ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ケイトが恐れるすべて

    Posted by ブクログ

    読み切ってみるとなんてことない結末だけど、そこに至るまでの話の流れの書き方がとても上手だった!
    ひさしぶりに続きが気になって早く読みたくなる本に出会った

    0
    2026年06月05日
  • 真夜中に彼女たちは 社労士のヒナコ

    Posted by ブクログ

     2017年に発売が開始された、主人公の社労士ヒナコシリーズの第4弾。シリーズは、ヒナコの成長と労働法制の変化やコロナ禍を経て、社労士として活躍するお仕事ミステリー。今回は、退職代行、カスハラ、やりがい搾取、シニアの深夜労働など、昨今の労働と労務に関する話題をふんだんに取り入れた短編集。小気味よいリズムで進む展開で次が読みたくなると思ったら一気読み。最後に待ち受けた結末は、一気に伏線回収した大逆転のミステリーは著者の水生大海さんならでは。昨今の労働問題に挙げられる、コンプライアンス、ハラスメント、働き方改革、SNSの普及、女性の社会進出など、作品に織り交ぜる妙。個人的に気になった「人って、育て

    0
    2026年06月05日
  • カラフル

    Posted by ブクログ

    「わたしは車イスではなく、霊長類ヒト科ホモサピエンス、人間です。」

    まだ序盤の手探りな状態から、読み手も驚くような六花の強烈なワードに目が覚めた。車イスユーザーの六花と、ちょっと不器用な少年、伊澄。高校に入学した2人を中心に物語は進む。

    車イスユーザーと、周囲がどう関わっていくのか。答えのない問いに対し、差別とは何かをクラスで話し合う場面は、こちらも多いに考えさせられ、その真剣さに胸が熱くなった。知らない、怖いから遠ざけるのではなく、理解するために向き合い話し合う。頭では理解できるけど、とても勇気がいることだ。

    真面目な話しだけでなく、高校生にしか味わえない苦悩と喜びも詰まっていた。登場

    0
    2026年06月05日
  • 双風神――羽州ぼろ鳶組

    Posted by ブクログ

    緋鼬(あかいたち)に立ち向かう火消たちの戦い

    緋鼬は火災旋風のことを指す。
    火災旋風をざっくりいうならば、大規模な災害時に局地的な火災を起こすつむじ風。
    燃えるものから遠ざかると弱くなり消えるため、通常の火災とは違い消すことすらままならない。

    今回の主役は、風読みに秀でてる星十郎。彼がいないと緋鼬は消えるわけがない。
    初めて目にした緋鼬を見て消せる手段があるのか…と諦観するぐらいの勢いは
    いくら星十郎が風が読めたとしても、川に囲まれ密集する大坂の地で
    できあがった緋鼬を消し止める方法を模索するのが難しい。
    星十郎と山路連貝軒と組み(双風神というタイトルに繋がる?)、ぼろ鳶たちが大坂の火消た

    0
    2026年06月05日
  • まっくら 女坑夫からの聞き書き

    Posted by ブクログ

    漆黒の闇が支配する地下深く。
    ぴちょんぴちょん不気味に染み出す水滴を掻き消し、炭坑節が響き渡る。
    立って歩けぬ坑道で、日が昇らぬうちから月夜まで。重いカンテラを噛み締め、満載した函を押し続ける女坑夫たち。
    一日の食い扶持を稼ぐため、男と一緒になって働くしか選択肢はない。
    “女だから”賃金が劣り※職場により差、赤不浄をタブー視される。
    家事全般当たり前、子供が増える。
    死にたい、逃げたいと考える暇もない。
    家族を見捨てず自身をも見失わなかった数十名の魂の聞き書き。
    絶望の極北、筆者は私情を挟まない。ありのままありったけ。

    0
    2026年06月05日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    2024年本屋大賞2位。この年の1位は「成瀬は天下を取りにいく」だったらしい。成瀬の方が「元気が出る」ヤツで、こちらは「シンとした気持ちになる」だ。

    8歳が38歳になっていく流れる日々の出来事。登場人物は酷い家族を持つ人が多いが、同じような境遇の人もそうでない人も、とにかく気にかけあって生きていく。「助け合っている」と書くと大袈裟で、一方通行なこともあり正確な感じがしない。「気にかける」ぐらいの範疇で皆ができることをしている、というのがじんわりと、まったく説教くさくなく伝わるのが嬉しい。

    あとがきで「本書が誰かの友人に」なることを願っているのもまた味わい深い。そうだ、こういう小説を人生の友

    0
    2026年06月05日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    返却日が3日もオーバー、急いで読めなくもないが、それじゃあ筋を追うだけになってしまう。仕方なく332Pまで読んだ時点で一旦返却することにした。後にまだ2部と3部が待っているのだから・・・

    0
    2026年06月05日
  • 木曜日にはココアを

    Posted by ブクログ

    読み終わって素晴らしい作品だと思った。
    リレーのように人と人が繋がっている、なんて素敵な世界なのだろう
    ただ、時間がある時にぽつぽつと読んでいたので登場人物がうまく繋がらない
    自分の記憶力が情けなくなる
    こんなに素敵な物語なのに
    また読み返します

    0
    2026年06月05日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

    この本も瀬尾まいこさんの本にある優しい感じが伝わってきました!
    壮太が本当にいたら面白いだろうなー!

    0
    2026年06月05日
  • こいしいたべもの

    Posted by ブクログ

    わーーー良かった
    お友だちから贈ってもらった1冊

    わたしにも、食べ物にはひとつひとつぎゅっと思い出が詰まっている。中々、その思い出を言語化する機会はないな〜と思った。わたしたちは、食べ物と一緒に人生を歩んできているのだから、もっと食べ物との思い出を大切にしたいね。わたしもすこ〜しずつ、こう、、びび〜っときた食べ物、びび〜っと来なくても、言葉にして残しておきたい大切な日に食べた食べ物について綴ってみようかな〜。

    0
    2026年06月05日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

    Posted by ブクログ

    ミステリーのおすすめで絶対に名前があがっているので気になって読んでみました。
    すっごく面白かった!あの一行とか言われていてどこで来るんだろうとドキドキしながら読んでいましたが本当に全然犯人がわからなかった。まんまと騙されました。
    これは名作と呼ばれるだけあるなと。記憶をリセットしてもう一度あのドキドキを味わいたいです。

    0
    2026年06月05日
  • 塞王の楯 上

    Posted by ブクログ

    誰もが知る歴史上のスターではなく、その舞台裏を支える職人にスポットライトを当てた物語。
    熱かったです。

    0
    2026年06月05日
  • エピクロスの処方箋

    Posted by ブクログ

    なんせマチ先生ができた人だから、終始安らぎをもって読み進むことができる。タイプは違えど、俺のかかりつけの消化器内科の先生も患者目線に立って診てくださるから、定期受診が苦になるどころかお会いして会話を交わすのが楽しみだったりするもんなぁ。マチ先生の周りの人たちもデキてるんだこれが。花垣准教授に中将先生に秋鹿先生、後期研修医の南茉莉先生ははりきりすぎてて、まあ壁にぶつかってもマチさんがしっかりと支えてくれるか。龍之介は中3にしては達観し過ぎかも。今回も医療を取り巻くさまざまな問題を伝える令和の白い巨塔でした。

    0
    2026年06月05日
  • 世界のひきこもり 地下茎コスモポリタニズムの出現

    Posted by ブクログ

    ひきこもり当事者たちによって、ひきこもり=自分とは何ぞやが語られる本。
    著者は、ひきこもりたちを、ひきこもったまま、つなぐ様々な活動をしている。

    私にも、ひきこもり傾向があると思われるので、読むことで率直に勇気を与えられた。
    自分を取巻く環境の、一番身近な関係性構築に失敗したからこその、外の世界に踏み出せない、あの感じ…
    コロナ禍を経て、いよいよスマホと暮らす世の中になった今だから、その先にあるかもしれない未来が描かれているようにも思われた。

    0
    2026年06月05日
  • もう泣かない電気毛布は裏切らない

    Posted by ブクログ

    このタイトルだけど、冬のエッセイとかではなくちゃんと、春夏秋冬お正月ぜんぶ盛りでした。なぜこのタイトルに。。カシワイさんのイラストでの装丁は、ミスマッチ感が素敵だと思った。

    私は最終的にこのくらいの親しみやすさ、現代らしさ、わかりやすさ、日常感(=自然現象を愛でるためでなく、日々の自身の感情や気づきを簡潔に記録し読み手に伝えている)の俳句を詠めるようになりたいなと思うのだが、宗派というか評する人によっては、類想だとか説明チックで趣がないとかいう人もいそう。

    0
    2026年06月05日
  • スピノザの診察室

    Posted by ブクログ

    私もマチ先生のような医者に出会いたいと思った。患者さんが辛く苦しい状態の時も、薬だけでなくマチ先生の言葉が痛みを緩和してくれるのだろうと感じ、家族もまた救われているのがいい。

    0
    2026年06月05日
  • 花嫁と殺し屋

    Posted by ブクログ

    あわや殺し屋同士が鉢合わせするかと思いきや。

    文字の量と内容の厚さが、個人的にはバランスが良い印象で、石持さんの本は読みやすい。

    0
    2026年06月05日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    江戸川乱歩と、杉原千畝。名前と、大まかな業績ならわかるという人がほとんどだろう。私もそうだった。しかし、探偵・推理・怪奇・恐怖小説を多数執筆した乱歩と、数千人のユダヤ人を救うためにビザを発給した外交官の千畝。生きた時代はかぶるものの、まるで世界が違うこの2人が並び立つ物語とはなんだろう??という疑問と好奇心から、この本を手に取った。

    年は乱歩が6歳上で、2人とも早稲田大学の学生だった。これを起点に、2人が友人同士だったというフィクションを、ノンフィクションの中に上手く落とし込んである。主に描かれる大正、昭和初期といえば、日本が活発に躍動していたイメージ。早稲田大学周辺の学生街や、猥雑な浅草な

    0
    2026年06月05日
  • ダクダデイラ

    Posted by ブクログ

    GWの休暇中、沢山の時間をこの作品を読むことと考察することに費やした。圧倒的な筆力と世界観にしっかりと心を掴まれてしまったと言える。
    もちろんフィクションだと言うことは承知済みながら、どこかすぐそこで起こっているかも知れないリアリティを含み、恐いだけでなく、その場で目撃者や観測者になってしまったというような体験を得る。
    このストーリーの中で救われた人は誰なんだろう、と考える。

    0
    2026年06月05日
  • 永遠についての証明

    Posted by ブクログ

     生まれついての天才的な数覚(数学的感覚)に恵まれた瞭司。
    協和大学に特推生として入学し、
    狂気的ともいえるストイックさで研究に没頭する姿が印象的だった。
     研究に行き詰まったあげく、もともと好きでもなかったお酒に溺れてしまい、それが結局瞭司の命を奪う原因になってしまったことが何とも切なくて胸が締め付けられた。
     また熊沢の、瞭司に対する友情と嫉妬で揺れ動く心情も切なかった。

     コラッツ予想もリーマン予想もムーンシャインもさっぱりな私だが、瞭司の語るプルビスの魅力は分かるような気がした。

     ラストで現れた瞭司2世(?)に数学の果てしない世界に想いを馳せてしまった。

    0
    2026年06月05日