小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ誰が敵で誰が味方なのか。最初は敵軍が憎いが1番最後にどんでん返しされる
結局セラフィマの敵は敵兵じゃなくて戦場においてあたかも物のように扱われる女性や生きるために仕方なく敵兵と恋人になる女性。そんな女性の扱いかたが蔓延ってる兵士たち。最後同郷(唯一の)男を殺して(女性に手荒くしないと言った直後に性的に敵の女性を扱う)それ見た教官がい私がやったことにするってそして規律を破った教官をセラフィマが同族殺しを止めたことにしろって言ったのが悲しい。結局1番近くにいて1番厳しくしてくれた教官がいちばんの味方すぎて...タイトル回収、最後の意味がわかると重みがます。もう凄いとしか言いようがない。最終的に幸せそうに暮らす描写があるので後味は良い。一緒に戦った仲間もすごくいい -
Posted by ブクログ
ネタバレ特に詳しい説明もないまま、不穏な空気を出しながら、凄惨な殺人現場になったと思われるお屋敷で、次々と霊能者が霊視をしていく。主人公はYouTuberという設定で、それをカメラにおさめていく、という物語進行。とにかく呪物ありすぎ。それにまつわる歴史や登場人物もありすぎ。覚えられない。
なんかホラーゲームのような物語だなと思った。クロックタワーゴーストヘッドを思い出した。ちょっとちがうけど。たくさんの呪物。その中でも特級呪物もあるし味方になる呪物もあるしそれをどう見極めるのか?黒幕は誰?次に呪いの標的になるのは誰?それをどう守る?最後は霊能者とも分断されてYouTuberひとりで戦わないといけない。うまく作られてるなーと思った! -
Posted by ブクログ
タイトルから、ほのぼのとしたゆったりな展開かと思っていましたが、いい意味で予想を裏切られて夢中になって読みました。
凪良先生の作品は、人の内面や心情の描写をとても繊細に描いているように感じ、醜さや心の痛みなど(自分にも当てはまるという猛省も含めて)に目を逸らしてしまいたくなることがあります。この作品も、登場人物それぞれの心の歪みのようなものが、さらりと、でも少しもごまかされることなく描かれています。それでも、読んだ後に落ち込んだり暗い気持ちにならないところが、凪良先生の作品の好きなところです。
巻末に加筆された『表面張力』の中の、「いつも的外れで、そこが憎めない人だ。」という一文を見たときに、あぁよかった…と、心が晴れ渡りました。
とてもおもしろかったです! -
Posted by ブクログ
ネタバレ泣いた。
小説で涙腺が緩むということはあまりないのだが…。
主人公の成長物語もよかったけれど、それ以上に双子の姉妹がよかった。
・自分(妹)が病気でピアノを弾けなくなっても姉を心配するところ。
・一度キャンセルされた調律が、姉の「プロになる」という覚悟をきっかけに再開されるところ。
・そして店で姉がピアノを弾き、調律師たちが驚く場面。
・最後に妹も調理師を目指し、「姉のピアノを自分が調律したい」と思うところ
二人を周りの人たちが応援しているのも含めて、とても好きだった。自分にとっては、双子のほうが主人公に感じたくらい。
「あらすじに静謐な筆致」とあり、少し疑いながら読み始めたけれど、本当に文章の質が違う。文章なのに、ピアノの音が脳の中に入ってきて理解できてしまう感覚。
『鹿の王』の後だった影響もありそうだが、ページ数の割にぎゅっと詰まっていて、本当に上質な小説を味わったという感じ。
家にピアノもあって、調律師も来るけど、ちょっと見方が変わった。
ちょっと読めない漢字が多かったかな…。「静謐」「翳る」「湛える」など。勉強しよっと…。 -
Posted by ブクログ
続いてゆーき本さんの本棚から
硬軟両極端な河﨑秋子さんのこれはもちろん硬の方
河﨑秋子さんの本はいつも「生きる」ってことが重要なテーマな気がする
「生きる」理由について考える
様々なものがあるようにも思う
またそんなものはないようにも思える
ただ「生きる」のみのような気がする
理由なんてないのかもしれない
理由なんて必要ないのかもしれない
ところでタロットカードの大アルカナ「愚者(The Fool)」のカードには「新しい始まり」「自由」「無限の可能性」を意味するという
解釈としては「 決まった形に縛られず、自分の直感を信じて新しい一歩を踏み出すタイミングを示す」ということだそうだ
そんなラストだったようにも思えた
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Posted by ブクログ
盲目の女の子とわは大好きな母と二人暮らし。でもある日、母がいなくなり…。とわの成長物語り。
母と娘の呪縛を絡めながら、とわは自立していく。孤独や、飢えに苦しむ場面は、物語りに引き込まれる。早く抜け出して〜って祈る様に、ページをめくった。一方で、苦しみだけではなくて、庭の移ろいや、鳥の声、本を読む時間、人とのつながりなど、人生の輝きもある。
結局、親の愛情も、親から受けた傷も、人生を歩む中で少しずつ自分のものにしていくしかないのだと思う。
母の呪縛から完全に自由になることは難しいかもしれない。それでも、自分の幸せは、自分の力でつかみ取るしかないのだと感じた。
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