小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
序盤は、ずっと禁忌に触れているような気がして気分が悪かった。
中盤は、チャーリィが家族の愛を得られずに育ったのを見て、自分の子供には、子供が望む親でありたいと思った。また、本が後半に差し掛かっているのが悲しかった。
読み終えた今は、チャーリィの家族がどう感じていたのかを知りたい。特にローズ。読書メモを見たら、マットとノーマは名前で書いてあるのに、ローズだけ一貫して「母」と呼んでいる自分に衝撃を受けた。理由は分からない。
本文には「きみになんか分かるもんか」というチャーリィの言葉が何度か出てくる。この体験は個人的なもの。だから、アルジャーノンのことを本当に理解してやれて、その友だちになれるのは -
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リアル。
権力間の駆け引きと、権力と民の相克。
権力の上に立つものの道理ででた政策が、どれだけ社会、多くの人にいらぬ影響を与えるのか。この前に読んだ鬼平犯科帳に出てくる盗人の親方の方が、下で働く者の全てのものの心持ちが分かってこそ、大親方と言われるという話と、随分隔たりがある為政者たちだ。
必ずしも、一枚岩で、歴史や社会は動くのではなく、ある一部の人々にとっては正義であっても、他のアクターにとっては異なる。そしてそのアクター内部でも相克があるもの。
そんな中でどう、ガバナンスが効くのか。
そして、農民が力を得たこと、発揮できたことに対する警戒感と、分相応に生きようと、見せようする姿は、封 -
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言葉の豊穣なことに脱帽
夫が楽しそうに読んでいて、時々私に漢字の読み方を尋ねてくる。どんな本かと思って、ちょっとだけ覗いてみた。
私もたちまちハマってしまった。芥子飯「カラシメシ」言葉の印象からドライカレーかと思ったけど、作者の生きた時代から察すれば、ここはやはりカレーライスであろう。などと考えながら読んでいる。
私が生きている今の時代からほんの3世代ほど前の日本の日常が、食べ物を通して活き活きと描写されている。時折り、私が子どもだった頃の祖父母の会話が蘇ってくるような気持ちになる。そういえば母の伯母に当たる人は変体仮名でサラサラと手紙をしたため私に送ってくださったことがあった。私にはそ -
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筆者が、若き日の祖母との豪華ロンドン旅を思い出しながら綴ったエッセー。
超一流ホテルだからこそのバトラー、スタッフたちとの交流、祖母“姫”の高貴なプライドと自信と振る舞いと、それに伴う率直で前向きで鋭くユーモアあるコメントと薫陶。
面白く読む、と共に、生き方、考え方を明るく背筋の伸びたものに引き上げてくれる本。
祖母姫!最高すぎる!
筆者の動きや感覚も、若いからこそで、それも良い。
凛とした祖母姫の一言一言と姿勢。最高です。
最終章。祖母が孫に語る、謙虚と卑下について。
祖母姫が化粧をする意味を語りながらも、孫に対しては、化粧が必要ないと思うならしなくていいのだという。
孫を認めているこ -
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霜降り明星せいやさんの高校1年生の頃が
綴られたエッセイ。
せいやさん、ひどいイジメを受けていたんだ。。
高校生にもなってしょーもないことする人間が
いるんだな。
いじめをする人って、かわいそうな人生だと思う。
いじめていた黒川軍団、一生罪を償うべき。
せいやさんは家族に迷惑をかけないように、
自分が負けないように、毎日必死で戦ってたんだ。
お風呂場で円形脱毛症の薬をお母さんに塗ってもらったシーンは、思わず泣いてしまった。
お母さんから溢れ出る涙に、とうとうせいやさんも
今まで我慢して耐えていた気持ちが溢れ出て
しまったんやね。
もし我が子がこんな目にあってしまったらと
想像するだけで、 -
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表紙の洗練された雰囲気に惹かれて手に取りました。
70代のフランス人女性・リアーヌさんが大家を務めるマンション「フォンティーヌ」は、彼女の両親が建てたパリのアパルトマンを再現した、噴水のある美しい庭を持つ建物です。
リアーヌさんは、ある思いを胸に、生きづらさを抱えた人たちに部屋を貸します。入居者同士のささやかな交流や助け合いを通して、他人だった人たちが、少しずつ家族のような関係になっていく過程が丁寧に描かれていました。
読み終えたあと、心がじんわり温まり、「こんな大家さんが本当にいたら、この世の中も捨てたものじゃない」と思いました。
私の身近にはいないけれど、いつかこんな人や場所に出会
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