小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ幕末、勤王の志士たちや新選組藩士たちと、彼らとゆかりのあった女性。そのカップルの物語。
きな臭くて血生臭い、歴史が動いた動乱の時期であっても、男と女の想い想われる恋慕の模様は変わらず(沖田総司は恋愛とはまた違った想いだったかもしれないが)…と書くと「男とか女とか旧態依然の価値観、老害タヒね」と言われるのかもだけど、すまん昭和40年代生まれの表現はどうしてもこうなってしまうんよ。
政治や権力争いは大切な事かも知れないが、大切な人との事をないがしろにしてまで貫くほど価値観があるのかね?生き方としての優先順位的にも大切なこともあると思うで。はき違えるなよ、(現代の)維新の人も新選組の人も -
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交通事故の脊髄損傷により車椅子を使う探偵草津と闇の世界で生きてきた霧島がバディを組み、警察から依頼された難事件を解決へと導く。がしかし、犯人より依頼された〝仕事人〟ヒミコによって、事件はどんどん捏造されてしまう。
初めての方丈作品。
めちゃくちゃ面白かった。
犯人はすぐにわかるのに、次から次へと真相が覆され、さらに真実を求めていく草津と霧島のコンビは最高だった。そして、草津vsヒミコ。もっとバトルして欲しかったなぁ。あの終わり方は寂しすぎる。
〝知〟と〝力〟のコンビには、愛着すら湧いてきたけど、「ヒミコ」編はもう終わりだろうなぁ。
新たなるシリーズとして、このコンビは続いてほしい。そし -
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ネタバレ初めてムーミンシリーズを読んだ。スナフキンの言葉「なんでも自分のものにして、持って帰ろうとすると、むずかしくなっちゃうんだよ。ぼくは見るだけにしてるんだ。そして立ち去るときには、頭の中へしまっておく。ぼくはそれで、かばんを持ち歩くよりも、ずっとたのしいね」が名言だな、と思ったらカバーにもやっぱり書かれていました。わたしはスニフ派で、旅行いってたくさんお土産たくさん買って安心してしまうけど、頭の中にしまっておくってすてきな言葉だなと思いました。知らないキャラクターたちがたくさん出てきて個性豊かでかわいかった。イラストもかわいくて次はまんがも読みたい。
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ネタバレとても面白かったです。以下方舟のネタバレも含みます。
同じ作者さんの方舟を先に読んでいたけど、方舟より好きだった。というか方舟を先に読んでいてよかった。
一つ目に驚いたことは、状況の特殊さ。犯人を探さない、島から出ない、証拠隠滅を手伝う、といったことを残りの人たちが自主的に行うという状況は他の推理小説でもなかなかないので面白かった。爆弾が島にあるのはそのためか、と。
二つ目は、犯人の意外さ。常に探偵役として動いていた研修中の女性が推理を披露した時でさえ何の違和感もなくすんなり納得できたのに、島から船で脱出した後、主人公の女の子が急に「そう、私は犯人に声をかけられた」っていうから驚いた。全く予 -
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30手前の受付嬢とお笑い芸人のあれこれ
柳井美雨はアーティストのライブ中に、自分な好きな曲を口ずさんでいる警備員を見かける
口の動きで「ふんすい」と言われたため、ライブ終了後に近くの噴水で待っていたらその男 矢沢亨が現れ、自宅にタクシーで連れて行かれ、靴擦れの手当をしてもらう
美雨は亨からライブのチケットを貰うが、それはお笑いライブ
偶然の縁から始まる名状し難い関係
登場人物が他にも色々
斉藤千冬:美雨と同じ受付嬢
亨のシェアハウスの住人達
ピン芸人の郁子
ボケ担当のじゃがいも頭の浜島誠 通称マコ
ツッコミ担当マッシュルーム頭の宇佐美無限 通称ネバー
亨の相方「安全ピン」の弓彦
安全 -
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ネタバレおもしろかった!
60代の女性弁護士エーファが主人公の連作短編リーガルミステリ。
法を守り、被告人に過剰な罪を与えないようにすればその人の心まで救えるかというとそれはまた別の話なんだなと。
「正義」とはなんなのか?正しい選択をすることの難しさを考えさせられた。
どの話もよかったが、特に心に残ったのは「少年兵」、「塩」、「人食い」、「強姦」。
「正当防衛」
強盗を殺してしまった場合、正当防衛と認められるには。
「生かしておく」
人を殺してしまっても、まだ生きてると世の中に思わせることで完全犯罪とする。殺人者の冷酷さと、被害者のやるせなさ。シュテファンの件での後悔がまたひとつエーファの罪を -
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本屋は永久に不滅です。
シリーズ3作目。これで終わってしまうのか…。
コメディ小説を今回の『店長がバカすぎて』で初めて読みました。
ビジュアルのない文字だけの世界。山本店長、京子、武蔵野書店の社員・社長と、ここまでコミカルな言葉遣いや行動が、時に笑い、時に共感し、すべてイメージを膨らませ楽しませていただきました。
オンラインショップで本が気軽に買える世の中となって、リアル店舗の本屋が生き残るためには…。
山本店長は本屋の良さをきっと頭の中で構築されてて、たとえば幼稚園の子たちを呼ぶ、作者のトークイベントなど…
京子は店長が「バカ」だと思ってるけど、これは絶対「バカ」ではない(バカバカって失 -
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本当に面白かった。
2日間で読み終わってしまうほど面白く素晴らしい作品でした。
誰もが親と子、祖父母と孫、兄と弟、または親友同士などの関係に属していていつのまにかお互いが自分の存在よりも大切になっている。
それが幸せなことばかり招くものであればいいのにそうなることは少なくて、今回はそれに戦争という難解な事柄が絡んでいたのでよりいっそう辛かったです。
動機の中には論理的なものでない感情も含まれていましたが、そのぶんその人が持っている事情を知れば知るほど納得せざるを得ないほどの複雑で繊細な感情が存在していてそれがちゃんと動機としても物語を締めくくる結末としても相応しく涙ぐみながら読んでいました。