小説・文芸の高評価レビュー
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バレエのことも、太平洋戦争、そしてシベリア抑留のこともほぼ知識ゼロの私だったが、この一冊でいろいろなことを知ることができた。
最後に黒田さかゑさんこと翠さんが老婆として亡くなった年が66歳であることに絶句。
今の私より若いし・・・
果耶先輩が久我晴臣と踊る姿を想像しつつ、ずっとその姿を見つめ続ける一平君の思いが届くといいなあ、と願いたくなる。
しかしひどいなロシア。
っていうか今更だけど戦争ヤバイ。
ようやく乗り込めた引き上げ船にて、翠が受け取ったビラ
「不幸なるご婦人方へ支給ご注意 生きんが為、または故国へ帰らんが為、万一これまでに心ならずも不法な暴力により身体を傷つけられ、身体に異常を感じ -
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ネタバレ凪良ゆうさんの作品は、「汝、星の如く」から3作品目。自分の偏見が覆される感覚に苦しみながらも、色々な形の愛の世界にどっぷりと飲み込まれた。
世間から見たら、文と更紗は誘拐犯と被害者。女児誘拐、ロリコン、ストックホルム症候群、可哀想な被害者…更紗の事を何も知らないのに、自分たちの思うシナリオ通りに、事を進めようとする大人達に反吐が出そうだった。違うんだって、ちゃんと更紗の話を聞いてあげて!と叫びたくなる気持ちだった。
梨花ちゃんただ1人だけが、更紗と文をただの人として見てくれていた。2人の関係の過去を知っても、今の2人の幸せを考えてくれる、素敵なおねいさんになっていた。
文と更紗の関係は愛とい -
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心の中に風が起こるような、晴々とした本。
「さいはての彼女」
4人の女の人が主人公である本書では、それぞれとある理由で、計画も立てずにさいはてまで旅に出る。旅の中で出会った人や場所。そこで始まる彼女たちにとっての新しい冒険は、私の心をさいはてまで導いてくれる。私も彼女たちと旅に出たような気分になった。
本書を読みながら好きな一節があったので書くことにする。ナギの父が凪に向けて言った言葉だ。
「ナギ。そんな「線」は、どこにもない。もしあるとしたら、それは耳が聞こえる人たちが引いた「線」じゃない。お前が勝手に引いた「線」なんだ。いいか、ナギ。そんなもん、越えていけ。どんどん越えていくんだ。」
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ずっと読みたかった今村翔吾さん。
ぼろ鳶でデビューする予定だったけれど、ナツイチで見かけたこちらを先に読むことに。
家族を落城で失った石垣職人、飛田匡介。
戦を絶やし、泰平の世をつくるため、誰にも打ち破られない城を築こうとする。そんな彼の前に立ちはだかるのは、どんな敵をも貫く鉄砲をつくる、鉄砲鍛冶、国友彦九郎。
大津城を舞台に職人同士の決戦が繰り広げられる。勝つのはどっちだー…?
匡介をはじめとする、穴太衆飛田屋の職人たち。飛田屋と深く関わることになる京極家の人々。飛田屋と敵対することになる国友衆、立花宗茂たち。敵味方関係なく、登場人物みんなが魅力的。各々の人柄、生き様、矜恃が最高にかっこ -
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ロンは、あいかわらず持ち掛けられた依頼を断れないのね。そこがいいところでもあるんだけど、無鉄砲に突っ走るんだから、ヒナちゃんにとってはたまったものじゃない。欽ちゃんも、心配で気が気じゃないよね。のほほんとした清田先生は、本心が読みにくいけどw
海外で監禁状態で犯罪行為をさせられている翔真。脱走を持ち掛ける健士郎のことが、どうも信用しきれないでいた。
いや、冨尾もどうなんだ?
終盤は、やっぱり欽ちゃんの大活躍が見られて嬉しい。
欽ちゃんの新しいパートナー浅香がなんともいい味で面白い。次作でもコンビなのかな。そうだといいな。
アルファとの戦いはまだまだ続く。 -
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水無月家追いつきました〜〜〜!5巻出る前に追いつけて良かったです笑
現代の竹取物語遂に開幕ということで一難去ってまた一難ですね...!
先日の一件で文也と六花の距離もかなり縮まり、水無月家の恋に狂う一族らしくどろぴゅあになってきた2人の恋にきゅんです( ´͈ ᵕ `͈ )♡
水無月家一のイケメンとやらも出てきましたが、卯美ちゃんに正論でボコられてて笑いました((( *艸))クスクス
残念イケメン不憫枠ですねww
なんだか憎めなくて彼のおかげで殺意高めの文也も見られて良きでした⟡.*
後半は小噺集で、可愛い月鞠河童ちゃんたちの意外すぎるちゃんとした生態系が分かって( °꒫° )ビックリ(º -
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今年こそは絶対読もうと決めていた原田マハさん。
ようやく読めた。
ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンとルソーの日本人研究者、早川織絵。2人はスイスの大邸宅に招かれ、ルソーのある名作の真贋判定と作品講評を依頼される。
アートは全然詳しくないので、作中に出てくる作品名を検索して見ながら読み進めた。
読む前は難しいのかな…と思っていたけれど、アートに詳しくなくても読みやすく、ミステリー要素もあり、最後まで面白く読めてよかった。
画家のアートに対する情熱、ティムと織絵のルソーに対する情熱に胸が熱くなった。
私も実際に作品を目にしたら画家の情熱を感じられるのだろうか。
美術展は一回も -
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続編は読みません。
軽い気持ちで辻村先生の作品を手に取り初めて読みましたが綺麗な世界観と残酷な現実が混じり合い人間の感情のような複雑なものを感じました。
嵐と御園編がとにかく儚く残酷な物語で取り返しのつかない事をしてしまうと本書のテーマでもある繋がりというものが切れてしまう、現実となんら変わりない事柄であるが故に深く鋭く刺さる内容でした。
使者と書きツナグと読む、ツナグというタイトルは死者との取り付けだけでなくもっと奥深くにある人と人との関係性そのものを題材にしようとしたからこそのタイトルなのではと、浅い考察ではありますが感じた部分です。
かなり辛い内容も含まれていましたが最後まで美しい文に -
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ネタバレいや〜面白かった!
旅行中に、家から持ってきた本が読み終わりそうだったんで、表紙に惹かれ購入したんだけど、買って良かった、出会えて良かった。
表紙にもなっている女の子、咲良ちゃんが、偶然の出会いから、「未経験歓迎のテクニカルライター」の職に転職をすることから物語が始まります。
「テクニカルライター」とは、あらゆる製品の説明書や施設内の案内物を書くことが仕事のライターさんです。
文章って必要なことであっても、ダラダラ書くと読まれない。
多くの人が、
新しいものを買っても、説明書をちゃんと読まない。
お知らせ が新たに掲示されても、気づきもしない。
そこを「読ませるには?」また、「分かり -
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ずっと気になっていて読みたかった作品。
本屋大賞翻訳小説部門を受賞したのをきっかけに。
ヒュナム洞書店の店主ヨンジュ、バリスタのミンジュン、個性的な常連客、焙煎士、作家など書店に関わる人たちの物語。
章が細かく区切られているので(40章ほどある)隙間時間に読みやすい本だった。
店主をはじめ、登場人物みんな家族、仕事など、いろんな悩みを持っていて共感しながら読んだ。そして、書店を通じて出会った人との関わりの中で励まされたり、前を向いて進めたりする。
自分の人生もこれでいいんだって肯定してもらえるような作品だった。
文章がとても素敵で好きなフレーズをたくさん見つけた。作中で引用されている小説の一節
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