祖母姫、ロンドンへ行く!

祖母姫、ロンドンへ行く!

1,584円 (税込)

7pt

祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中!!

正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定! だが、そもそも著者が留学で培ったのは「行き当たりばったり体力勝負の低コスト海外滞在」ノウハウで、高齢の祖母をお姫様のようにもてなす旅とは真逆のスキルだ。資金面こそ親族の全面フォローがあるが、慣れないツアコン(秘書)役を任命された孫娘の心には不安しかない。
しかし、いざ現地に到着してみれば……大英博物館、ロンドン塔、ハロッズにフォートナム&メイソン、ロンドン三越にオリエント急行、5つ星ホテルのおもてなし、そして憧れのアフタヌーンティー……初めての祖母とのふたり旅は、楽しみもトラブルも山盛りで毎日が刺激的だ。果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか?
頑固で優雅な祖母姫の名言続出! 底抜けにおもしろく、やがてホロリとする――著者がまだ「コムスメ」だった頃の、「自己肯定感」にまつわる極上エッセイ。

※この作品はカラーが含まれます。

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祖母姫、ロンドンへ行く! のユーザーレビュー

お正月に親戚の集まりで孫が話す英国留学体験を聞いて「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」と言い出した80歳越えの祖母。そして、そんな祖母の願いをかなえてあげたい伯父たちが費用を負担してくれるという、それはそれはゴージャスな「ロンドンお姫様旅行計画」に乗った孫。祖母と孫、2人きりでの5泊7日のロンドン旅行、その顛末は…?
本作は、「最後の晩ごはん」シリーズの椹野道流さんが書かれる、まるでよくできた小説のような、たった5泊7日とは思えない濃さの旅行記です。私は英国好きなので、タイトルにひかれて読み始めましたが、途中で何度か泣かされ、最後はしみじみと自己肯定感について考えさせられるという、単なるトラベルエッセイとは一味も二味も違う1冊でした。作中の孫である作者は、今のように簡単に画像や映像が残せない時代の記憶をたどって書かれたことで、この旅のことも今は亡き祖母のことも多少美化されつつも見つめ直されて、今だからこそ、このようなエッセイとして昇華されたのだろうと思いました。そして、人をもてなすとは、努力と自信とは、贈り物とは、謙虚と卑下とは…などについて考えさせられました。個人的には、今はもうない、かつてロンドンにあった日系デパートにかかわるお話を非常に懐かしく読みました。
誇り高いおばあさま、ホスピタリティの権化としか言えないCAさんやホテルスタッフたち、あらゆる登場人物の金言にあふれた本作は、折に触れて何度も読み返したくなる1冊になること間違いなしです。ロンドンが大好きな方はもちろん、豪華な海外旅行に触れてみたい方、高齢者との接し方に悩んでいる方、おもてなしの神髄を知りたい方など、どなたにでも読んでいただきたいです!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ファーストクラスでの旅は、滞在先もロンドンの一流ホテル。私には、縁のない世界ながら、楽しく読めました。
    ホテルのスタッフ、特にバトラーのティムの心遣いは、最高です!
    祖母姫のお言葉の数々にも、なるほどと唸らされます。孫娘である著者も、医者で作家である上に、英語もペラペラとは羨ましき限り。やはり、会話

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    祖母姫と孫である作者とのロンドンの旅。
    豪華な旅路の様子に目を見張り、出て来る人達の心遣いに胸を打たれました。
    読んでいてとても心地いい本です。

    今は亡き自分のおばあちゃんを思い出しました。また会いたいなあ。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    面白い!貧乏旅行しかしたことがないので、こんなホスピタリティ知らなかった。またロンドン行きたい。
    お金あっていいなー!かっこいい杖や宝石を見にロンドン島へ。ハロッズよりも三越?金持ちの旅行って楽しそうで良いな。香水とか杖のしつらえや、お年寄りに優しい国イギリス。ハロッズの店員さんのお直しのアドバイス

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    お友達に勧められて読んだ本です。私には珍しくエッセイです。これは。。。ほんとに。。。素晴らしかった。本当に本当に良い本でした。お友達、ありがとう。

    気むずかしい(と思っていた)お祖母ちゃんとの最初で最後の豪華絢爛な旅へ出かけた主人公。
    そこで起こる忘れられない素敵な出来事。
    とても粋なおばあちゃん

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    うおおお、面白かったーーーー!!!
    さすが関西の人、テンポとツッコミのノリとコミカルさが良くて、話を聞くかのように楽しんで読めた。
    わがままで品のあるお祖母様と著者のコンビ、もっとみていたいくらいだった!

    察するに、とても豪遊旅だったのだろうけど、バトラー(ティム)(恥ずかしながら、バトラーという

    0
    2025年08月28日

    Posted by ブクログ

    本当にエッセイ⁈と疑いたくなるくらい、どの項も面白い。
    私にも秘書とバトラーが欲しい。

    いつか、行くぞ、ロンドン!

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    本作の元になっているインターネットに上がっているエッセイ。「晴耕雨読に猫とめし」に掲載されていたものを確か2022年頃に一気読みした。
    これらのエピソードは1990年代の話なのでその時点でだいぶ昔の話。
    ものすごく面白い話をアップロードしている人がいるんだなあと思っていたが、その数年後に書籍化される

    0
    2025年07月05日

    Posted by ブクログ

    作者がまだコムスメだった頃、80才を超えていた祖母とふたりでロンドン5泊7日旅をした思い出を綴ったエッセイ。祖母がお姫様のような旅を楽しめ、元気に帰宅する為に、孫娘は秘書役となるが、ファーストクラスのCAさん、一流ホテルのバトラーはじめスタッフ達、一流のデパート店員さんのサービスから、真のホスピタリ

    0
    2025年05月29日

    Posted by ブクログ

    祖母姫という言葉がぴったり。笑いあり、涙ありの心温まるエッセイ。筆者はこの本をずいぶん時が経ってから書いているようだけど、全て記憶だけを頼りに書いてるのか気になります。(まるでつい最近のことのように事細かく表現豊かに書かれている!)頑固な祖母姫、頑張り屋さんの筆者、一流の素晴らしいサービスを提供する

    0
    2025年05月19日

    購入済み

    ネットで読んだ

    電子だけど本でも欲しくなって購入。とても楽しくて、何度も何度も繰り返し大事に読みたいです。

    0
    2023年08月31日

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