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「かがわまほせんせいのえがだいすきです。ぼくのことをすきになってくださいね」佑樹は五歳の時、大好きだった絵本の作者に手紙を書き、彼女から来た返信を今もまだ大切にとっていた。父のいない子として生まれた佑樹は、不思議な懐の深さを持つ魅力的な少年に成長していた。人を想い慈しむ気持ちが、絡まった過去の秘密をゆっくりと溶かす。命と命の邂逅へと繋がる、美しい運命の糸の物語。
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Posted by ブクログ
何か運命に引き寄せられるように登場人物が富山に集まっていく様がおもしろかった。 登場人物もそれぞれ事情を抱えつつも嫌味のない感じで魅力的だった。それもあって話の中に入り込みやすかった。特に千春と佑樹のコンビは、田舎でゆっくり育った良さみたいなのが出てるような気がして好きだった。 本の中では富山...続きを読む県の田園風景を描くシーンが多々あったが、その描写を読んで富山県に行ってみたくなった
雪子がアメリカ文学を教えている老人から教わったエミリ・ディキンスンの詩 もし私が一人の生命の苦しみをやわらげ 一人の苦痛をさますことができるなら 気を失った駒鳥を 巣にもどすことができるなら 私の生きるのは無駄ではない の一節が印象的。
読み終わった後の爽快感。 おおらかな富山の田園。 大人の人間模様が織りなす京都の花街。 その中で人は関わり合い、成長していく。 この物語は、自然とそこに暮らす人々が善意のもと、大きく変わっていくものだ。 そして周りの大人たちが祐樹に与える無償の愛はこの物語の希望である。
宮本さんの初期あたりの作品が好きで。その流れで以降の作品も主だったもの読んでると思うけどなんか気持ちがグッとくる回数が減ってたような、じぶん。そんなんやから今回もあまり期待せずに。3?4ブロックくらいの人物たちが同じタイミングに向かって話しが進む。そのスタイルが宮本さんには新鮮なような気がしたのもあ...続きを読むったせいかな…で なんか宮本さん独自のものがじんわりじんわりと。人物に基本悪が存在してなかったからでしょうか。まぁ社長で父親の彼がゆるい男だったから始まったようなお話しなんだけど。でもそれも共感できたんすよね。読んでよかったです。
優しい気持ちになった。 心の綺麗な人の物語は、読む人の気持ちも清々しくさせてくれる。 自転車が欲しくなった。
富山の風景が目に浮かぶ、素敵な物語。登場人物の一人ひとりがそれぞれ色々な人生を歩んでいて、ゆるやかに繋がっているのが心地良かった。 みんな色々抱えているけれど、それを大切な日常の風景や人に支えられて乗り越えられる事ができるのだと、改めて人や風景を愛おしくおもう事ができた。 読み進めていくうちに、自分...続きを読むの身の周りとリンクすることがちらほら出てきて不思議な縁を感じた本でもある。 とにかくこの本を読んだら、入善町をひたすら歩きたくなること間違いなし。
富山の大自然の中、また、京都の伝統ある町屋の風景の中、様々な登場人物の心情の変化などに触れて、優しい気持ちになる素敵なお話でした。そして登場人物たちがこれからも幸せであってほしいと思います。
血脈を物語にしたら宮本輝の右に出る人はいないですよね。もはや何のために生きてるかとか、そういの度外視にして人との出会いをひたすら大切にしたいです。
日々生きていて、過去に見たり聴いたりしたものが急に線になり、繋がるような瞬間があるが、この小説においても記憶の染み込んだ風景、絵画、街並を通じて、記憶の中の人たちが結びつく様が至極丁寧に描かれている。(故に少々回りくどい部分もあり、星は4つ。上巻の半分過ぎるあたりまでは辛抱が必要) 個人的に、好きな...続きを読む人たちとの想い出の詰まった京都・南座界隈が出てきて急に惹き込まれたところもあり、登場人物たちの夫々の土地での想い出が紐解かれていくような進行に何故か「懐かしい」という気持ちにさせられた。富山も是非訪れてみたい。
下巻で滑川駅で死んだ男の謎が判明する。物語の中心はそれではない。美しい富山湾周辺の情景、京都花街の情緒と独特な世界に引き込まれていきながら繋がっていく人たちに思いを寄せたり共感したり。 大自然の中から、また人が作り出したしきたりのある町屋からそれぞれに与えられた人生を歩んでいく人たち。 富山の田園...続きを読む地帯も京都の街中もゆっくり訪れたいと確かに思わせてくれた。 #赤毛のアン #富山言葉 )エミリディキンスン
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