【感想・ネタバレ】雨月物語のレビュー

あらすじ

江戸の上田秋成が中国小説や日本古典を自在に翻案、超絶技巧を駆使した怪異奇談集の傑作を、現代の円城塔による精緻で流麗、史上最高の現代語訳でおくる。「白峯」「菊花の約」他、全9編。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2024.11.20〜11.25
古文の問題で解いたかな、ぐらいの記憶しかなく、
この歳まできちんと読んでいなかったことを後悔した。
古典文学でこんなにも面白いものがあったのか、と思った。私のお気に入りは仏法僧と青頭巾。
今度は現代語訳ではなく、古文で読んでみようと思う。

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

とても読みやすい訳で、スルスルと読めた。
古典怪綺談の余韻が感じられて、もっとゆっくりじっくり読めばよかったと少し後悔。

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2025年04月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

石川淳訳に比べると読みやすい。
この辺りは好みの問題もあり、私は共に好ましい現代語訳と思う。
既に石川訳も古いと思う読書もいるだろうし、これが翻訳の悩ましいところではないかと考えてしまった。

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2025年04月01日

Posted by ブクログ

評判の雨月物語新訳ということでした期待して読んだ。おどろおどろしい内容だが、当時の景色が手に取るよう。江戸時代後期のベストセラーってこんな感じなんでしょうね。

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2025年06月29日

Posted by ブクログ

お恥ずかしながら読んでなかった名作を読んでみようシリーズ! 円城塔さん訳です。 雨月物語、こんなに面白いんだ!というのが最初の感想。 ところどころわからない単語や難しめの言葉遣いもあるものの、するする入ってくる。 お化けが出てくるんでしょ、といううっすら知識のみだったけど、怪異を通して描かれるのは“人間”の情念。 地元なので、「吉備津の釜」でわーい!と思ったら、結構怖い話だったw

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2025年04月11日

Posted by ブクログ

大学のころに注釈付きの原文を読んだよことがあり、どれも怪しく美しい話で印象に残っていた。また、円城塔は好きな小説家の一人なので、どう料理してもらえるのかと期待して読んだ。
円城塔らしさよりも、原文を尊重して読みやすく言葉を補いながら、スルスルと読める文になっていると思った。彼の小説の持ち味は思考実験と詩情の按配が絶妙なところと評価しているが、純粋に文章のみ取り上げても地力がある文筆家なのだと認識を改めた。

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2024年12月03日

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