あらすじ
「夫の墓には死んでも入りたくない」義母の遺言から始まった墓問題。それは親類や子どもたちを巻き込み、墓の必要性などを考えるきっかけになっていく。「遺骨は燃えるゴミに出せばいいじゃない!」と言いたくなるほど面倒な、明日は我が身の墓騒動小説。
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Posted by ブクログ
それぞれの視点からのストーリーと
現代の墓事情、家族事情が描かれている
勉強にもなるし
今すぐどうする事も出来ない事もあるけれど
未来永劫
諸行無常
これに尽きるかなぁ〜
Posted by ブクログ
母との話の中で、我が家もこの墓じまいラプソティと似たようなことが起きている。私自身も確かに、、と思うことも多く、今40代後半、親が70代でまだ考えがしっかりしているときにこういう家族の会話をたくさんしておくことが大事かなと思う
垣谷さんの本には人間の性、見栄、欲、価値観、色々な視点を見れるので一冊に色々な思いを感じられる。
Posted by ブクログ
個人的に すごく共感しました!
墓問題や夫婦別姓...
いろんな問題があってやっぱり
世代によって受け止め方も全然違う。
お墓の話はすごく納得しました。
こう言う考え方ができる住職って
本当に素敵だなぁと思いました。
結婚も本人同士が1番大事。
お墓がどうとか別姓がどうとか...
今までの価値観で物事考えるのは
よくないなーと改めて思いました。
垣谷美雨さんの本
もっと読みたくなりました笑
Posted by ブクログ
墓のことはあんまり考えたことなかったけど、遠くて大変だなと思う。同じ墓に入りたくないというのも想像できる。世間の考えとかもいろいろ変わるし、もっと自由に自分を大切にしたら良いんだなと思えてよかった
Posted by ブクログ
ひとの数だけ、事情があるのだなぁ。私には思いがけない事情をもつ登場人物がいたりして、視野が広がった。
お墓の問題だけじゃない。結婚すると夫婦のどちらかが苗字を変えないといけない問題も、ほんと厄介。
さくさく読めて、面白くってタメになる、素晴らしい小説だった。垣谷美雨さんの本をもっと読みたい。
Posted by ブクログ
面白くて一気に読めた。
令和の今でも、昭和の親に育てられた子供たちが、子供達の結婚や親の墓問題で頭を悩ませてる。
同世代として、セリフに共感しっぱなし。
たまに読んで、言語化してくれてる登場人物達と一緒に"そうだよなぁ"と笑いたい。
主人が読めば、また違う感想なんだろうけど。笑。
Posted by ブクログ
久しぶりにとても、面白い本に出会えました。
日本のお墓事情、お話は面白いですが、我が身となると笑えない。考えさせられる内容です。
選択的夫婦別姓、まだ、日本では認められていませんが、夫と妻のどちらの姓を名乗るのかで、松尾家の娘ふたりが翻弄されますが、そこから相手の本性が見えてきて、ふたりの選択が間違いでなかった事に気づく。たかが苗字と言えなくないが、女性が苗字を変えることは、なんだかんだで女性の方が男性側の家に入るみたいな感じ。逆に考えてみると男性としてのプライドが・・・みたいな。
○○家の墓?墓守?日本の古い家制度を見直すべきではと考える内容でした。
話の内容は面白く、どう落着するの?って、一気に読んでしまいました。
新潟のお寺の女性の住職さんのお考えがとても良い。私も相談したくなりました。
Posted by ブクログ
墓じまいという時代の変化の産物を通して人々の意識の変化や不満への気づきが流れていく。仏教の諸行無常にも準えてそれまで積み上げて来た価値観ゆえに受け入れ難い墓じまいや樹木葬といった新しい概念や近親者の死や謎のままとなってしまった内心などをを段階を経て咀嚼し受け入れ消化していく過程でもあった。作中に現れるような単純に無知や頑迷を責め立てるような場面も、古い価値観に共感を示した上で新しい価値観への理解や現実的な事例や落とし所を示していく場面も、変化には必要なのだろう。新しいものに拒否感があるのも古いものに愛着があるのも当然どが世界が変わりゆくのもまた当然、自らそれを受け入れる体勢を作り出していくと言う物語でもあるかも知れない。無論受け入れられない家庭や個人も存在していること、しかしそこでの物語や人生も続いていることなど、群像劇になっていることでいろんなケースが総覧できる形にもなっていると思う。
また一つ面白いことに気づいたのだが作中においては死亡してしまった、あるいは既に死亡している人たちの謎や感情などについては一才視点として出てこないのだ。ある意味死ねば終わり、生きている人が大切と言う、ドライでサバサバしてそしてスッキリとした空気感が生まれており、古い墓や家族や性別といったものに対する解体の手となっているのかも知れない。
Posted by ブクログ
相変わらずこの著者の小説は面白いです。
本作は、2つの家系が「お墓」「姓」「後継ぎ」という問題に直面していく物語です。主人公は五月。物語は彼女を中心に、登場人物それぞれの視点で描かれます。弱い立場の女性が奮闘する姿は痛快ですが、偉そうだった男性たちが少しずつ認識を改め、成長していく様子も見どころです。
「墓を守らなければならない」「姓を継がなければならない」——そうした使命感には、一家を背負う誇りが感じられます。しかし現代の家族の形には、もはやなじまなくなっているのも事実です。こだわりや思い込みを手放し、自分たちのライフスタイルに合った形を見つけられればよいのですが、檀家制度や本家・分家といった関係者の利害が絡み、そう簡単にはいきません。本書では、少し常識外れな主婦・五月が絶妙な“緩衝材”となり、物語が少しずつ動き出します。
価値観をアップデートできなければ、五月の娘の元婚約者のように、ハッピーエンドから取り残されてしまう……。時代に合わせた変化の大切さを痛感させられました。
私もいつかは「死とお墓」に向き合う時が来るはず。「残された人と旅立つ人」の立場を考えつつ、納得のいくお別れができるように心に留めておきたい一冊です。
Posted by ブクログ
主人公、サツキさんの野次馬根性にとても共感を覚えてしまった。他人のゴタゴタが大好物で、夫家族の間に勃発したあれやこれやも聞き逃すまいと奔走してる姿が笑える。私も同じタイプだ。
なんにせよ、選択的夫婦別姓はよ!
Posted by ブクログ
石屋に嫁いで17年。
この本は、読まなきゃ、と思っていた一冊。
そして読後、感想をめちゃくちゃ考え一生懸命書いていたら、いつの間にか寝落ち。
全て消去。
は?
この経験皆さんありますか?
絶望しました。うっかりすると全部消えてしまうのですね…(-_-)
さて、気を取り直して感想を。ちくしょ〜。
この本は、姑の「絶対にお父さんと同じお墓に入りたくない!」「樹木葬にして!」という遺言から墓じまいへと話が進むのだが、まあ色んな問題が寄せ集まってくるのです。
主人公は松尾五月61歳。(この方の夫の母の上記の遺言から騒動が勃発。)五月は娘が二人いるのだが、二人共未婚。片方は結婚後の苗字を巡り、恋人と別れて9年が経ってしまった38歳。もう片方は、恋人と婚約したのだが自称フェミニストの彼に疑問を抱き始めた32歳。
五月の夫の慎二には、実家の近くに嫁に行った姉の光代63歳(息子二人)と、都会にある嫁の実家に住む兄の秋彦65歳(子供なし)がいる。そして父(妻に同じ墓に入りたくないと言われた人)の壱郎89歳。
登場人物が多い…。
まだいるし。
五月の娘の婚約者の中林悟37歳(一人っ子)。とその両親。
とまぁ沢山出てきます。そしてそこに、墓守、夫婦別姓、改葬費用、樹木葬、少子化というワードが次々と問題化されます。
私は夫婦別姓について何の知識もありませんでした。日本だけなんですね、法律で夫婦同姓が決められてる国は。(-_-)
全て自分ごとなのに色々知らなかったし、考えもしなかったから話し合ってもこなかった。
まあ、嫁に行ったら夫の姓になるのは当たり前だと思ってたし、墓を継ぐのも当然だと。
でもね、ここ数年は墓じまいの仕事ばかり増えてこの問題に直面してた。
私は現場要員なのでお施主様とのやり取りはしないから詳しい内情は分からないのですが、墓じまいは後継者問題ですよね…。
田舎の立派なお墓も跡取りがいない、もしくは都会に暮らすので管理が出来ない、等。
でも墓じまいをきちんとされるのは良いことだと思います。無縁仏の多いこと、多いこと…。
切ないです。
しかし!多額の費用が掛かるのでどうしようもない方がいるのも分かります!
そうなんです、墓じまいはとてつもなく大変なのです。ほぼ自分のところで施工してないお墓なので構造が謎な事が多く、狭い場所で他所のお墓に傷を付けないように解体したりするのでめちゃくちゃ神経使います。何より重機が入らない、クレーンが届かないは地獄です。手作業です。夫婦二人で腰や腕が折れるかと思うくらいの重労働です。
今年はご新規無かったな〜。今の現場も墓じまい。
皆さん、人ごとではありませんよ!
この本を是非お読みになって身につまされてください。
墓じまいの指南書は数多く出版されてますが、こちらの方が色んな意味で勉強になります笑
私は合祀墓でも全然いいと思いまーす!
(うちにとっては死活問題なのにね笑)
Posted by ブクログ
お墓のあり方、結婚後の苗字、どれも興味深くあっという間に読んだ
それぞれの考えがわかるし、でもおじいちゃんが、奥さんの樹木葬を受け入れていくのはよかった
お墓のこと、色々心配になるけど、あんまり先のことまで考えなくてもいいのかなと思った
女の住職さんと話をしてみたいなー
Posted by ブクログ
墓じまいについて勉強になる一冊。
墓に固執する祖父母世代や、男達に苛立ちを感じるけども、五月の竹を割ったような発言、友人の康子との行動が逐一可笑しいのが息抜きになる。
夫婦別姓問題を通して価値観の合うパートナーなのか見抜くしっかりものの娘達も良い。
墓じまいに抵抗がある人がいればその人が亡くなってから墓じまいをすればいい。そもそもほったらかしにしてしまえば無縁仏となり更地となる。
骨なんてカルシウム。
ラスト、思い出はずっと胸の中にあるんだからという台詞がグッときた。
勉強になる。
Posted by ブクログ
お父さんと同じ墓には入らないと宣言して亡くなった母。戸惑う夫と子どもたち。
遠方の墓を墓じまいするためには数百万かかることに悩む夫婦。
夫婦別姓を選択できないがために、姓でもめる中で婚約者に愛想をつかす女性。
いろいろな話が展開されて、そうだよなあと、自分事として考えてしまう。
あまりあったこともない遠方の先祖の墓を、私の子どもたちに任せるわけにはいかないし、そもそも私がみるのか?という問題もある。
放っておくのも一つですよ、と言い切る住職もすごい。
そもそも火葬の時に、拾うお骨は骨壺に入るだけで、残りは捨てられますよね。
そう思うと、全部捨ててもよいような気もしなくもないが、心も持ちようとしてそういうわけにはいかない。
だとすると、あまり多くない量を散骨したり、歴史ある今後もずっとありそうな寺社の共同墓地に納めるというのが、私にはよいような気がする。それこそ、縁もゆかりもないけど築地本願寺とか。
Posted by ブクログ
垣谷美雨作品は結構読んだが今回の作品が一番楽しく笑えてタイムリーな社会問題にまで物語
親世代の葬式なんて親戚が集まっても笑い声が飛び交う、人付き合いの良かった母親の時とさほどでもない父親の差がでそうな話、檀家とかの付き合いを無くす、墓じまいとか具体的に事例も見聞きしている
本書は夫の実家の墓に入る事を避けたい、結婚ってナニ?夫婦別姓ってどーよ、という風に家族について真剣に面白く考える作品です
Posted by ブクログ
借りたはいいけどタイトルが切実すぎてしばし積読。
ほかを読み終えてとうとうこれしか残ってないという状態になってやっと手をつけた。
ところがスイスイ読めてしまう。
もっと悲壮かと思っていたけど墓継承、墓じまいが身に迫ってる年代の心の声を登場人物たちが吐き出してくれてて読み進めると気持ちが軽くなっていった。
子の数も親類縁者の数も減ってきて先祖代々のお墓をどうするか自分が死んだらどうすか。
身に迫るだけに生きてきた背景のぶんだけ考え方や選択肢があるからこその問題かなと。
Posted by ブクログ
墓じまいと夫婦別姓。世界は大体女の犠牲で回ってきたのがバレてきた。政界のドンなんて、権力無くなったらただの爺さんなのにね。なんでチヤホヤしなきゃいかんのか。
Posted by ブクログ
「お墓のことって、いつかは考えないといけないけど、正直後回しにしている」
そんな人ほど、この本は他人事じゃなく刺さってきます。
『墓じまいラプソディ』は、親の死や先祖の供養をきっかけに、「誰が」「どこで」「どうやって」弔うのかという現代ならではの問題に直面する人たちの群像劇です。少子化、核家族化、地方の過疎化といった現実が背景にあり、いわゆる“お墓を守るのが当たり前”という価値観が、静かに崩れていく様子が描かれます。
面白いのは、この作品が「墓じまい=合理的で正しい」とも、「伝統を守るべき」とも単純に言わないところ。世代や立場によって考え方がまったく違い、そのズレがとてもリアルです。ある人にとってはご先祖との絆であり、別の人にとっては重荷でしかない。その両方が同時に成り立ってしまうのが、現代の家族の難しさだと感じました。
また、重たいテーマなのに語り口はどこか軽やかで、クスッと笑える場面も多い。樹木葬や改葬費用といった知識もさりげなく盛り込まれていて、「物語として読める社会問題の入門書」のようでもあります。
読み終えたあと、自分の家族や、自分自身の“その後”を考えずにはいられませんでした。お墓とは、過去を守るためのものなのか、それとも生きている人のためのものなのか。本書は答えを押しつけず、「あなたならどうする?」と静かに問いかけてきます。今まさに迷っている人にも、まだ先の話だと思っている人にも、そっと読んでほしい一冊です。
Posted by ブクログ
変な言い方ですが、とても面白かった!
垣谷さんの話らしく
またまた、イヤ~な男性たちが色々出てきました。
五月さんのストレートな発言が痛快で面白かったです。
お墓についてだけでなく
夫婦の姓について、田舎での嫁の扱いなど
色々考えることもあり、興味深く読みました。
Posted by ブクログ
「墓じまい」の解説本よりためになる
お墓の話と 夫婦別姓の話と両方とも考えさせられる話
男女の価値観の違いがこういうところで露呈する
何でお墓なんてあるんだろう…と真剣に思う
みんな土に還してあげればいいのに
最近の樹木葬では骨壷に入っているのがほとんどだから土には還らない
自分は海か山に散骨か 子供達が許せば火葬の後そのまま処分でも構わないのだが。
Posted by ブクログ
名字変わるの嫌なの、自分だけじゃないんだなあと。男女ともに抵抗あるよね。。もしくは手続きを簡略化してほしい。選択別姓、早く可決してほしい。
Posted by ブクログ
田畑や職業をその土地で受け継ぐ時代から。職業や住む土地を自由に選ぶ時代になって、墓のあり方も変わる。
大正生まれの両親と平成生まれの子供のいる昭和世代として、まさに経験してきた世界で共感しました。
Posted by ブクログ
☆4.5
お墓のことや選択的夫婦別姓について書かれてあり とても興味深くて面白かった。
結婚する時、苗字が変わることには全く何も思わなかったけど 私も旦那の両親のお墓には入りたくないな…
お墓はいらない、散骨して欲しいと子供達には一応は伝えてあるけど 死んじゃった後のことは生きてる人がどうするか決めるんだし 自分にはどうすることも出来ないよね。
そうは言っても 私は両親のお墓参りに行くのは 会いに行くって気がしていたし たまに行きたいと思ってた方なんだけど…
人それぞれの気持ちの問題で いろんな意見があるから 何が正しいとかってないだろうけど 私は部屋に飾ってある両親の写真を時々眺めて 2人を思い出している…それでいいじゃん!って思ってる。私が死んだら そうやって時々思い出して欲しいもん。
Posted by ブクログ
はじめからもう面白い。
面白いのに墓仕舞いについて、男の浅はかな考え方についてよく描かれている。
東日本と西日本で骨つぼの大きさがちがうなど知らない事だらけだった。
本当、墓仕舞いって大変なんだな。
Posted by ブクログ
旦那や舅、姑に読んで欲しい1冊。
お墓や結婚時の名字について、書かれていたお話し。
私は結婚で名字を変える事に全く異議はなかった。
当たり前に思っていたし、面倒とも思わなかった。
でも、お墓に関しては全く同感。
生きている今、二世帯住宅で生活は別とはいえ、色々呼ばれ関わりがあるので、お墓までは一緒には入りたくはありません。
この本は2年前に書かれた本だけど、まだまだ長男が墓を守っていく感じなので、あと何年かで旦那を私側に、善子や光代、五月寄りにしたいな〜と思った本でした。
何度も頷く場面があり、楽しく知恵にもなった作品でした。
Posted by ブクログ
誰にでも関係のある墓問題や夫婦の姓にまつわる悩みがわかりやすく描かれていてためになった。テーマは重いのに、文章が軽やかで読みやすく、最後まで面白かった。昔も今も、女性が感じる不満はあまり変わっていないんだなと思う。「嫁」という立場を見直さない限り、結婚に踏み出せない女性は増えるだろうし、なんでも「嫁任せ」にする地域からは、ますます女性が離れていきそう。
Posted by ブクログ
墓じまいだけではなく、夫婦別姓問題や死んで夫と同じ墓に入らない問題など家存続と結婚まで含めてでるはでるはの不満満載。ユーモラスに描かれているけど、実際にはシビアな問題。
Posted by ブクログ
実家のお墓をどうするか、結婚したら姓をどちらにするのか。多くの人がいずれ体験する大きな問題。
松尾家の二人の娘、母、父がその問題をどう解決するのかを描いた作品。
結婚して姓を変えることが嫌で彼氏と別れた経験のある姉、変えたくないと考えて婚約者に相談する妹。それぞれのモヤモヤする気持ちが鋭く描かれている。
妹の婚約者の実家では亡くなった祖母が樹木葬にして欲しいと遺言を残していて一波乱ある。
やがてその件から今ある墓を墓じまいする方がいいのではという話になり…。
いずれ自分にも起きる問題だと思いつつ読んだ。
ラストはそれぞれ納得する答えが出るのだが、考えさせられる作品だった。