小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
★5 量子論、AI、宇宙… 壮大なSFなのに人が身近に感じられる物語 #もつれ星は最果ての夢を見る
■あらすじ
量子コンピュータやAI開発が進んだ未来、量子テレポーテーション通信によって、宇宙の遠く離れた惑星同士の通信も可能になっていた。
宇宙開発のプログラマーである夜河零司と宇宙船制御AIのディセンバーは、宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年も離れた惑星に近づいていた。夜河が惑星に着陸すると、コンペ参加者のメンバーが、銃殺されているのを発見する…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 SF要素特盛ミステリーですね、量子論、AI、宇宙開発をふんだんに盛り込んだ作品です。
ミステリ -
Posted by ブクログ
ネタバレきっかけ
ライフステージが変わると女友達と分かり合えなくなる、というような紹介文が気になって手に取った
読んだ感想
どよーんとした重たい本の空気に自分がのまれそうになったけど、女友達との関係にとどまらない、人生の深いテーマを勝手に?感じることができてすごくよかった
考えたこと3つ
1いつかは自分を変えることができる
最初読み進めていた時は、人って何歳でも変われるんだって思っていた。中里さん、葵を見て小夜子も変わっていくんだと感じた。でも読み終わって振り返ると、表面上はこう生きようと自分を変えたつもりでもやっぱり本質の本質はそう簡単には変わらないのだと思った。人生のいろんな経験や出会いを通し -
Posted by ブクログ
生活保護者を支援する社会福祉課。福祉に関わる仕事でこんなにも大変そうな仕事が市役所にあるとは。
主人公は、生活保護者に対する考えが、事件や関わる人たちによって、次第に考えが変わっていき、仕事に対して責任をもち、かっこいい。
最終的に、事件に関与していた人物が、最後までわからず、ドキドキした話でした。
この話のように、身近で弱者のような人を相手に悪い事が大小でも潜んでいると思うと、誰もが関わりを持ちたくないと思う。正義感がありすぎるのも良くないというのが、何か寂しい。
自分は決して強い立場ではないが、できるだけ寄り添えるような人になりたいと思う。
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Posted by ブクログ
こんな作品を書くなんて、山崎豊子さんは本当にものすごい人だな。
毎年、8月にニュースで、御巣鷹山に登る遺族の方のことが、取り上げられるけど、過去に他の小説で日航機事故を題材にしたまのを読んだこともあるけれど、改めて、大事件だったんだなと、今この歳になって読んだからなのか、感じる。
一気に、520名の人が亡くなったこと、現場の混乱、警察、自衛隊(特に空挺団)の奮闘など、当時の情景が、ありありと思い起こさせられた。※小説だから、現実全てを描ききれることはないのかもしれないけれど。
主人公恩地の、労使交渉と、会社の利益追求?の方針と、ハインリッヒの法則を仄めかすような、アフリカ編の際の、世界各地