あらすじ
『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞!3年連続、本屋大賞ノミネート!! 自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。 死を見つめることで、〝自分らしさ″と〝生″への葛藤と希望を力強く描き出した、著者渾身の感動作。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読んでいて手が止まらないのに、痛くて辛くてページを捲る手をいったん止める、の繰り返しでした。
葬儀場が舞台だからか、死を前に故人に対する思いや生き様、残された人達の喪失感などがリアルに描かれていて涙で手が止まることも。
自分らしく生きる難しさ、しあわせになるとは、などいろいろ考えるきっかけや心に沁みる言葉がありまだ、自分の中で上手く消化しきれない部分もあったので、しばらくしたらまた読み返したいと強く思いました。
それまで、自分なりにもがいて生きていこうと思いました。
Posted by ブクログ
葬儀社が舞台の物語。
誰もが避けられない「死」について考えることは、「生」について考えることでもあり。
親友、元夫の恋人、母親、元彼の死を経験した登場人物たちは、故人の生き方だけでなく、自分自身の生き方についても思いを巡らせていきます。
大いに考えさせられる小説でした。
Posted by ブクログ
最近新しく本を読むことがなかったから
チャッピーにおすすめを聞いて教えてもらった本
とっても読みやすい
5章に分かれていて
どうしようもない苦しい話もあったり
自分の中の気づかなかった偏見や
幸せって結局なんなの?とか
家族との距離感とか
ざっくりと『ちゃんとしないとなあ』と考えしまう内容
わたしは本を読むときに頭の中で映像化するんだけど
主人公の佐久間のイメージは松岡茉優さんでした!
数日かけて読むからメモとかしとかないと
話忘れちゃうなあ
Posted by ブクログ
夜明けのはざま/町田そのこ
葬儀屋とその近くで働く人達のお話。全部良かったけど、真ん中の新入社員のお話は切なかったなー…!
親ガチャとか、無かったことにしようとしてる同級生とか、人の嫌なところ書くの上手だなって心がしんどかった。
友だちの死から始まる物語は、どのお話も色んな悩みを抱えて、昇華させていく。町田さんならではの素敵なお話だった~!
Posted by ブクログ
葬儀社で働く従業員のそれぞれのお話。『あなたのための椅子』は遺族側から見たお話。葬儀と聞くと嫌な雰囲気になりがちですが、全然嫌な気分になるどころかすごくさっぱりとした読み応えがある一冊でした。
読んでて辛いシーンもあり涙がこぼれそうになりましたが、私にとっては素敵な本に出会えてよかったという思いです。
Posted by ブクログ
この本を読んで自分自身、妻の仕事に対して対等な意識がなかったかも知れないと反省しました。
思い返すとやりがいのある仕事と言っていたのに転職をすすめたり…世の中の男性に読んで貰いたい本でした。
Posted by ブクログ
「そのひとが正しいと思ってやっていることを私は私の感覚だけで否定したくない。
誰かの意見に左右されたくない。
そのひとと向き合って、話を聞いて、理解する努力をしたい。
誰かの常識や言い訳で逃げたりしない。」
本文279ページより
主人公が葬儀屋で働く事を反対する婚約者に婚約者の姉が放った言葉。
町田さんの作品にはいつも私を突き動かす神台詞が詰まっています。
このお姉さんの言葉も私のなかで1.2を争う神台詞です!
Posted by ブクログ
他人に理解されなくても、何もつかめなくてもきっと繋いでいけるものはある。
悲しみの中にでもきっと生きた痕跡はあるのだろう。
緩やかに再出発するような物語。
町田そのこ先生の作品が好きなので新刊を楽しみにしていました。
葬儀社芥子実庵を中心に物語が描かれる短編集です。
語り手は作品ごとに違っていますが、最初と最後の物語は芥子実庵に務める同一の女性視点で語られます。彼女の考えや物事の捉え方の変化がこの本の面白さのひとつだと思いました。
どの物語にも死が描かれ、語り手はその死に向き合うことで自分らしく生きることに悩み前に進みます。
この本を読んで改めて人生は取捨選択の連続で失ったものの大きさを感じて苦しく思うことがありますが、自分の大切なものを大切にできるようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ
みんな、葛藤をかかえながら、どんなに頑張ってもできないこともあっても、これから幾度となく訪れる喪失感に生きていくことに絶望を感じても、わかってくれる人はいる。
それは死んだ後であっても。
サクマとなつめ、楓子は傷つきながらも一人じゃないからやっていける。
なつめがいなくなっても、どこに行ってもさくまと楓子との隣にはなつめの椅子はある。
大切なのは何かができることでも、無理に幸せを維持することでもなく、自分の本当に大切なものをちゃんと心に持っておくことで、気づかないうちに他の誰かにつながっているんだということ。
自分では気づかなくても、もしかしたら誰にも見られていなく、繋がっていなくても、死んでいった人や、自分が死んだ後に見てくれている人がいるかもしれない。
例えいなくても、いいんだよ。
少なくても自分は見ているんだよ、自分が大切なものをちゃんと持っていたってことを。
人の生き方を否定することは簡単で、理解ができない人の気持ちにも理由があるんだよね。
ぜひ読んでください。
Posted by ブクログ
家族葬専門店で働く人たちの話。
個人的には佐久間さんの恋人はものすごくいい人だと思うけれど、結局別れてしまうのかと残念に思った。それほどの想いが持てる仕事に出会えることは凄いと思うけれど。お互いに想いあっていてもどうしても譲れないことっていうのはあるんだなと悲しくなった。
死と向き合うことは怖いし、辛いことだけど、全員が通る道。自分は大切な人の死に向き合うことができるだろうか。正直まだまだ考えたくない。そんな時が来るのはずっと先のことだと思いたい。
Posted by ブクログ
いま自分が置かれている状況も相まっていろんな感情が湧き上がってきました。思ってたことがきれいに言語化されていて自分の気持ちにもちょっと整理がついた気がします。
生き方、それぞれ大切にしているものがあって優劣なんてないけれど…それでも自分が大切にしたいのは何か、それを大切にすることで得られない大切な人、それでも諦められない気持ち、大切だからこそわかってほしい、生きるのって難しい。
悩みながらも決めたことを後悔しないように、頑張っていこうと思います
Posted by ブクログ
すごく良い話だったけど、あれ…また葬儀会社の話なのか?と気付いてからは『ぎょらん』と比較してしまい、『ぎょらん』の朱鷺に比べて、今回の主人公(真奈)はキャラクターの印象が薄かったので★4。
―――――――――――――――――――――――――――――
家族葬専門葬儀社 芥子実庵(けしみあん)で働く人々、関係者の話。
町田さんの作品は読むのが2作目なのですが、葬儀関係の話ばかり書くのは何か意味があるのか。身近に関係者がいるのか気になった。
ただ細かい心情の変化や、死の捉え方、伝え方は好きだなと思った。
――――――――――――――――――――――――――――――
●良いなと思った文章
・自分の人生の節目を自分の願い通りに迎えられないなんて、哀しい。
・最高から始めちゃうと、落ちていくしかない。
・私にとって都合のいいフィルターを相手にかけてしまっていた。
・葬儀は誰しもが迎える強制イベントだ。
・そうされても仕方ない理由を探して、やり場のない感情に落とし前をつけようとした。
Posted by ブクログ
こちら、とても良かった。これまでに読んだ町田さんの作品のなかでも、特に好きでした。
葬儀社を舞台に描かれた作品。
悩み、傷つき、憤り、迷い、周りと関わりながら気づくこともあるし、そこで立ち止まって自分とも向き合える。心の奥深くまでとどく心理描写が生々しい。
苦しさ、悲しさ、焦燥感や諦め、どうしたらいいか分からない気持ち、さまざまな感情と一緒に思考の海をグルグルグルグル……。身に覚えのある感情に、込み上げる気持ちを感じながらページをめくりました。
『自分の情けなさに、歯噛みしたことのない人間なんて、いない。』
みんなが自分の人生を“自分らしく”歩んでいければいいのにと思う。
俯瞰して見るって難しい。先入観や主観が入り込んでしまって、フラットに物事を見るって難しい。言葉にしていても、それが全てじゃないし本音かどうかも分からない。
読み進めるにつれ、これまで見えていた世界が少しずつ変わっていく───。
最終話は特に、言葉が身に染みて何度も涙がこみ上げてきた。どこにでもいそうな主人公。だからこそ感情移入してしまうし、グッと引き込まれる。
おもしろくて一気読みでした!
『それくらい、って言わないで。
自分がそうやって簡単に言い捨てたことが、相手の大切なものだったりするんだよ。』
Posted by ブクログ
家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」を舞台に
ひろげられる人間模様。
舞台が舞台だけに、「死」が必ず関わるので
かなり重苦しい展開も。
それでも前を向いて進んでいく姿が作者らしい。
Posted by ブクログ
読み終わってみると、全ての章で「はざま」を生きてることを表していたのだと分かり、「夜明けのはざま」の意味を理解できてすっきりした。
人にはそれぞれ生き方や譲れないものがあり、それを理解しあい支え合うことの苦しさがよく伝わってくる話だった。
特に5章は人は皆悩みがあることが分かる話だった。その悩みによってこだわりや譲れないものがあり苦しんでしまう。なので主観が変わることによって物語に見え方も変わり人間はいろんな「はざま」で生きていることが感じられる話だった。
どの章でも人って考えすぎだなと思った。
Posted by ブクログ
葬儀屋なので内容は重めで読むのに少し時間がかかりました。譲れない事があって結婚できないきっかけや、離婚するきっかけは1つの譲れないことでもありうるよなと。いまの自分には考えさせられる話でした。
Posted by ブクログ
町田そのこさんの『夜明けのはざま』を読んだ。この一編にも心に残る一言があった。「ぼくたちはあまりにも、明日に任せすぎている」。本を読むタイミングや心境によって刺さる言葉は当然に変わるから今の自分にそのフレーズが響くのは、つまりはそういうことだと思う。これだから読書はやめられない。
Posted by ブクログ
主人公が、章ごとに変わる、短篇集。
私が愛したかった男、については、主人公の考え方がだいぶ自分に近くて、その考え方を分析された気分だった。
芥子(ケシ)の実、に関しては、不器用な母の、不器用なりに、一所懸命だった子育てに、なんか涙がでた。ふと、「お金がない」などというフィルターをはずしたら、めちゃくちゃ楽しかった、なんてことにいまさら、気付いてしまう主人公。
全体的に、かなり男女格差を意識した内容だと思いました。今の時代、ナイナイ、なんて、表面的に見えないだけで、実はまだ、薄くしっかりある。
でも、結婚と仕事を天秤にかけるのは、ちょっと古いかな、とおもいました。
Posted by ブクログ
見送る背中
どの登場人物にも共感ができた。でもただ一人なつめだけには共感はできない。命をたってしまってはもう終わりなのだ。
でも残された友人がその友達の死から色んなことを考え、自分のこれからのことを考える。
主人公が葬儀屋の仕事に誇りを持っているのに恋人にはわかってもらえない。
でもちゃんと話し合って理解してもらえ幸せになれることを祈るばかりです。
私が愛したかった男
よかった。涙がとまらなかった。ひとはいつ大事なことに気づくか分からない。気づけるその日まで自分なりにもがくしなかい。
最後の最後まで純也とは別れないでほしかったのに別れを選んだ佐久間にはなんだか共感はできなかった。
あんなに素敵な人にはもう出会えないと思うのに、私なら絶対に純也を選んだのに。
でも仕事にここまで誇りをもっている女性はすごいと思った。
この本の中にあった、失敗をしたからこそ伝えられる言葉もあるという言葉はとても印象に残った。
町田その子さんの言葉はどれも心に残るものばかりだ。
Posted by ブクログ
生きるのって苦しい。でも、それは自分だけじゃないという希望でもある。
町田そのこさん、絶妙にイヤーな人を描くのがうまい。様々な抑圧からの解放というのがなんとなくいつもテーマにあるように感じます。
Posted by ブクログ
地方都市の家族葬専門の葬儀社「芥子実庵」が舞台。
いきなり、そこで働く女性の親友が自死した葬儀を執り行うというところから始まり、いろんな事情、関係の葬儀が描かれていく。
ということから、人の「死」とその「弔い方」がテーマかと思って読み進めるが、どうも違う。
「死」の前には「生き方」があり、どう生きるかに苦悩する。そして、「生きる」には必ず誰かとの関係性も関わってくる。
「生きる」ことはつらくて苦しいこともたくさんあるけど、投げ出したくなるけど、独りぼっちじゃなくて、きっと誰かと繋がっているんだ、「助けて」と言っていいんだと思える。
Posted by ブクログ
「一握の砂」泣いてしまった。
自分の幸せか相手の幸せ。両方叶えるのって難しいんだなと思った。相手が大切であればあるほど、どちらか一方を選び、片方を捨てることは難しい。佐久間は、結婚するなら純也がいいって、この人しかいないってくらい純也のこと思ってた。それでも彼女は自分の幸せを選んだ。佐久間の強さと勇気に心打たれて、でもやっぱり切なくて泣いた。
私が佐久間だったら同じ決断できないかも。でも自分の仕事に一貫した信念を持ち続ける人はやっぱりかっこいいなと思う。
Posted by ブクログ
ちょっと男性陣の性格が偏りすぎな気もしましたが、やっぱりオトコってこんなもんかなって感じましたね。
仕事もホントに大切ですが、やっぱり最後は自分がどうしたいかだなぁって感じました。
普段知ることのできない業界のお話で面白かったです。
Posted by ブクログ
味方だと思っていた身内が他人よりも酷いことを言ってくる。
いじめていた人が大人になって水に流そうと言ってくる。
ここまで譲ったんだ、そのくらいいいだろうという人。
所詮そんなもんだよ、私に従っていれば間違いないのだという親。
その人の正義は、あなたのためを思ってるのだと相手を追い詰めてはいないか。
終始ヒリヒリした気持ちが続く。
近しい人の死を通して自分らしく生きるってどう
いう事か、共感したりむむっとなったり。
正解はわからないけど、少しでも自分に正直ではありたい。
それがその先に続いて行くと信じて。
Posted by ブクログ
芥子実庵という葬儀業者で働く人々の物語。
お話は5章からなりそれぞれが死と向き合ってきた話だが、3章のシャレコウベがかわいそ過ぎる。あれは嫌だなぁ。
Posted by ブクログ
★3.5
最近父親の死に触れかけたところだから、めっちゃ痛かった。
芥子の花はどこにも咲いてない=死と向き合っていないひとはいない。っての、その通りすぎて痺れた。
結婚をとるか、仕事をとるか、
佐久間(主人公)は仕事をとったし、かっこいいし強いけど、なんか切なかったなぁ
Posted by ブクログ
************************************************
一日一組限定の葬祭場『家族葬専門葬儀社 芥子実庵』
この場所で繋がる人々が織りなす五話収録オムニバス。
誰かの死を通して浮かび上がる、喪失や後悔や無念や痛み。
今の自分でどう生きるべきかを問い直していく日々の中で、
迷いながらも、静かな再出発をそれぞれの形で選んでいく。
************************************************
重い重い重い…
話の内容がではなく、胸糞人間ばかり出てきて気が滅入る。
偏見と強要と独善と、性根が腐ってる奴等ばかり出てくる。
なんちゃらハラスメントの奴等ばかりやないかーーーい!
嗚呼腹立たしい。でも、きっとこんなトンデモ人間達でも、
理由があり、言い分があり、信じてる正義があるのだろう。
まあそれでもお前だけは許せねえからな伊藤ぉぉおぉ!!
何を最後、憂いを含む儚さみたいな書かれ方してんだよて。
絶対許さない。
須田の章だけは、どうしても納得いかないし出来なかった。
(でも町田さんはここから物語の軸がはっきりしてきたそう)
ネグレクトや貧困差の問題提起は心の貧しい私には難しい。
町田作品の母親にはいつも身勝手さと嫌悪を抱いてしまう。
銭ゲバみたいに復讐して欲しかった笑。その為に協力する。
なんてそれじゃ夜明けどころか真夜中だ。虚しいだけだね…
消えていくもの、失ったものばかりを嘆いて、
それがもう手に入れられないことに絶望して、
『でも、大事なのは「持っていること」ではなく、
「持っているもの」「持っていたもの」でもない。
そこから得た喜び、得られなかった哀しみ、
葛藤やもがきこそが大切なのだ。』
それってつまり、人生だよなと思った。
まあすんなりそう思えれば良いのだが、なかなか…
私の最近のテーマ?が、『取捨選択』なのだけれど、
こうあるべきだとか、こうでなければとかでなく、
誰かの正解ではなく、誰かの常識でもなく、
自分の感覚で歩むこと、自分で選択していくこと、
その上で他者を尊重し、理解し、判断をすること、
それが何より大切なんだと改めて実感させられた。
そしてその為には捨てる(失う)こともあるのだと。
死生観は様々で、そこをとやかく言うものではないけれど、
死を見据えた上での人生観は常にアップデートしていこう。
誰かが死んだ後から気付くような真似は、もうしたくない。
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------
恋愛要素を絡めることによって感情移入しやすかった。
まあ恋愛も人間関係ですから価値観の擦り合わせだよね。
ジェンダー要素はもう満腹と思ってたけど読み易かったし、
最終章の家族関係には泣いたし、物語全体の救いだった。
はあ〜姉が欲しかったな〜!(ここにきてないものねだり笑)
-----------✂︎-----------✂︎-----------✂︎--------