小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
海外文学に触れた経験といえば、ガキの頃のモモとハリーポッターくらいというズブの素人なもので、正直なところ読み始めてしばらくは独特な表現に慣れず、「もっと簡潔に話せよ!町田康か!」とか「こいつら顔赤くなったり青くなったりしすぎで病気だろ!」とか、違和感と共に読んでいた。
しかし、主人公が監獄にブチ込まれるくらいからはコッテリ文章にどんどんのめり込んでいき、獄中でスーパーご都合主義チートジジイに出会うことを事前に知っていながらも、緊迫した展開と迫真の心理描写でドキドキすることになった。
そこからは熱が冷めることなく、残り2000ページくらいを駆け抜けた(まあ正直言うと、ローマにいた間だけは「こ -
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再読してみると犯人だけは覚えていたけど、何故この人がという動機や理由に思い至らず、楽しく読めました。犯人は朧げながらわかっていたのですが、肝心なことを忘れていたので、この話の中でのいちばんのトリックに気づく楽しさを味わえました。忘れることも必要ですね。火事が原因で障害を負った主人公がピアノコンクールにチャレンジするストーリーは、まるで音楽青春小説で、音楽が好きな人なら必ず楽しめます。だけど、やはりミステリーです。トリックがあり、謎を説く探偵の役割をする岬洋介もいます。ピアニストで探偵の素質もあり、複雑な特徴をもつ岬が講師として主人公に与える影響にも素晴らしいところがあり、ミステリーだけにとどま
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Posted by ブクログ
2026/03/25 読み始めた
オモコロは好きだし、タイトルがいい!
2026/03/29 読み終わった
いい読書体験だった。みくのしん、いいやつ!彼の感受性の豊かさは天性のもので、型にはまっていなくて、独創的で、笑える。
というのはもちろんだが、あとがきの、かまどの論が特に良かった。「みくのしんの読書を隣で見ていると、自分の読書はなんて浅かったのだと顧みることがあった。こんなふうに読むべきだったのか!と新しい気づきがたくさんあって、自分の読書を反省した。けれど、読書の方法には正解は無いし、間違いも無い。どうやって読んだっていい。僕はそのことをみくのしんに繰り返し言っていたはずなのに、い -
Posted by ブクログ
ネタバレ京都に近い播磨國に、安倍晴明と戦った蘆屋道満の子孫であるという2人の兄弟がいた。2人は地方で庶民のために働く、法師陰陽師である。(中央で政としての陰陽師とは異なる)兄の律秀は医学に長けており、弟の呂秀は薬草園の世話をし、兄を手伝いながら暮らしている。律秀は優秀な医師であったが、妖を見ることができるのは、なぜか弟の呂秀のみ。
呂秀は、蘆屋道満の式神であった赤鬼を得て、「あきつ鬼」と名付けた。
呂秀は妖の力を借りながら、兄律秀と共に人々を助けていく。
式神を暴れさせて事件を解決させる痛快な妖怪退治の話かと思ったら、そんな荒唐無稽なだけの、薄っぺらい話ではなかった。
ある時は山神の頼みを聞き、荒ぶる
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