とんび

とんび

682円 (税込)

3pt

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

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  • 映画化

    「とんび」

    2022年4月8日公開
    出演:阿部寛、北村匠海、杏

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古き良き時代の、父と子の不器用で妙にリアルな親子物語。
    行きつけの居酒屋、顔馴染みの女将、世代を超えた地元の友人たちに見守られながら、親子共々成長していく姿に、自分の父親像を照らし合わせながら読み進めました。
    ブレながらも、漢としての芯はしっかりとあるヤスさんと、そんな父の不器用ながらも息子思いな心

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    広島県備後の話しだったので、方言が読みやすかった。自分の父親と似ているヤスさん…父親のことを思い出しながら物語の中に没入した。
    涙が溢れて読む手が止まらないくらい…この家族の人生に寄り添った感覚になってしまった。

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    昭和の男の生き様・父親や職業人としての矜持を感じ、心打たれた。時代や舞台となる地域が、自分の両親と重なる部分が多く感情移入してしまう。
    会話は方言が中心で注釈はないので、西の言葉に馴染みのない人はニュアンスを汲み取るのが難しいかも?

    0
    2025年10月01日

    Posted by ブクログ

    ずっと読みたかった本で、読むのを楽しみにしていました。通勤時間に読もうと手に取りましたが、序盤から涙を堪えるのに必死で、とても集中して読める状態ではなく、休日に心置きなく号泣しながら読みました。ヤスさんの不器用な愛情や優しさに、もどかしくも心温かくなりました。こんなに本で泣いたのは初めてかもしれない

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    過去に重松清の本を2作品くらい読んだけど、どちらも暗く重く、私には全く合わなかった。
    だけどこのとんびはドラマをチラッと見たことがあって、面白そうだなーと思った記憶があったので、まあ読んでみるかくらいの軽い気持ちで読み始めた。

    もう、本当に良かった。
    なんなのさ、過去に出会った重松清作品との相性の

    0
    2025年08月31日

    Posted by ブクログ

    何度も泣きそうになった。
    家族のカタチは色々あるけどどれも温かい。
    ヤスさんみたいにカッコいい親になりたい。

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    幼くてして母を失ってしまった息子と父の物語
    母は息子のために命を落としたが、それを息子に気づかせまいと嘘をつく父の優しさや地域住民の母代わりとなって育てていく様子が、現代の社会にはあまり見られない集団で子供を育てると言う原点を見た。

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    不器用で捻くれてすぐにヘソを曲げて素直になれないやすさん。自分の家族や親に素直になれない気持ち、照れ臭さ、いろんなことでうまくできなかった自分を思い出して、そうだよねって胸がぎゅっとなった。
    いつか私が親になったとしても、きっと全然うまくできないだろうけど、この物語をもう一回読んで精一杯幸せを願って

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

    読破。舞台は昭和37年。
    不器用な父親:ヤスと息子:アキラの物語。
    3回は泣けます。息子がいる人には絶対読ませたい小説でした。

    0
    2025年03月07日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった。こんなに泣いて、こんなに笑った話はあまり覚えがない。
    不器用な父親ヤスさんと息子のアキラ、そしてヤスさんをめぐる色んな親子の話。ヤスさんとヤスさんの周りの友達はもちろん、私自身もアキラを一緒に育てている気分になれた。みんな、幸せになってほしい。

    0
    2025年02月23日

とんび の詳細情報

  • 映画化

    「とんび」

    2022年4月8日公開
    出演:阿部寛、北村匠海、杏

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