【感想・ネタバレ】猿のレビュー

あらすじ

「猿がいる」と言い出した同居人。
かすかに感じる、妙な気配。
曾祖母の遺産相続。
胸に湧き上がる不安。
岡山県山中の限界集落。
よく判らない違和感――。

ただの錯覚だ。そんなことは起こるはずがない。だが――。

怖さ、恐ろしさの本質を抉りだす、瞠目の長編小説。

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ネタバレ

ホラーではない。これは「恐怖」「怖い」についての物語。ストーリーは単純。視点人物である女性が、同棲しているパートナーを置いて、最近亡くなった(会ったこともない)曾祖母の住んでいた限界集落(と思しき)岡山の山村へ、相続関係の手続きの一環として赴くというだけ。章立てもなく(時間が飛ぶところはあるが)、視点人物の見聞きした物事、思考、他の登場人物との会話が延々と続き、特別事件や怪異は起こらないまま300頁以上進む。件の集落、別段因習もオカルトめいた秘密といった横溝正史的要素は何もなく、集落へ至る途中の心霊スポットとされる隧道も怪異とは全く関係ない。かといって退屈かというとそういうわけではなく、会話や思考を通して、ホラー小説にありがちは舞台立てについてのメタな思考が展開され、なぜか夢中で読んでしまう。いろんなホラー的装飾が剥ぎ取られ終盤、純粋な恐怖が剥きだしになり、そしてラスト! いかようにも解釈のできる物語として閉じる。さすが京極。面白かった。

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2026年04月07日

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ネタバレ

続きが気になりすぎて気になりすぎて、読み終わってほっとした。

たかあきは、実は最初から猿だったのか、なんだったのか。
ありきたりな恐いに行きつかないところが、京極っぽくて良い。

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2026年03月27日

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ネタバレ

「恐怖」とは何か?
あらためて問われると何とも答えにくいが、この作品を読んでいくと「なるほど」とすとんと胃の腑に落ちる。相変わらずの憑物落とし的な語りにものすごい言葉の力を感じる。
恐怖を分解していけば確かにわからないや、気配は大きな恐怖の構成要素だと気づかされるが一人でそこに辿り着くのは難しい。
そして「恐怖」は人によって異なるからこそのラスト。もうちょっとだけ先が知りたい。

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2026年03月15日

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ネタバレ

“恐怖”を突き詰め、様々な恐怖の表現に臨んできた京極夏彦氏だからこそ書ける表現。
件の集落というか曰くの場所までの長ーーい道のりと、何も見えるものの無い、恐怖を“感じる”ラスト。
貞子的な女性とか、呪いとか、田舎の集落の因習では無い、独自の目新しいホラーだった。
他にない逸品だからこそ読む価値も面白さもある。
これだから京極作品からは目が離せないのです!

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2026年03月05日

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ネタバレ

京極御大のホラー本。
妖怪も事件性もない御大の作品を読んだのは意外と初かも。それなのに漂う不安と恐怖感。じんわりと気味が悪い雰囲気がいい味出してるね。

恐怖を感じるのに理由はいらない。というより、語られる理由はすべて後付けになってしまう……。この意見は正しく慧眼だなぁ。
主人公が感じる違和感も、村民が感じる恐怖感も、すべて理由がない。理由がないからこそ解決できずに恐ろしい(余談だけど、だからこそ人々はそれに名前を付けて妖怪のような形を持たせることで解決していたのだな。憑き物落としの構造だ)。

”猿”という、人に近いのに人の心を持っていない異物。言語化できない気味の悪さが、恐怖心につながり解体できない謎として残る。
この構造が明らかになってなお、最後の3ページの裕美に起きたことを説明しきれない。ああ、本当に気味が悪い……。(ほめてます)

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2026年03月05日

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 「猿がいる。」
 本書は祐美の夫隆顕のこの言葉から始まる。引き篭もりで精神的に不安定な夫を気に掛けつつ、祐美は岡山に向かう。百歳で亡くなった曾祖母の土地を見に、弁護士と助手の案内で又従妹の芽衣と県境の限界集落へ赴くのだが...。
 本書363ページ内の殆どが4人が道中交わす「恐怖」論で占められる。閉鎖的で村の掟が支配する所謂「因習村」は現代日本にあるのか。何故人は幽霊や祟り、古びた人形、ひいては暗闇や死を恐れるのか。「恐怖」のエキスパートである著者の言葉はとても説得力があり、読者も何も怖がることはないのだ、という気持ちになるのだが...。ラストは嘗て読んだことがないような幕切れとなる。
 賛否が分かれそうだが、個人的にはとても腑に落ち、そして震え上がった。あなたが怖いものは何ですか?

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2026年02月05日

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ネタバレ

すごい小説を読んでしまった。これはホラーなのか何なのか。ジャンル分け不能。「京極夏彦」というジャンルとしか言えない。恐怖について、何が怖いのか、なぜ怖いのか、京極堂のように奥の奥まで腑分けしていく、その展開にグイグイ引き込まれる。本書を読んでしまうと、ホラー小説が怖くなくなってしまうのではないか、ある種の営業妨害になってしまってないか心配になるw。急展開のラストは怖い。のか、怖くないのか、もうなんだか分からない。それにしても各ページの上部はなんで空いているんだろう? 深読みするとちょっと怖いかも。

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2026年01月31日

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京極夏彦氏らしいホラー小説。ホラーなんだろうけど、怖さはそこじゃない気がした。
私は御大がキャラを通じて語りかけてくる人間の在り方が怖い。子が罪を犯せば祖父母が戻る場所がなくなるとか、冒頭の主人公が冷凍食品を詰め込むシーンとか。社会生活の闇にゾッとした

普段ホラー小説は買わないんだけど(文章で怖さを感じられない&どうせ読むなら楽しいお話がいい)今回はたまたまサイン本を店頭で見つけたので購入。
京極夏彦氏だから読めたけど、やっぱり読後はメンタルが落ちるので、以後あまり厭な気持ちになりそうな小説は読まないようにしようと思った。

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2026年01月24日

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ネタバレ

恐怖とはなんだろう?生存本能からくるものなのか?ありえないと思い込んでいる現象、物、自分の常識が通じないことすら恐怖の対象にはなるのかもしれない。現実が恐怖が逃げ出したい感情が猿なのかもしれない。京極ワールド現代バージョン、面白かった!

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2026年03月18日

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ネタバレ

こんなにすっっっと読み終える京極作品は初めてかも。大体いつも文字数そのものが多いし、書かれていることを考え考え読まされるし。

何もない、何もないと説明され続けることで怖い。
読み終わった後で、結局何!?ってなるのも怖い。

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2026年03月08日

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ネタバレ

京極先生を初読。

すごい作品を読んでしまった。

何も起きていない。事件も怪異も明確な「何か」もない。なのに、怖い。
「怖いということが怖い」という感覚が繰り返され、何が怖いのかわからないのに怖い、という状態そのものが恐怖の本質を突いてくる。
文体だけでこれほどの怖さを生み出す才能に感服。
タイトル通りの「猿」も、主人公やパートナーには見えている猿が怖いと感じるも、他人にはただの動物、というズレがまた怖い。
怖いものはなく、「怖いと思っていること」が怖い。当然の理屈を大作規模で徹底的に描き切る技量に脱帽しました。
ジャンルって、「何も起きないメタホラー」か「恐怖の本質を問う小説」みたいな感じになるのかな?

あと、装丁の角度によって猿が浮かび上がる仕掛けも魅力的。
初読で衝撃的だった一冊でした。

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2026年03月07日

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猿?ホントに?猿?

初めと終わりの場面は同じ
だけど………

読み終わると
中の部分が夢のよう
全体に不穏な感じが付いて回る

安心できるのはいつになるのだろう

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2026年03月06日

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ネタバレ

京極さんのお話は怖い、
ちゃんと怖い。
なんと言うか”怖い空気”がちゃんとある。
頭を洗っている時に背後に何かがいる気がして怖くなる様な日常の中に潜んでいる普段は感じない、いや気付かないふりをしている怖いのカケラ。そのカケラ達が醸し出す空気感。
物語序盤から漂う”怖い空気”なんだろうこの気持ち悪さ、と思いながら読み進めるに連れ濃くなる”怖い空気”オバケだ幽霊だの居る訳が無い、理屈でしっかりと教えてくれるし実際にそんなものは出てこないのだが、

最後ちゃんと怖い。

「いるの?いないの?」の大人版「厭な小説」の怖い版。
最近、活字から少し距離を置いて居たのですが、又色々読みたくなる一冊でした。

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2026年01月28日

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ネタバレ

え!?そこで終わるの!?って感じ。
村に着くまでが長い。でも京極夏彦さんらしい話がつらつらと書かれて進んでいったので、それほど苦にならなかった。現代の話だからそれなりに話も入ってきやすかったし。
なぜ村の老人らや芽郁がのうさんがいなくなったあの村を怖がっていたかについて個人的な見解をするとするならば、怖いと思うものは人それぞれで、たまたま村に集まった老人たちと芽郁がのうさんがいない村を怖いと思ってしまった。大多数の人間が怖いと思うことで恐怖心を掻き立てられ、読者はその村に呪い的なもの(怖くなる理由)の存在を求めてしまう。佑美は村は全く怖くないけど、猿はやけに怖いってことだよね?「姑獲鳥の夏」でも牧野の死体が見えない人間が二人いたから分かりづらくなってた訳で…←こんな話だったような?分からないすいません
隆顕がいなくなって、猿がいたとかはどんだけ考えても分からなかった。最後隆顕を探す際、「隆顕さん」とさん付けで呼びかけていたのはちょっと気になったけど。それ以上でもそれ以下でもない。
でも京極夏彦さんの作品だからめちゃくちゃ好きです!

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2026年01月23日

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存在をうっすら知っている程度の曾祖母が亡くなったと聞き、弁護士たちと彼女が暮らしていた岡山県の山中に。そこは老いた人たちがやってきては去っていく奇妙な限界集落で・・・

と、このあらすじで書いた部分はなんだかとても魅力的で。そんなところで100歳まで一人暮らしをしていたという非常に気になるお話。一体なにが!?とわくわくせざるを得ないわけなんですが、作中でもさんざん「因習めいたものはない」「なにも不思議なものもない」と書かれている通りそういう民俗ミステリな小説ではない模様。ほんのりとしたホラー?
で・・・なんだか狐につままれたように終わってしまった。なんかこう消化不良というかさっぱりしないというか。登場人物が「怖い」としきりに言ったところで読んでる側としてはどうもピンとこない。登場人物が「よくわからない怖さ」を感じていても、実際に体験してる登場人物をしてよくわからないものは読者からするともっとよくわからない。

魅力的な設定を加点しての星3。

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2026年04月14日

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何を読まされてるんだろうと思っているうちに読み終わった
何も起きなかった(たぶん)

章立てもなく、ワンカットのように進んでいくのが凄い

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2026年04月07日

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ホラー長編。ミステリ要素はないかな。

窓に手形。獣の声。

幽霊じゃないし、当たり前のもの。
形や仕草が人に似ているから、猿は怖い。

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2026年04月04日

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ネタバレ

初めての京極夏彦さんの本。初めの方を読んで、こういう彼氏いたなぁと思い出す。恐怖を猿に例えているのかなというのは何となく分かった。何か理由があるから怖いのではなくて怖いと思うから何か感じたり見えた気になる。確かにそうかも。
最後まで読んでいくと、あれ?終わり??結局どういう事?たかあきは?とハテナがいっぱいになったが自分なりに解釈してみる。
ゆみは本当はたかあきと生きていくことが嫌になっていて、自分が置いていった結果、たかあきが熱中症なり自殺なりで亡くなることを心の中では望んでいた。でも帰ると自分を見て笑うたかあきがいて、これから先も一緒にいなければならないことに恐怖を感じてたかあきが猿に見えた…のか?
相続の件、いきなり場所が変わったこと、めいや山川達は?と思いつつ最後だけはそういうことに自分の中でおさめてみた。

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2026年04月10日

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ネタバレ

え?おサルって、怖いっちゃ怖いけど。最後に机上で笑う猿は隆顕なの?理屈に縛られ、他者を忌避するばかりとなった彼の成れの果て?もはや人間であることを放棄したんだろうか。そもそも祐美が帰宅したあの部屋は果たして此岸なのか。もしかして祢山の屋敷に入ったその時から彼岸に行っちゃったのか。だってあの屋敷、いやあの村そのものが怖くないだなんて。過去の業から逃れようと移り住んだ村で、その村を治めるでもなく象徴として存在していた外田のうはボス猿?イメージ違うな。彼女を失った村人たちを襲う底知れぬ恐怖とは?頭が追いつかん。

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2026年03月28日

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京極さんのシリーズ物じゃないお話。
小説って、ストーリー自体を楽しむのか、ストーリーじゃない方を楽しむのか、どっちかだと思うんだけど、ワタシはストーリーを追って読んでしまって。
曾祖母の遺産相続がどうなるのか?!どんなものすごい財宝があるのか?!って最後まで読んでなんだか急に飛ばされちゃって相続どうなった!!で、終わってしまいました。
ストーリーはどうでもいいので、「怖い」についての会話やなんだか不穏な雰囲気を楽しむ本として読むべき。

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2026年03月27日

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怖いものや実像のない恐怖を猿に見立て、呪いや幽霊でもない独特の世界観が繰り広げられたお話。読んで何か良かったかと問われるとそうではない作品。読む前と読んだ後で自分は1㎜も動いていないな・・と思った。でも自分の思考の片隅に何か黒いものが置かれた感じで、時々こんな本読んだなと思いだすかもしれない。

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2026年03月13日

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目的地に着いただけで終わったけど続きあるよね?
いきなり自宅に戻っていたのもわけがわからない。祐美は本当はまだ祢山の家にいて幻覚でも見ているとか?

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2026年03月04日

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これは怖いのか怖くないのか、そもそも何が怖いのか。
主人公と同じく私もよく分からない、ただ不気味ではあったかな。
曾祖母が住んでいた山奥の家にたどり着くまでの話がほとんどで、たどり着いてからはどう終わるのかと思ったけど、すっと音が途切れたみたいに終わったな。
恐怖って何だろなっておもいました。

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2026年03月02日

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象でもなく虎でもなく猿。
そんな「猿」から始まるこの物語。
内容としてはまあまあ。
あまり読書初心者にはオススメしない。
途中の説明が長い。読む気が失せる。
でも「恐怖」という感情をうまく著しているように感じたのでこの評価

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2026年02月27日

Posted by ブクログ

京極さんが怪談は書けない(?)的なことを何かで言っていたけれど、まぁ確かに怪談っていう感じではないかなと思う。
怖さとは何か的な話が展開されていたけれど、個人的には何より主人公の同居人がムカつき過ぎて集中出来なかった。
いるよねぇ、こういうはっきり言わない癖に自分の思い通りにならないと不機嫌になるヤツ。
更にその後のご機嫌とりが面倒すぎて、そいつの思い通りにこっちが動くことになるとか。
はぁ、思い出すに腹立つなぁ。と本筋とは異なるところにて感情が荒ぶった為、正確に評価出来たか自信がない。

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2026年02月20日

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ネタバレ

久しぶりに京極夏彦さんの著書を読んだ。
今回のテーマは「恐怖」なのだろうか。

物語は「猿がいる」という一言から始まる。主人公・祐美の同居人のその一言から、早くも不穏な雰囲気が漂い出す。
そこから祐美は、会ったこともない曽祖母の遺産相続のために、同じく相続人である芽衣、弁護士、パラリーガルとともに、岡山県の山奥・袮山村へ向かうことになる。

道中には、一見して不気味なホテルやトンネルなどがあるが、何も不思議なことは起きない。行き先の村にも噂はあるものの、実際には怪談じみた話は一切ない。幽霊や呪いの類もまったくない。
なのに、怖い。

本書には「幽霊であれ何であれ、そうした怖いものは、怖くなったことの理由とするために生み出されたものではなかろうか。怖さを和らげるために。怖くなったことを正当化するために。怖さを押しつけるために。」とある。確かに、人は理由を求めているのかもしれないと納得できる。

怖いものがあるから怖いのではなく、怖いから理由を求める。恐怖以外にも、この解釈は当てはまると思う。体調不良も、原因がわかれば治っていなくても気持ちの面では安心できる。しかし最も怖いのは、複数の病院で診察を受けても原因が特定できない場合である。

本書では、原因がわからないがゆえに、耐えがたいほどの恐怖が襲ってくる。ただ、怖い。

テーマは面白かったが、物語としては意図的なのか、未回収の要素が多い。村はどうなったのか。弁護士たちはどうなったのか。同居人は猿なのか。不可解な状況が残ったままである。

しかし、深読みかもしれないが、その不可解さが残ること自体もまた、本書の恐怖なのだろうかと考えてしまう。あえて読者をそこに置かせている、そう思わせる一冊だった。

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2026年02月20日

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ネタバレ

祐美。隆顕。引きこもり。コロナの副作用。パートナー。曾祖母。外田のう。相続。岡山。ネヤマ家。芽衣。山川。弁護士。口下手。尾崎。怖い。
ひたすら会話。会話はいつも通り。政治、SNS、流行、陰謀論、もの、呪い、多岐に渡ったテーマで会話は面白い。けど、結局怖さ、猿って?屋敷は?

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不穏でぬるっとした漠然とした「怖い」が続くのに会話のテンポがよく、「怖い」ってなんだろうの展開が続きます。理解できない文化、幽霊が居そうな雰囲気、人の死や人の念などなど…。最終的に村の老人達が怯える「怖さ」を主人公は感じませんが、夢か現かわからぬ中、恋人がいるはずの空間に笑う猿がいる「怖さ」と邂逅する。彼女の知らぬ本当の恐怖はなんやかんや愛していて、自分なら対応できると信じている恋人が意思疎通の取れないケダモノになってしまうことだったのか?これは予想外の怖さ。俯瞰してたはずなのに包み込まれた気分です。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずーーーっと不穏で、結局オチはどっちでまとめるんだ…!?と最後までわからなかった。結局最後はどう解釈したら良いのだろう。そのままで良いのか。
私は京極作品のストーリーももちろん大好きなのだけれど京極先生の考え方が特に大好きなので、今回も京極先生の自論と思われる肝に銘じたい台詞や文章がもちろんもちろんたくさんあり、やはり、一生着いていく(再認識)
ガチガチのホラーが苦手な人でも全然読める!恐怖って結局なんなのか、因習村という言葉の危うさについて特に考えさせられる小説でした。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

京極夏彦の文章のおかげで面白かったが、個人的にどう面白くなるのかを読者に丸投げされるタイプの作品は得意ではないので平均点。
ちょっと現代に対する説教臭さはあるが、それでも会話劇と雰囲気を作る能力が尋常じゃないのでスルスル読めてしまう作品。
京極夏彦の1番の凄さは語られる異世界の雰囲気であると思うが、それと同じかそれ以上にその異世界・不思議を解体して紐解いていく過程こそが真骨頂だとも思うので、そういう面でもやはり個人的には高い評価にはならなかった...

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2026年01月08日

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