あらすじ
江戸後期の天保年間、老中水野忠邦から突然命じられた理不尽な三方国替え。越後長岡への転封を強いられた藩主を守ろうと、荘内藩の百姓たちは越訴のため黙々と江戸をめざす。深山にわけ入り間道を伝って歩き続ける領民たちの相貌と、彼らを衝き動かした情動を精緻に描く、傑作歴史長編。〈解説・川村湊〉
...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント /
※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
研究発表をする前に読むのはやめようと思っていたので
学会が終わってやっと読みました。
父をはじめ庄内の人達からいろんな思いを聞いていました。
華々しい記録と共に、動員された百姓達がどれほど大変だったか。
そうした中、なぜここまで農民が立ち上がったのか、藤沢さんの小説を読んでも答えは出ませんでした。
宗教者側の動きも、いまだよくわからない。
更なる課題を与えられたような気がしました。