あらすじ
私立雷辺(らいへん)女学園に入学した時夜翔(ときやしょう)には、学園の名探偵だった大伯母がいた。数々の難事件を解決し、警察からも助言を求められた存在だったが30年前、学園の悪を裏で操っていた理事長・Mと対決し、とともに雷辺の滝に落ちてなくなってしまった……。
悪意が去ったあとの学園に入学し、このままちやほやされて学園生活を送れると目論んでいた翔の元へ、事件の依頼が舞い込んだ。どうやってこのピンチを切り抜けるのか!?
感情タグBEST3
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キャラクター小説?ライトミステリー?
初読み作家さんでしたが、癖のある主人公が可愛くて、読みやすくて、とても良かった。
個人的に暗い話を連続で読みすぎていたので、軽くてPOPなミステリーが心に染みました(笑)
私立雷辺女学園に入学した時夜翔には、学園の名探偵だった大叔母がいた。
しかし大叔母は30年前、学園のラスボス的存在の理事長・Мとの対決で学園内の滝に落ち亡くなっていた。
大叔母の名声を利用してちやほやされる学園生活を満喫していた翔だったが、ある日突然事件解明の依頼が舞い込む。全く推理などできない翔は困ったあげく滝へ向かうが、そこでとんでもない出逢いが…
いわゆる安楽椅子探偵もの。
主人公はせっせと情報を滝へ運び、謎を解決する。
それを怪しむ謎の影。
ありそうでなさそうでありそうなミステリー。
でも、面白い!
あやふやにされていた部分はラストに綺麗に回収されて、大変満足。
そして見事に騙されていました。
『マジかー!』って声出ちゃいました。
わかりそうでわからなくて悔しい!!
翔ちゃん、何にもしてないようで、ちゃっかりしていますね。
まさに愛すべき主人公。
続編も期待したい作品でした。
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時夜翔。時夜遊。幽霊。骨。大叔母、大姪。雷辺女学院。水間。ルームメイト。新聞部。真舟。寮長。
M。学園長。犯罪者。
ポラロイドカメラ、写真紛失。美術室。合宿。足跡。プレハブ。毒薬。キノコ。カップ。
基本的にはライトミステリーかと思いきや。制服の意味。巻き毛のロン毛。本人はだれ。
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設定自体が面白かったのと、キャラクターの個性がかなり面白く分かりやすく書かれていると感じた。それに独特な言葉チョイスの感情表現も読んでいて新鮮だった。犯人は途中から分かっていて合ってましたが、その犯行理由と主人公側のまさかの事実に驚きました。
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ミステリー書評
読書レベル 初級〜中級
ボリューム 270頁
ストーリー ★★★★★★!
読みやすさ ★★★★★
トリック ★★★★
伏線・展開 ★★★★★★!
理解度 ★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!
一言書評:
文句なし!これは大当たり!メチャクチャ面白い!
名探偵コナンで例えるなら、日常生活の中で起きる事件を解決していく中で、黒の組織編(本編)が並行して進むような感じ!これはうまいなー
日常編は、そこまでハラハラドキドキしないけど、各章の冒頭で語られる謎の文章が気になって仕方ない(笑。そして誰やねんコイツは!と。
そしてラストで語られる衝撃的な真相で自分の中にできていたい主人公のイメージがぐるりと反転しました、はい。そして、私は主人公がより好きになりました!
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鮮やかなどんでん返し!
決まったね、ニシシ(≧∇≦)
突然ですが、ちょと考えてみた
物語における犯人の動機について考えてみた
良い悪いの話じゃなくて、わいはそう思うってだけの話ね
よくレビューとかでお見かけする「犯人の動機が理解できなかった」ってやつ
でもってそのせいで、作品をつまらなく感じたり、評価が低くくなってしまうパターンがちょっと分からんのよ
まぁ、わいが感情移入型の読者じゃないからってのもあるんだけど、「え?理解できなくて当たり前じゃない?」って思うのよ
特に殺人者の理由なんてさ
現実世界でも、「むしゃくしゃしてやった」とか「死刑になりたかった」とかあるやん
うーん理解できん
いやどんな理由でも理解できん
むしろどんな理由なら、人を殺しても当然なの?あーそれなら納得っていう理由ってそもそもあるの?って思うんよ
唯一理解できるのは、「子どもを殺された」なんだけど、小説に出てくる殺人者がみんなそんな理由だったら、つまらないことこの上ない
だいたいだよ
人を殺そうなんてするやつは基本どっか壊れているわけだよ
真っ当な理由なんてないのよ
逆に言うと、”どんな理由だろうと”人を殺す動機になりうるのよ
なんてことを考えた今日なのだか、次のレビューで「犯人の動機に納得いかなかったので★2」とかやってる可能性はある
大いにある
そん時は見逃して下さい
Posted by ブクログ
連作短編ミステリ
文章もキャラクターもとてもゆるく、ふんわりとした読み心地
なのになぜか、読んでいてずっと不穏な空気を感じてしまいました
なんなんだろうこの感覚
好きな章は『第四章 密室毒薬遊戯』
というか、正直なところを書いてしまうと、ミステリ的にあまり好みではない章もいくつかあったり、描写から映像が脳内に浮かばなかったり、苦手な要素もちょいちょいありました
でも読み終えてみると作品を通しての印象は「面白かったー」なんですよね
ほんと不思議な一冊でした
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面白かった。最後、幽霊の正体わかった時の驚きと言ったら。いい感じの裏切り。小花さんがあやしいと思ったけど、まだまだ考えが浅いですね。
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かつて大叔母が在校生探偵として名声を馳せた私立雷辺女学園。
主人公、時夜翔(ときや しょう)の家庭は父の営む探偵事務所の閉所に端を発し、高校進学すら危ぶまれる状況だったが、かつての大叔母の学園への貢献にあやかり無償での学園生活の切符を得ることができた。
だが、入学後に待ち受けていたのは大叔母の親族という宿命。
何かにつけて手に余る相談事を持ち寄られ、手枷足枷になるかと思いきや、持って生まれたその場を取り繕う能力をここぞとばかりに発揮し、満更でもない日々を送る。。。
惜しいな。
もうひと声、もうひと捻り、もうひと角度違う切り込みがあれば星5。
『探偵小石は恋しない』に続いてゆるめな探偵ものを読んだが、あっちが良すぎただけにどうしてもやや上っ面な物足りなさを感じてしまう。
ただ、この主人公のキャラはありそうでない、たぶん自分はこれまで出会ったことなかったタイプなので面白かった。
純粋にデキる、健気に頑張る、表面上ちゃらいけど実は能力高い、のほほんの中に煌めきを潜めている、男性社会への反骨的なものも含めてか、世には色んなパターンの女性主人公がいるけれど、言っては悪いがいわゆる「くず」パターンできたかと。
「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という発言に「清々しいまでの俗物」と評され、美術部員にスケッチを描いて貰えば、それを観た先輩からは「小賢しい感じがよく出てる」と皮肉られる。
自身のスタイルや矜持を尋ねられても、「その場しのぎて嘘を重ね、他人に頼るのが私のスタイルなんですけど」、「プライドってなんでしょうね」。
ここまで素直にさらけ出されると一周回ってかっこいい!
まぁさらけ出しているのは、自身の評判に影響を与えない者や読者にだけで、基本は良いカッコしぃでやってるわけだが。。。
謎解きだったり、二重底の部分は可もなく不可もなくといったところだろうか。
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マンガだと思って読むとちょうどいい
キャラ設定やわかりにくい名前もしっくりくる
先の展開は見えつつも、テンポよく進み、ずっと感じてた師匠の違和感も最後に納得。意外と素直に騙されてしまった…
また読みたいかって言われると悩むけど面白かった
Posted by ブクログ
著者の作品を読むのは二冊目。前に読んだものとは随分世界観が違うなと思っていたが、なるほど舞台とかトリックとかじゃなくこういう構造が得意な作家なのかな。違和感にちゃんと理由があるミステリは大好きです。
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表紙のイラストが可愛くて店頭で一目惚れしました。
真相が明らかになったとき、なるほど、そういうことか…!と電流が走ったかのようでした。
漫画やアニメのような設定ですがミステリとしての野心に満ちた作品です。
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やられた。
見事なまでにこちらの先入観を弄ばれた。古典ミステリのオマージュ要素も、俗物極まりない主人公のキャラクター設定も、すべてトリックを成立させるピースになっていた。読者を誤導する腕前をぜひ堪能してほしい。
いやはや、参りました。
Posted by ブクログ
特殊設定かつ人が死なないミステリーで好きな設定だけどボリュームが少なくてキャラに感情移入ができなかった…
ミステリー部分もかなり軽め
それぞれの謎同士での伏線とか欲しかったな〜
タイトルは良い
Posted by ブクログ
主人公 時夜翔には名探偵である大叔母がいた。その大叔母の母校である学園に入学し、そこで起きる何事件を解決していくストーリー。
手助けしてもらっていた亡霊はすっかり大叔母だと思い込んでいた。「学園でも見た顔」と称していたが、あれは銅像までになっている大叔母ではあなく元理事長だから見たことがあったというミスリードだった。
事件自体は難しいトリックなどはなく比較的簡単な印象だった。探偵役の亡霊が現場に赴けないからしょうがないかもしれない。
先代の犯罪者がMと称されていた為、勝手に「真舟か水間がその親族で2代目Mなんだろうな」と思っていたが、特にそういうことはなくただの遊とMのファンだった真舟が犯人だった。
それなら邪推を避けるためにMか真舟/水間は別の名前でも良かったんじゃないか?とも思う。
文章自体はスラスラと話が頭に入ってくる、とても読みやすい楽しい読書体験であった。
Posted by ブクログ
市立雷辺女学園に次々と起こる怪事件、それはひとりの黒幕「M」が学園全体の人々を操り引き起こした遊戯なのだが廃校の危機に繋がりかねないものだったが、伝説の高校生名探偵がMと対立した結果、争った二人は滝つぼに消えたのであった、そんな名探偵を大叔母に持ったのが主人公の時夜翔(トキヤ ショウ)「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という性格は清々しいまでの俗物、プライド・矜持とは自分を飾る時だけ発揮するモノらしい、そんな彼女が父親の経営破綻で高校進学が危ぶまれる・・・なんとくだんの学園が大叔母への恩義で無償の学園生活をサポート、大叔母ありきの生活を強いられると自然と事件に巻き込まれる、手に余る相談事から逃げるべく風邪を引こうと滝つぼに来た時に何やら天才幽霊が見え、アドバイスを受けられる状況になり有効利用して名探偵親族のスタイルを維持できそう・・・刹那的人生を楽しむキャラ設定が最高に緩くて面白い、ラストまでクズっぷりをさらけ出し虚飾を続ける女子高生って逆にかっこいいよね
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大叔母の遊が名探偵として伝説になっている雷辺女学園高校に入学した時夜翔が、滝壺で出会った亡霊と協力して事件を次々に解決していく安楽椅子探偵ミステリ。
翔が入学してから起こり始めた事件の数々は、30年前の事件と関係していた……?
事件自体はありえないだろってものばかりですが、文章の口当たりが軽く、まるでライトノベルのようにサクサク読めます。さらにキャラが作り込まれているからしっかり個性があって、それもまた作品に深みを出していると思う。
最後のネタバラシはビックリ。でもよくよく考えてみれば伏線はそこかしこにあったよな……。
Posted by ブクログ
私立雷辺(らいへん)女学園に入学した時夜翔(ときやしょう)には、学園の名探偵だった大叔母がいた。数々の難事件を解決し、警察からも助言を求められた存在だったが30年前、学園の悪を裏で操っていた理事長・Mと対決し、ともに雷辺の滝に落ちて亡くなってしまった……。
悪意が去ったあとの学園に入学し、このままちやほやされて学園生活を送れると目論んでいた翔の元へ、事件解明の依頼が舞い込んだ。どうやってこのピンチを切り抜けるのか!?これ続編があるのかな…?続編希望!面白かったです。
Posted by ブクログ
面白かった!
主人公は「師匠」に状況を報告し、答えをもらうだけという変わった形のミステリ。
それぞれのキャラクターもしっかりとしていて、より物語を楽しませてくれたと思う。
警戒していたけど、最後は騙されたー!
Posted by ブクログ
ホームズのライヘンバッハの滝がモチーフになっていて面白かった。名探偵ながら宿敵との対決で滝に落ちて亡くなった大叔母を持つ主人公が、亡霊のアドバイスを受けながら探偵役を担う。謎解き自体はそこまで難しくはないけれど、キャラクターひとりひとりが個性的で飽きない。水間先輩が好き。
ちょっとだけ裏切られつつ余韻が残るラスト。続編あるかな?あるといいな。
Posted by ブクログ
初めての作家さん。表紙イラストからライトなミステリーかなと思ってたらちゃんと騙された。雰囲気は軽く軽妙で有りがちなコンビだったけど、翔が結構図々しいというか黒く、それが面白い。成長はあったかもしれないがそれはもうどうでもよく楽しめた。
ただ黒幕は始めからわかってしまったかなあ。ラスボスの存在感がないとは思ってたけど、うん、それは騙されました。
Posted by ブクログ
学園の名探偵として名をはせて大叔母。若くして亡くなった彼女がいた学園に入学した時夜翔。難事件が起きるたびに「二代目名探偵」として解決を期待されるが・・・
軽い読み口でさらっと読める・・・けどもうちょっと読み応えがあるほうが好みではある。最後にちょっとした仕掛けがあるものの、それでも少し物足りないかな。登場人物たちの軽さからちょっとした学園ミステリくらいのノリなのに事件自体はそこそこ重いのもちぐはぐな印象。
今一番新作を期待している作家さんだけにハードルがちょっとあがってしまっていたかもしれない。
Posted by ブクログ
幽霊の推理頼みで名探偵気取りの主人公の時夜翔や宿舎同室の新聞部員、刑事の主人公の叔父、幽霊とかみんななかなか強かな性格の登場人物で、推理もそう派手なものでなく、コージーミステリーぽい感じ。誰にも感情移入できないが、まあ楽しめる。最後のどんでん返しはなかなかいいね。全編に皮肉が利いている。
Posted by ブクログ
亡き大叔母が名探偵として名を馳せた学園に進学した翔。やがて、彼女が解決した事件をなぞるように難事件が発生。地縛霊となった頭脳明晰な協力者とともに、「名探偵の子孫」の名は守れるのか―!?
面白かった。
黒幕の存在と正体については、イニシャルによるヒントもあったため早い段階で察することができたが、それでも最後のどんでん返しは楽しめた。
ラストのMとの会話にあった、「自身の悪意が長い年月をかけて摩耗していくこと自体が一番の罰かもしれない」という趣旨の言葉には深く頷かされた。悪を完膚なきまでに懲らしめるとは、まさにこういうことなのではないだろうか。
文章はライトで読みやすく、登場人物も親しみやすい。こういった探偵ものにおいて、天才的な推理力を持たない主人公が、名探偵の引き立て役に終わることなく、世渡り上手な個性で物語を引っ張る存在として描かれている点は新鮮だった。
Posted by ブクログ
YouTubeの本ためで紹介されていたのをきっかけに読みました。
真舟さんが2代目Мぽいなとは観客の記録からなんとなく察していましたが大叔母さんだと思っていた幽霊がМだったとは全く気が付きませんでした。
サクサク読めるのと主人公がなかなかない正直者なキャラクターで楽しく読むことができました!