【感想・ネタバレ】名探偵再びのレビュー

あらすじ

私立雷辺(らいへん)女学園に入学した時夜翔(ときやしょう)には、学園の名探偵だった大伯母がいた。数々の難事件を解決し、警察からも助言を求められた存在だったが30年前、学園の悪を裏で操っていた理事長・Mと対決し、とともに雷辺の滝に落ちてなくなってしまった……。
悪意が去ったあとの学園に入学し、このままちやほやされて学園生活を送れると目論んでいた翔の元へ、事件の依頼が舞い込んだ。どうやってこのピンチを切り抜けるのか!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本格ミステリ連作短編。

私立雷辺女学園高等学校。

大叔母は17のわかさでこの世を去っている。名探偵。時夜遊。
学園に貢献。
銅像もある。

名探偵時夜遊、大浴場昏倒事件。
利用者が原因不明の昏睡状態に陥る事件が数件発生。原因は室内の排水溝に仕掛けられた時限製の噴射装置。内部には固体化した二酸化炭素、ドライアイス。時夜遊は一瞥しただけでこの仕組みに気付き、現場に残されたカカオの粉末から犯人を特定。

時夜遊、美術室殺人事件。

時夜遊、グラウンド雪密室殺人事件。

雷辺の滝。
大叔母は犯罪者と一所にこの滝に落ちた。

→ライヘンバッハの滝を文字ってるの面白い。

1993年から95年。学園では犯罪が多発。だれかが糸を引いている。
その人文科学は学園のりじちだった。M

Mの遺体は見つかったが、大叔母の遺体は見つからなかった。

時夜翔。親族用。30年来の親族の在籍。

第一章 消えたポラロイド

滝で時夜遊の幽霊。

小花さん。ポラロイドカメラを買った。
大浴場の脱衣所で下着姿を撮影。友達全員で。その写真が盗まれた。お風呂に入っている間。




脅迫状。写真を貼りだしてほしくなかったら、10日位内に一人で10万円。
旧札で封筒に入れて、銅像の台座に貼り付けておくこと。封筒の上から白紙を貼り付け、「調整中・助教不可」

大浴場、他の利用者は入ってこなかった。

小花さん、女性警備員がきたから、カメラと写真をロッカー仕入れた。数字はてきとーに設定。

4人の友人たちの誰かが小花さんが、パスワードかけるのを盗み見て開けた?
全員、身体検査したけどなかった。

撮った写真は15枚。

後日、脅迫状。サンプルとして海里さんの下着姿の写真。

雷辺の滝で、時夜遊の幽霊に遭遇。
骨を全部集めれば成仏できるかも。取引。推理をしてもらうことに。

犯人にとって、写真を手元に持っている必要がない。
犯人は、写真を排水溝に流して捨てた。

脅迫状に使ったのは海里さん写真撮影のみ。それはあとから撮ったものだった。



③悪王の死

骨に触れると時夜遊の幽霊が見えるようになる。時夜翔以外にもそれに気付いている人がいるみたい。

全国複製絵画コンクール。
高見、受賞。

傷害事件。美術準備室において、美術部の3年生、Tさんが倒れているのを顧問教師と部員が発見。後頭部を襲撃された。意識はまだ戻っていない。
Tさん、高見。

ドラクロワの絵。悪王。サルダナパール。

高見さんは一人で準備室で絵を描いていた。
その隣の美術室にいたのは三人の部員。三人とも画材を取りに準備室でにら行った。
準備室は美術室を通らないと行けない。

準備室に入らなかったのは、蛾尾先生だけ。

凶器は現場にあったイーゼル。

Mは美術部のOG。

現場には三つのイーゼル。左右のイーゼルは回転させられていた。床に円の血痕。


美術室のイーゼルにあった『サルダナパールの死』。

一回転のイーゼル、半回転二つ。

はじめの半回転は高見。
『サルダナパールの死』は暴力を伴った性的なもの。そういうのに抵抗を感じる部員に対して、見せないようにした。

写真盗難事件のことを三人が話していて、小花さんが被害者なのを知った高見さんは、小花さんに見せないようにイーゼルを裏返した。
1645の時点で高見さんは健在。よって、それ以降に準備室を訪れたのは、賀路さん。

第3章 無意味な足跡

警察の叔父から事件。
殺人事件。被害者、安胴才三。53才。別荘地で開催される合宿のオーナー兼編集長。

翔と同室の水間先輩も事件に関わっている。アリバイあり。

被害者はゲストハウスの前で倒れていた。母屋から足跡。母屋からは窓。

水間先輩含め他校の生徒は全員、プレハブにいた。プレハブの出口は一カ所で、10時以降は嗅ぎがかかっていた。

被害者が眠っていた部屋のまどが開け放たれ、その下からゲストルームの窓下まで足跡が続いていた。その場所で被害者は倒れていた。それ以外に足跡なし。犯人の足跡がない。

窃盗団の噂。

安胴、女子生徒をいじめ。窃盗団の噂をふきこみ、自室の寝室から屋根に登り、プレハブの屋根を踏んで回り、壁にナイフを差し込んで女子生徒を驚かせようとした。
しかし、上手くいかなかった。女子生徒たちはエロ動画をイヤホンで聞いていたから。

安胴はゲストハウスの屋根に移り、いったん降りたが、足を踏み外して、ナイフが腹部に刺さった。事故死。

足跡は別の人が用意。
安胴は既婚。母茂さんのゲストハウスの窓下まで足跡。不倫をでっちあげたかった。

第四章 密室毒薬遊戯

水間先輩、紅茶を飲んで倒れる。紅茶かケーキに毒?
密室。外からとじ込められる。

閉じ込めたの小花。弟を狙われ、脅迫された。

メッセージ。
「これは時夜翔にたいする二代目Mの挑戦状である。この特別応接室の紅茶が注がれたカップには、一つを除いても毒。時夜翔はカップの一つを選択して飲め」



水間先輩、白目向いて倒れたまま。まだ息はある。

五分の一のギャンブル。

時夜翔、遊の幽霊に助言はもらえない。

水間先輩、わざと毒入り飲んだ?

どれも毒入り。安全なのがあるとは書いてない。

最後、真舟の歩く。
「なぜ、滝に?」
「あなたをつきおとすため」

終章 月とナイフ

寮長が二代目M。真舟。
時夜遊とMを殺した。
時夜遊の助手だった。Mのスパイでもたっま。

時夜翔、真舟とMの関係、Mから教えてもらった

時夜翔、会ってたの遊の幽霊にではなく、Mの幽霊だった。Mもこの滝でも亡くなってるので。

→それぞれの事件の推理はたいしたことないが(といっても、オリジナルの推理は一応あるので許容範囲ではあるが)、なんと時夜翔が助言をもらってたのが時夜遊ではなくMだったとは。

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2026年09月19日

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ネタバレ

時夜翔。時夜遊。幽霊。骨。大叔母、大姪。雷辺女学院。水間。ルームメイト。新聞部。真舟。寮長。
M。学園長。犯罪者。
ポラロイドカメラ、写真紛失。美術室。合宿。足跡。プレハブ。毒薬。キノコ。カップ。
基本的にはライトミステリーかと思いきや。制服の意味。巻き毛のロン毛。本人はだれ。

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2026年03月27日

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ネタバレ

面白かった。最後、幽霊の正体わかった時の驚きと言ったら。いい感じの裏切り。小花さんがあやしいと思ったけど、まだまだ考えが浅いですね。

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2026年02月03日

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ネタバレ

ほう…またやられた。こういう系のミステリーにいつもしてやられる。主人公の高校生の他力本願キャラが秀逸。

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2025年12月03日

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ネタバレ

かつて大叔母が在校生探偵として名声を馳せた私立雷辺女学園。
主人公、時夜翔(ときや しょう)の家庭は父の営む探偵事務所の閉所に端を発し、高校進学すら危ぶまれる状況だったが、かつての大叔母の学園への貢献にあやかり無償での学園生活の切符を得ることができた。
だが、入学後に待ち受けていたのは大叔母の親族という宿命。
何かにつけて手に余る相談事を持ち寄られ、手枷足枷になるかと思いきや、持って生まれたその場を取り繕う能力をここぞとばかりに発揮し、満更でもない日々を送る。。。

惜しいな。
もうひと声、もうひと捻り、もうひと角度違う切り込みがあれば星5。
『探偵小石は恋しない』に続いてゆるめな探偵ものを読んだが、あっちが良すぎただけにどうしてもやや上っ面な物足りなさを感じてしまう。

ただ、この主人公のキャラはありそうでない、たぶん自分はこれまで出会ったことなかったタイプなので面白かった。
純粋にデキる、健気に頑張る、表面上ちゃらいけど実は能力高い、のほほんの中に煌めきを潜めている、男性社会への反骨的なものも含めてか、世には色んなパターンの女性主人公がいるけれど、言っては悪いがいわゆる「くず」パターンできたかと。

「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という発言に「清々しいまでの俗物」と評され、美術部員にスケッチを描いて貰えば、それを観た先輩からは「小賢しい感じがよく出てる」と皮肉られる。
自身のスタイルや矜持を尋ねられても、「その場しのぎて嘘を重ね、他人に頼るのが私のスタイルなんですけど」、「プライドってなんでしょうね」。

ここまで素直にさらけ出されると一周回ってかっこいい!
まぁさらけ出しているのは、自身の評判に影響を与えない者や読者にだけで、基本は良いカッコしぃでやってるわけだが。。。

謎解きだったり、二重底の部分は可もなく不可もなくといったところだろうか。

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2025年11月23日

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ネタバレ

マンガだと思って読むとちょうどいい
キャラ設定やわかりにくい名前もしっくりくる
先の展開は見えつつも、テンポよく進み、ずっと感じてた師匠の違和感も最後に納得。意外と素直に騙されてしまった…
また読みたいかって言われると悩むけど面白かった

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2025年11月04日

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ネタバレ

主人公 時夜翔には名探偵である大叔母がいた。その大叔母の母校である学園に入学し、そこで起きる何事件を解決していくストーリー。

手助けしてもらっていた亡霊はすっかり大叔母だと思い込んでいた。「学園でも見た顔」と称していたが、あれは銅像までになっている大叔母ではあなく元理事長だから見たことがあったというミスリードだった。

事件自体は難しいトリックなどはなく比較的簡単な印象だった。探偵役の亡霊が現場に赴けないからしょうがないかもしれない。
先代の犯罪者がMと称されていた為、勝手に「真舟か水間がその親族で2代目Mなんだろうな」と思っていたが、特にそういうことはなくただの遊とMのファンだった真舟が犯人だった。
それなら邪推を避けるためにMか真舟/水間は別の名前でも良かったんじゃないか?とも思う。

文章自体はスラスラと話が頭に入ってくる、とても読みやすい楽しい読書体験であった。

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2026年04月03日

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ネタバレ

市立雷辺女学園に次々と起こる怪事件、それはひとりの黒幕「M」が学園全体の人々を操り引き起こした遊戯なのだが廃校の危機に繋がりかねないものだったが、伝説の高校生名探偵がMと対立した結果、争った二人は滝つぼに消えたのであった、そんな名探偵を大叔母に持ったのが主人公の時夜翔(トキヤ ショウ)「身の丈を超えた尊敬や賞賛を浴びるのが、とっても気持ちいい」という性格は清々しいまでの俗物、プライド・矜持とは自分を飾る時だけ発揮するモノらしい、そんな彼女が父親の経営破綻で高校進学が危ぶまれる・・・なんとくだんの学園が大叔母への恩義で無償の学園生活をサポート、大叔母ありきの生活を強いられると自然と事件に巻き込まれる、手に余る相談事から逃げるべく風邪を引こうと滝つぼに来た時に何やら天才幽霊が見え、アドバイスを受けられる状況になり有効利用して名探偵親族のスタイルを維持できそう・・・刹那的人生を楽しむキャラ設定が最高に緩くて面白い、ラストまでクズっぷりをさらけ出し虚飾を続ける女子高生って逆にかっこいいよね

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2026年03月26日

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ネタバレ

大叔母の遊が名探偵として伝説になっている雷辺女学園高校に入学した時夜翔が、滝壺で出会った亡霊と協力して事件を次々に解決していく安楽椅子探偵ミステリ。
翔が入学してから起こり始めた事件の数々は、30年前の事件と関係していた……?

事件自体はありえないだろってものばかりですが、文章の口当たりが軽く、まるでライトノベルのようにサクサク読めます。さらにキャラが作り込まれているからしっかり個性があって、それもまた作品に深みを出していると思う。
最後のネタバラシはビックリ。でもよくよく考えてみれば伏線はそこかしこにあったよな……。

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2026年01月31日

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ネタバレ

主人公がぶれないのが良い。確かに親戚との会話にしては妙なところがあったけど、まさかの展開で面白かった。

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2025年08月23日

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ネタバレ

亡き大叔母が名探偵として名を馳せた学園に進学した翔。やがて、彼女が解決した事件をなぞるように難事件が発生。地縛霊となった頭脳明晰な協力者とともに、「名探偵の子孫」の名は守れるのか―!?


面白かった。
黒幕の存在と正体については、イニシャルによるヒントもあったため早い段階で察することができたが、それでも最後のどんでん返しは楽しめた。
ラストのMとの会話にあった、「自身の悪意が長い年月をかけて摩耗していくこと自体が一番の罰かもしれない」という趣旨の言葉には深く頷かされた。悪を完膚なきまでに懲らしめるとは、まさにこういうことなのではないだろうか。
文章はライトで読みやすく、登場人物も親しみやすい。こういった探偵ものにおいて、天才的な推理力を持たない主人公が、名探偵の引き立て役に終わることなく、世渡り上手な個性で物語を引っ張る存在として描かれている点は新鮮だった。

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2025年08月05日

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