵士との関わりなど、不安要素一杯の物語の結末には呆れる程の展開になり、まさに腐魚を一掃するカタルシスがあった。
    面白かった。

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    2026年09月26日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験に一心不乱に挑む俊介の様子とそれをサポートする両親、塾講師の過去のエピソードが違和感なく溶け込んでおり、非常に読みやすい作品でした!

    算数を教える加地先生が本当にいい人、
    「金の角」が生えるという作者のメッセージ性が何度も心に沁みわたります♡

    小6の夏は一回きりなのに…と堪える面がありさえしましたが、子ども自身が中学受験する(勉強する)って決めた以上は、全力で応援したいと本気で思いましたね。たとえ、無謀であってもね。

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    2026年09月26日
  • 八月の御所グラウンド

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     中編2作とも良かったが、やはり表題作が素晴らしい。真夏の野球グラウンドで起きる出来毎に心震わせ、深い余韻が残る。今年読んだ本の中でも、トップクラスの出来映え。
     万城目学、個性豊かなキャラ作りが本当に巧い。

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    2026年09月26日
  • それでも旅に出るカフェ

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    女性が一人でカフェを営業するのは、やはり大変。でも、円さんには、軽やかに乗り切れる翼があるんじゃないかと思うくらい。この強さはどこから?

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    2026年09月26日