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Posted by ブクログ
Twitterのタイムラインに流れてきたことがあって、クサツネのことは知っていた。今回、本を読んでみると、面白くてやめられなくなった。
ロバと旅していると、一人旅よりは人に警戒されないこと、その土地の印象は、出会った人によってずいぶん変わってくることもわかった。各地を旅して景色や自然に見とれても、結局どこでも、出会うのは人間なのだ。
知人を訪ねて泊めてもらうこともあるが、基本は野宿。好意で一晩泊めてくれる人もたくさんいる。乞われて、小学校や老人施設で、土地の人たちがロバと交流することもあった。クサツネのおかげで孤独を感じることもない、と作者は言う。
この旅で出会った人の影響で、作者は海水から塩を作って、ロバに積んで売り歩くということを始めた。2025年の今、塩を売りながら、本州を南下中のはずだ。
余談だが、最近、テレビのドキュメンタリで「馬搬」を知った。山の中に重機を入れずに、馬で伐採した木を山の外に運ぶことだ。昔は行われていたが、それを復活して仕事にしている人がいるのだ。環境を考える人たちからの依頼が増えているという。(この本の中にも馬搬の記述があった)
作った塩をロバに積んで、日本各地で売り歩くこととだって、職業にしていいに違いない。
改めてSNSを調べてみたら、フォロワーが14万人もおり、そのため現在地はリアルタイムで明かしていないようだ。それはそうだ、SNSは思わぬ災いを呼ぶものだから。
Posted by ブクログ
「ロバのスーコと旅をする」の著者が日本でもロバと共に
歩き、日本を見直し、これからの人生を考える、旅行記。
第一部 栃木⇒山口 第二部 福岡⇒香川
第三部 兵庫⇒北海道
相棒はロバのクサツネ(草常)。
その名の通り常に草をモリモリ食べて、共に旅をする。
歩くのは日本。
終着点を決めずに気儘に歩く中に、分かってくるのは、
ロバが多い海外とロバが珍しい日本との違い。
人の反応、生活などの違いも分かってくる。
移りゆく四季と自然、車や道、限界集落の現実なども。
旅の途中での人との交流は、温かさもあれば困惑も有り。
知るのは人の生き方、言葉に心、そして絆。
「カヨとわたし」の内澤旬子さんとも会っている。
クサツネも牧場での人、馬、牛、ヤギなどと交流。
旅が進むにつれて考えるのは旅が終えた後のこと。
ロバと共に働くような暮らしはできないか?
クサツネとの信頼関係が深まっていくにつれ、
旅の終着点が近づくにつれ、思いが固まってゆく。
ロバが好きなので、たっぷりのクサツネの写真に癒されました。
ロバ自体が日本では少ないので、出会った人たちが羨ましい。
クサツネは多くの人の心に、足跡を残したことでしょう。
そして著者の今後も楽しみです。
近辺の動物園のロバに会いに行ったら、想いを馳せるかも。
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