ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • もつれ星は最果ての夢を見る

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    ★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る

    ■あらすじ
    量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。

    宇宙開発のプログラマーである夜河零司と宇宙船制御AIのディセンバーは、宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年も離れた惑星に近づいていた。夜河が惑星に着陸すると、コンペ参加者のメンバーが、銃殺されているのを発見する…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    ★5 SF要素特盛ミステリーですね、量子論、AI、宇宙開発をふんだんに盛り込んだ作品です。

    ミステリ

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    2025年11月29日
  • 対岸の彼女

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    ネタバレ

    きっかけ
    ライフステージが変わると女友達と分かり合えなくなる、というような紹介文が気になって手に取った

    読んだ感想
    どよーんとした重たい本の空気に自分がのまれそうになったけど、女友達との関係にとどまらない、人生の深いテーマを勝手に?感じることができてすごくよかった

    考えたこと3つ
    1いつかは自分を変えることができる
    最初読み進めていた時は、人って何歳でも変われるんだって思っていた。中里さん、葵を見て小夜子も変わっていくんだと感じた。でも読み終わって振り返ると、表面上はこう生きようと自分を変えたつもりでもやっぱり本質の本質はそう簡単には変わらないのだと思った。人生のいろんな経験や出会いを通し

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    2025年11月29日
  • 方丈記

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    さすがに原文を読んでもさっぱりわからないけど、このように訳を読んでみると、現代でも活かせることがたくさんあると思った。古典はあまり読まなけど、いいものだなと。
    やどかりは小さな貝を好む。そのほうがよいと知っているのだ。それと方丈の庵を作った自分を重ねる。
    「世間に近く住むことがどういうことか、どうなるか、すでに知っているから、もう何かを望むこともないし、あくせくすることもない。静かに暮らすことだけを考え、余計な心配のないことそのものを楽しんでいる」

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    2025年11月29日
  • キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン

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    今回も悩める大人達を見事に癒してまた仕事に送り出してくれました。ああ美味しそう!デザートもいいなぁ。

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    2025年11月29日
  • 行方

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    ネタバレ

    先が知りたすぎて、一気に読んでしまった。

    いきなりの20数年後でえっとなったが、書かれていない間のことを想像すると、切ない。
    誰が誰なのかは思った通りではあったが、本当のご家族は聖人すぎるなー。こうありたいとは思うし、こうあればこそ、その後の幸せなんだろうけれど。

    あと解決編?みたいなところはちょっと突然すぎたかも。

    でも大満足な読後感。

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    2025年11月29日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    馬主の秘書目線で送られる競馬ストーリー。

    本書を通じて考えさせられるのは、人生とは総じて思い通りにいかず、儘ならぬものだということだ。

    ロイヤルホープという馬に、上手くいかぬ不器用な性格や人生を託し、有馬記念に挑むも結果は惜敗。非嫡出子の息子が相続した、ロイヤルファミリーは父の仇ともいえるレースに同じ産駒と激走の末、敗北。

    最終的にロイヤルファミリーは名馬となるようだが、その部分について描いていないのもこの本の魅力。

    作中に何度か出てくる「いつの時代も、息子は父を超えていかなければいけないもの」という心意気は学ぶものがある。

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    2025年11月29日
  • パレートの誤算

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    生活保護者を支援する社会福祉課。福祉に関わる仕事でこんなにも大変そうな仕事が市役所にあるとは。
    主人公は、生活保護者に対する考えが、事件や関わる人たちによって、次第に考えが変わっていき、仕事に対して責任をもち、かっこいい。

    最終的に、事件に関与していた人物が、最後までわからず、ドキドキした話でした。

    この話のように、身近で弱者のような人を相手に悪い事が大小でも潜んでいると思うと、誰もが関わりを持ちたくないと思う。正義感がありすぎるのも良くないというのが、何か寂しい。

    自分は決して強い立場ではないが、できるだけ寄り添えるような人になりたいと思う。

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    2025年11月29日
  • 死体の汁を啜れ

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    いや、ごめん、この作風めっちゃ好きだわ。
    映画監督だとタランティーノ が一番好きなので、こういう元気でインモラルな登場人物たち大好き。

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    2025年11月29日
  • こころ

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    何度読んでも名作。
    Kの「ただ苦しい」という心境も、先生の嫉妬や、進むべきか止まるべきか揺れ続ける姿も、若さゆえの「私」の未熟な考え方も、登場人物すべてに共感が持てる素晴らしい作品だと思う。
    繊細で、物事を深く考えすぎてしまう先生。
    初めて読んだ頃はあまり印象に残らなかったけれど、時代背景もあるし、先生自身の性質もあって、天皇の死に大きく影響を受けたのも本当に彼らしいと感じた。

    先生の遺書には胸を抉られるほどの共感があり、ストイックなKと揺れ動く先生との空気が、とても鮮明に立ち上がってくる。
    そして、Kの自殺の場面は何度読んでも圧巻。

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    2025年11月29日
  • ライオンのおやつ

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    死はいつか誰にでも起こること。主人公の雫ちゃんはライオンの家で過ごせて幸せだっただろう。マドンナの言葉、どれも素敵で考えさせられたけど、「人生といえのは、つくづく一本のろうそくに似ていると思います」「生きることは、誰かの光になること」が印象的。今、なかなかうまくいかないことが続いているが、この本を読んで、命ある限り自分の気持ちを大切にして精一杯生きなきゃと思い知らされた。

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    2025年11月29日
  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    二部構成や、設定がクリスティのそして誰もいなくなった、オリエント急行殺人事件やABC殺人事件のよう。
    人を殺そうと離島にやって来て、第一発見者が殺されるというストーリー

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    2025年11月29日
  • 沈まぬ太陽(三) -御巣鷹山篇-

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    こんな作品を書くなんて、山崎豊子さんは本当にものすごい人だな。
    毎年、8月にニュースで、御巣鷹山に登る遺族の方のことが、取り上げられるけど、過去に他の小説で日航機事故を題材にしたまのを読んだこともあるけれど、改めて、大事件だったんだなと、今この歳になって読んだからなのか、感じる。
    一気に、520名の人が亡くなったこと、現場の混乱、警察、自衛隊(特に空挺団)の奮闘など、当時の情景が、ありありと思い起こさせられた。※小説だから、現実全てを描ききれることはないのかもしれないけれど。
     
    主人公恩地の、労使交渉と、会社の利益追求?の方針と、ハインリッヒの法則を仄めかすような、アフリカ編の際の、世界各地

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    2025年11月29日
  • イクサガミ 地

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     中弛みすることなく、2巻も最後までずっと面白いのが凄い。今にも継承戦が始まるかと思うほど殺伐としていた義兄弟との邂逅だったが、最早人間とは思えないラスボス感満載の幻刀斎の登場で共闘するシーンにハラハラドキドキ。幻刀斎恐ろしすぎる。愁二郎と大久保が東京で酒を酌み交わすことができないのは史実から明らかなので切なくなる。どんどん明らかになる蠱毒の背景と怒涛の展開に読む手を止められない。浜松郵便局での激闘では思わぬ人物が活躍し、胸が熱くなった。残る2巻も一気に駆け抜けたい。

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    2025年11月29日
  • 夜の道標

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    前半は少し退屈なのが、中盤からそわそわし始めて、後半は怒涛の展開なり、ラストは深い感動に包まれる本でした。登場人物がみんな地味なのもよかったです。
    一気読みしてすごくおもしろかったけど、似たような構成の本がありそうな気もする。

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    2025年11月29日
  • 残酷依存症

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    ネタバレ

    イヤでたまらなかった浜真千代が今回は正義の味方。
    ヤリサー(と言うのか…)の鬼畜どもをいたぶりながら被害者が受けた痛みを少しでも味わえるよう徹底的に罰する。そして違和感があった道哉は性同一性障害だったのか。紗綾と渉太、航平、匠に後から加わった瑛介の5人の被害を受けた人の後日談が本当に辛い。納得のいくストーリー、読んでしまう自分も依存症…

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    2025年11月29日
  • ライオンのおやつ

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    この物語のような不思議な出来ごとは、うちの奥様の家系の女性はみなナチュラルに経験している、というか当然のこととして捉えてるっぽいんですよね〜。

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    2025年11月29日
  • イクサガミ 天

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    面白かったです。
    ショート動画でドラマの紹介が流れてきて、見ようかと思っていたところ小説があるとのこと。
    即買い即読み終わり!すでに地、人も読み終えていますが天以上に面白い!ハマりました。

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    2025年11月29日
  • 池袋NO NAME 池袋ウエストゲートパーク21

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    キングタカシ率いるGボーイズとマコトが池袋の事件を解決するお馴染みのシリーズ。池袋で強盗事件を起こすトクリュウを成敗する「池袋NO NAME」他三作を収録。年齢を重ねたキングが悩む場面も。シリーズ21作。伝説。

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    2025年11月29日
  • ハレーション

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    心が暖まる物語でした。

    それぞれが心の奥に秘めた想いを抱えながら、前に進まざるを得ない気持ちをふるさとがリセットしたり後押しをしてくれる。
    最後はそれぞれの心の重しを取り去りハッピーエンドとなりさすがの森沢小説でした。

    意外やエミリーさんがチョッと出てきてましたね!!

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    2025年11月29日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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     『騙されてたまるか 調査報道の裏側』を読み、こちらの本に至りました。事件の現場は地元に近い場所ですので、距離感はよくわかります。足利も太田も同じような意識で、県境というのはあまり感じられません。真犯人は特定されているのになぜ逮捕に結びつかないのか、真犯人ではないのか、警察はなぜ動けないのか・・・、いろいろと疑問が出てきます。真犯人の命が尽きる前に、とにかく早く事件解決してほしいと切に思います。

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    2025年11月29日