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Posted by ブクログ
医療現場を知る者が読んでも大満足する作り込みです!
さすが本物の医者が書いた小説です
私、著者の作品めっちゃ好きなんです
学生の時に本屋で平積みされていた廃用身をなんとなく手にとって読んでからずっと大好きです
いろんな作品を読みましたが全て本当に面白いです
それでもここ数年は他の作家の本をいろいろ読んでいたので、著者の作品はとても久しぶりに読みました
改めて面白いなぁ、と…!
まるでノンフィクションのような作品でした
あとがきまでぜひ読んでください
そこまでが作品です!
綺麗事では終わらないリアルな終末期·在宅医療を目の当たりにできます
他人事では終わりません
いつあなたがこうなるか神のみぞ知るってやつです
Posted by ブクログ
短編集ではあるものの、主な登場人物(医療者側)は一貫していてとても読みやすかった。
私は在宅医療の現場も、少ないながら実際に見た経験がある。あとがきで作者が「在宅医療で診た患者をモデルにした」と語っていたが、本当にどの話にもリアリティを感じて面白かった。
病院とは違って在宅は「生活の場」であるとよく言われる。実際その通りで、たくさんの患者が入院していて、ある程度の制限がある病院に対し、患者と家族の意思や価値感が大きく反映されるのが在宅医療である。本作でもその色は濃く映し出されていて、特に「アロエのチカラ」では顕著であるように感じた。そんなまさかと思いたいが、ああいった患者家族もいるだろうな、と感じた。病院ではないのだから当事者の気持ちを尊重するべきではあるが、かといってどこまで許容するかというのは難しい話だ。病気を治すため、楽にするため、安全に生活してもらうため。「正解」を知っている、あるいは自分の中の「正解」を信じている医療者は、どうしても患者と家族を思うように動かしたくなってしまう。しかし、それが果たして当事者のためになるのか、そもそもそれは「正解」なのか。同じ病気でも、きっと「正解」は患者によって違うだろうし、同じ患者でも時と場合によって変わってくるだろうし、元から「正解」なんてないかもしれない。在宅医療で「正解」を導き出すのは、病院でのそれよりも難しいのではないかと感じた。在宅での生活を支える医師や看護師へのリスペクトが強まる作品だった。
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