ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    どうしてこうも魅力的な世界を創り出してくれるのだろう。
    「コンパクトで変身する魔法少女(36)」
    「”性的行為に対する生理的嫌悪”の排除のため初恋の相手を監禁する」
    「”性別”が禁止されている教室」
    「若者を中心に”怒り“が無くなった世界」
    村田沙耶香さんは、いつも自分が見えていない世界の謎を、見えるようにしてくれる。
    そんな感覚がとても好き。

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    2025年11月28日
  • 星の王子さま

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    ある星の汽車、銀河鉄道の夜と読んで星の王子さまの順序で呼んでいると、小さい頃私の実家のお風呂が外風呂で風呂上がりに夜空を眺めながら隣町を走る電車の音を聞いたことを思い出します。果てしなく広がる星の世界やお月様が大好きで良く眺めています。自然淘汰され消えていく生き物の話、死んでしまい銀河に旅立つ話、そして何かを探して旅する小さな王子様の話。それらを読んで人生が終わった時に次は銀河の世界に旅立つんだと思うとなんだか素敵なことに思えてきて死ぬことへの怖さや不安を消してくれます。星の王子さまは旅するうちに自分の住む星に守るべきものがあったことを再認識し、自分の星に帰って行きます。今いる所や今の状況に不

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    2025年11月28日
  • ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~

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    もう何回読み返したか分からないくらい読みかえしているシリーズの1作目。ビブリア古書堂に持ち込まれる古書にまつわる持ち主達のエピソードが面白い。古本は地味にも感じるけど、でもそこには持ち主の想いやエピソードがある、奥深い想像力を駆り立てる”物”なんだなと思う。志田さんのお話が好き。

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    2025年11月28日
  • 苦役列車(新潮文庫)

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    ネタバレ

    はるか昔に単行本で読んだはずだが記憶に薄い
    文庫本で再読

    いや面白い
    そして無限に読めてしまいそうな文章力
    これほどハイスピードでページをめくれる体験は最近の読書では無かった

    こんな作品を忘れるわけがないので単行本は記憶違いなのかもしれないと思った

    長らく滞納している家賃支払いのため1日500円貯金、風俗のため1000円貯金は笑った

    急に連投される「プリミティブ」にニヤリとし、日下部カップルの会話にうんざり

    著者にしてやられた満足感
    これはもう全作品読まないといけない作家だわ

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    2025年11月28日
  • 閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

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    ネタバレ

    文字が大きいのでサラサラっと読めます。
    めちゃくちゃ面白かったです。

    最初、あーこれは黒幕あの人ね、カメラね、とかわかった気になって読んでたんですが、最後あなたって出てきた時にゾワっとして、終わり方も物凄く良かった。
    語彙力がないので、読み終わった時の気持ちを上手く文章にできないのが残念です。
    最初の警告、途中ぜんぜん覚えてなかったのが、なんだか悔しくなってきました。

    この作者さんの他の本も読みたくなりました。

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    2025年11月28日
  • おまわりさんと招き猫 あやかしの町のふしぎな日常

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    基本的にミステリー小説が好きだけどこういうほっこり出来る小説がたまに読みたくなります。読んでて本当に温かい気持ちになりました☺️

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    2025年11月28日
  • 学年別ドラえもん名作選一年生~六年生 ためし読み特別版

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    小さい頃行っていた病院にドラえもんの漫画があってよく読んでいました。大人になって読んでも色褪せない面白さがあるのが凄いです。

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    2025年11月28日
  • 激しく煌めく短い命

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    激しく煌めく短い生命。なぜ分からなかったんだろ。どれだけ長生きしても、人生は短い。
    本文中の一節。
    短い人生だからこそ、後悔ないように生きたい。

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    2025年11月28日
  • プラチナデータ<ライト版>

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    かなり前に映画で観たことがあってその時も面白いと感じたのですが原作読んでみたらもっと面白かったです。東野圭吾先生の作品は本当にハズレがないなあ。

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    2025年11月28日
  • チョコレート・ピース

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    ネタバレ

    ショートストーリーの集まりなだけかと思っていたら、Box1は1人の女性の話だった!!
    Box2は、彼女の相手サイドから見た、それぞれのショートストーリー
    あとがきまで含めて、1つの作品だったように思う

    あー、素敵な読書時間だった✨

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    2025年11月28日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    「木曜日にはココアを」→「いつもの木曜日」に続けて読んだら、色んな点が繋がっていって心に染みわたった♡この流れで読むのオススメです!

    「木曜日にはココアを」を読み終えた時は、まさにココアを飲んだ時のように甘くてほっこり癒される感じだったのに比べて、

    本書は“抹茶”を飲んだ時のように少し苦味もあるんだけど、それもひっくるめて味わい深いな〜と思える(人生ってそういうもんだよな)読後感だった。

    私は毎晩寝る前に読んでたんですが、幸せな気持ちになったからか?すごくぐっすり眠れました。安眠効果もあるかもしれません笑

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    2025年11月28日
  • 家守綺譚(新潮文庫)

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    毎日少しずつ電車で読んだ。学生の頃に読んだ時よりも今読んだ方が好きなのは、「家」や「生活」がより自分のコントロール範囲に入ったからかな?

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    2025年11月28日
  • 星を編む

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    汝、星のごとくの続編。
    というより、2冊で1つの物語。
    汝では、やはり虚しく、切ない終わり方だった。
    本作を通して、北原先生や暁海など、櫂と密接に関わった登場人物のその後の生活が描かれ、良かったと思える読後感。
    また、汝から読み直したい。

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    2025年11月28日
  • 告白

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    ネタバレ

    中学生頃に特有の承認欲求をうまく描写できていて、一気に読破しました。字が細かいので読みやすさはイマイチですがそれを凌駕する面白さがあります。
    犯人の名前は出してないが断罪するところ最後の優しさだったのかなと思ってたらそんなことなくものすごく恨んでいて、最終的に犯人の2人ともさらに罪を重ねてという救われない展開が多いのに何故か心が晴れる不思議な感覚でした。間接的に殺人を誘発してて1番主人公がぶっ飛んでいて面白かったです。
    湊かなえさんに外れないと思います

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    2025年11月28日
  • 分断八〇年 韓国民主主義と南北統一の限界

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    前橋で生まれ育った「在日コリアン三世」の著者が、大学から韓国に渡り、
    韓国で生きることを決意し、日本メディアの記者となる。
    その著者が、尹前大統領が昨年末に出した戒厳令(未遂)をきっかけに、
    朝鮮半島の80年の分断の歴史を追う。

    Youtubeに嵌った尹前大統領、「北朝鮮の陰謀から民主主義を守るために、
    戒厳令をひく」としたが、国会議員が身を挺して議事堂に乗り込み否決した、
    尹前大統領は訴追された、、 という、韓国の民主主義の意識の高さをを認識した
    事件と受け止めていたが、この本を読んで、もっと根の深いものであることを知る。

    話は1950年にさかのぼる。そう、朝鮮戦争。
    日本にとっては戦後

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    2025年11月28日
  • 功名が辻(四)

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    戦国時代、土佐24万石を手に入れた山内一豊と、その妻・千代を主人公とした物語。
    律義さだけが取り柄の一豊を、千代が上手く導きながら徐々に出世させていくところがとても面白かった。
    土佐の領主となり身分が上がったことで、少しずつ変わっていく一豊と、その変化に戸惑う千代の姿には複雑な気持ちになった。
    身分が変わっても初心を忘れてはいけないのだと強く感じた。

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    2025年11月28日
  • あの日、君は何をした

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    まさきとしかさん、初めましての作家さんです。
    ミステリのおすすめ作品でよく紹介されていたので、この田所三ツ矢コンビ作品3冊購入しました。ほぼ一気読みで、有意義な休日を過ごせて感謝です!

    ざっくりな展開としては、15年前の容疑者逃走事件にまつわる事故と、15年後に起こる殺人事件にどんな繋がりがあるのか?というオハナシ。

    全体として、家族・親と子の関係、愛情からくる
    ドロドロな展開が続くのですが、展開が意外と早いので読みやすく、先へ先へと進んでいけます。

    刑事三ツ矢さんが、ググッと!犯人の心を掴むあたりは、普通に良かったのですよ。
    ⭐︎4つくらい、楽しめたんです!

    そこからのラスト7ページ

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    2025年11月28日
  • 大使とその妻 下

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    大使とその妻の下巻、貴子が日系ブラジル人だと分かり、その数奇な運命が描かれていました。
    主人公と貴子のミステリアスな軽井沢の別荘での出会いで、お話は始まったが、彼女の持って生まれた人格からなす様々な展開が始まる。
    日系ブラジル人社会の過酷な歴史、また、裕福な日本人夫人との出会いから始まる新たな展開、筆者の腕の見せ所ではあるが、筆者の夫である岩井克人氏の生まれが島根県であるから、設定が島根県になったのだろう(笑)。
    コロナ惨禍下の時代背景、主人公の生い立ち、そして様々な人生経験の積み重ねからなる葛藤など、筆者のキャリアが書かせる内容がよく理解でいました。

    幼少期に明治からの日本の文豪の書籍だけ

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    2025年11月28日
  • NHK「100分de名著」ブックス アンネの日記 言葉はどのようにして人を救うのか

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    10代の少女の文章から伝わる、生活とそのときの空気。
    文学の力。
    読み返すほどに深まる、戦争というものの恐ろしさと、どんな困難な最中にあっても文学や学びを求める気持ちや、人が人を守ろうとする姿。

    人の尊厳や、尊厳を守るということについて深く考えさせられる一冊でした。

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    2025年11月28日
  • 変な絵

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    好きなミステリー要素満載。久しぶりにワクワクしながら読むことができた。パズルのピースがはまっていくような気持ちよさがあり、心踊る一冊だった。優太には是非とも幸せになってもらいたい。

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    2025年11月28日