感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月29日
物語の見せ方がとても綺麗だった。
3人の女性の展開や関係性が独立だったのが,徐々に紐解かれる感じがよかった。気づくタイミングは個人差ありそう…
もう一回読んで,伏線(?)を楽しみながら読みたい。
Posted by ブクログ 2024年03月09日
途中途中であれ?となる部分があり自分の中で人間関係の様子が繋がっていくのが面白かったです。相関図がないと少し頭がこんがらがりますが面白いです。人物名の呼び方などから時代が読み取れて時代がわかるくらい特徴がある日本語(喋り方?)って凄いなって思いました。私はまだまだ未熟なので個人的にはもうちょっとスッ...続きを読むキリしたかった感はありました。
Posted by ブクログ 2024年01月24日
湊作品は『サファイア』『母性』を以前に読んでいた。
『イヤミスの女王』?って呼ばれているらしいがイヤミスの意味はわからないけど、旦那はあんまり好きなタイプではないと言うが、私は同世代だからか何かダークな部分に共感するところがある。
この人の面白さといえば私は『仕掛け』だと思う。
あちこちに散りば...続きを読むめられた『仕掛け』が、最後すべてのピースが揃ったときに「あ!」と驚かされる。
今回もそれぞれ3人のヒロイン達が、どう繋がるのかと思ったら、「そういう繫がりだったのか!」と驚かされた。
やっぱり湊作品は改めて面白いと思った。
Posted by ブクログ 2024年01月07日
鎖が繋がる順番ね
おばあちゃんにだってお母さんにだって若い時があったんだよなって当たり前のことを気付かせてもらった
2度読み推奨されてるので、2度目は時系列順に読もうと思う
Posted by ブクログ 2023年12月22日
当たり前のように3人の女性視点で描かれるストーリーが同じ時間軸だと思い込み、惑わされた。
あらすじにもある、キーとなる人物Kについても
Kのイニシャルを持つ登場人物も多く、自分も詠みながら候補者を絞っていくのも楽しかった。
段々とそれぞれの話し方、(美雪だけやけに丁寧な話し方するな、固いななど)や...続きを読む時代背景などが異なっているんだとわかったとき、
誰が誰の子どもで、どういう関係で、を読みながら紐解いていくところはとてもわくわくした。
人の作品を奪った上、嘘までついた陽介は到底許せないが、複雑な事情が絡まりあい、結果としてあの結末になってしまうのはリアル。
ドラマや映画のようなハッピーエンド、悪者成敗されてスカッと、なんてことは現実には少ない。
誰が報われたんだろう、とモヤモヤするがこれが現実的な結末なのかもしれない、と思えた。
Posted by ブクログ 2023年11月27日
「どんな本が好き?」と聞かれたら「こーゆうの!」と答えたい作品。
人間関係が複雑に絡み合って、散りばめられた伏線により
最終的にそれぞれがキレイに繋がる。
すべてが繋がった瞬間の爽快感。
何回読んでも同じように楽しめる。
Posted by ブクログ 2023年11月05日
仕事がら、輸血や骨髄移植の話が出た時にずいぶん古い設定だなと思いました。ちょっと英会話スクールやホームページと時代が違うのか、と違和感がありました。しかし、それぞれの主人公を追いかけるのに精一杯でした。きんつばを選んだ理由がわかるまで、何回も読み返してみます。
前に読んだのですが、忘れててまた買ってしまいました。読み始めたら、これ読んだことある、と気づいたのですが、結局やめられずにどんどん読み進めてしまいました。解説者が、2度続けて読めば、もっと楽しめると書いていらっしゃいましたが、何度読んでも楽しめそうです。きっとまた読んでしまうと思います。
タイトルの通り、花の鎖がストーリーをつないでいきます。つながり始めると、涙なしには読めません。初めての湊かなえ作品ですが、大ファンになりました。。
Posted by ブクログ 2023年08月12日
最初は3人の女性の物語。
読み進めるうちに色んな点が線になり、
徐々に繋がって最後は1つの物語になる。
読み終わった後に振り返ると気づかなかった伏線がいっぱいで、無駄のない構成と文章に脱帽。
普段意識することはないけど、お母さんお父さんにも、お祖父ちゃんおばあちゃんにも、其々の私が知らない物語があ...続きを読むる。苦労もあれば、青春や幸せな記憶も。
この物語の中では紗月さんが好き。きんつば食べながらコーヒーが飲みたくなります。
Posted by ブクログ 2024年03月19日
梨花の家には毎年Kという人物から花束が届きます。
湊かなえさんの作品のNの為にのようにイニシャルにKが付く人が沢山出てきてこのKという人物の特定が困難になっています。
作品名「花の鎖」ですが、3人の女性主人公目線で描かれていますが舞台となる場所や登場するお店が全て同じ為に読み始めは少し混乱してしまう...続きを読む所がありました。
3人に共通するアイテムは花なのですが何故鎖なのかというと、この3人祖母「美雪」母「砂月」娘「梨花」の関係にありGeneretion chainという感じです。
描き方が巧妙で物語半ばまで3人が親族であるという確信が持てず、いつか鉢合わせるのではないかと思ったほどでした汗
3世代に渡る北神家との確執も最終的には晴らす?解決?なんという表現をしていいのか私には難しいですが丸く収まってよかったのかな?
Posted by ブクログ 2024年02月03日
一気に読み切った!面白かった〜!!
花の名前のついたきんつばの復刻版、のシーンでふわふわと断片的に漂っていた点と点が線というよりも紐になってしゅるしゅると結びついていくような感覚、気持ちよかった!
冒頭から花やきんつばを包む箱の美しさに溢れていて、ふんわり春風のような肌触りもある反面、本筋はしっかり...続きを読むミステリしていて読み応えがあった。
意図せず山に関する本を手に取りがちだな。
Posted by ブクログ 2024年01月14日
面白すぎて1日で読み切ってしまった!!!長すぎないのに満足感があるのも良い〜〜うっすら隠された事実に気付いていける具合が絶妙で読み進める手が止まらないし、そういうことか!って気づいた時にカ〜〜ッと泣ける...とても好きだった
Posted by ブクログ 2024年01月05日
面白かった!!!
終盤まで3人の繋がりがお菓子と花と山くらいしかわからなかったのに、ある人物の一言ですべてが脳内でガシャーーーンと鎖で繋がった!!
衝撃が快感すぎて、思わずメモに関係性を書き殴ってしまった。
Posted by ブクログ 2023年12月20日
それぞれの女性の生き方が別々の章で描かれる。
一人一人の女性が章ごとに独立して描かれ、そこにもしっかりと読み応えを持たせ、どこでこの別々に生きる女性達が交錯するのか、ミステリ要素も織り込んだこの作品は最後まで楽しめた。
「花」という優しく柔らかい言葉と「鎖」という少し物々しく硬質な言葉の組み合わせ...続きを読むは、……運命に翻弄される。そしてそれは鎖に繋がれたように逃れられない物のような……作品名がとても意味深く感じた。
Posted by ブクログ 2023年11月09日
事前情報無しで読んだので、時系列が違う事に途中から気付き、面白さが増しました。Kの正体を探るも登場人物のイニシャルK率高が高く、3人の話が順に繰り返され誰が誰だかわからなくなるので、最後は相関図必須です(笑)3人の共通点が徐々に明らかになり、最後も纏まり良く終ったので、湊かなえ作品ではソフトな印象で...続きを読むしたが面白かったです。
Posted by ブクログ 2023年10月31日
同じ土地で、3人の女性の語り手が紡いでいく物語。序盤は「女性3人をしっかり書き分けられてて作家ってすごいな」と感心するものの、途中から登場人物がダブったり時系列が錯綜して混乱。終盤で一気に話が繋がるのは見事。数年ぶりの再読のはずだけど内容全く覚えてなかった…
Posted by ブクログ 2023年10月28日
途中でわからなくなって紙に名前を書き出した。
途中からなんとなく結末が見えてきたけど面白かった、が、スッキリするラストとまではいかなかった。
だけど構図が面白かった。
Posted by ブクログ 2023年10月14日
全然繋がりのない人たち、3つのお話。
あえてなのか名前をひた隠す登場人物が多くて
さらに語り手の3人もなんか雰囲気が似てて
誰が誰だか、、って挫けそうになりながら読んでたらどんどん繋がる繋がる。
真相に近づくたびに、別々だと思ってた物語が1つに収束していく感動がじわじわと。
お見事な伏線回収を久々に...続きを読む味わえて大満足です!
Posted by ブクログ 2024年03月23日
3つの話の主人公と登場人物がパズルのようにはまっていくのだが なんだろう?「お〜!」と感動しないのは 構成で楽しませる作品かな?肝心の本筋や真相であまりひきこまれなかったです
雪月花ー親と子の名前にこんな美しい繋がりを持つことができれば、どんなにすばらしいでしょう。
Posted by ブクログ 2024年03月22日
3人の女性の物語。
湊かなえ独特のドーンとくる暗さはなく、ミステリー要素はあれどそれぞれの女性の生き様が描かれる。途中、人間関係があれれ?てなりメモ取りたくなったがそのまま一気に読み切った。
衝撃のラスト!わぁ!みたいのはなかったが、読後感はいい。
Posted by ブクログ 2024年02月10日
205Pの和菓子屋の大将の証言を見てから、アーーーッもしかしてそういうことーーー?!?ってなって人物相関図書き始めたwww普段ミステリ読む時そういうこと全然しないんだけど、自分の頭を整理するために...!そしたら合ってた!
普段どんでん返し的な衝撃を追い求めてミステリ読み漁ってる私だけど、この作品...続きを読むはそういう衝撃はなくって、じわじわと真相が分かってくるっていう感じで、それもまた嫌いじゃないなって思った!
さつきがドナー提供したから花が贈られてくるのは読めたけど、美雪が全財産かけて手に入れたかった物が和弥が建てた美術館だったっていうのは最後の最後まで読めてなくて、それが分かった瞬間泣きそうになった。。。おばあちゃーん!!!切ない気持ちやら悔しい気持ちやらが湧き上がってウゥッてなったよー!!!マジで陽介許さんからな!!!!!!
Posted by ブクログ 2023年11月25日
「雪月花」の構成の意味に気が付くと終わりまでノンストップでした。他の方のレビューにあるように相関図を書いて読み進めるとわかりやすくて良いかも!
Posted by ブクログ 2023年11月09日
2013文庫
3人の女性の話が
同時に出てきて話が進む
読み進むと謎が次々出てきて
中々読むのが止まらなくて..
あっという間に読み終わってしまった
(ゆっくり読みたかったのに)
「k」という人物が3人の女性と繋がっている
途中 「こんな偶然ある?」と思ったり
..昔の昼ドラみたい
..と思った...続きを読むり..そこが笑えたり
..小説ならではで面白かった
話の大きな流れも
最後にスッキリまとまって
「あーそういうことか!」
と思えて収まりよく気持ち良かった
この作家さんは
イヤミスの小説家さん
というイメージだったので
あまり選ばなかったけれど
( この作家さんのイヤミス本は
あまりのリアルさで..
何日も嫌な気持ちから
抜けられなくなるので..
名前や状況似ている人物出てきたら特に)
解説を少し読んだら
「告白」が黒だとしたら「本書」が白
という文が目に入り..
読んでみようと思った
読むの止められなくなる面白さだった
最後も納得いく終わり方で良かった
(こういう方が好み)
Posted by ブクログ 2023年10月24日
3人の女性のエピソードが交互に出てくる場面設定の変化に少し混乱してきたため、途中で相関図を作って読み進めました。
それぞれの物語の中に青いりんどうや「梅香堂」のきんつばなど共通のキーワードが散りばめられていて、最後にそれを手繰り寄せることで徐々に伏線回収していくところはなるほどなぁと感心しましたが、...続きを読むのめり込んで共感するまでには至らなかったです。
Posted by ブクログ 2023年09月26日
花・雪・月の文字がある女性がそれぞれ登場する。
その3人が独自に話が進んでいくかと思いきや、
だんだんとその3人の話が絡み合っていく。
あしながおじさんのような「K」。
そのKが一体誰なのか。
女性たちとの関わりがだんだんと分かっていく。
最初はそれぞれ話があったから、うんうんと
頷きながら読んで...続きを読むたけど、最後に真相が分かってくると
「ぁあぁー!!!!」って思ったよー笑
やっぱり湊かなえさんは、面白いねー!!
タイトルに納得です。
Posted by ブクログ 2023年09月21日
『花の鎖』
美雪と紗月と梨花、3人の女性の物語が順に繰り返される中で、3人を繋ぐ物語が見えてくる。
各章のサブタイトルで、雪月花が容易にイメージ出来た。その上、ドナー提供とKの存在とくればミステリー好きなら早い段階で先が読めてしまう作品だと思う。
私も、終始推理どおりに展開したため、途中でやや退屈...続きを読むしてしまった。加藤泉さんの解説では2回連続で読むことを勧められているが、うーん…中弛みしてしまうので2度目は無さそうだ。
余談だが、私はどうしても希美子のようなタイプが苦手だ。人を対象にどっちかを選ばせるとか…こんな発想の女性を、何故浩一が妻に選んだのか疑問だった。
でも感覚がズレている同士で義母の夏美さんとは合うのかもしれないが。
ミステリー要素はさておき、本作で描かれている母親像については、世代背景の影響を踏まえて、上手く描いているなぁと感じた。女性の生き方や、母性を意識した作品の多い湊かなえさんらしい作品だと思う。
Posted by ブクログ 2024年04月06日
【きんつばが食べたくなる】
3人の女性のストーリーが最後に交わる時、著者の巧妙な物語の構成にうなってしまう。
作者の作品はイヤミスのイメージが強いが、この物語はイヤミス度も優しめ。そして最後に救いもある。
3人の女性のストーリーに共通してある和菓子屋のきんつばが出てくるのだが食べながら読みたく...続きを読むなる1冊。
こんな人におすすめ.ᐟ.ᐟ
・人間関係や心情を丁寧に描かれているものが好きなひと
・きんつばが好きなひと
・物語が最後に繋がる話が好きなひと