ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • クライマーズ・ハイ

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    地方紙を発行する会社内の熱く男臭いドラマの連続。
    半沢直樹に近いかもしれない。

    飛行機が落ちたのはどこの山か、県内か県外か、という緊迫感や、大スクープを掴みながらも裏を取れずに刻々と迫る締切の描写は迫力満点。

    社内に敵は多く、数少ない仲間の労にも報いることができない報道の難しさと葛藤が終始描かれている。
    暴言や罵声は当たり前、殴り合いや恐喝もあり、ワークライフバランスやメンタルヘルスなんてものは皆無。実際に主人公も家庭を犠牲にして、息子とは修復不可能なところまで来ている。
    ハラスメント防止が叫ばれ、転職のハードルも下がった昨今において、この一つの小さな組織の中で汗水流して自分の仕事と向き合

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    2026年04月02日
  • 愛の国

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    「現世の幸福はとうに諦めた。」やはりそうしないとこれほどの小説は書けないのか。2015年にこれが書かれているのがすごい。2026年まさにこういう感じになりつつあるし。

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    2026年04月02日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ライバル、尊敬、血の繋がりを超えた家族。そこから価値あるものに出会い直向きに進む登場人物たち。聴かせるスピーチは人の心を動かす力がありますね。清々しく、感動しました。

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    2026年04月02日
  • 天地明察 下

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    改暦という悲願を達成した、渋川春海の知性、人脈、碁で培われた戦略的な考え方に感銘を受けた。上巻よりも、歴に関係深い「神道」に重点が置かれており、柏手や絵馬の音といった神道を想起させるものが、春海の人生における重要な場面で描かれている点も面白く、この人物の物語を神がかった事業として昇華している。

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    2026年04月02日
  • 国宝 上 青春篇

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    同じ映画を2回観に行くほど(人生で初めてです)、あまりにも面白かったので、原作の方は⋯?と気になりました。
    結論としては、まだ上巻しか読んでいませんが、面白すぎて、映画を観た時のように興奮冷めやらず、です。
    大筋では一緒の流れになっていくのでしょうが、小説では細かい設定や解説もあり、一番の違いは、映画では長崎時代で出演が終わっていた徳次が、小説ではその後もずっと喜久雄の側にいた事でしょう。
    確かに徳次が長崎の場面以降もこまめに出続けていたら、ただでさえ長めの上映時間が、とんでもない長さになっていたでしょうから、映画での取捨選択、何を際立たせるかという点で正しい選択だったのかも知れません。
    映画

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    2026年04月02日
  • 嵐が丘 上

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    ついに読んだぞ、『嵐が丘』。毎回、勢いよく読み始めるのだが、途中でだれがだれかわからなくなり、挫折の繰り返し。
    もともと、ミステリやホラー(ゴシックロマン?)の要素もあって、すぐはわからないように作ってある。なんたって、キャサリンが2人出てくるし、アーンショー家とリントン家が対称形でこんがらがるようにしてある。現在と過去の間の往来もある。謎解きと展開を楽しむ作品なのだ。
    しかし、人間関係が理解できると、そこはエミリーのストーリーテリングの巧さ、一気に読める。完成品を姉と兄と妹(シャーロット、ブランウェル&アン)に読ませた時には、きっとドヤ顔だったに違いない。
    思っていたほどには自然描写は出てこ

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    2026年04月02日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    優しい語り口タイプの文で読みやすい。
    数珠繋ぎタイプの短編小説。最後で全員集合している感じがあってエモい。

    絵は不滅で、思いを残してくれるというメッセージ......しかと受け取った!

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    2026年04月02日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    いやー面白かったです。
    感動して涙ながらの読書でした。
    今年も流しながら見ていた箱根駅伝を
    来年はかじりつきながら見るようになると思います。強いチームも弱いチームも予選で負けたチームも、
    それぞれのチームに、個人個人に、色々なドラマがあり、それらを乗り越えて走ってるんだなって思うと真剣に見なきゃ失礼ですね。
    これからテレビでドラマもあるみたいで楽しみにしてます!

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    2026年04月02日
  • 火の粉

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    雫井脩介(しずくいしゅうすけ)さん初読み。
    読みごたえのある一冊なのに中弛みもなく最後まで楽しく読めた。
    これドラマ化されてるんですね。映像だと余計に不気味怖さがあるかも知れないが観てみたい。

    またこの方の別の本を読んでみたい。

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    2026年04月02日
  • 月白

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    殺人鬼なのに、どうしてこんなにも人を惹きつけてしまうのだろう。
    フサに関わった人と同じく、私も彼女のことをただの残忍な殺人鬼とは思えなくて、本当の心の内を知りたくなった。
    戦後の混乱期、何が正しくて何が間違っているのか、もはやわからない。フサの憎しみはある意味、正しさなのかもしれないなと思った。
    ルポの書き方の正解はよくわからないけど、海老原みたいに読者に考えさせるスタイルもありだなと思う。この小説でそれをちょっと体験させてもらった気分。

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    2026年04月02日
  • あなたの人生、片づけます

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    読み終わった後、家を無性に掃除したくなりました。
    部屋の中に現れるその人の人生を、綺麗に整えてくれる作品で、主人公の気持ちに沿って読むことが出来ました。
    とにかく自分の家に必要なものや不必要なものはなんだろうと考え、全くきていない服や、使っていない機器は、まとめて捨てました。
    気持ちと部屋を整理したい方は、おすすめの一冊です。

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    2026年04月02日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    南軽井沢にある、「銀河ホテル」を舞台にしたお話です。
    ホテルには予約でいっぱいの「手紙室の手紙ワークショップ」があります。 
    手紙を書く事で、それぞれが自分の人生を見つめ直し、新たな気持ちで出発していきます。

    手紙室には千種類ものインクが並びます。
    実際にあったらどんなに心がときめくでしょう。
    私なら、誰に気持ちを伝えるだろう。自分が宿泊してるかのような、あの日常から離れたウキウキを感じられる物語です。

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    2026年04月02日
  • ラブレス

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    文庫カバーには表題がふたつ
    ラブレス と Love less
    愛がない? 愛を失った? 愛を感じない?

    人と人が心から理解し合うのはとても難しい
    言葉を尽くしても
    口から出ない言葉は聞こえないし
    思ってもいないことを言ってしまうこともある

    祖母と母と娘
    時代と個々の経歴が
    お互いをわかりにくくしているかもしれない
    けれど………
    それぞれが自分の判断で生きてきた道を
    誰にも否定はできないと思う


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    2026年04月02日
  • 百年の子

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    空襲の描写はリアルで、手に汗を握った。

    付録目当てでしょ?と親に学年誌を買ってもらえなかった思い出があるから、何となく羨ましい気持ちも持ちつつ読んだ。



    "娘には、なんの先入観も抱かず、どこまでも自分の道を、のびのびと歩いていってほしいんです。野の花を育てるのと同じく、私はほんの少し手助けをするだけ。"

    この話でこのセリフが出てくると、育児本で見るよりとても響いた。
    野の花のように自分なりに逞しく育ってほしいな。

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    2026年04月02日
  • 大人は泣かないと思っていた

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    目線(中心人物)が変わる構成、展開の楽しさ、着地感がよかった。「あの子は花を摘まない」に共感する。苦しかったこと、迷惑かけたこと、苦しませたことがつぎつぎと浮かんで消えるこのごろ、p153ではっとする、すがしいくらいに前を向いていきたい。

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    2026年04月02日
  • 空、はてしない青 下

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    若年性アルツハイマーで余命2年を宣告された26才の青年エミルと人生最後の旅をすることにした29才の女性ジョアンヌの物語。
    美しいピレネー山脈を背景にキャンピングカーで旅を始めた2人。
    ネットで募集した「最後の旅」に応募したジョアンヌには彼女なりの苦しい過去があった。
    過去を捨て去りたいジョアンヌと未来の無いエミルが「今」を楽しむ最後の日々を過ごす。
    最後の最後をどう2人が過ごすのか、ハラハラドキドキのラストで涙が止まりませんでした。

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    2026年04月02日
  • 渋沢栄一 下 論語篇

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    幕末から近代国家の時代の分岐点を生き抜いた漢の思想と行動力を、深く学ぶことが出来ました。
    野心と知性に満ち溢れた漢の一生は、今の日本の礎そのものであると言っても過言ではないと思います。
    新一万円札となる漢の功績は、一万円には収まり切らないでしょう。

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    2026年04月02日
  • 夫婦のトリセツ、どこにある?

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    昨日買って、今朝読み終えた。止まらなかった。
    バリキャリと専業主夫という役割を決めただけなのに、どちらにも適正があったからなのに次第に苦しくなってしまう。

    周りの偏見だけじゃない。
    自分が自分を見下してしまう苦しさに心当たりがある。

    二人とも、どこにでもいそうな無難なキャラクターではなく実在する誰かのようで、自分や周りに重ねてしまって、エピソードのひとつひとつに相槌が止まらなかった。



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    2026年04月02日
  • 小説 Fukushima 50

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    福島の原発事故は、もっと大惨事になっていてもおかしくなかったと思い、現場で戦った方々の勇敢な姿勢を知ることが出来ました。
    爆発していてもおかしくない状態だったと知ると、背筋が凍る思いです。
    便利と危険は隣り合わせだし、地震大国で原発を活用すること自体が相当なリスクだと思いますが、それでも今尚活動を続けている原発があるという事実をどのように受け止めるか、一人一人考えていかなければならないなと思いました。

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    2026年04月02日
  • 渋沢栄一 上 算盤篇

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    幕末から近代国家の時代の分岐点を生き抜いた漢の思想と行動力を、深く学ぶことが出来ました。
    野心と知性に満ち溢れた漢の一生は、今の日本の礎そのものであると言っても過言ではないと思います。
    新一万円札となる漢の功績は、一万円には収まり切らないでしょう。

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    2026年04月02日