あらすじ
33歳、人生で一番大きな買い物をした。雄ロバ1頭、50万円。日本でロバと歩いて旅ができるなら、それはきっと、いい世界に違いないーー。相棒「クサツネ」と日本各地を巡った旅の記録。
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ロバのスーコでロバのイメージが覆り クサツネで又新しいロバの魅力を教えてもらった クサツネは日本で生まれ育ったからなのか天性のものなのか なんだかとても人間くさい 牛には勿論ヤギにまで主導権を握られたり 朝日でひなたぼっこをする姿を想像するだけで愛おしくなる
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前作「ロバのスーコと旅をする」も楽しく読んだが、こちらは日本の旅。その土地を、景色を想像しながら読めた。
荷物を背負って歩くことでロバのクサツネが一気に逞しくなったのにびっくり。表情も多彩になっていくのが微笑ましかった。
いまは塩を作っていると思うけど、いつか行商に来たクサツネから塩を買いたいなあ。
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「ロバのスーコと旅をする」の著者が日本でもロバと共に
歩き、日本を見直し、これからの人生を考える、旅行記。
第一部 栃木⇒山口 第二部 福岡⇒香川
第三部 兵庫⇒北海道
相棒はロバのクサツネ(草常)。
その名の通り常に草をモリモリ食べて、共に旅をする。
歩くのは日本。
終着点を決めずに気儘に歩く中に、分かってくるのは、
ロバが多い海外とロバが珍しい日本との違い。
人の反応、生活などの違いも分かってくる。
移りゆく四季と自然、車や道、限界集落の現実なども。
旅の途中での人との交流は、温かさもあれば困惑も有り。
知るのは人の生き方、言葉に心、そして絆。
「カヨとわたし」の内澤旬子さんとも会っている。
クサツネも牧場での人、馬、牛、ヤギなどと交流。
旅が進むにつれて考えるのは旅が終えた後のこと。
ロバと共に働くような暮らしはできないか?
クサツネとの信頼関係が深まっていくにつれ、
旅の終着点が近づくにつれ、思いが固まってゆく。
ロバが好きなので、たっぷりのクサツネの写真に癒されました。
ロバ自体が日本では少ないので、出会った人たちが羨ましい。
クサツネは多くの人の心に、足跡を残したことでしょう。
そして著者の今後も楽しみです。
近辺の動物園のロバに会いに行ったら、想いを馳せるかも。
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読むときはグーグルマップストリートビューで場所を検索するのがおすすめ
けっこう酷道だということもわかり、一緒に旅を味わえます
以前、ヤギ飼いの内澤さんのサイン会で「クサツネが最近まで家にいたんです」と直接聞いていたので、その内容が本書に書かれていて嬉しかったです
地元にもクサツネが来たんだと驚きもありました
高田さんの文章が面白く、読んでいてクスクスっとしてしまします
すっかりロバの虜になってしまった
そして私も死ぬまでに行ってみたい場所が増えました
最高に楽しめる本でした
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ロバと旅する日本編
日本でロバが歩いていたら、旅をしていたら、私は親切にすることができるだろうか。
日本にも外国と変わらない人々がそこにいた。
もしかしたら書かれていること以外に嫌なこともあったのかもしれない。そういう日本。
ロバのクサツネがとにかく愛らしくて、会ってみたくなった。
高田さんもロバとの接し方に慣れて、より信頼関係が生まれていたのも良かった。
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ロバを連れて日本中を歩いて旅するお話。
時々Twitterで見かけてたロバのクサツネくんが可愛かったので買いました。
私もロバ飼いたい!!と強く思わせる本です。
P17の旅行前のクサツネと旅行後のクサツネの毛並みと筋肉の差がまるで別ロバのようで、旅行や労働って健康にいいんだなぁ、と実感。
途中で出会った鶴亀さんの飼いロバの名前が「ペリーヌ物語」にでてくるパリカール。
確かにあのアニメのパリカールは印象的だった。
見知らぬ旅人を泊めてくれる人が意外と多いことには少し驚きました。(ロバを連れているとはいえ)
ただ、無断で写真を撮られることも多かったそうなので、旅も楽しいことばかりではないんだな。