Iの悲劇

Iの悲劇

800円 (税込)

4pt

Iターンプロジェクト担当公務員が直面するのは、
過疎地のリアルと、風変わりな「謎」――。

無人になって6年が過ぎた山間の集落・簑石を
再生させるプロジェクトが、市長の肝いりで始動した。

市役所の「甦り課」で移住者たちの支援を担当することになった万願寺だが、
課長の西野も新人の観山もやる気なし。

しかも、公募で集まってきた定住希望者たちは、
次々とトラブルに見舞われ、
一人また一人と簑石を去って行き……。

直木賞作家・米澤穂信がおくる極上のミステリ悲喜劇。

解説・篠田節子

※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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Iの悲劇 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    最近になってすっかりハマってしまった米澤穂信のノンシリーズ作品の一つが、本作『Iの悲劇』だ。往年の本格もののような雰囲気を匂わせるタイトルだが、このタイトルの”I”は「Iターン」のIである。過疎に悩む地方が、都会に住んでいる人間を呼び寄せる取り組みを行う……という、地方活性化施策の一つだ。

    本作は

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    一度死んだ村に人を呼び戻す。移住者を募り町を甦らせる町おこしの担当(その名も「甦(よみがえり)り課」という時点でふざけた名前!)となった市職員の万願寺氏、昼行燈課長と現代っ子部下と共に移住者の苦情処理にあたって、移住者達との悲劇いや喜劇を巻き起こします。そのやり取りが面白い。またミステリーの体をとっ

    0
    2025年01月12日

    Posted by ブクログ

    初めて読んだ『満願』にピンと来て米澤穂信さんをコツコツ読み進めて5冊目。途中、『米澤屋書店』では、冒頭から著者の読書歴がわたし好みど真ん中だったことを発見!作品を好きな理由にも納得がいったところで、本作の登場人物の名前や立ち居振る舞いにくすりとさせられ、物語の展開にどきどきひやひや。「甦り課」万願寺

    0
    2024年12月30日

    Posted by ブクログ

    世の中のものはすべて「不変」ではない。
    「無常」であり、「無情」だ。

    大好きな米澤穂信さんの作品。
    主人公の出世を祈らずにはいられない。

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    一度死んだ村に人を呼び戻す。移住者を募り町を甦らせる町おこしの担当(その名も「甦(よみがえり)り課」という時点でふざけた名前!)となった市職員の万願寺氏、昼行燈課長と現代っ子部下と共に移住者の苦情処理にあたって、移住者達との悲劇いや喜劇を巻き起こします。そのやり取りが面白い。またミステリーの体をとっ

    0
    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    最後の住民が去って6年。山間部にある集落・簑石地区を再興させる市のプロジェクトが立ち上がった。南はかま市役所に勤務する万願寺邦和は、そのプロジェクトを担当する「甦り課」に異動になる。都会から様々な移住希望者たちが簑石へやってくる。万願寺ら甦り課が奮闘する中、次々とトラブルが発生して…。
    果たして、新

    0
    2024年10月25日

    購入済み

    リアルな重み

    登場人物、ストーリー展開の中に見える、地方でのリアルな問題が印象的。地方に暮らす者の1人として、重みを感じるところだった。また、公務員のやりがいってなんだろう・・・。そんなことも考えさせられた。

    0
    2022年12月18日

    購入済み

    私的にヒット作品!

    なかなか面白かった!
    「蘇り課」の3人のキャラが個性あってとても良かったな。
    そして、そのうちの2人が只者じゃなかったこと…。
    そして移住者たちもこれまた個性的(笑)
    サクサク読めて私的には久々ヒットです!

    公務員…
    お役所仕事にもルールがあってなかなか大変なんだなと感じた。
    確かに住民に苦情は受

    #笑える #ダーク

    0
    2025年11月14日

    Posted by ブクログ

    一度無人になった集落を蘇らせるべく、移住促進のプロジェクトのお話
    
    以下、公式のあらすじ
    ----------------------
    一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
    
    
    山あいの小さな集落、簑石。
    六年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すため、
    Iターン支援プロジェクト

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    地方創生を題材にした連続短編集。タイトルは海外の某名作を彷彿させるが内容に関連性はない。1つひとつの短編自体はまずまず面白いかな、という程度であるが最終章でどんでん返しが来る。

    0
    2025年09月04日

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