ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • どうすればよかったか?

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    ネタバレ

    映画が話題になっていたのは知っていたのだが観る機会が無く残念に思っていた。しかし、本屋さんで書籍が売っているのを発見し即購入。
    統合失調症ではないが、精神病を患った事がある者が身内におり(現在は寛解している)少し自分事のように感じながら読み進めた。
    80年ちょっとしか生きない人間にとって25年という歳月はあまりに長く、多くの時間が病気によって奪われてしまったのだろうなと思った。お姉さんが晩年、少しでも幸せで自分らしく生きられたのなら嬉しいなどと、精神病で苦しんでいた身内を知っている側からすると勝手にそんな風に考えていた。

    お父さんが後年お姉さんへの対応を聞かれた時に恐らく事実とは違うであろう

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    2026年08月01日
  • 生殖記

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    ちょっととっかかりにくいお名前の本で、余計にそそられてしまって読んでみたら、名前の通りの中身で2度びっくり。読んだことのない視点からいろいろ考えさせられるような、どこかふざけてるような、、、みたいななんかよくわからない気持ちになりながらも楽しく読み終えました。

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    2026年08月01日
  • 百年の時効

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    各時代の点が、線となって繋がっていく様が素晴らしい。次の世代へバトンを受け渡して、事件を解決しようとする刑事たちが魅力的に描かれている。それぞれの時代の大きな事件にも触れているのでよりリアルに感じました。

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    2026年08月01日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    森見登美彦さんの初期作品。なんだかご本人じゃないかな、と思えるような理屈っぽい小学生と、お姉さん、そしてハマモトさんというクラスの女性、ウチダくんという研究仲間。いじめてくるスズキ帝国の皇帝スズキとその仲間。ペンギンがたくさんいる、こんな変な事態からスタートする。実は、このペンギンはお姉さんがコカコーラのカンから作り出したものだ。小学校の時には、みなすごい想像力で、いろんなことを想像していた。切ないくらい悲しい事もあったけど、ケロッと忘れて冒険の旅に出る。友達と冒険する経験は、大人になる上で最も大事な事だったような気がする。本作は、子供がどんどん成長して大人になる、でもそれは勉強や本を読んで行

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    2026年08月01日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ホワイダニットミステリー。ミスマープルはいつもハッとするほど人間模様が面白い。まさに「ときほぐし」を見ているようで、こんな複雑に絡み合って犯罪の動機もわからず、有象無象に見える中で、最後に行き着く先の真相は、パズルのピースがハマったよう、といえる。ラストシーンの、ランスロットに例えられた愛の深いぶおとこと、シャロット姫のように眠るマリーナ・グレッグ。ミスマープルはまるで良き魔法使いのよう。

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    2026年08月01日
  • マリリン・トールド・ミー

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    うう~、いい小説だった。ずっと泣きそうになりながら読んでいた。
    コロナ禍で大学生になった女の子のもとにある夜、あの「マリリン・モンロー」から電話がかかってくる。
    最初は戸惑いながらも、少しずつマリリンとのおしゃべりを楽しめるようになる主人公と、イメージとは違う、静かで少し茶目っ気のあるモンローとのやわらかなやりとりがとてもよかったし、ずっと男によって作られたイメージ、男によって語られてきたマリリンが本当はどんな女声だったのか、生きていたらどんな俳優になって、どんな生き方をしていたのか。
    もしかして彼女こそがフェミニズムの先駆者なのではないか。ずっと口を塞がれてきたマリリン・モンローに主人公が懸

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    2026年08月01日
  • 凍りのくじら

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    最初は主人公がみんなに心を閉ざし、見下しているという感じがし、え!?私と同じ!?みたいに感じました…人が関わり、そして亡くなる…
    周りにいる人がどれだけ大切なのかを思い知りました。

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    2026年08月01日
  • 琥珀の夏

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    ネタバレ

    面白かった。
    思わず涙も出ちゃった……
    宗教問題…社会問題なのか…難しくて一般人の私たちからしたらタブーな話題な気がする。
    最初はただのサマースクールなのかな?孤児院なのかな?という感覚で入ったけれど、なんとそこが宗教団体。
    まぁ宗教団体でよくある話だなと思いもしたけれど、ものすごくリアルに書かれてた。親子で入る人もあれば、子を預けちゃう家族も…すごいリアル。そして、ほかの宗教団体と物語と違うのは当事者が、良い思い出と言えているところ。あのころは洗脳されてたとかネガティブではなく、あのころは楽しかったと振り返ってるキャラクターもいるのもリアル。笑

    色んな衝撃的な出来事があって、ものすごいスピ

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    2026年08月01日
  • ラブカは静かに弓を持つ

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    ネタバレ

    シンプルにとても面白かった。そして久しぶりに気持ちよく泣けた。

    私は楽器を何もやったことがない。文字通り音楽とは無縁の世界で生きてきたのだが、最近何かひとつくらい楽器を習ってみたいと思っていた矢先にこの本に出会った。結果としては、良いタイミングだった思う。

    本著では演奏シーンも勿論だが、常に嘘を付き続けている自分と、純粋に音楽を、チェロを楽しむ自分との狭間で揺れ動く主人公の心理描写も見事である。

    また、第一楽章があまりにハッピーな終わり方だったため、あと半分も残っているのにこんなに大団円な展開なのは胸騒ぎがする…と思いつつ、第二楽章に進んだところ、上記の板挟み状態がすごいスピードで加速し

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    2026年08月01日
  • かがみの孤城

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    おすすめにあり気になってたので読んでみました。普段はミステリーを読むことが多かったのでファンタジーな感じの小説で目新たしくて楽しめた。
    自分の淡い13.14歳の頃をほろ苦く思い出せた。途中推理を交えたところもあり、最後ドンデン返しもありで良かった。
    装丁も目を惹くものがあり、表紙買いもありかもと思わせてくれたそんな作品です。

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    2026年08月01日
  • 月の立つ林で

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    身近な人の言葉や行動で勝手に傷つき
    少し離れた人の何かから気づきを得る。

    人生ってそんなことの繰り返しなのでは?

    心の奥底からじんわり温まる作品でした。

    個人的に好きな章は「お天道様」
    頑固で不器用な父親のエピソードに
    うるっと来た。

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    2026年08月01日
  • MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY

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    自由奔放な大人たち、かっこいいー!

    3人の純粋さ、豪快さ、楽天さに惹かれる。
    景色をみたり人と会ったりした後、
    著者の上出さんが数珠繋ぎのように連想したこと
    考えたこと、顧みたことを綴った文章が
    深いというか…品があるというか…
    でも、ちゃんとアホしてて笑える文章もある…

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    2026年08月01日
  • 事件は終わった

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    題名もよい
    事件は全然終わってない
    ちょっとホラーぽく連作短編は進んでいき、最後の章はちょっと感動した。
    つらいこと大変なことばかり起きているのに、最後は心温かくなるお話

    てことで、他の作品も読んでみよう

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    2026年08月01日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    著者と同名の“小川哲”を主人公とする短編集。

    “はず”という語彙について。
    はず、ということは、
    それを手に入れた未来を想像し、
    手に入らなかかった現実が訪れた、ということ。

    とある動画で見たところでは、
    文字を読めない人間は見たことのない風景について
    何かを推定する、ということをしないという。

    自分にとっては現実は情報量が多すぎて、
    うまくとらえきれない。
    それを文字として描写することで、
    一部づつでも確実にとらえていくことができているような感覚がある。

    文字で、虚構を綴る、小説世界で、小川哲が、虚構に出合う、物語。

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    2026年08月01日
  • 鼓動

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    ひきこもりのリアルな感情の推移が身近に感じられた作品だった。
    承認欲求が強すぎる傾向があるかもしれないけれど、繊細で真面目で、ただ一般的な幸せを求めて生きていただけなのに。『自分が、ただ、いるということをだれも赦してくれなかった』
    ひきこもりの人は、1人で何個も何個も抱えなくてもいい罪を背負ってる気がする。
    そんなの、あなたのせいじゃないじゃない!と言いたくなったところが何ヵ所もあって。
    なぜか、あなたをそんな気持ちにさせてしまってごめんね、と言いたくなった。そんな本でした。

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    2026年08月01日
  • 虐殺器官

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    4.5 ディストピア的小説だけど、今年1番の衝撃的な展開だった。特に最後の展開は圧巻。
    最後の驚きもさることながら、序盤から中盤にかけての主人公の心の動きの書き方が秀逸。科学や社会が進展する中で、自由や自己意識というものは相対的なものでしかないという気付きと、そこからの自分とは?自己決定とは?という部分の思索の変遷の表現が本当に凄いなと思った。AでもBでもない、みたいなニュアンスを直接的に書かずにそれと表現する表現力の高さはこれまで読んだ小説家の中でも圧倒的な感じがした。

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    2026年08月01日
  • そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート

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    小学生の時に大好きだったシリーズ!
    たまたま本屋でまた出会って、「なつかしい!」と購入。
    やっぱりいつ読んでも面白い!

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    2026年08月01日
  • 5分後に意外な結末 ベスト・セレクション 黒の巻

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    いい意味でライトなのでサクサク読める。
    途中まで読んでいたけど、すっかり忘れてまた最初から楽しんで読めた。笑

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    2026年08月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ゆとり三部作の中で一番面白かった!特に「腹と修羅」「初めての催眠術」「他力本願スマートハウス」がお気に入りで、仕事の昼休憩や出先のカフェで読み進めていたので、あわや急に笑い出す変な人になりかけた(腹筋に力をいれてポーカーフェイスを貫いたつもりだが確実に口角は上がっていたと思う)。 ぜひまた新たなエッセイを読みたいところだが、暫くはポッドキャストなどでこの欲求を誤魔化していこうと思う。

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    2026年08月01日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ゆとりシリーズ二作目は、個人的に一作目よりかなりツボだった。エッセイ用に多少盛って描かれていたとしてもおふざけにも程がある、の上をいくような常軌を逸したお話が満載。一作目は学生編の想像以上の陽キャっぷりに鼻白む部分もあったが、今作はそれが霞むようなダサエピソードが詰め込まれいて、読んでいてニヤニヤが止まらなかった。“こういうのが読みたかったでしょ(にこ)”という作者の馬面が浮かぶが、素直に面白いのでさっそく三作目を読み始める。

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    2026年08月01日