ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ぽろぽろドール

    Posted by ブクログ

    人形にまつわる話を集めた短編集。表題作は学校で嫌なことがあると頬を打つと涙を流す男の子の人形をぶつ女の子の話。人形はその人の分身だったり憧れの人の代用だったりするんだね。切ない想いがたっぷり詰まった短編集だった。

    0
    2026年07月03日
  • そして少女は加速する

    Posted by ブクログ

    各登場人物キャラクターが生き生きと描かれており、また其々の抱える悩みや劣等感、後悔、嫉妬や羨望、諦めなどの負の側面も描きつつ、清々しい青春小説として完成されている。ラストの4継リレーの迫力は鳥肌もの。感極まる。
    陸上小説の新たな傑作。

    0
    2026年07月03日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

    Posted by ブクログ

    夏目漱石の『夢十夜』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズの一冊です。
    書名の通り、十の夢物語が収録される短編集です。
    夢特有の不可思議さを言葉にするのは大変難しいと思いますが、流石は夏目漱石と言いたくなる良書です。
    個人的に第七夜が好きで、覆水盆に返らずだなぁとしみじみ思いました。
    本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、本作では夢十夜の独特すぎる世界観を補完するように鮮やかなイラストが踊ります。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、とても楽しい読書となりました。

    0
    2026年07月03日
  • 俺の恋バナを聞いてくれ

    Posted by ブクログ

    世の中には本当に、「色々な人」がいるもんだ。

    まずは、驚きと可笑しさが一番の感想。

    個性豊かなエピソードの中で、私が好きだったのは「ハイスペ」のお話です。
    彼は、自分のことを自他ともに認めるハイスペック男子だと思っており、なんと趣味は「漢詩」。あまりにも渋くマニアックな趣味ゆえに、「自分と対等に趣味の話ができる人なんて、この世にそうそういないだろう」とどこか諦めていた節がありました。しかし、人生何が起こるか分かりません。あろうことか、彼は同じように漢詩を解する運命の相手に出会ってしまうのです。
    そこから二人の関係がどう展開していくのか、気になるところです。
    出会いによって、プライドと戸惑い

    0
    2026年07月03日
  • まいまいつぶろ

    Posted by ブクログ

    徳川家重 大河ドラマで見たことはありましたが
    本で読むのは初めてです。
    優秀な吉宗の子供として生まれ 将軍職はを継ぐ立場

    大岡兵庫が 家重の言葉が聞き取れる人物として
    家重のもとに仕える。
    他の人には 聞き取れないから 兵庫へ
    おまえの捏造だろう!
    などという人間が山ほど現れる。

    見た目から 家重は頭はちゃんとしていて判断力も確か 思いやりのある人間
    なんて 誰も思わない

    そこへ 政略結婚で 京から姫君が到着する。
    比宮は 家重の優しさ 侮られている悔しさを知る
    なんと 家重と仲良しになり 子供も産む
    だけど残念ながら 子供も比宮も死亡

    亡くなる前に侍女の幸に
    家重の子供を産んでほしい

    0
    2026年07月03日
  • 生のみ生のままで 下

    Posted by ブクログ

    逢衣の両親にカミングアウトする部分をもう一度読みたいと思う。

    私は性別なんか帽子のリボンくらい些細なことだとおもっているけど、やはり大抵の人は「一時の気の迷い」って、そんなことあるわけないって、思ってしまう。実際私だって友達に打ち明けられたとしたら真っ先に思うのは、ホントに?って浮かぶと思う。

    自分の家族だから、自分の好きな人のことも受け入れてくれるというのは甘い考えだし、私も甘い考えでしか考えられてないことがわかった。

    上下巻4時間ほどで読みました。スッキリとしていてかなり読みやすいです。

    0
    2026年07月03日
  • ジニのパズル

    Posted by ブクログ

    力強い雰囲気の中に、抵抗や怒りがこれでもかと散りばめられている。
    しかし受け入れる、許容する優しさも持つ。
    この小説は、本当に素晴らしい作品だ。

    0
    2026年07月03日
  • 真夜中のマリオネット

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    同時に放課後ミステリクラブシリーズも並行して読んでいたので、救急医療の緊迫感溢れる冒頭シーンからその書き分けの凄さに目眩がした!
    お医者様もされているとのことで、正直私はサラッと読み飛ばしてしまいがちな医療ネタに説得感がある。

    話が進むにつれて、主人公と共にころころ変わる犯人予想。この感覚がとても面白い。おすすめです!

    0
    2026年07月03日
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

    Posted by ブクログ

    ずっと読んでみたいと思っていてようやく読めました。
    どこか生きづらくて難しく考えて、自信を持てなくて、そう言うタイプが集まるグループがあるのだとしたらその中の大谷翔平的な存在
    それがオードリー若林さんだと。
    私も肩書きはありませんがずっと学生時代から属させていただいてます。

    まずこの本、旅行記なんですよざっくり言うと
    でも普通の旅行であったことを書いてるだけの感想の本ではなくて、やはり物語になってる。
    一人旅をここまで物語として書ける。それが才能なのだと思う。風景描写も個人の心情も笑いも心が温かくなる瞬間もそれらが全部噛み合って作品になってる。

    本の裏のあらすじのところにも
    隠された旅の目

    0
    2026年07月03日
  • 五匹の子豚

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高傑作に挙げる人が多いのも頷ける物語の完成度となんとも言えない読後感。

    静かに罪状を受け入れる無実の淑女…というようなイメージは『杉の柩』と被るものがあり、書かれた時期も近い。この時期のクリスティさんのブームだったのかな。
    とは言え内容は対象的と言ってもよく、エリノアの濃厚な心理描写が物語の核だった『杉の柩』と比べ、こちらはキャロライン以外の人物の心理が丁寧に描かれる。
    多種多様な人物描写こそクリスティの魅力と思っている自分にはこちらの方が断然好みだった。

    特にフィリップとメレディスという全然違うタイプの男ふたりの心理描写は、毎度のことながら「なんで女性なのにこういうこじらせおじさんの心

    0
    2026年07月03日
  • 罪名、一万年愛す

    Posted by ブクログ

    吉田修一作品の中では評判良くない方だと思われる本書だけど、わたしは好きだった!!
    吉田さん、純文学も素晴らしいけれども、本格ミステリの舞台装置で描くケレンみたっぷりのがっつりエンタメも最高なんて、すごすぎるよ。
    最後なんて泣きそうになってしまった。吉田さんは愛を描くのが得意な作家さんですね。
    めちゃくちゃ読みやすくてサラッと一気読みできてしまう作品だったけれど、しっかり大団円の満足感と、暖かく切ない余韻が胸に残った。

    0
    2026年07月03日
  • 家康と七人の忍び

    Posted by ブクログ

    堺から三河までの色んな地名が出てくるので、その度に地図を見ながら読んでた。徳川一行が無事に三河に着くまでの、忍びたちの働きが、私のイメージでは不十分だと思うので、是非、映画化してほしいなと思った。

    0
    2026年07月03日
  • 増補版 九十歳。何がめでたい

    Posted by ブクログ

    たまたま目にして、初めて読んだ佐藤愛子さん。
    読んで良かった〜!
    どのお話も楽しくて痛快!
    古き良き時代の懐かしいお話に、心がほっこりしたり、お歳を感じさせない若々しさやユーモアもとても素敵で、一気に読んでしまいました。
    他のご本も読みたくなりました。

    0
    2026年07月03日
  • 空き家と移住

    Posted by ブクログ

    身近な話だなと思い、すぐ読み終わった。
    シュミレーションすれば、いま一旦大きい出費があっても将来的には暮らしが楽になるって考えられることもあるよね。

    そういう考えが出来ない人ってやっぱり、今この瞬間にかかる出費を気にして、あとその後数日間の暮らしに怯えるのかな。

    積もり積もって結局いまの暮らしの方が使うお金が多くなるってこともあるのにね。

    本書はそういうこと言ってるんじゃないと思うけど、私はそんなことを考えてしまった。

    0
    2026年07月03日
  • お探し物は図書室まで

    Posted by ブクログ

    読書により前向きになれる本。

    今まで文章の解釈が多様だと分かっていながら正解を探してしまっていたけど、その時の私がどう受け取るかを大切にできるようになる。

    ‘’いつかのために、今自分にやれることをやる”

    これがキーになるって思えた。

    0
    2026年07月03日
  • 地球星人(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    おもしろい。。
    ムラサヤさん11冊目で読みました。刊行順、執筆順に読んだわけじゃないので既視感はあるが、
    それにしても面白かった。
    最初は恋愛物語のような感じから、ポハピピンポボピア星人に昇華していく様、
    面白い。。
    なんで面白いんだろうと考えてみたんだけど、、、 私もポハピピンポボピア星人なのかは分からないが地球星人ではないのか?

    0
    2026年07月03日
  • 君のクイズ

    Posted by ブクログ

    面白かったです。解説にもありましたが、クイズプレイヤーの頭の中を本当に覗いてきたかのような文章で、それだけで物凄く読ませる要素になっているのが面白かったです。

    0
    2026年07月03日
  • 音のない理髪店

    Posted by ブクログ

    読み終わって何て言えばいいのか…
    自分でも分からないけど、すごく良かっただけじゃなくなんか胸がいっぱいになった。
    デビュー作を出版してから書けなくなった作家の主人公がいろんな人に助けてもらいながら、ろう者で最初の理髪科を卒業し、自分のお店をもった祖父の取材をはじめる。
    大正から昭和にかけて、それでなくても生きにくい中でろう者達ははかりしれない苦労をされていた。
    不自由なく生きている私が理解したい、力になりたいなんておこがましく、でもこの本のテーマのつなぐのために本を読んだ気持ちを伝えていきたいと思いました。

    0
    2026年07月03日
  • あたしの一生 猫のダルシーの物語

    Posted by ブクログ

    猫好きの友人が突然貸してくれたので、前情報ゼロで読んでみた。感想は、こんなにもすばらしい物語をどうして今まで知らなかったんだ、に尽きる。
    ダルシーはとても気高い。デリカシーとプライドを大切にする姿勢は飼い主に対しても徹底して貫く。だが同時に、飼い主が自分にとって唯一無二の存在であるということを信条としている。お互いを大切に思い合うことの尊さが終始ストレートに伝わってくるシンプルで美しい物語だ。この原作を、江國香織がリズムよく生き生きと訳している。彼女のセンスもまた秀逸と思う。

    0
    2026年07月03日
  • 日比野豆腐店

    Posted by ブクログ

    著者の小野寺史宜さんの世界観が好き。登場人物は、基本的に穏やかで優しく、心温かい人たち。
    よくある日常や会話に、ホッコリした気持ちになる。

    また、小野寺さんの別の本に出てきた人物が、どこかで触れられたりしてるのも好き。今回も1人出てきた。

    続きの巻はないけど、また別の本で、続きが少しでも垣間見れる部分があったらいいなぁと思います!

    0
    2026年07月03日