小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
余命2年と診断されたエミルは、後悔しない生き方を選ぶ。短命を告げられたからこそ、彼は壮大な旅へと勇気の一歩を踏み出すことができたのだろう。その決断は、エミルの人生において何よりも濃密な時間をもたらしたに違いない。
旅に同行することになったジョアンヌは、エミルにマインドフルネスを教え、本の中の深い名言を分かち合った。それは、ジョアンヌがエミルに「物事を見る新しい目」を与える行為だったように思う。同じものを見ていても、人によって感じ方は違う。感性を高める目を手に入れたエミルは、より深く幸せを感じられるようになったのだろう。
心に闇を抱えた見知らぬ男女が出会い、旅を通して少しずつ絆を深めてい -
Posted by ブクログ
染井為人さんは、胸糞悪い社会派サスペンスを書く作家というイメージだったので、こんな心温まる大衆小説もお得意だとは知りませんでした。とても面白かったです。独身の男性作家とは思えないほど、幅広い年代の夫婦の心情が丁寧に描かれていて、多くの読者に刺さる作品だと思いました。
どこにでもありそうな夫婦のすれ違いをテーマにした、ほっこり甘酸っぱい連作短編集。これから結婚を考えている人から、定年後の夫婦まで、心理トリセツ系の本を読むよりも、ずっと参考になる一冊だと思います。
相手の欠点はよく見えるのに、自分の欠点はなかなか見えない。長年家族として暮らしていると、小さな不満が積み重なり、「なんでこんな人と -
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ネタバレ非常に面白かったですね。
しっとりと心の中に物語が沈んでいくような感覚がありました。
初めてこれを読んだのは高3でしたか、高2でしたか、先生の遺書の一部だけが教科書に載っていまして、割としっかりめに読まされた記憶があります。
割としっかりめに読んだ記憶があります。
当時の僕は正直、面白さがよくわからなかったです。
三角関係の末自殺するなんてKも馬鹿だなとすら思ってました。
おまけにそれで病んで自殺する先生も先生だろとさえ思っていました。
大学生になり、せっかくだし、『こころ』全部読んでみるかと手に取ってみましたが、近代的な文章が肌に合わず、全く内容が頭に入ってこない。
そんなこんなで途中で -
Posted by ブクログ
ネタバレ現在7ヶ月の子どもを育てている私。妊娠中のこと、そして出産後のこと。言葉にするのが難しい、言語化できないその時々の感情をうまく表現してくれたような本で、共感の連続だった。
場面場面ごとの描写に、我が子とのその場面が思い出されて、泣いためっちゃ泣いた。
保育園に入れる時にきっと作者と同じ思いをするだろうから、そのときもう一回読みたいな。
MEMO
p100:もし第二子妊娠したら旦那に読ませたい。もっとお腹の子と私に興味を持てというページ。
p230:疲れた時に読みかえしたい。育児が始まってもこれまで通り家事仕事を頑張らなくてもいい
p301:今何もできない自分に焦った時に読みかえしたい。この時
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