あらすじ
祖母と孫娘の、笑って泣ける英国珍道中!!
正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定! だが、そもそも著者が留学で培ったのは「行き当たりばったり体力勝負の低コスト海外滞在」ノウハウで、高齢の祖母をお姫様のようにもてなす旅とは真逆のスキルだ。資金面こそ親族の全面フォローがあるが、慣れないツアコン(秘書)役を任命された孫娘の心には不安しかない。
しかし、いざ現地に到着してみれば……大英博物館、ロンドン塔、ハロッズにフォートナム&メイソン、ロンドン三越にオリエント急行、5つ星ホテルのおもてなし、そして憧れのアフタヌーンティー……初めての祖母とのふたり旅は、楽しみもトラブルも山盛りで毎日が刺激的だ。果たして著者=《秘書孫》は、強くてキュートな《祖母姫》を満足させることができるのか?
頑固で優雅な祖母姫の名言続出! 底抜けにおもしろく、やがてホロリとする――著者がまだ「コムスメ」だった頃の、「自己肯定感」にまつわる極上エッセイ。
※この作品はカラーが含まれます。
お正月に親戚の集まりで孫が話す英国留学体験を聞いて「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」と言い出した80歳越えの祖母。そして、そんな祖母の願いをかなえてあげたい伯父たちが費用を負担してくれるという、それはそれはゴージャスな「ロンドンお姫様旅行計画」に乗った孫。祖母と孫、2人きりでの5泊7日のロンドン旅行、その顛末は…?
本作は、「最後の晩ごはん」シリーズの椹野道流さんが書かれる、まるでよくできた小説のような、たった5泊7日とは思えない濃さの旅行記です。私は英国好きなので、タイトルにひかれて読み始めましたが、途中で何度か泣かされ、最後はしみじみと自己肯定感について考えさせられるという、単なるトラベルエッセイとは一味も二味も違う1冊でした。作中の孫である作者は、今のように簡単に画像や映像が残せない時代の記憶をたどって書かれたことで、この旅のことも今は亡き祖母のことも多少美化されつつも見つめ直されて、今だからこそ、このようなエッセイとして昇華されたのだろうと思いました。そして、人をもてなすとは、努力と自信とは、贈り物とは、謙虚と卑下とは…などについて考えさせられました。個人的には、今はもうない、かつてロンドンにあった日系デパートにかかわるお話を非常に懐かしく読みました。
誇り高いおばあさま、ホスピタリティの権化としか言えないCAさんやホテルスタッフたち、あらゆる登場人物の金言にあふれた本作は、折に触れて何度も読み返したくなる1冊になること間違いなしです。ロンドンが大好きな方はもちろん、豪華な海外旅行に触れてみたい方、高齢者との接し方に悩んでいる方、おもてなしの神髄を知りたい方など、どなたにでも読んでいただきたいです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
祖母姫が孫に向けた言葉、CA・バトラーさんのプロ意識、孫の気持ち、イギリスでの旅模様、、
いろんな視点・立場から楽しめる一冊だった。
晩年の祖母姫の記述があまりにもあっさりだったところが逆に深く多くを考えさせられた。
Posted by ブクログ
とてもとても面白かったです!
著者さんのご苦労を考えると簡単には良い旅でしたねと言えない部分もあったかと思いますが、どこまでもかっこいいおばあさま、完璧なホスピタリティーのイギリスのホテルの方たちや日本の航空会社、百貨店の方たち。めっちゃ感動したし憧れました!
あんな風になりたい。
最後に(途中にも何度か)おばあさまが孫娘さんにズバッと伝えた言葉、私も身につまされる思いがしました。確かにきっつい!笑 きついけども、あれはやはり孫娘を想うからこそ出る言葉だとも思えました。
Posted by ブクログ
これは!すごくよかった!
最初は祖母と孫娘、海外珍道中みたいなテンションで読み始めたが、全然違った!
感動巨編だった。というか、やっぱり人生の先達は経験値や言葉の重みが違うなぁ。
きっと本には書いてない大変なこともたくさんあったんだろうけど、振り返っていい時間だった、あの頃は若くてわかってなかったけれど今ならわかるという著者の方の人生の時間に熟成された思いがとても心に響いた。
そしてホテルの方々の心遣いと優しさと。本当に泣ける。涙腺が弱くてかなわん。
Posted by ブクログ
自己肯定感つよつよお姫様おばあちゃんを、孫が初のイギリス旅行にエスコート。
人との繋がりが有限であるが故の尊さが、特別光るエッセイです。
おばあちゃんの破天荒さ、自由気ままっぷりに振り回される作者にくすっと笑ったり、たまに出るおばあちゃんの格言に感心したり、泣きそうになったり、作者が旅行中出会う人たちが全員素敵で、まるで一緒に旅行をしたような、わくわく、ときめきをを感じられる一冊でした。
Posted by ブクログ
BSテレ東の「あの本、読みました?」で鈴木保奈美さんが「昨年読んだ本の中でベスト」と紹介していた本。うん、間違いなくとてもよい。80歳を超えているとは思えないほど孫娘に的確な指示を出し、とても素敵な振る舞いの祖母姫。一方でところどころに記述されているが旅行後には祖母姫と距離を置いていた孫娘。老いは避けて通ることができないものである。そのため、読んでいてどこか物悲しい気分にもなるが、間違いなく抜群に楽しい旅行記。他の人に薦めたくなる1冊。
Posted by ブクログ
活字を食って生きている方々へ
栄養価の高い、上質な作品と巡り合ったら⋯
お知らせせずにはいられませんよつ!!
5つ星ホテルのドアマン氏やバトラーのティムさん。
その言動のオシャレな事!!
ホスピタリティと言う言葉の本当の意味を教えられました。
つくづく思うわ
私は洗練された美しいモノが大好きなんだと。
お祖母様のようにありたい!
ロンドンはちょっと無理だけど⋯
三越のフォートナム・アンド・メイソンで、アフタヌーン・ティーセットを楽しむのが目下のちっちゃな夢です。
Posted by ブクログ
『あの本、読みました?』で紹介されていた本。
40年ぐらい前の話だと思われます。
読みながら、私自身が海外に滞在して頃のことを思い出しました。まだSNSやスマホがない時代です。私は何度”Excuse me.”と声を掛けて拙い英語で訊いたことか…。
冷たくされる時もあるけれど、親切に教えてくれる人がほとんどで、再び会うことのない人をふとした時に思い出し、自分の半生を振り返りながら楽しかった思い出が湧き上がります。
観光地・お買い物・食事…と、楽しむべきことが多いけれど、やはり人とどう関わっていくかが旅の醍醐味だと改めて思いました。
著者が旅の最期に祖母姫に言われた言葉にガツンときます。
読んで元気が出ました。明日からまた仕事頑張ります。
Posted by ブクログ
80代の祖母、「祖母姫」と孫娘(筆者)が数十年前にイギリスを共に旅したエッセイ。
祖母姫の天真爛漫さと強さ、それに振り回されつつも祖母姫の言動から人生観を学ぶ筆者、そしてイギリス人のホスピタリティーが描かれ、涙でホロッとくる場面も多々あり、素敵な本でした。
椹野さんの本は始めてでしたが、言葉の言い回しがとってもコミカルですごく的確ですっかりファンに(笑)
読書後、私も今は亡き祖父母との思い出を思い出す時間が増えました。
祖母姫素敵な女性でした。
Posted by ブクログ
TBS「あの本、読みました?」を拝見して気になったので手に取りました。
私がいま認知症の祖母のお世話をしているからか、想像以上に刺さって、最後は涙が溢れた。
もっといろんなところに連れて行ってあげたらよかったなあ。
Posted by ブクログ
法医学者、監察医の経験もある作者が、若かりし頃留学していたイギリスに、祖母と一緒に旅行をした話
八十を超えた祖母がふと言った「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様みたいな旅がしてみたいわ」という一言を、若い孫一人で伯父達からの資金提供があったとはいえ、かなり大変だったよね、きっと。
でも、本当にゴージャスな旅をしたんだろうなぁ。と、二人の旅行記を読みながら自分では経験できない話を色々知れて本当に面白かった!
祖母姫のかっこよさはもとより、多分相当スペシャルなホテルの皆さんとの話が、スッゴクよかった!
ファーストクラスのCAさんも、皆から私も色々教わった気がします。
ホテルの一流スタッフ達とのエピソードが最高すぎる。
二人だけでなく、私も最後は離れがたく思いました(笑)
読み終わったばかりだけど、また逢いたくなるー。
素敵!
何て素敵な、祖母姫(お姫様の様な、おばぁさま)との、ロンドン旅行の想い出!80歳を過ぎて、認知症も、まあまあ進んでいて、頑固でわがままという祖母を連れて、お姫様の様な旅行をしたいという彼女の夢を叶えるべく奮闘する孫と、それを助ける周りの人達(一流のCAさんだったり、一流ホテルのドアマンや、専属のバトラーだったり)が、とても素敵で、感動してしまった。
Posted by ブクログ
笑える部分もあり、ほろりとさせられる部分もあった!海外での出会いがとても素敵だったし、ホテルでのホスピタリティがすごく徹底されていてすごいなあと思った。初めはわがままなおばあちゃんだなと思っていたけど、凛とした姿や今まで長年生きてきた経験と知識にはっとさせられたし、最後は素敵な旅だったなって思った。イギリスいきたい!
Posted by ブクログ
祖母と孫である作者本人とのイギリス旅行記。
祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定。
祖母と孫娘の珍道中をテンポよく楽しく読める。
書かれたのは祖母が亡くなられた後のようで、追悼や懐古録の意味合いもありそう。
一族の支援があることからわかるように、かなりの豪華旅行になっていて、普通にイギリスに行って、この話の中のイギリス人の対応を期待してはいけない。イギリスでも普通にアジア人差別はあるので、かなりの豪華旅だったんだなぁと想像。普通に親切な人もいるけど、お金を払う人には親切。払っても差別する人もいる。この中でそういう人達が出てこないのも楽しく読める理由の一つだと思う。
豪華旅だし、時代も今とは異なるので、自分の旅行の参考にはならないけれど、そういう類の本でもないけど、ちょっとしたマナーなどはなるほど真似してみようと思うこともある。
著者の作品は初めてだったけど、他の本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
80代の祖母がロンドンに行きたいと言う。連れて行く孫娘ドキュメント。
大変面白かった。高級ホテルに泊まることの意義はこういうことかと分かったり、本場のアフタヌーンティーなどを自分がまるでそこにいたかのように感じさせれくれる。お祖母様の金言も良かった。
Posted by ブクログ
読みやすさに加え、内容が楽しくてすぐに読み終えてしまいました。
恐らく90年代初頭。
椹野さんがおばあさまと共に、と言うよりはおばあさまのお付きとしてロンドンを旅した記録を留めたエッセイです。
多くの人が同じ感想を抱くと思いますが、おばあさま、もとい祖母姫が本当に素敵。
孫のピアノの発表会で「あれでよく人前で弾けること」って言い放ったおばあちゃん、聞いたことありません笑。
ロンドンはいつか行きたいと思っているので、ひと昔前とは言え雰囲気が魅力的に描かれていたのも個人的には収穫です。
ますます行きたい気持ちが高まってきました。
そして何より祖母姫の格言の数々。
「努力しなければゼロのままだけど、百も努力すれば、一か二にはなるでしょう。一でも違いは出るものよ」
「それなのに何もしないでいるのは、自分を見捨てて痛めつけているようなものよ。(中略)鏡を見て、ああ、昨日の自分より少しだけ美人だわ、って嬉しく楽しくなれるように少しでも努力してみたらどうなの。もっと綺麗になれる、もっと上手になれる、もっと賢くなれる。自分を信じて努力して、その結果生まれるのが、自信よ」
頑張らなくてもいい、なんて言葉があちこちで聞かれるようになって久しいですが、多様性とかそのままの自分でいいとか、その言葉が不努力の言い訳になっているようで私はモヤモヤし続けています。
祖母姫から努力することの意義を改めて教えてもらいました。成瀬も似たようなことを言っていましたね。
また、滞在したホテルのスタッフの
「大切なのは、お祖母さまには何ができないかではなく、何をご自分でできるのかを見極めることだと思います。できないことを数え上げたり、時間をかければできるのにできないと早急に決めつけて手を出したりするのは、結局、お相手の誇りを傷付けることに繋がります」
という言葉は、子育てにも通ずるものがあり、背筋が伸びる思いでした。
肩の力を抜いて楽しめるエッセイでありながら、学ぶことも多い1冊。
私も今一度、できる事から努力をして人生を楽しんでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
祖母と孫娘のリッチなロンドン旅行。
往復ファーストクラス、ホテルは5星のジュニアスイート!自分が行った時と同じなのは三越でのお買い物だけ(笑)団体旅行で連れて行かれたなぁと懐かしかった。バトラーのティムが素敵過ぎ。しかも双子でもう1人居るなんて!やっぱり一流は違うんだね。オモテナシの心がマダムの最後の海外旅行を格段に素晴らしいものにしてくれた。孫もがんばった!
Posted by ブクログ
「もっと綺麗になれる、もっと上手になれる、もっと賢くなれる。自分を信じて努力して、その結果生まれるのが、自信よ」
謎でもなんでもなかった祖母の自信の根拠と理由
「胸を張って堂々と、でも相手のことも尊敬してお相手をする。それが謙虚です」
祖母の言葉に気づかされる
『すべて姫のお望みのままに』
思いきり我が儘を言い、やりたいこと、行きたいところをがんがんリクエストして、姫として無邪気に野放図に楽しむ祖母に振りまわされる筆者。
そこにホテルのドアマン氏や、バトラーティムが力を貸してくれる
八十を超えた祖母との旅行ならではの、お昼寝タイムあり、急な予定変更ありのトンデモ旅行
一流ホテルの裏話もあってとても楽しく読みました
Posted by ブクログ
本当にお姫様みたいな、教養もあってチャーミングで努力に裏打ちされた自信のある、素敵なおばあさまと、そのお孫さんであり、思慮深くおばあちゃん思いで、聡明な著者とのロンドン旅行記。
80歳のおばあさまとの旅行は心配ごとも苦労も絶えない旅行だったろうが、ともかくイベントやハプニングすら、そんな素敵なことある?ってビックリする。
きっとそれは、本当に素敵なおばあさまの人柄・チャーミングさと、著者さんの配慮あるエスコート姿のコンビが引き寄せているのだろう。素敵な思い出があり、とても羨ましい。
私は祖母との思い出はあまりなく、まして2人で海外旅行だなんて、その経験がある人の方が少ないのでは?
私の祖母はもういないけど、なんなら私の母ももういないけど、娘たちには祖父母との素敵な思い出もプレゼント出来たらいいなあ
以下、おばあさまの発言から素敵と思ったもの
●(祖母へおもてなしをしようと、お茶請けとして梅干しを買ってきたバトラーに、そのことを指摘せずやり過ごそうとした孫を諌めるシーン)
本当に感謝しているなら、具合の悪いことをそのままにしてはダメ。次に日本からお客さんが来た時、この人が恥をかかないように、優しい思いやりがちゃんと報われるようにしてあげた方がいいと思うわ。本当のティムのためになることをしたい。
●もっときれいになれる、もっとかしこくなれる、もっと上手になれる。自分を信じて努力して、その結果生まれるのが自信よ。
●(著者へのお土産を祖母が選んであげているときに、著者が自分の好きなものが欲しいと言った時)
あなたの好きなものを買ったら、それを好きじゃなくなったらどうでもよくなるでしょう
●謙虚と卑下は違うもの。自信がないから自分のことをつまらないものみたいに言って相手にみくびってもらってラクをしようとするのはやめなさい。それは卑下。楽をせず努力をしなさい。いつもその時の最高の自分で人様のお相手をしなさい。おしゃれもお化粧もそのために必要と思ったらしなさい。胸を張って堂々と。でも相手のことも尊敬してお相手をする。それが謙虚です。
Posted by ブクログ
楽しいお話だった。
私はもう「祖母」の立場なので羨ましいなーと思ったけど、著者であるお孫さんからするととても気疲れしただろうなと。
行ってみたかったなー、イギリス。
Posted by ブクログ
最初は、なんてわがまま祖母姫様なんだ!と思ってしまったけれど旅の最後にステキな金言をいただきました!
「謙虚と卑下は違うものなの。」
「相手のことも尊敬してお相手する。それが謙虚です。」
やっぱり自信を持って行動している人はカッコいいな
。自信をつけるためにいろいろ努力も必要なのね。
それにしても5つ星ホテルのバトラーはあんなにおもてなししてくれるものなのね。
Posted by ブクログ
軽妙な筆致でラグジュアリーな旅の思い出が語られる。破天荒な旅の記録に思わせて、文章の隙間からは喪失の寂しさが時折顔を覗かせる。この物語の主人公である『祖母姫』は故人なのだ。筆者はその後の祖母のようすについてはほとんど触れず、旅の終わりを以てこの物語も幕を閉じる。それは、読者らにこの破天荒な『祖母姫』の姿だけを記憶に留めて欲しいという筆者の願いであり、老境の苦難を赤の他人に知られたくはないであろう誇り高き祖母への配慮にも思える。供養、という言葉が頭によぎる物語だった。高齢の親族の介護や別れを経験したひとほど胸に来るエッセイであると思う。
Posted by ブクログ
始めは関西弁の自虐エッセイの様で完読できるか不安だったが、ホテルスタッフとの関わりが深くなるにつれ何とも暖かい空気を感じる様に。バトラー、ドアマンの台詞は泣ける。
Posted by ブクログ
祖母姫とのドタバタ旅行記はもちろん最高に楽しいのですが、今回学んだのは〈ホスピタリティ〉の素晴らしさです。
✈
行きのフライトでは、CAさんから教わります。
―お年寄りには何ができないかでなく、できることを大切に。
イギリスのホテルバトラーからは学ぶことばかりです。
―言葉が通じなくても、通訳者ではなく本人の顔をみて話すことが大切
―行き先は聞いても、何をするのか誰と会うのかまでは詮索しない
―呼ばれるのを待つのではなく、目配り気配りして先手を打つ、等々…
いろんなことにあてはまりそうです。
最後に、祖母姫ご自身の金言を。
―胸を張って堂々と、でも相手のことも尊敬してお相手をする。それが謙虚です。
✈ ✈ ✈ ✈
孫とはいえ、ここまで召使いのように秘書役に徹した著者も偉いと思いました。
その著者は、
先日、鈴木保奈美さんのテレビ番組に出演された際、例のカメオのブローチを、しっかりと身につけておられました。
Posted by ブクログ
鈴木保奈美さんが紹介していたと、友達が貸してくれた。
途中まで、うらやましい!こんな旅がしたい!というミーハーな気持ちだったけど、後半の冒険の件から何段階もギアが上がって、泣いたり笑ったり。
そうなの、恋愛が人間関係の最上級ではないんだよね。
心に沁みる読後感で、読み終わった途端、誰かにお薦めしたくなります。
匿名
「イギリス留学経験があったので
手にした本だけど」と勧めてもらって
読んだ本ではありますが
経験なしでも
楽しい旅が出来ました
さすがはジェントルマンの国
バトラーもドアマンも素晴しく誇り高く
スマート
著者が祖母と旅する中で
気付かされる若かりし頃の自分自身
祖母を祖母姫とする事に納得
祖母姫の自己肯定感と気品と自信が
努力の賜物であることに著者が気づくあたりから
エッセイ本以上のものであることに
こちらも気づく
楽して手に入れられるものなんて
すぐ消えてなくなってしまうのかな
祖母姫いわく
「自分を信じて努力して結果が生まれるのが
自信なのよ」
著者がロンドンを南下して
何年振りかで会いに行った友人との関係を
一緒にいない人のことが
頭から抜け落ちらのは当たり前だけど
何かあった時 お互いの顔が浮かぶような
根っこで繋がってる関係に
わかるー
面白い中に名言があっておすすめです
Posted by ブクログ
おもしろいとすすめられて読んだのだけど、途中まではあまり気持ちがのらなかった。わがままで誇り高い祖母と孫娘のロンドン旅は、往復ファーストクラス、宿泊は三つ星ホテルで、ハロッズや三越で買い物三昧。大英博物館にロンドン塔、オペラ座の怪人あたりはまあ定番として、ドレスアップしてオリエント急行でディナーを召し上がったり、なんともリッチで優雅なのだった。旅ものと言えば、ビンボー旅行につきもののトラブル話が鉄板のおもしろさと思っている身には、異世界を見るような興味はあるものの、ああそうですか以上の感想は出て来にくくて、読み通せないかもと思ったりして。
著者の伯父様(祖母姫の息子)たちがスポンサーだったそうで、著者はあくまでお付きの秘書という役どころであることが繰り返し強調される。それでもこの方、イギリス留学の経験があり(長期とおぼしい)、医師になっていて、当時から(旅はかなり以前のこと)ものを書いていこうと考えていたそうで、まあ、庶民からはほど遠いように思う。(著者のことはまったく知らず、検索してみたらライトノベルの著作が大量にあって驚いた)
俄然ページをめくる手に力が入ったのは、明日はロンドンを去るという夜の出来事が綴られているくだりからだった。著者にとっても読者にとっても思いがけない展開にビックリ。まるでドラマのようだ。ただ、そこにいたるまでのことが詳しく語られないのがもどかしい。しかしまあ、そういう書き方が著者の持ち味なのかもしれない。全体に、ライトノベル作家と知って、ああなるほどと感じる文章の雰囲気がある。ストレスのない書き方、というか。貪欲な読者としては、そこをもっと!と思ってしまうのだけれど。
帰国の途につく空港で、祖母が著者に突きつけるお説教がすごい。こういうこと、なかなか言えないですよ。家事育児やたくさんのお稽古事に常に全力で取り組み、いつもピシッとした姿を貫いてきた祖母は孫娘にこう言うのだ。
「あんたに足りないのは自信です。見ていたら、自信がないだけじゃなくて、自分の値打ちを低く見積もってるわね」「謙虚と卑下は違うものなの。自信がないから、自分のことをつまらないものみたいに言って、相手に見くびってもらって楽をしようとするのはやめなさい。それは卑下。とてもみっともないものよ」
ひゃあ、強烈!でも、著者と同じく自分もグサッとくる。そう、卑下するときって無意識に「楽をしようと」してるんだよね。自分に厳しくしてきたからこそ祖母姫は自信満々でいられるのだ。ただちょっと小声で言わせてもらえば、その自信は環境に恵まれたたまものでもある。いやこういう方は、どんな境遇であっても誇り高く自分を貫くのかもしれず、余計なケチつけは良くないかな。
とても印象的なのは、著者がふれあうホテルマンたち。三つ星ホテルのドアマンや部屋担当のバトラーってここまでするのね~という、ザ・プロフェッショナルかつヒューマンな仕事ぶりに心底感心した。これまでもこれからもまったくご縁はないことが残念です。
Posted by ブクログ
誇り高くわがままな祖母姫に振り回されながら
筆者がどれだけ成長したことか
「謙虚と卑下は違うものなの。自信がないから、自分のことをつまらないものみたいに言って、相手にみくびっもらって楽をしようとするのはやめなさい。」
(耳がいたいなぁ)
たとえ晩年がどうあれ
こんな素敵な言葉を愛する者に残した人の尊厳は、少しも損なわれはしない
Posted by ブクログ
おばから借りたほのぼのエッセイ。
作者が祖母と一緒に豪華なイギリス旅行へ行った時の様子を描いている。
作者はイギリス留学に行っており、その話から親戚でお金を出しあっておばあちゃんにイギリス旅をプレゼントすることに。ファーストクラスのフライト、一流ホテルの宿泊、オリエント急行にディナーなどを予定している中で自己肯定感が高めでこだわりの強めなプリンセスのようなおばあちゃんの要望にたくさん応えることが求められてあたふたしながらたくさんの人の力を借りながら試行錯誤していくところを描いている。
本当に夢に見るような素敵なイギリス旅、宿泊先で付いてくるバトラーやスタッフが素敵で一流の人はいかにプライド持ってホスピタリティを提供しているのかが感動。
行ってた時期はきっと私がイギリスに住んでいた時期に近かったためうわー懐かしい!という描写 (電車のドアの窓から手を突っ込んで内側から鍵を開ける) など親も懐かしがるだろうなと思いながら、読んでいた。
文面から滲み出る出立から上品なおばあちゃんだろうなと想像しながら読んでいたが、特に身につけるものやメイクもちゃんとしっかりしている理由などを話している部分が印象的だった。自分のことを謙遜せることと卑下することは全然違うということ。作者が自信ないことが分かっている上で言ってたのがおばあちゃんなりの最後のメッセージだったのかと思うとじーんと来る。