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Posted by ブクログ 2021年11月28日
何か運命に引き寄せられるように登場人物が富山に集まっていく様がおもしろかった。
登場人物もそれぞれ事情を抱えつつも嫌味のない感じで魅力的だった。それもあって話の中に入り込みやすかった。特に千春と佑樹のコンビは、田舎でゆっくり育った良さみたいなのが出てるような気がして好きだった。
本の中では富山...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年04月23日
宮本さんの初期あたりの作品が好きで。その流れで以降の作品も主だったもの読んでると思うけどなんか気持ちがグッとくる回数が減ってたような、じぶん。そんなんやから今回もあまり期待せずに。3?4ブロックくらいの人物たちが同じタイミングに向かって話しが進む。そのスタイルが宮本さんには新鮮なような気がしたのもあ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月11日
日々生きていて、過去に見たり聴いたりしたものが急に線になり、繋がるような瞬間があるが、この小説においても記憶の染み込んだ風景、絵画、街並を通じて、記憶の中の人たちが結びつく様が至極丁寧に描かれている。(故に少々回りくどい部分もあり、星は4つ。上巻の半分過ぎるあたりまでは辛抱が必要)
個人的に、好きな...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月03日
下巻で滑川駅で死んだ男の謎が判明する。物語の中心はそれではない。美しい富山湾周辺の情景、京都花街の情緒と独特な世界に引き込まれていきながら繋がっていく人たちに思いを寄せたり共感したり。
大自然の中から、また人が作り出したしきたりのある町屋からそれぞれに与えられた人生を歩んでいく人たち。
富山の田園...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月05日
もし私が一人の生命の苦しみをやわらげ
一人の苦痛をさますことができるなら
気を失った駒鳥を
巣にもどすことができるなら
私の生きるのは無駄ではない
後半に書かれているアメリカの詩人、エミリ・ディキンスンの詩の一節。
心に残った。
登場人物たちの関係が複雑で、結構読むのに時間を要した
もう一度ゆ...続きを読む
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