降りる人

降りる人

2,090円 (税込)

10pt

〇「滑稽でもあり哀れでもある主人公が、実在の人物に思えるほど描写が自然で的確」(冲方丁/選評)
〇「名作が名作として読者の心に届く瞬間を目の当たりにできた思いで胸が熱くなった。」(辻村深月/選評)
〇「選評を書いているいまも、得がたい余韻がつづいている。」(道尾秀介/選評)
〇「淡々とした、ときにはユーモラスな語り口ながら、最後の一行まで緊張感が失われないのは、主人公の根源的な戦いを、緻密に、正確に、描いているからだ。感銘を受けた。」(森見登美彦/選評)
〇「こういう人の、こういう日々こそを、青春と呼びたい。いや、呼ばせてください。」(尾崎世界観)

心身ともに疲弊して仕事を辞めた30歳の宮田は、唯一の友人である浜野から、期間工は人と接することの少ない「人間だとは思われない、ほとんど透明」な仕事だと聞き、浜野と共に工場で働くことに。
絶え間なく人間性を削り取られるような境遇の中、気付けば人間らしい営みを求めるようになっていく宮田だったが、実はある秘密を抱えており――。
選考委員の胸を打った、第16回小説野性時代新人賞受賞作!

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降りる人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    とても好きなタイプ。映画『PERFECT DAYS』のようなそうでないような、と感じながら読んでいたので道尾さんの選評におおっ、となりました。次作タノチミ。

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    言葉にできないと思った。この小説を。
    押し付けるような感じがないのに、風にページがめくられていって、読み終わるころには私は全くちがうものになっていた。

    この小説に漂っているものを感じとれる人間でよかった。でもきっと、一般的には、こういうものを知らずに送る人生のほうが幸福なのかもしれない。私は主人公

    0
    2025年12月30日

    Posted by ブクログ

    心のチカラを抜いて生きて、生きていくって事は、難しいんですかね

    何らかの仕事をして、お金を稼がなきゃ生きていけないから

    0
    2025年11月04日

    Posted by ブクログ

    派遣の期間工社員の宮田と浜野。
    機械に追われて高い湿度と騒音の中で毎日を過ごす過酷さを、夜食のパン騒動や、盗まれた自転車や、アダルトDVDを集める浜野、自転車小屋の彼女、男女問題に不思議な感性を持つな田中、機械の作業速度が増し疲弊していく宮田の姿で描いているのだが…。
    暗い職場環境であり、工場では虐

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    ある事情で仕事を辞めて今は期間工として働いている宮田、そんな彼の日々を語った内容でした。底辺とも思える日々でありながら、へりくだることなくある意味高いプライドを感じさせるストーリーで好印象でした。「降りる人」とは、高みは目指さないのだけれども、しかし堂々として不条理な世界で「降りる」ということなのか

    0
    2026年01月17日

    Posted by ブクログ

    バスに乗り工場に行き単純作業をこなし期間工として働く。
    P9
    〈手元に何かが流れてきて、何かを作り、何かを手放している〉
    ミスをすればチェックを行う正社員の
    「見逃しですよー」の声が届く。
    休憩時間に配られるパン。
    取る順番にも序列がある。

    主人公・宮田の友人、浜野の飄々としたところがいい。
    掴み

    0
    2025年11月17日

    Posted by ブクログ

    「映画「PERFECT DAYS』に対して「IMPERFECT DAYS』」と選評で書かれている方がいたが、まさにそんな感じ。これがデビュー作とは凄い。2作目以降も楽しみ。

    0
    2025年10月26日

    Posted by ブクログ

    期間工である宮田と浜野の友情と一年を描いた小説、というと何だか爽やかなイメージをされそうだけれど、アダルトビデオだとか変なオナホだとか自慰指南書といったものがストーリーの歯車として使われていて、全体の空気感は猥雑でじっとりと湿っている。ただその部分と淡々と書かれる文章ががっちりと噛み合っていて読み心

    0
    2025年10月22日

    Posted by ブクログ

    ​静かに魂を揺さぶられる、生の哲学が凝縮された一冊。

    ​この物語は、社会の競争から疲れ果て、「他に生きられる場所がない」と諦観した宮田の内面を、極めて繊細に描き出します。華やかな展開は一切ありません。あるのは、単調な工場の流れ作業と、絶望と「まだやれる」という抗いが、静かに終わりと始まりを繰り返す

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    一貫して変わらない筆者の温度感と主人公・宮田の温度感。36℃を下回ることも上回ることもなく、それが心地よい。期間工として働く宮田に起こる事象を、レッテルという名の囲いで限定するのでなく、付箋を貼ったまま読者の手に委ねる書き方は計算された巧さだなと感じた。ただ同時に、冲方丁が選評に書く通り、食器棚の上

    0
    2025年10月11日

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