あらすじ
江戸の上田秋成が中国小説や日本古典を自在に翻案、超絶技巧を駆使した怪異奇談集の傑作を、現代の円城塔による精緻で流麗、史上最高の現代語訳でおくる。「白峯」「菊花の約」他、全9編。
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Posted by ブクログ
2024.11.20〜11.25
古文の問題で解いたかな、ぐらいの記憶しかなく、
この歳まできちんと読んでいなかったことを後悔した。
古典文学でこんなにも面白いものがあったのか、と思った。私のお気に入りは仏法僧と青頭巾。
今度は現代語訳ではなく、古文で読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
石川淳訳に比べると読みやすい。
この辺りは好みの問題もあり、私は共に好ましい現代語訳と思う。
既に石川訳も古いと思う読書もいるだろうし、これが翻訳の悩ましいところではないかと考えてしまった。
Posted by ブクログ
評判の雨月物語新訳ということでした期待して読んだ。おどろおどろしい内容だが、当時の景色が手に取るよう。江戸時代後期のベストセラーってこんな感じなんでしょうね。
Posted by ブクログ
お恥ずかしながら読んでなかった名作を読んでみようシリーズ! 円城塔さん訳です。 雨月物語、こんなに面白いんだ!というのが最初の感想。 ところどころわからない単語や難しめの言葉遣いもあるものの、するする入ってくる。 お化けが出てくるんでしょ、といううっすら知識のみだったけど、怪異を通して描かれるのは“人間”の情念。 地元なので、「吉備津の釜」でわーい!と思ったら、結構怖い話だったw