あらすじ
高校生のレッドは、キャンピングカーで友人3人、お目付け役の大学生2人と春休みの旅行に出かけていた。だが人里離れた場所で車がパンク。携帯の電波は届かない。そして何者かに狙撃され、残りのタイヤと燃料タンクを撃ち抜かれてしまう。午前零時、サイドミラーにかけられたトランシーバーで、狙撃者から連絡が。その人物は6人のうちのひとりが秘密をかかえている、命が惜しければそれを明かせと要求してきた。制限時間は夜明けまで。閉ざされた空間で展開される極限の探り合いと謎解き。『自由研究には向かない殺人』の著者の新たな傑作!/解説=大矢博子
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Posted by ブクログ
主人公の少女レッドの心情にこちらもドギマギ、閉じ込められたRV車の中での緊迫感、真相に辿り着くまでの高揚感が素晴らしい。前作「自由研究に向かない殺人」と同様に少女たちの友情が描かれるのが気に入っています。
Posted by ブクログ
ピッパ・シリーズの骨子は三部作であるけれど、その後に発表された前日譚と併せての四部作と言ってもいいだろう。そしてYA(ヤングアダルト)小説と言うには黒すぎる内容、衝撃的過ぎる残酷さを併せ持つホリー・ジャクソン・ワールドは、初のシリーズ外作品とは言え、このあまりに衝撃的な新作でもしっかりと展開されるのである。前作までと同様にイギリス人女流作家でありながらアメリカを舞台にストーリーを展開。ましてや、本書は一夜のできごと。そして舞台は動かず、真夜中の田舎道で動けなくなったキャンピングカーだけで展開する。舞台化するには最適なストーリーであり、それを狙ったわけではないだろうが、いずれ舞台化してもらっても十分に味わい深いだろうと思えるアクロバティックな仕掛けに満ちた一作である。
作品全体を通して登場するのが、高校生4人と大学生2人の一行。道に迷って踏み込んだ田舎道、キャンピングカーのタイヤが四つとも狙撃者によって撃ち抜かれることから物語は始まる。狙撃者は誰なのか? 狙撃者は何人いるのか? 誰がその標的となっているのか? 狙撃者の狙いは何なのか? 6人の登場人物だけで一夜だけのスリリングでミステリアスな物語を進行させるという、この作家ならではの力技が本書では炸裂する。
初のシリーズ外作品ながら一気に読者を物語に巻き込んでゆく腕並は、この作者ならではのものである。6人の登場人物のそれぞれに個性やヒストリーを持たせながら、彼らの疑心や葛藤を含ませた会話、行動を描きながら、狙撃者への恐怖に包まれた一夜の濃厚でスリリングな時間を描いて500ぺージ余。のっけから最後までずっと持続する緊張感。その中で徐々に浮かんでくる各自の個性、微妙な人間関係とその裏側に潜む隠れたストーリー。
なぜこの状況に彼らが陥ったのか? かれらはどうやってこの状況に決着をつけるのか? 解決への難易度の非常に高そうな緊張空間を作り上げて、なおかつそれぞれの葛藤を浮き彫りにしつつタイムリミット・サスペンスと、孤立し情報のない一夜を凄す荒野の6人を描く力業とも言える状況小説に、読者はページを繰る手が止まらなくなる。
ホリー・ジャクソンは不思議な作家である。イギリス作家なのに舞台は常にアメリカに置く。そして残酷な暴力描写を作中に置く割に、作品ジャンルはあくまでヤングアダルト小説である。どこか矛盾を感じないわけにはゆかないのだが、今のヤングアダルト分野はこういう切り分けとなっているのかと改めて知らされている思い。それにヤングアダルトなんてジャンルを取っ払ってもいいほどに、どの世代が読んでものめりこめる作風である。
あくまでキャラクターを描き分けており、その書き分けの背景にこの事件の真相を埋め込んでおくという仕掛けになっており、また全体が状況小説とでもいうような緊迫感に満ち満ちており、単発作品ならではの魅力で、シリーズ作家というレッテルから見事に脱け出したホリー・ジャクソンという稀有な才能やセンスを改めて讃えたくなるような本書は真の意味での力作であると思う。
Posted by ブクログ
ラストで女性警官に撃たれ、手紙で締めるのが、著者らしい。
最初どちらが撃ったのか分からなかったが、トランシーバーを銃と誤認した警官が撃ち、娘の元へ無事帰ったで、何のフォローもないのは気になる。
黒幕が悪徳検事だっただけに、警官の誤射も警察ぐるみで隠蔽はないか警察も大丈夫かと。
自由研究シリーズ後のノンシリーズだが楽しく読めた。
コレでデビューシリーズだけでなく、実力を知らしめられた感じ。
あとがきの、まずはオリバーを殴ってから。話はそれから…は同意。
まさにそう思いながらクライマックスのページを進めた。
主人公の名前がレッドフォードでレッドフォードと言えば一番に思い浮かぶのがあの男性俳優。
レッドフォード・レッドフォードなんていうのもあるんだろうか。
Posted by ブクログ
ドキドキしながらあっという間に読み終えた。
「自由研究には向かない殺人」を読んだ時は皆の評価ほど好みでは無かったので、この作品には驚かされた。仲良しの6人組だったはずが、切羽詰まった時、それぞれの本性が見てられないほどに、あぶり出される。本当の勇気もジャッジされる。
そんな中、未熟と言っても良いほどの若者の幼さと純粋さも垣間見られて切ない思いも感じた。
Posted by ブクログ
主人公の性格がいまいち掴めず、最初は読むスピードが遅かったけど狙撃者からの連絡が入ってからは急展開の連続で一気読みしてしまった。
レッドのお母さんのこと、狙撃者の狙いの秘密と何か関わりがあるのかな?となんとなーく思ってたら最後にそう来る?!って!!
確かにチャイムの音の下りがあって、でもお母さんが亡くなった現場は住宅街じゃなくて……
マディがRVの外に出ていくまでのレッドの心情は泣きながら読んでしまった。
海外ミステリーか〜ぐらいの気持ちで読んだけどすっごくおもしろかった!読んで良かったです
Posted by ブクログ
最初の十数ページは遅々として進まず、読みたいと思えず。
ホリー・ジャクソンどうした⁈と思ってしまうほど。
でもやはりホリー・ジャクソンはホリー・ジャクソンだった。
中盤からは想像を超える展開でハラハラしながら読み終えた。
レッドとアーサー。
会えてたらいいな。
Posted by ブクログ
キャンピングカーで旅行に出かけた高校生4人とその1人の兄のカップル大学生2人。
人里離れた場所で狙撃され車に閉じ込められ、狙撃者から6人のうち誰かが秘密を抱えている、夜明けまでにその秘密を打ち明けろ、という要求が。
さすが「自由研究には向かない」シリーズのホリージャクソン、高校生主人公のミステリはこの人ほど上手い人はいないんじゃないなと思える非常に良くできた作品です。
大人になりきれていない、でも子供でもない。親友にも弱みは見せられないし、家庭の事情を全て晒すのはプライドが傷つく。上手くやってると思った人間関係をすぐにダメにしてしまう自分に嫌気がさしてしまうレッド...ハグしてあげたい気持ちになります。
閉じ込められた中、互いに疑心暗鬼になって緊迫した状態に...
しかし。
途中からずっとオリヴァーをぶん殴ってやりたいと思ったのは私だけではないはず!
Posted by ブクログ
RV車ですキャンプに行く途中何者かに誘導され狙撃される6人。犯人の要求は秘密の暴露。それぞれが心の奥に隠している問題が明かされ、またスパイ疑惑などどんどん険悪な空気になっていく状況がリアルに描かれている。そして思いがけず過去の出来事の真実まで明らかになる。
自由研究とはまた違った面白さです。
Posted by ブクログ
面白かった!
マイク凄すぎとは思った。
オリヴァーはクソすぎ。
レッドは開始数ページで、ADHDか?と思ったら、ASDもあるようなキャラらしいと察した。ハーバードの話したらオリヴァーが固まったのウケる。
ハーバード行って欲しい。アーサーと結ばれてほしい。合法で大金を作るやり方を見つけ出してくれ。
オリヴァーとキャサリンが死んだのはほんとによかった。報いを正しく受けた。
司法に委ねるべきでは?とは思うが。
前三部作もそうだけど、司法も信用してないよな、この作者。やや私刑賛成派の考えが根底にある。
このキャラならそうするだろうで動いてて面白かった。
マディがもうレッドのお世話したくない!って、いつレッドにブチ切れるかハラハラしてたけど、そうはならんかった。
みんな罪悪感があって良い。
オリヴァーは無い。改竄して自分は悪くないと思い込もうとしてる。
後悔ならあるが、申し訳なさが無い。
最後に女性警官がレッドを撃ってしまったシークエンスが入るのは、レッドが命に対して命で償おうした、ということかな。
そして、マイクにこれ以上人殺しをさせないという意思。
アーサーは人殺しをしてしまったが。
レッドはキャサリンを殺してくれてありがとうと言うだろうか。
マディは?
感謝はしないだろうけど、許しはするんだろうな。
その距離感が良い。
一気読みできる環境で是非!
春休みの旅行中、狙撃者からRVに閉じ込められた若者達。狙撃者からある人物の秘密を明かされるよう要求されるが……
「自由研究には向かない殺人」3部作のホリー・ジャクソンの作品だけあって一筋縄ではいかないサスペンス!後半の目まぐるしい展開にはページを捲る手が止まらなくなるので、一気読みできる環境をおすすめします。
Posted by ブクログ
『自由研究には向かない殺人』(ピップシリーズ)の著者、ホリー・ジャクソンさんによる極限サスペンス。
高校生のレッドは友人達とキャンピングカーでの旅行中、人里離れた場所に迷い込み立ち往生してしまいます。
しかも、何者かに車のタイヤと燃料タンクも撃ち抜かれて動けなくなる事態に。
携帯も繋がらず、絶望的な状況の中、狙撃者は「メンバー6人のうち、一人が“ある秘密”を抱えている、命が惜しければそれを明かせ」と要求してきて・・。
物語はレッドの視点で進みます。
レッドは警察官だった母親を失っていて、その死に対する悲しみと最後に交わしたやりとりを悔やむあまり、常に罪悪感に苛まれている状態。
前半はそんなレッドの鬱々とした心理描写が、ちょっと冗長に感じたりもしました。
その後、キャンピングカー(RV)が狙撃され、車内に閉じ込められてしまった6人の若者たちのヒリヒリするような状況に目が離せなくなってくるのですけど・・まず、ちょっと言わせて下され!
とにかくオリヴァーが最悪すぎるんだが・・(-_-メ)
解説の方も「とりあえず誰かオリヴァーをぶん殴れ。話はそれからだ」と書かれていて、ホンマそれな!と激しく同意しました。
さらには、そんな彼の存在が恰好の煙幕になっている・・つまり、オリヴァーを生贄として、読者の目を真相からくらませていると考察されているのですが・・。
うむ、確かにオリヴァーにムカつきすぎて話が入ってこなかったしな~・・ってそういうことではないかw(;'∀')
とりま、オリヴァーの暴走にイラつきつつも若者たちの恐怖と疑心暗鬼が交差する緊迫感に、ズンズン引き込まれていく展開は流石です。
とりわけ、終盤からの怒涛の流れは前半のグダグダを払拭するような面白さで圧巻でしたね。
狙撃手の正体や彼らの要求している秘密とレッドの抱える事情・・さらにはレッドの母親の死の真相までガンガン繋がってきて、この辺はもう一気読みでした。
全体的にダークですし、結末も“それでよかったのか…?”という感じがしないでもないですが、レッドの再生を信じたくなるなるような着地だったかなと思います。
そして、読み終わった後は誰かとオリヴァーの人として終わってる点について(早い話、悪口をw)語り合いたくなること請け合いです(?)。
と、いうことで手に汗にぎる究極のサスペンスを堪能させて頂きました。
ところで、結局“カーテンの柄”は何だったのでしょうね~・・。
Posted by ブクログ
人里離れた場所で何者かに狙撃され、孤立無援のキャンピングカー内で話が展開するソリッド・シチュエーション小説。 狙撃犯から、6人のうちの誰かが抱える、ある秘密を明かすように伝えられてからの展開はちょっと冗長すぎる気がしたけど、この辺りは海外小説ゆえなのか翻訳を通して読むからなのか。 それでもある出来事からラストまでの構成は意外性からどんでん返し、エピローグまでは一気読みさせられた。同作者の別作品も要チェックや!
Posted by ブクログ
ところどころ翻訳もの特有なのか、文化の違いか、年代の違いかわからないけどめちゃくちゃ読みにくかった。何言ってんだろう?何だろうこのノリは?みたいな。でもキャンピングカーに閉じ込められて脅されて、発砲があってから緊迫感があって、どうなるのかドキドキして面白かった!最後の方ちょっと泣きそうになるほど。ずっとオリヴァーにイライラした。全ての元凶のあの人は、裁きを受けて欲しかった‥!
Posted by ブクログ
2026年、一冊目の読書。
(正確には年末から読み始めて、今日読み終わった)
自由研究には〜のシリーズが好きだったので、楽しみにしていた作品。
道に迷い、正体不明の狙撃者に狙われ、キャンピングカーの中に閉じ込められた6人。
この中の誰かが抱えている秘密を明かせと要求され、1人、また1人と秘密を明かしていく。。
正直、途中で中だるみをしてしまったが、終盤は一気に読み進めて、最後主人公が撃たれて母との思い出を回想するシーンには涙した。
ただ、狙撃者の仲間だった人物は、明らかに怪しかったから、やっぱりな、という感じで意外性はなかった。ここにもう少し意外性があればもっと面白かったかな。
突っ込みどころはいくつかあるが、映画になりそうなエンタメ性の高い作品だと思った。
そういえば、多数決の投票のシーンで、主人公を外に出す(=死)の方に投票したもう1人の人物は誰だったんだろう。。私は親友のマディな気がしたな。
Posted by ブクログ
ある意味同時間並みに一気読みすべき作品。キャンピングカー搭乗者の誰かが外の狙撃者と通じているが、得てして狙撃者が暴走し、自由研究の最終巻の緊迫感が全編にわたり維持されることで、サスペンスフルなページターナー状態となる。一方で搭乗者の1人オリヴァーのエキセントリックな態度はあまりに極端な独善で読み手を全員敵にしてしまうのはなかなかすごい。事件が起きた理由自体はさもありなんという内容で、結構な無理設定ではあるが、一夜の凝縮な物語としてしっかり読ませる。
Posted by ブクログ
以前に読んだ、自由研究の3作品が非常に面白い物語だったので、読みました。
期待をしていた通り、面白かったです。
若者のそれぞれの人間性が交差して、脱出計画や秘密探しが進んでいく感じでした。
ただ、オリバーが自分以外の考えを受け入れなかったり、強行突破して不幸を起こしたり・・・。
久々にこんなクズキャラにあった気がします。
Posted by ブクログ
前半はヤングアダルト感が強くて、今回のは自分に合わないな...と思ったのですが、
読み進めていくうちに緊迫感が増していく。4人に起きた事柄が重大さを増すにつれて前半から描かれていた4人のキャラ(嫌な奴は嫌な奴らしく)と秘密(それぞれに何かあるなと思わせて)が増幅されてぐいぐい引き込まれ、最後は一気読みでした。
Posted by ブクログ
500Pを超える大作だった。
主人公のレッドは春休みに友人3人とお目付け役の大学生カップルとキャンピングカーで旅に出る。
途中道に迷い未舗装の場所へ入ってしまい、そこで狙撃を受ける。
タイヤはパンクされ、燃料タンクも狙撃され空っぽに。外には狙撃犯。要求は6人の中で抱えている秘密を暴け、というもの。
閉じ込められた車の中で極限状態に陥っていく姿と要求されている秘密は誰のどんな秘密なのか、狙撃犯は誰なのか…
終盤になるにつれ想像以上のオリヴァーの変貌ぶりとどんどん秘密と真相に近づくワクワク感が止まらなかった。
たくさんの人が撃たれましたね…
結末は、もう今後6人が集まることはないでしょう。
Posted by ブクログ
『自由研究には向かない殺人』のホリー・ジャクソンの新作。
高校生のレッドは友人のマディ、アーサー、サイモンの3人と、
お目付役の大学生でマディの兄オリヴァーとその彼女レイナ
の6人で
キャンピングカーに乗り旅行に出掛けていた。
だが人里離れた場所で何者かに狙撃され、車に閉じ込められてしまう。
午前零時、狙撃者から連絡が。
その人物は6人のうちの誰かが秘密を抱えている、
命が惜しければそれを明かせと要求してきた。
制限時間は夜明けまで。
ハラハラしっぱなしの展開だった。
とにかくオリヴァーのクソ野郎っぷりに終始イライラさせられたが、
二転三転する秘密の内容に、しっかりと最後まで楽しめた。
『自由研究には向かない殺人』シリーズでもそうだったが、
一見、ティーンたちの他愛もない青春模様と見せかけて、
実はそんな甘ったるい部分を意外と見せない作風。
ラストの展開が駆け足過ぎて少し拍子抜けしたが、
全体通して飽きもなく、最後までハラハラさせられる良作。
Posted by ブクログ
因果応報。
主人公レッドの、母親を亡くしているという設定自体が既に過酷。
途中、レッドのYESに入れたのオリヴァーの他あとひとりだれだったんだろ
ガンパレって思った。アーサーも。
Posted by ブクログ
いやぁおもしろかったー!どんどんのめり込んでしまう。ティーンエイジャーらしい葛藤や行動がいい。
まじでコイツくそだな!!とずっと思っていたけどまじでなんでみんな言う事ちゃんと聞くのさ(笑)私だったら1発どころか何発殴っても足りないくらい。
いろんなところが繋がって、クライマックスが最高だった。
Posted by ブクログ
まるで面白いサスペンス映画を見ているような没入感、納得のいく伏線回収、そしてロマンス?
スマホや監視カメラ技術の進んだ現代における陸の孤島の作り方が秀逸
からんでくる刑事事件の内容がいかにもアメリカという感じで興味深い
これはおすすめできます
Posted by ブクログ
ひさびさに、ページをめくる手が止まらない!という体験をした。
超級のく◯野郎に長いことイラつかされた(稚拙な防御策をこんなに細かく描く必要あるの?も含め)そ
の後の急展開と伏線回収。
よき人たちが強く賢く生きてほしいと願う青春小説と最後には思わせてくれるが、全体的にはひどい話し。
この作者の3部作も、読み終えたあとは否定的になったのだが、おもしろいのは確かなので、今後も読んでしまいそう。
Posted by ブクログ
狙撃手に狙われ、キャンピングカーに閉じ込められたティーンエイジャー6人。生き残るには、「誰かが抱える秘密」を明かさなくてはいけない。疑心暗鬼の腹の探りあい、曝け出されていく本性と、展開が進むほどヒリヒリするサスペンスの体を成していく。青春小説の趣もあって、程よいエンタメを感じられる作品だった。
Posted by ブクログ
前の「自由研究には向かない殺人」シリーズと設定は違うけど骨格が似ている。
どちらも主人公はハイティーンの女の子。真摯に守ってくれる男の子がいる。(前シリーズはラヴィ)
「ハンガーゲーム」もそうだけど、欧米のYA小説ってスリルと流血があり、どす黒さを感じて大人でもハラハラする。
この本が(前作も)創元推理文庫で出てるのもうなずける。
Posted by ブクログ
非常時のリーダーが勢いだけのチンパンジー系マッスル男子が足枷なのは洋画でもあるあるパターンだねー
ストーリーは面白いんだけど盛り上がるまでがダラダラしていたのと、展開が遅いのがあまりのめり込めずでした。
一度読まされた内容を反復が多く目立ちくどかったです。
主人公が頭で考えたことをまた説明するみたいな。
ストーリーが止まるような主人公の回想も多くてテンポが悪いなーと…
ちなみに、真の犯人を一瞬で殺したことには納得いかないなー…私が娘なら。
勝手なことしてくれんなよ!ってキレそう…
仕事も含めてプライドの高い人だろうから、世間に悪事を公表し思いっきり落としてからの死刑ならよかったんだけどー…
Posted by ブクログ
「自由研究には向かない殺人」三部作を読んで好きな作家となったホリー・ジャクソン。
その最新作ということで、かなりページ数は多いものの正月休み中に読もうと購入。
あらすじはいかにも、といった形で春休みに出かけたキャンピングカーの時に狙撃されて、夜明けまでにその中にいる誰かの秘密を明かせという要求が。だれが、どんな謎を抱えているのか?
話自体はパニック小説のように見える。狙撃され、どうにか犯人の居場所を特定しようとしたり、脱出を試みたり……。
特に主人公の一人称視点で進むのに、この主人公がなにか信用できない語り手なのもより不安を感じる。
でも、やっぱり誰かの秘密に向き合わないといけない時がくる。
そして、徐々に明かされていく謎は、どんどんより大きな謎に集結していく……。
主人公のレッドの過去がなにか、"今"にどうむすびついていくのか。
極限状態での心理状態や人間関係、伏線がどんどんと回収されていく様が描かれる様子がすごく、ページを捲る手が止まらない。
オリヴァーはくそ、翻訳者と同じ気持ちで良かった。
Posted by ブクログ
物語が進み出すのがかなり後になってからなので、そこに行きつくまでが長くて長くて……
何度も心が折れかけた。
主人公のレッドが何度も「この秘密だけはバレちゃいけない」っていうのがそういう理由だったのか〜と、衝撃はあったけどとにかく前置きが長すぎて気持ち半減だった。
「自由研究には〜」シリーズの方がストーリーの進むテンポは良かったと思う。
結末はなんだか後味悪いというか、一気にみんなの人生が狂ってしまったなぁというかんじ。
オリヴァーは海外作品特有の嫌な白人て感じでめちゃくちゃイライラしながら読んだけど、思わぬ結末で因果応報とはこういうことかと。
今回の件で一番しっぺ返しをくらってるなぁ。
マディとレッドの友情もどうなるのか、、
気まずいどころじゃないと思うし。
アーサーとは再開するのだろうか、、?
レッドはきっと警察には言わないと思うけど、アーサーとの関係を続けることもなさそうだなぁ。
普通に出会ってたらいい恋愛をできただろうに…
ほんと、一夜でこんなに人生が変わることがあるんだなぁ…と思わされた作品でした。
Posted by ブクログ
献身的に寄り添ってくれる男の子、家族同然の親友、そしてその家族など。前作と同じような人間関係だな、と一番に思った。
文章は読みやすく展開もスリリングで面白いんだけどもね。
魅力的な男の子書くのは上手いけど、友情がいつも希薄なんだよなあ。
あと、とんでもなく嫌な奴が一人は居る笑