【感想・ネタバレ】名探偵再びのレビュー

あらすじ

私立雷辺(らいへん)女学園に入学した時夜翔(ときやしょう)には、学園の名探偵だった大伯母がいた。数々の難事件を解決し、警察からも助言を求められた存在だったが30年前、学園の悪を裏で操っていた理事長・Mと対決し、とともに雷辺の滝に落ちてなくなってしまった……。
悪意が去ったあとの学園に入学し、このままちやほやされて学園生活を送れると目論んでいた翔の元へ、事件の依頼が舞い込んだ。どうやってこのピンチを切り抜けるのか!?

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ミステリー書評
読書レベル 初級〜中級
ボリューム 270頁
ストーリー ★★★★★★!
読みやすさ ★★★★★
トリック  ★★★★
伏線・展開 ★★★★★★!
理解度   ★★★★
読後の余韻 ★★★★★★!

一言書評:
文句なし!これは大当たり!メチャクチャ面白い!

名探偵コナンで例えるなら、日常生活の中で起きる事件を解決していく中で、黒の組織編(本編)が並行して進むような感じ!これはうまいなー

日常編は、そこまでハラハラドキドキしないけど、各章の冒頭で語られる謎の文章が気になって仕方ない(笑。そして誰やねんコイツは!と。

そしてラストで語られる衝撃的な真相で自分の中にできていたい主人公のイメージがぐるりと反転しました、はい。そして、私は主人公がより好きになりました!

0
2025年06月14日

Posted by ブクログ

 学園の名探偵だった大叔母を持つ主人公、大叔母と黒幕・Mの関係性、私立雷辺女学園、30年の時を経て当時の事件を彷彿とさせる事件が連続して起こるなどそこかしこにホームズのパスティーシュ要素が散りばめられた学園ミステリーで、ちやほやされたいと目論む主人公の性格が面白く事件解決の方法も探偵らしからぬアナーキーなものでコメディタッチで進むなか、巧妙に仕掛けられた仕掛けは流石としか言いようがなかった。

0
2025年04月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほう…またやられた。こういう系のミステリーにいつもしてやられる。主人公の高校生の他力本願キャラが秀逸。

0
2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

かつて大叔母が在校生探偵として名声を馳せた私立雷辺女学園。
主人公、時夜翔(ときや しょう)の家庭は父の営む探偵事務所の閉所に端を発し、高校進学すら危ぶまれる状況だったが、かつての大叔母の学園への貢献にあやかり無償での学園生活の切符を得ることができた。
だが、入学後に待ち受けていたのは大叔母の親族という宿命。
何かにつけて手に余る相談事を持ち寄られ、手枷足枷になるかと思いきや、持って生まれたその場を取り繕う能力をここぞとばかりに発揮し、満更でもない日々を送る。。。

惜しいな。
もうひと声、もうひと捻り、もうひと角度違う切り込みがあれば星5。
『探偵小石は恋しない』に続いてゆるめな探偵ものを読んだが、あっちが良すぎただけにどうしてもやや上っ面な物足りなさを感じてしまう。

ただ、この主人公のキャラはありそうでない、たぶん自分はこれまで出会ったことなかったタイプなので面白かった。
純粋にデキる、健気に頑張る、表面上ちゃらいけど実は能力高い、のほほんの中に煌めきを潜めている、男性社会への反骨的なものも含めてか、世には色んなパターンの女性主人公がいるけれど、言っては悪いがいわゆる「くず」パターンできたかと。

「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という発言に「清々しいまでの俗物」と評され、美術部員にスケッチを描いて貰えば、それを観た先輩からは「小賢しい感じがよく出てる」と皮肉られる。
自身のスタイルや矜持を尋ねられても、「その場しのぎて嘘を重ね、他人に頼るのが私のスタイルなんですけど」、「プライドってなんでしょうね」。

ここまで素直にさらけ出されると一周回ってかっこいい!
まぁさらけ出しているのは、自身の評判に影響を与えない者や読者にだけで、基本は良いカッコしぃでやってるわけだが。。。

謎解きだったり、二重底の部分は可もなく不可もなくといったところだろうか。

0
2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マンガだと思って読むとちょうどいい
キャラ設定やわかりにくい名前もしっくりくる
先の展開は見えつつも、テンポよく進み、ずっと感じてた師匠の違和感も最後に納得。意外と素直に騙されてしまった…
また読みたいかって言われると悩むけど面白かった

0
2025年11月04日

Posted by ブクログ

著者の作品を読むのは二冊目。前に読んだものとは随分世界観が違うなと思っていたが、なるほど舞台とかトリックとかじゃなくこういう構造が得意な作家なのかな。違和感にちゃんと理由があるミステリは大好きです。

0
2025年09月06日

Posted by ブクログ

表紙のイラストが可愛くて店頭で一目惚れしました。
真相が明らかになったとき、なるほど、そういうことか…!と電流が走ったかのようでした。

漫画やアニメのような設定ですがミステリとしての野心に満ちた作品です。

0
2025年08月24日

Posted by ブクログ

鮮やかなどんでん返し!
決まったね、ニシシ(≧∇≦)

突然ですが、ちょと考えてみた
物語における犯人の動機について考えてみた
良い悪いの話じゃなくて、わいはそう思うってだけの話ね

よくレビューとかでお見かけする「犯人の動機が理解できなかった」ってやつ
でもってそのせいで、作品をつまらなく感じたり、評価が低くくなってしまうパターンがちょっと分からんのよ

まぁ、わいが感情移入型の読者じゃないからってのもあるんだけど、「え?理解できなくて当たり前じゃない?」って思うのよ

特に殺人者の理由なんてさ
現実世界でも、「むしゃくしゃしてやった」とか「死刑になりたかった」とかあるやん
うーん理解できん

いやどんな理由でも理解できん

むしろどんな理由なら、人を殺しても当然なの?あーそれなら納得っていう理由ってそもそもあるの?って思うんよ

唯一理解できるのは、「子どもを殺された」なんだけど、小説に出てくる殺人者がみんなそんな理由だったら、つまらないことこの上ない

だいたいだよ
人を殺そうなんてするやつは基本どっか壊れているわけだよ
真っ当な理由なんてないのよ

逆に言うと、”どんな理由だろうと”人を殺す動機になりうるのよ

なんてことを考えた今日なのだか、次のレビューで「犯人の動機に納得いかなかったので★2」とかやってる可能性はある
大いにある

そん時は見逃して下さい

0
2025年08月12日

Posted by ブクログ

やられた。
見事なまでにこちらの先入観を弄ばれた。古典ミステリのオマージュ要素も、俗物極まりない主人公のキャラクター設定も、すべてトリックを成立させるピースになっていた。読者を誤導する腕前をぜひ堪能してほしい。
いやはや、参りました。

0
2025年06月23日

Posted by ブクログ

30年前に私立雷辺女学園で名探偵として名を馳せたが、宿敵のMとともに滝に落ちて亡くなった名探偵の時夜遊。その姪孫である時夜翔は同じく雷辺女学園に入学し、いまだに伝説として君臨する大叔母の威光を満喫していたが、難事件の解決を依頼され困惑する。ピンチを切り抜けるべく苦悩する彼女の前に現れたのは、30年前の亡霊だった。
ライトな読み心地の学園ミステリのようですが、謎解きはなかなかにライトじゃありません。時夜翔のキャラが曲者で良いなあ。決して馬鹿ではないけれど名探偵と言われるほどの知力がないのを自覚していて、しかし虚勢を張りたいし目的のためには手段を選ばないところもある。でもどうにもならない状態では腹を割って他人に頼ったりするところが、けっこう好感度高いです。
30年間滝に囚われ続ける名探偵の亡霊、という要素も面白いです。が、たしかにそのシチュエーションは地獄かもしれないなあ。そしてラストで明かされる真相……慌てて読み返して伏線に気づきました。うわーやられた!

0
2025年06月14日

Posted by ブクログ

いや〜やられた。そっちかぁ。
名探偵『時夜遊』の後継者として周りから注目を浴びている『時夜翔』は、滝の下で骨に触れた事で、ここで亡くなった幽霊と話せるようになった。幽霊に事件のピースを話す事で推理してもらい事件を解決してきた。最後の展開には、びっくりしたが伏線は確かにあった。新聞部の水間先輩のキャラもいい感じ(笑)

0
2025年06月12日

Posted by ブクログ

設定がホームズとモリアーティ。ホームズを女子高生に、モリアーティを…
師匠の正体が分かったときは、ハッとした。
潮谷さんの小説は会話が面白い。
序盤の「ガッツのある変態」で、もう夢中。

0
2025年06月01日

Posted by ブクログ

設定とキャラと会話のギャグセンスが飛びぬけてる傑作!本格謎解きも楽しい学園ミステリー #名探偵再び

■あらすじ
女学園に入学した時夜翔、かつてこの学園では大叔母の時夜遊が名探偵として活躍していた。遊はいくつもの難事件を解決していたが、悪事を働いていた理事長Mと対決し、ともに滝に落ちて亡くなっていたのだ。

そんな有名人の親族である翔に、様々な事件の依頼がやってくる。探偵には興味がない翔だったが…

■きっと読みたくなるレビュー
またもやってくれました潮谷先生。作品ごとに違う素材、舞台、アプローチで本格ミステリーを読ませてくれるんすよね。しかも捻り具合が独特で天才的発想なんすよ、毎度読み逃せない作家先生のひとりです。

さて本作は学園ものミステリー、宿敵Mとか滝に落ちるとか…もうアレじゃん。オマージュやパロディっていうか、単なるネタとしてつかってる感じがいいすよね~。そして登場人物のキャラづけや会話も爆笑ですよ、潔く振り切ってて最高。

特に翔の軽薄な性格が大好き。嘘だろうが人に頼ろうがうまく行けば何でもいいという考え方ですよ、これは惚れる。でもでも天才って、こんな風に変に拘りがなかったりするよね。なので実は優秀な人材だと思った。もうひとりのおすすめは、新聞部の水間静。いい根性しとる、将来は文春砲を放つ逸材になれそう。

といったかなりユーモアが飛び抜けた物語ではあるのですが、実は謎解き部分は本格的なのです。足跡モノや毒をつかった事件など、かなりオーセンティックな素材で問題を突きつけられる。ハッと驚かされる真相ばかりでして、やっぱり潮谷先生は天才と思いましたね。

■各作品の簡単レビュー
○消えたポラロイド
翔は大浴場で撮影した写真が奪われ、脅迫を受けたという相談を受ける。

翔と遊の奇妙な関係が開始するのですが、会話の内容が低レベルか高レベルかよくわかんなくて爆笑。ゲスい翔の性格は愛せますね~。事件の推理検証フェーズが納得感が高かった! なるほどー、目から鱗でした。

○悪王の死
美術室での傷害事件、現場では不思議なことにイーゼルが裏返しになっていて…

またもロジカルな推理に感嘆の声をあげちゃいましたね、素晴らしい。新聞部の水間の節操のなさがとにかく好き。

○無意味な足跡
新聞部の合宿で事件が起こった、現場に残された足跡が不可解で…

タイトルとおり足跡がポイントになる本格ミステリー、議論パートが思った以上に深くて面白い。事件の真相、そして伯父との関係性にニヤリとさせられました。

○密室毒薬遊戯
応接室で語らいの最中、紅茶を飲んだひとりが倒れしまう。どうやら毒を盛られたようだ。そして脅迫の連絡が届き…

冗談なのかマジなのか分からない密室毒薬ゲーム、緊迫感が張り詰める物語。本作も謎解きの考察が凝っていて、意外なところに着地する。

■ぜっさん推しポイント
最終話が痺れましたね、まず推したいのは犯人の一連の動機ですよ。ここまで読んできた人であれば、こんな頭が痛くなるような理由でも許されちゃいますよね。

そしてラストはしっかりとまとめてくれましたね。こんな結論であっても、このストーリーやキャラであれば、もはや大団円ですね。優秀な作家が本気でふざけると傑作になる良い例、本作も面白かったです!

0
2025年05月17日

Posted by ブクログ

面白かった!
主人公は「師匠」に状況を報告し、答えをもらうだけという変わった形のミステリ。
それぞれのキャラクターもしっかりとしていて、より物語を楽しませてくれたと思う。
警戒していたけど、最後は騙されたー!

0
2025年12月01日

Posted by ブクログ

ホームズのライヘンバッハの滝がモチーフになっていて面白かった。名探偵ながら宿敵との対決で滝に落ちて亡くなった大叔母を持つ主人公が、亡霊のアドバイスを受けながら探偵役を担う。謎解き自体はそこまで難しくはないけれど、キャラクターひとりひとりが個性的で飽きない。水間先輩が好き。
ちょっとだけ裏切られつつ余韻が残るラスト。続編あるかな?あるといいな。

0
2025年11月18日

Posted by ブクログ

初めての作家さん。表紙イラストからライトなミステリーかなと思ってたらちゃんと騙された。雰囲気は軽く軽妙で有りがちなコンビだったけど、翔が結構図々しいというか黒く、それが面白い。成長はあったかもしれないがそれはもうどうでもよく楽しめた。
ただ黒幕は始めからわかってしまったかなあ。ラスボスの存在感がないとは思ってたけど、うん、それは騙されました。

0
2025年11月11日

Posted by ブクログ

学園の名探偵として名をはせて大叔母。若くして亡くなった彼女がいた学園に入学した時夜翔。難事件が起きるたびに「二代目名探偵」として解決を期待されるが・・・

軽い読み口でさらっと読める・・・けどもうちょっと読み応えがあるほうが好みではある。最後にちょっとした仕掛けがあるものの、それでも少し物足りないかな。登場人物たちの軽さからちょっとした学園ミステリくらいのノリなのに事件自体はそこそこ重いのもちぐはぐな印象。
今一番新作を期待している作家さんだけにハードルがちょっとあがってしまっていたかもしれない。

0
2025年10月23日

Posted by ブクログ

結果、大どんでん返しがあって、話の筋としては、面白いんだけど。
出てくる人、出てくる人、自己主張が強くて、あくが強くて、疲れちゃうところも。

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公がぶれないのが良い。確かに親戚との会話にしては妙なところがあったけど、まさかの展開で面白かった。

0
2025年08月23日

Posted by ブクログ

幽霊の推理頼みで名探偵気取りの主人公の時夜翔や宿舎同室の新聞部員、刑事の主人公の叔父、幽霊とかみんななかなか強かな性格の登場人物で、推理もそう派手なものでなく、コージーミステリーぽい感じ。誰にも感情移入できないが、まあ楽しめる。最後のどんでん返しはなかなかいいね。全編に皮肉が利いている。

0
2025年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

亡き大叔母が名探偵として名を馳せた学園に進学した翔。やがて、彼女が解決した事件をなぞるように難事件が発生。地縛霊となった頭脳明晰な協力者とともに、「名探偵の子孫」の名は守れるのか―!?


面白かった。
黒幕の存在と正体については、イニシャルによるヒントもあったため早い段階で察することができたが、それでも最後のどんでん返しは楽しめた。
ラストのMとの会話にあった、「自身の悪意が長い年月をかけて摩耗していくこと自体が一番の罰かもしれない」という趣旨の言葉には深く頷かされた。悪を完膚なきまでに懲らしめるとは、まさにこういうことなのではないだろうか。
文章はライトで読みやすく、登場人物も親しみやすい。こういった探偵ものにおいて、天才的な推理力を持たない主人公が、名探偵の引き立て役に終わることなく、世渡り上手な個性で物語を引っ張る存在として描かれている点は新鮮だった。

0
2025年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ



YouTubeの本ためで紹介されていたのをきっかけに読みました。

真舟さんが2代目Мぽいなとは観客の記録からなんとなく察していましたが大叔母さんだと思っていた幽霊がМだったとは全く気が付きませんでした。

サクサク読めるのと主人公がなかなかない正直者なキャラクターで楽しく読むことができました!

0
2025年08月01日

Posted by ブクログ

設定のオマージュが凄くてちょっと笑ってしまった笑
そして主人公の性格がここまでいってると、もはや清々しくて推せました!

0
2025年07月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
第一章 消えたポラロイド
第二章 悪王の死
第三章 無意味な足跡
第四章 密室毒薬遊戯
終章 月とナイフ

名探偵として有名な大叔母・時夜遊が通っていた学園に入学した時夜翔。望まないのに2代目として期待されるのをのらりくらりとかわしていたが、周りの期待は高まるばかり。

キャラも設定も面白いのだが、一つ一つの事件が小粒。大叔母の死の真相も、途中に出てくる「観客」の正体も、翔が助言を求める相手も、ラストも、お手本通りでそつはない。

0
2025年07月11日

Posted by ブクログ

騙されました。この手の仕掛けには敏感な方だと自負していたのですが、見事に騙されました。
謎のひとつひとつは正直、そこまで魅力的ではなかったのですが、
なんといっても主人公の不純さと、師匠との関係性が魅力的でした。

0
2025年06月08日

Posted by ブクログ

表紙の感じから、中高生が読む本かなと思いながら手に取った。まぁ、そうなのかもしれないが、大人としても普通に楽しめた。
高校が舞台で、事件は段々過激になる。

主人公は、若くして亡くなった名探偵である大叔母の力を借りながら、自分の手柄として事件解決に導く。

まず、生きていれば40代という大叔母の存在に衝撃。
大叔母といえば自分の祖父母の姉妹。高校生の祖父母世代が40代?いや〜、孫がいたとしても乳幼児・児童くらい?ここに引っかかってしまったが、兄弟との歳が離れた妹だったのだろうと推測して飲み込んだ。

主人公が万人受けする良い子というわけではない、名声に弱い、いわば私欲のある?貪欲な?高校生というのも意外。これは、最後のドンデン返しの布石となっている。探偵の手助けをしてくれる亡霊も、あまり品行方正ともいえないところも意外だったけど、これまた伏線だったらしい。

個々の事件解決よりも、最後に明かされるどんでん返しを楽しむミステリーかもしれない。

0
2025年05月28日

Posted by ブクログ

潮谷先生の書く、女学園特殊設定バディものミステリだと〜?!?!好きな癖が詰め込まれすぎてるな……

自分の欲求に忠実な女子はやはり良いですね!
ラストも良かったけど、『伯爵と三つの棺』レベルの衝撃はなく……
前回が良すぎた……!

0
2025年05月27日

Posted by ブクログ

ほんタメ(YouTube)を見てから読み始めたので、序盤でどんでん返しのからくりに気づいて、(予備知識無しで読んだ方が良かったやつだったかも…)とはなりましたが、それを差し引いても面白かった!

シャーロック・ホームズを通ってなくて、“M”とか“ライヘン”とか有名どころのオマージュしか分からなかったけど、知ってたらもっと楽しめたかな?

潮谷さんのほかの作品はスイッチしかまだ読んだことがないけど、主人公のキャラが感情薄めと言うかちょっとドライに描かれていて、すごく読み進めやすい印象です。

あ、そうそう。初版は人物紹介に誤植があって、珍しいなぁと思いました。笑

0
2025年05月25日

Posted by ブクログ

すみません 辛口で評価させてもらいます

天才的な推理力を持った大叔母さんのおかげで高校に入学できた主人公が凡人が露見しないように奮闘する物語?

取り敢えず読み進めます。
最後に大どんでん返しが待っているらしい

逆に言うとそれに気付ければ楽しいかも

う〜ん
あれを大どんでん返しと呼ぶのだろうか
確かに意外性はありました

そもそもで読者が推理するネタが少ないように思えます
従って解決編でこうだと言われれば確かに!と言わざるを得ませんが何かが違うようなモヤモヤ。

推理小説には謎の中国人を登場させてはいけないのですが、比喩的にそんな感じ。

そのあたりは実際に読んでいただいて自己評価してください。

読み終わりましたが、ネタバレせずに評価できそうもなくここまでの感想です。

0
2025年05月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

再び…と書いてあるが何かの続編ではない。多分。

主人公は女子校に入学する。その女子校には30年前に大叔母が通っており、数々の難事件を解決したため銅像や名所や読み物にまでなっている。

ポラロイドカメラで下着姿を撮りあって大浴場でその写真を撮られて脅された事件。大叔母の亡霊と滝壺で出会い、推理してもらう。写真は持ち込んだ後水に流されたので、脅迫状に写ってた人は犯人。

美術室でイーゼルで殴られて昏倒した傷害事件。最後に入室したヤツが犯人。

新聞部合宿で先生側が刺殺された事件。先生が自分でイタズラしてて落ちた拍子に腹を刺してしまった。

これら三つの事件が、名探偵大叔母が挑んで最後に滝に真犯人Mと身投げした事件と似ており、真犯人がいるのでは?という話や、影から大叔母の亡霊と推理しているのを見ている人の視点が間に挟まる。

そして、大叔母のルームメイトで寮長の真舟が二代目Mだと告げる。そして、どんでん返しは、翔が頼ってきた亡霊は実は大叔母ではなくMであり、その事実は提示済みであり、寮長は既に警官につけられていたこと。

0
2025年05月17日

「小説」ランキング