小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ良かった…
どう表現したらいいのかわからないが、
読んでよかったと思える本。
2/3くらいまでは、
ふーーん、とか、へーーと読んでいたら
最後の方になって急に展開が早くなり、
一気に読んでしまった!
入れ子構造が複雑だが、
それも含め、わたしは興味深く面白く読んだ。
こんな本は読んだことがなかったから。
狂気の沙汰のレベルの入れ子。笑
マトリョーシカかな?笑
p402の
"この世界は何かを信じていることを美徳としている。〜
無条件でそれを全面的に信頼するということは、とても美しく綺麗なものに見える。
でもその美しさは、同じものを信じる人同士でしか共有されない。
そこから外れた者に -
Posted by ブクログ
ビッグになろうって意気込んでたわけじゃないけど、人よりはいい人生を歩めるんじゃないかと漠然と感じていたあの頃。同時に抱いていたえもしれぬ不安。社会人になってこんなはずじゃなかったと感じたあの日の帰り道。この作品を読みながら、記憶の底に沈澱していた、当時感じていた様々な感情や目にした情景がグワっと掘り起こされた感覚。
他の人の感想を読んでいると、これは自分のことなのではと感じている人が多い様子。かくいう僕もその1人。
不倫ではないけど、似たような、綺麗とは言えない恋にのめり込んだこともあったし、その当時の彼女から知った音楽は今でもよく聴いていたり。
現実に打ちのめされては立ち上がりを繰り返して気 -
Posted by ブクログ
夏休みにピッタリ!ビーチにいる気分で、キラキラした夏を疑似体験。
主人公・ベティ(本名ジュイエ)は12歳。夏休みを過すため母親とオーシャンパークにやってきます。
ベティは飛行機を異様に怖がるのですが、そのうち、飛行機に限らず全てが怖いらしい事が判明。
父親不在の理由や忙しすぎる医師の母親、地元ではネガティブ思考の友人とひたすらジメジメ過ごしていたこともあって、ベティはカチカチ頑ななマイナス思考人間。
かなり大げさに描かれているんだろうけど、なんか身につまされる…
すっかり消極的なベティに話しかけたのがとびきり明るいサーファーガールのサマー。サマーはけっこう強引、グイグイと接近してベティをビー -
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2026.4.17
?「butter」
連続殺人犯のカジマナは
フェミニストとマーガリンを嫌う。
男性に癒しを与える「女性」
グルメの象徴の「バター」を
執拗に求める、また与える…
「本物」「正解」を求めているかもしれないが
里佳と玲子の関係性と対をなすと
カジマナが徐々に「作り物」「偽物」
「マーガリン」のように感じられる?
また里佳の自分自身に対する洞察は鋭く
読むほどに自分も巻き込まれる…
実際に読書期間はバターたっぷり
パンケーキやオムライスを食べた(笑)
何が本物で、何が偽物か…
固定されたものはなく
関係性をその都度調整していくこと,
相手の気持ちを想像し、尚且つ
曖昧な -
Posted by ブクログ
疲れた心に染み渡るような優しい物語だった。
文章が驚くほど読みやすくするすると読めるし、難しい言葉や言い回しもないので、読書をあまりしない人にもおすすめできる一冊だと思う。
小さな喫茶店を起点にして、常連客の人々の縁が紡がれて行く、心温まる優しく美しい群像劇だった。
基本的に各話の主人公にあたる人物の一人称で書かれていて、各話ごとの登場人物も少ないので情報量がさほど多くなく非常にシンプルで分かりやすい。本当に読みやすくてびっくりした。
『コーヒーブレイクのお供にしたい本』を具現化したような一冊だった。いや『ココアブレイク』かな?
続編もあるようなので買います。
ところで「マスター」…何者なん -
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Posted by ブクログ
ネタバレ前半がエッセイ、後半が小説という、最高に贅沢な構成の一冊!
全体的に静かで優しく、でも哲学的な深みがあり、吉田さんらしい魅力がぎゅっと詰まった作品だった。
特に、「舞台袖」という言葉の使い方。
光の当たるメインステージの物語の傍らでは、常に人知れず別の物語が広がっている。それを想像することで、物語は永遠に終わらない、という考え方がとても素敵だった。
この視点は小説だけでなく、芸術や人の人生そのものにも当てはまるなぁとも感じた。
好きな作家のエッセイを読むと、その人の考え方に触れて自分の感性が豊かになる。
そんなことを改めて実感させてくれた、何度も読み返したくなる大切な一冊に出会えました。