小説・文芸の高評価レビュー
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『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。
描かれるのは
医師国家試験直前の一止、辰也、千夏、 次郎ら仲間たちの友情。
本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山の不思議な交流。
本庄病院で働くことになった研修医・一止の葛藤。
山岳写真家である一止の妻・榛名の信念。
人気シリーズとなった作品の前日譚は、ある程度お約束。しかし、1~3までを読んだファンにはタマラナイ内容だ。
このような前日譚を作ることは著者自らのアイデアとして湧いてくるのか?編集者サイドからの依頼(提案)なのか?ちょっと気になるところでもある。
そして、オーディブルに導かれるままに「新章」へ -
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ネタバレ手話を覚え言葉を手に入れたことでコミュニケーションを人と取ることができ、ローズ自身がゴリラなのか、人間なのか、折角答えを見つけたのにローズを人間と認めた人が拒絶をし始める。最初は物珍しさで推してたのに、増えると拒否する。ひどく感じるけど、現代でもそうだと思うし、自分自身も今までいなかった、見なかったものが増えてくると拒絶してしまう。
ジャングルに戻り、リリーと一緒に遊んで心を通わせているのを読んで、リリーという友人に出会えただけでも言葉を覚え人を知れてよかったなと勝手に思ってしまった。
分厚めの文庫本だけど、話がおもしろくすぐに読んでしまった。
あとお金に素直で、素直すぎてたまに優しいダニエ -
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ネタバレ再読。
面白かった。最初読んだ時より面白く読めた。
病気がわかるという、ファンタジー寄りの設定だけど、嫌悪感なく読めた。
責任能力のない人間を罰することは、非人道的なことなんや。それは罪の償いやない。ただの報復や。それがどれだけ恐ろしい人権侵害につながるか、わかるやろ。
刑法三十九条の話。
無罪はおかしいと思う。病気でもなんでもその人がやったんだから。嘘か本当か判断がつかないなら、全部悪にしてしまったらいいのに。
最後はイバラが消えて終わり。
為頼先生は麻痺が残った。
ナミコの理想主義はイライラした。
イライラする登場人物ばかりなんだけども。 -
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ネタバレ⚫︎感想
芥川賞候補作品。一気読み。
読みやすい純文学。ラストも希望があって良い。
終盤の現実と非現実の往来が村上春樹的、悪魔的な出冬と救いの飯沢の対比が効果的であり、これは何のメタファーかな?と考えるのがおもしろい。エンタメ的な部分が多く、グローバル受けしそうな作品。
生きていくって、結局いつの時代も不自由だ。
その時、その時代の悩みがある。
結局人間は自分本位なんだから、受け身で居続けると壊れるし、かといって自己防衛、攻撃的な態度では社会でうまくやっていけない。避けようのない理不尽、違和感の蓄積、ありがた迷惑な親切や、過剰とも思える、鈍感力、スルー力、ウェルビーイング推進。傷つかないた -
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読み終えたあと、こんなに温かい気持ちになった作品は久しぶりでした。
原爆翌年の広島が舞台と聞き、重い物語を想像していましたが、この作品は全く違いました。
少女たちはソフトボールに夢中になり、笑い、悩み、競い合いながら、一歩ずつ前を向いて歩いていきます。
その姿は決して特別ではなく、ごく普通の青春。
でも、その「当たり前の日常」がどれほど尊いものなのかを、静かに教えてくれる作品でした。
ページを閉じたあとに残るのは悲しみではありません。
「明日も頑張ろう」と思えるような、優しく力強い希望です。
被爆や戦後を知るためだけではなく、一つの少女たちの青春の物語として、多くの人に読んでほしい一 -
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少し前に読み終わっていました
ずっと読み続けているシリーズです
物語は前作のラストから続いています
今回は政治がかなり絡んだ内容となっていました
読み応え抜群です
リアルでありながらもフィクションならではの展開であり、後半に行くほど面白くなっていきました
終盤では主要な登場人物の成長も感じられて良かったです
実際にこういうことが裏で行われていても不思議ではないなぁ、と思わせる説得力があります
この先も本シリーズはまだ続いていくと思うのですが、次作はどのような展開になるのか全く読めません
起承転結もしっかりしておりオチも毎回とても良いです
お気に入りのシリーズものです -
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2000年刊のエッセイ集。もとは「オール讀物」連載、26回分。
フランス文化にまつわる常日頃からの疑問。仮説を立てながら、思考実験も交えて、解き明かす。もちろん、決着がつかないものもある。これも、謎が謎を呼んでおもしろい。ビデの謎、情死の謎、乳房の謎、SMの謎、ポルノの謎、長茎ぺ〇スの謎……疑問の半数は下ネタ、でも考察は上品に締めている。
下ネタを除いたマイベスト3は、以下のエッセイ。
「ナポレオンの片手」。肖像画のナポレオン、片手の指先を服のボタンとボタンの隙間に入れていることが多い。なんのポーズなのか? ナポレオン暗殺説や病死説と絡めて、いろんな推理が展開する。
「パリ焼き鳥横町」。パリで -
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ドイツ語圏翻訳者が、ベルリンからポルトガルの限界集落住民10人のところに引っ越した。一番近い人家は1キロ先で、山向かいのS村。ポルトガルにはポルトガル時間というものがあり、家の改修を頼むと1年半やるやると言われつつほったらかされたりする。この時は他に頼み直して修繕した。だがポルトガル人は謝ってくれる。ドイツ人は謝らないので、清々しい気分になれる。
夏には村でお祭りがあり、人口が100人ほどに膨れ上がる。ミサも行われるが、鐘は住民たちがみんな手にベルを持っている。神父さんがギターをパイプオルガンがわりに聖歌を歌う。抽選会でチョリソー2キロが当たる。多すぎてお裾分けしまくる。
庭に葡萄畑があっ