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昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。
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「とんび」
2022年4月8日公開 出演:阿部寛、北村匠海、杏
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Posted by ブクログ
自分の語彙力じゃ薄っぺらくて、もはや感想を書きたくない、、本当に良かった、こういう名作に出会うために本読んでる。
家族っていいな。両親がいて妻がいて息子がいての状況がどれだけ幸せかと改めて感じられる素晴らしい小説。何気なく毎日を過ごしてると子供とのコミュニケーションが雑になりがちだけど、たった18年くらいしか一緒に暮らせないってことを肝に銘じて大切にしたいと思えた。 登場人物に感情移入したり自分と照らし合わせ...続きを読むたりで涙腺がいつのまにか持っていかれるので、電車で読む時は注意!笑
全てのお父さんとその子どもに読んでもらいたい。 年齢のせいもあるかもしれませんが… フィクションですよ、フィクションだってわかってはいるけど最近5年間のなかで一番泣きました。 好き嫌いはもちろんあるでしょうが、創作小説とわかってて読んでるならいいじゃない。と。 子どもを抱きしめ、親と話したくな...続きを読むる。話そうと思える一冊でした。
涙腺キラー、重松清の小説はどんなものかな…と ヤスさん、美佐子さん、アキラで海にピクニックに行く序盤から涙腺は崩壊してしまった…それからはポイント毎にとめどもなく涙が溢れててくる… 自分の出身広島弁での会話だけで心和む感じで感動が助長される…ヤスさんの周り方々、照雲、幸子さん、たえ子さんらの優しさ...続きを読むやアキラへの愛情に昔を懐かしむと共に昭和の良かった部分が見えてくる… 美佐子さんが亡くなってヤスさん一人で悩みながら子育てしている姿には親の有り難さを痛感する… 家族って素晴らしいな、ほんの些細な日常にも幸せを感じながら感謝の気持ち生きていきたいなと思える…出会えて良かった本。 皮肉な事に伊坂幸太郎作品フーガとユーガの次に読んでしまった為、親の愛や有り難さが助長されてしまった…
号泣した。本を読んでこんなにも感動したのは初めてだ。結婚して子供が欲しいなと強く思えた。家族って良いな。人は一人では生きていけないということがよく分かった。色んな人に支えられて、気付かないうちに色んな人を支えている。そんな本だった。将来結婚して子供ができたらまた再読したいと思う。見える景色が変わって...続きを読むくるんだろうなぁと思った。
【父親になったときに読む本】 妻を亡くした不器用な父親のヤスさんが、一人きりで一人の息子を育てる物語。親になって初めてわかる感情が、この本には溢れている。 不器用な愛情表現で、息子を傷つけたことばかりだったが、ヤスさんは男手ひとつで息子と向き合った。月日が流れるにつれて自分の手から息子が離れてい...続きを読むく寂しさ、育った息子を誇りに思う気持ち、その息子が結婚し孫を持つという覚悟。親ひとり子ひとり、言葉では表せないかけがえのない親子の絆を感じられた。 周りで手を差し伸べてくれる人たちに囲まれ、ときに叱られ、ときに共感し、家族のように一緒になって一人息子のアキラを育てる場面も心打たれた。備後という田舎の土地ならではの地元特有のあたたかさが胸をいっぱいにさせる。 この物語は、特に都会に出てきた人にとってはさらに涙腺が緩くなるのではと思う。自分の家族がどのような気持ちで自分を送り出したか。想像するだけで涙があふれそうになる。いつか自分もその気持ちになるだろうという将来を想像し、今ここにある日々を大切にしなければと思う。 いつの日か家族との関わりに悩んだときは、この本をもう一度読む。
めっちゃ良かった!涙止まらんかった! 不器用な父の愛情、子の親への愛情、とにかく愛に溢れてて読んだ後、温かい気持ちになる。 今日のアキラは今日しか見れないみたいなことをヤスが言ってて大切な人との時間をもっと大切にしなきゃなと反省。
昔、内野聖陽さん主演のドラマを見て感動したのを思い出し、もう一度ドラマを見ようかと思ったが原作を読もうと手に取った。 ドラマの方でも感動したが、原作でもやはり不器用だが愛情深い主人公ヤスさんがおり、読んで良かったと思えた。 もし自分が父親になるときに不器用でも、ヤスさんみたいに子どもを育てたいな。
この物語を支えているものは愛だと思った。この物語に登場する人々はみんな、それが例え不器用であろうと何であろうと、人を愛するということを知っているのだと思った。今の時代の人は、人を愛するということが下手くそになっているのかもしれないとこの本を読んでいて感じた。自分も然りである。この物語の時代と、人々の...続きを読む温かみが羨ましいと思えるほどだった。
「不器用な父親」を書いてみたいとのこと。 まさに、ヤスさんは不器用なお父さんでした。 ↓ 以下ネタバレです 愛情は1番大切なものだが、愛情だけでは子育てはできない。 最初から最後までを通して、アキラはどれだけの我慢を強いられたのだろうと、切なくなった。周囲の人の支えがなければ、この親子は成立し...続きを読むなかったであろう。 周囲の人が良すぎる。 母の死因について、「お父さんの身代わりになって死んだ」とウソをついたヤスさん。もちろんヤスさんの気持ちは理解できるものの、「ずっと嘘をついたままでいいのだろうか?」と思っていた。しかし、海雲和尚の死後にアキラに届けられた一通の手紙には真実が。「アキラの命守るためにお母さんは亡くなった」と。すごくホッとした。辛いけどやっぱり真実を知るべきだと思ったから。でも真実を知るタイミングがいつがいいのかはすごく難しい問題である。 いろんなセリフが印象に残っている。中でも二つ。 一つ目は、 理のスジ、と情のスジ。 スジを通すの意味を「整合性のとれた説明」と思っていた。 または「建前」?、それも、誰もが納得する正しい建前。 でも、情のスジは、、、、、 「こう考えたから、こうします」っていうその考えが、 愛情があって、現実から逃げてもおらず、誰も傷つけない、立派な志? 大切な誰かのために・・・自分のために・・・・ 私は、何かを決断する時、「情のスジ」を通しているだろうか? 考えてみようと思う 二つ目 「何かあった時、アキラはお腹の中の赤ん坊を第一に考えろ」 とヤスさんが言った事。 アキラ自身がそんな事言えない。言ってはいけない。たとえ考えていても。 血が繋がっててもなくても、同じように愛する、育てることは正しいが、 本当に究極の場面になったら、人はどうするかわからない。 でも、ヤスさんがそう言ってくれたことで、アキラは救われたと思う。 最後に・・ 世の中、コミュ力、コミュ力、っていうけど、 それって話が上手で、楽しませてくれる人? 確かにそれも利点。 でも、相手を本当に信頼できるかどうかは 口先のテクニックよりも、 心に響く言葉を選べる人。 嘘のない言い方ができる人。 今回、コミュ力について、あらためて考え直したいと思った一冊でした。
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