ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 君の膵臓をたべたい

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    ネタバレ

    前半で桜良と春樹のボケやツッコミが混じった“日常”といえる風景が沢山描かれたからこそ、彼女がいなくなった時の辛さがしみじみと感じられた。
    また、余命宣告されているとは思えない元気さにはどんなものが隠されているのだろうと不思議に思っていたが、彼女自身もやはり辛くて悲しかったんだなと切なくなった。そんな彼女は春樹をきっかけに、春樹は彼女をきっかけに人生が変わったと言えるだろう。
    僕の名前が伏せられていたのは結局なぜだったんだっけ。春樹が桜良の名前を呼んでいないことは気づかなかった。“彼女を自分の中の誰かにするのが怖かった。”というのがすごくしっくりくる理由だと感じた。

    “君の爪の垢を煎じて飲みた

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    2026年03月13日
  • さるのこしかけ

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    さくらさんのエッセイは笑えるという意味での面白さは抜群だけど、それだけでなく、“人生における大切なもの”が込められていることがある。

    「インド駆けめぐり記」という短編の中の、少女と手を繋ぐシーン。

    > 彼女は自分が学校に通っていることや、おとうさんやおかあさんのことなど一生けんめい話していた。私が「あなたはとてもかわいいね」と言うと、彼女はパァァと輝くような笑顔で私の手を頬に当てていた。彼女の頬は熱くも冷たくもなく、ただしんしんと生きていることが伝わってきた。栄養失調で茶色く変色している髪が風で揺れている。どうか逞しく幸せな人生を送ってほしいと願いをこめて彼女の頭をそっとなでた。(p

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    2026年03月13日
  • おしり

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    娘がこの本が大好き。
    「ぷりぷり」といいながらお尻を振って楽しく毎回読んでいる。あとがきも毎回読んでとせがむ。

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    2026年03月13日
  • 鹿の王 2

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    架空の世界なのに信念が確りとあるのがよい。良い人、悪い人の簡単な分け方じゃなくて、それぞれの思いがある。登場人物多いけどそれぞれの気持ちや考え方がちゃんと伝わってくる。
    後書きも名文。

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    2026年03月13日
  • その日のまえに

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    連作短編なので、展開も早く読みやすい。
    大切な人が逝ってしまっても、日常は何もなかったかのように続くコト、あんたはどう想う?と問いかけているようで考えさせられる内容だ。

    「死」以外の「その日」を描いた短編も混じっており、読み手のストレスを少しだけ和らげてくれるが、ひとつの区切りに本当にケリをつけられるのか、と想いを馳せてしまう。

    で、どうなった?と「その日」が読み手の想像に委ねられた描かれ方で、引きずりを持ったまま読み進めたが、最後の3編は「その日」を含めた時間の流れと残された人たちの心の移ろいや葛藤、苦しさ悲しさが描かれており、心に沁みた。

    「その日のあと」に託された手紙の一文に愕然と

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    2026年03月13日
  • 天使の囀り

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    ホラー苦手なので避けてるのですが、お化けとか幽霊とかじゃなくて気持ち悪い系のホラー(?)で結構好みで面白かったです!
    終盤の症状の想像が付かなかったのでLINEマンガで改めて読みました。自己解釈と違ったのですが、結構えげつないなぁと思ったので、漫画の方もおすすめです。

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    2026年03月13日
  • アフター・ユー

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    「別れ」の物語だと思いました。辛いけれど、きちんと別れを受け入れることで、人は前に進めるのだなと。また、何気ない日常がかけがえのないものなのだと改めて気づかされました。

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    2026年03月13日
  • かがみの孤城

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    誰かが『大人よための児童書』と。
    うん、わかる。幸いにも自分自身は不登校、いじめ、人間関係の悩み、家族の悩みがなく恵まれた子ども時代を過ごした。
    裏を返せば、伊田先生のように深く理解しない大人になっているかもしれない。
    こころの母親のような母親に、自分の子どもを一番に信じれる親になりたい。

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    2026年03月13日
  • さくら

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    ネタバレ

    先に映画を見てしまっていたので楽しめないかな?
    と、思いつつ読みはじめました。
    いやいや、そんなことはなかったです。

    三人兄妹の次男が語り続けています。
    淡々と『長谷川家』の歴史を語っていきます。
    やがて訪れる『神様からの悪送球』が長谷川家を襲います。
    淡々と語られるているのにその哀しさは凄まじい。
    やがて壊れる家族…。

    その家族を再び繋げたのは愛犬サクラ。
    ペットは家族。
    その役割はとてもとても大きかったです。

    映画よりずっと良かった!
    読んで良かったです。

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    2026年03月13日
  • 満月珈琲店の星詠み

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    とても興味深く読みました。
    星の導きによって起こる偶然の重なりが、素敵な出会いだったり勇気ある一歩になったり。

    困ったことになったらそういう星の導きなのかもしれないと冷静になれるかもしれない、少し心が軽くなるかもしれない。

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    2026年03月13日
  • 中華街の子どもたち 横浜ネイバーズ(6)

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    ネタバレ

    ロンと母親の件、大進展。
    母目線の物語が切ない。だからって、許されることではないけれど、愛情を持てないというのも悲しい。それでも、あそこに、一筋の希望を持ちたい。
    しかし、ロンは、あいかわらず突っ走るねぇ。そして、欽ちゃんに助けられるところまでがお約束w
    ヒナとの関係も、やっと、だね。よかった。
    みんなもそうだろうけど、ほっとした。
    欽ちゃんにも、新しい恋が始まってほしいな。
    小生意気なハッカーくんも元気で何より。
    次は7巻でなくExのようなんだけど、続編、あるよね。まだ決着してないこともあるし。

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    2026年03月13日
  • たい焼き・雑貨 銀座ちぐさ百貨店③ 思い出の香炉とアロマキャンドル

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    【あらすじ】
     綺羅が〈ちぐさ百貨店〉にやって来て、そろそろ1年になる。
     綺羅は綺羅で祖母が作り上げた店の良さを残しつつ、新しい風を取り入れようと頭を捻らせれば、新作たい焼きを生み出すことに成功した葵も何か考えている様子。
     そんな折、祖母から送られて来た切手たちを見た〈福助〉のマスターの思い出話を聞くことになり ——— 。
    【感想】
     巻を重ねるごとに、登場人物たちへの愛着が深まっていく感じがします。それぞれがちょっと不器用なところもまたいいんですよね。
     自分自身が雑貨が好きというのもあると思いますが、雑貨やたい焼きをきっかけに、人々が繋がっていく感じが読んでいて、とても心地良いんですね

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    2026年03月13日
  • ナチュラルボーンチキン

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    野菜と肉を、タレで炒めたものとパックご飯を交互に口に運び、スマホでドラマを見る生活を毎日続ける浜野は、自らとは何もかもが対照的な、平木と出会う。ホストに通い、ノリでタイまで行っちゃう彼女との生活は、浜野の虚無な日常に変化をもたらす———

    浜野さんは、子供という存在に対して愛おしさなどは一切持ち合わせておらず、寧ろ反吐が出そうになる程嫌い。そしてその嫌悪感は、彼女が日常で、おじさんに対してのものと似ている。彼女がいうおじさんとは、年齢でなく属性を指す名称として使っており、トキシックマスキュリニティを獲得した人や、熾烈なヘゲモニー争いに参加しているような、とにかくくだを巻くような人間のことである

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    2026年03月13日
  • きみの友だち

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    この本は短編集で、物語ははじめの話の主人公「恵美」を軸として展開されていく。学校という場所を舞台に、境遇の異なる少年少女たちの一人一人に焦点を当てて、その複雑な内面を丁寧に描いていく群像劇でもある。
    各話ごとの視点の入れ替わりによって、前の話ではモブでしかなかった人物が次の話の主人公になることが多く、そのシステムが非常に面白い。次は誰の話かなあ〜と最後まで飽きずに読めた。個人的には「別れの曲」が大好き。
    前の話では最低最悪だったアイツも実は悩んでた、みたいに、本当に色々な思惑や悩みが複雑に、有機的に絡み合っている。どちらも正しくて、どちらも間違っているその様子は、まるで戦時下の国々を俯瞰してい

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    2026年03月13日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    映画を先に見てしまったけど、プロジェクトヘイルメアリーがあまりにも面白かったので読んでみました
    やはり面白い!
    これから下巻読みます

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    2026年03月13日
  • 海がきこえる〈新装版〉

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    あの時の青春を思い出して感傷に浸ると同時に、青春の儚さのようなものを味わえる作品。

    等身大の青春物語であるからこそ、自分のものとは違う青春として読むことができる。青春はこれだ、というような王道な話ではなく誰もが経験しそうな内容であり、大きすぎるイベントも発生しないところが本当に良かった。
    地元を離れて都会の喧騒に揉まれながら、大学生的な生活を続けて変にカッコつけず、それでいてどこかカッコつけているような主人公の姿が良かった。
    武藤里佳子の脆さも物語の良さを引き立てていた。高校時代、文武両道をこなし弱みを握られないような振る舞いをしていた彼女の、ふと見せる幼さに惹きつけられる。尖っていて常に牙

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    2026年03月13日
  • スピノザの診察室

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    エピクロスの処方箋を読んでから読んだ。

    むしろこの順番が良かったんじゃないか?
    スター・ウォーズみたいな(笑)

    やっぱり本作も哲学書、マチ先生の金言の数々に心打たれる。
    2回泣きました。

    凍えてる人にそっと外套をかけてあげる。
    マチ先生を現す本当に素敵な言葉でした。

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    2026年03月13日
  • さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい

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    ”おしまい”だなんて、シャールさんの身になにが?!と思ったけど、シャールさんたちは今もお針子して夜食を作って食べながら、自分の時間を過ごしたりおしゃべりをしたりしながら過ごしているんだな……。わたしもたくさんの勇気をもらいました。

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    2026年03月13日
  • カラダは私の何なんだ?

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    文章がリズム良く勢いもあるけど、どこか許してくれているような絶妙な距離感が好き。
    かなり恵まれた環境(この表現もおかしいが)とルッキズムに浸りきって生きていたのですんごく共感というわけではないが、色々な問題(野郎)が爽快にぶった斬られていく様は心地よかった。
    まじで、いい世界になってほしい。
    もう少し他人に無関心な世界に。

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    2026年03月13日
  • 噂

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    女性を殺害し足を切断する殺人鬼に殺されない方法はある香水をつけること。これは香水の販売側が流したデマ。デマのはずが同じ殺害方法の事件が発生。
    高校生の娘を心配しながら捜査する中年刑事。

    最後の一行は面白い!
    やっぱり流行の発信源は若者だよね。

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    2026年03月13日