ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 月白

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    戦後の女性殺人鬼として死刑となった北川フサ。
    2年にわたる凶行で5人の男を殺めたフサだが、彼女と行動を共にしていた少年がいたという。

    妻を交通事故で亡くしたライターの海老原誠は、この事件の裏に何があったのか、もう一度掘り起こすべく取材を始める。一方で、父子家庭となった誠自身にも妻の死後、気がかりなことがあり・・・

    戦後の混乱期、時代の流れに翻弄された戦争孤児。
    「憎しみ」のみが生きる糧となった、壮絶で過酷な人生に読んでいて何度も胸が張り裂けそうになった。

    『月白』というタイトルが意味するものとは・・・
    表紙のベンチに座る人物こそが、本作の主人公。
    誰にも言えない贖罪の思いを胸に秘めたまま

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    2026年04月01日
  • 星を編む

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    汝、星のごとくのスピンオフ。
    前作も良かったけど、こちらも良かった
    読んでいると涙が自然と溢れてきて、
    この感情が自分でもよく分からず上手く言葉にできない。
    心にじわじわと、広く染み渡るような感覚を感じながら読み終えた。

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    2026年04月01日
  • 熱風

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    耳の聞こえないコウジと、髪の毛が抜ける病を抱える中山が、ダブルスで闘うものがたり。
    聴覚障害の友人の学校の問題や、コンビニを経営する両親に対する心配、見た目によるいじめなど、少年たちの抱える問題を描きながら、テニスのコーチたちの助けで前へ進んでいく。
    家学校以外で出会う大人、大事だよなあ。
    そして、2人がお互いを想ってとる行動にうるうる。

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    2026年04月01日
  • 東京奇譚集(新潮文庫)

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    「ハナレイ・ベイ」が特に印象に残った。
    作中では感情や関係性が過剰に説明されることはなく、多くが余白として残されている。
    しかしその余白は単なる省略ではなく、言葉にしてしまえばこぼれ落ちてしまう感情をあえて留めているようにも感じられた。
    そのため読後には明確な結論ではなく、整理しきれない感情だけが静かに残り続ける。その曖昧さがむしろ現実の感覚に近く、強く印象に残った。

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    2026年04月01日
  • 暗黒の瞬間

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    1本の短編で、長編小説が書けるような気がする
    電車で読みながら茫然としてしまった
    罪が確定しても、誰も幸せになんかならないことも多いんだろうなあ

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    2026年04月01日
  • 猫も老人も、役立たずでけっこう NHK ネコメンタリー 猫も、杓子も。

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    1287円

    東大医学部で長年学生を教えてる先生が病院に行くのが嫌いって言ってた。私も出来るだけ病院には行かないようにしてる。

    養老孟司は科学的造詣もありながら、文学的造詣がある所が良い。どちらかだけだと物足りない感じする。医学の対象は人だから文学好きが多いのかなと思う。


    「 優れた音楽家は「絶対音感」を持っていると言われます。これは、他の音と比較せずに、音の高さがわかるという能力です。みなさん、音楽の才能がある人だけに与えられた「特殊能力」だと思っていませんか。実は違います。誰でも赤ん坊のうちは、音の高さを区別しています。けれど、成長につれ言葉が使えるようになると、その区別ができなくな

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    2026年04月01日
  • 新・平家物語(十四)

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    前半は沈みゆく平家の燈に心乱れ、後半は心重く辛い悲弟、義経の転落の始まり
    それでもページを捲るのを止められない

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    2026年04月01日
  • 雷と走る

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    現実にありそうな感情や関係性が淡々と描かれていて、劇的な展開はないのに読後に思考が止まらなくなる。
    明確な答えを提示しないまま、人が抱える衝動や選択の曖昧さを突きつけてくるようで、気づけばじわじわと考え続けてしまう余韻が残った。

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    2026年04月01日
  • 檜垣澤家の炎上(新潮文庫)

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    ネタバレ

    時代は明治末期から大正にかけて。
    横浜で絹物商で大企業へと成長した檜垣澤要吉の妾腹の娘に生まれたかな子は、母の死に伴って父の家に引き取られることになる。
    本家には、病に臥せる父の他、正妻とその娘、入り婿、長女の孫娘3人と孫娘の入り婿がいた。
    女ばかりの女系一族の中で、母に教わった知恵と父譲りの胆力
    でしたたかに生きていく少女の青春と成長を描く物語です。

    終盤にかけて明らかになる真実は、驚きと涙なくしては読めない。
    がしかし、主人公の人生はこれから!というところで物語の幕は閉じる……。
    続きが読みたいがないのか?

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    2026年04月01日
  • 十角館の殺人〈新装改訂版〉

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    一般的なミステリが情報の隠蔽によって驚きを生むのに対し、本作は読者の読み方そのものを誘導することで成立している点が特徴的だった。
    何が起きたかという事実以上に、自分がどのように理解していたかが覆される点に面白さがある。

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    2026年04月01日
  • うぽっぽ同心終活指南(二) 夫婦小僧

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    赤鰯
    夏枯草
    夫婦小僧

    の3作です。

    赤鰯は 錆びた刀 といっても名刀です。

    夫婦小僧は 泥棒を夫婦でしていた重松とおくみ

    この2篇は 面白くて あっという間に読んでしまう。

    真ん中の夏枯草は
    貧乏な剣術道場主
    息子が 試合に勝てば 師範役につける
    という話しを信じる
    悪い奴らのたくらみから 息子は連れ去られ
    自分は抗議の意味で この門前に座り込む

    あーこの親子死ぬなあ!
    うわあ 嫌な話し!

    ととばして読みました。

    最後にまあ 仕方ない!

    と読んだところ
    勘兵衛も鯉四郎も命を張り
    根岸備前守も 登城のおり この藩の若き当主を捕まえて 配下の隠密が囚われの身になっておる
    三万石

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    2026年04月01日
  • 情熱

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    ネタバレ

    物語の始めは設定や背景の説明が多くなりがちだが、この短編集はスパッと本筋入ってくる感じがする。余計な説明がなく読者の想像力に委ねられるところがいい。 「スチール」とか「寸借詐欺」とか想像でカバーできないところはググって調べる。
     『「挫折」という独りよがりなど及ばないかなしみを抜けようとしている』という表現は琴線に触れた。

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    2026年04月01日
  • がっこうのてんこちゃん はじめてばかりでどうしよう! の巻

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    ネタバレ


    てんこちゃんがすごくしんぱいしょうで、どうしようどうしようと思っていたらどうしようオバケが、頭の中にでてきて、そのどうしようオバケが、すごく可愛いなぁと思いました。

    それに、名前に、てんいちくんは、「1」、てんにゃちゃんは、「2」、てんみちゃんは、「3」がついているように、名前に、数字がついていて、面白いなぁと思いました。

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    2026年04月01日
  • BKBショートショート小説集 電話をしてるふり

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    そもそも芸人であるBKBさんのことは、ほぼ知らない。随分昔にテレビで見たことあるような気がするけど、、
    ただ芸人さんであるが故、ネタ作りが得意で、それがとても面白く、また文才もあるなんて、、大したもんだ!驚きです。
    こちらはコロナ禍で家から出られない、あの状況下
    に本腰を入れて書かれた作品集らしい。

    どれもとても面白いけど中でも
    「偏見→偏見→偏見」
    「ちょっと聞いてさっき死んだんだけど」→「ちょっと聞いてさっき生き返ったんだけど」
    が特に好き。
    BKBさんの隠れた才能、もっと皆さんに周知してほしいです!!

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    2026年04月01日
  • 女二人のニューギニア

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    最近、話題になっていて気になっていた本。
    本の冒頭から有吉さんの、「なぜ、ニューギニア行きを誰も止めなかったのか!」と何度も書かれていて、切実さを物語る。
    最後まで読むと、読者としては面白くてスリリングな内容なんだけど、筆者の↑「なぜ、誰も止めなかったのか!」が良くわかる。
    人類学者の畑中さんの探究心には感服します。

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    2026年04月01日
  • 告白

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    読書の楽しさはこの本で知った。この先に「ハッピー」が待っていないことは確かなのに、何を求めてか読む手が止まらない。虫やら臓器やらが出てきたときに手で目を覆って見ないようにするクセして、なんでか指の隙間からちらちらと覗いてしまうアレに近い気がする。あんなにも読むのを急き立てられたのは後にも先にもこの本だけ。夜更かしして読み切ったなあ。

    この本を勧めてくれたのは親だったが、思春期の息子にこれを勧めてくる親ってどうなんだろうか?おかげでこんなサブカルチャーをこよなく愛する捻くれ拗らせ息子になってしまったのではないだろうか?でもこういう偏屈なところは父親譲りのはずなのだが、この本勧めてきたのは母親。

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    2026年04月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    なんでこんなに面白い事が起こるのか?

    作家としてエッセイストとして成功する為に悪魔と契約してお腹の弱さの代償を払ったものの、その代償でさえネタとしてエッセイに還元して悪魔の反感を買っているような面白さ。

    このエッセイを読んで自分も面白い事をしたいし、くだらない事をして周りを巻き込みたいなと思い始めている。面白いことをしたいと考えている時点で面白い事をしたということにして思い出を上書きするという、本作の悪い影響が既に出始めている。

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    2026年04月01日
  • 小説 税金で買った本(2)

    購入済み

    佐藤さんのための小説です

    初めて税金で買った本の小説を購入させて頂きました。
    早すぎるバイトこと佐藤さんがメインで活躍してくれてありがたい限りです。

    #ドキドキハラハラ #癒やされる #共感する

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    2026年04月01日
  • 本日は、お日柄もよく

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    場面折々でうるうるきてしまった。

    小説だから読み返せるのに笑、何度も何度も言葉を取りこぼさないようにしないと、覚えておかないとと思ってしまった。

    言葉の先には人がいる。
    大切な人にはまっすぐ届けたいですね。

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    2026年04月01日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

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    町田そのこさんの家族観に共感。家族に対する信頼や期待じゃなくて、家族への諦めや失望をリアルに描くのがとても上手な方だと思った。気持ちが鮮明に描かれてます。

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    2026年04月01日