ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夜空に泳ぐチョコレートグラミー(新潮文庫)

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    町田そのこさんの人情ストーリーですね。
    町田そのこさんのデビュー作品です。
    とにかく新人のデビュー作品とは思えない、バイタリティーと筆圧、構成力で読み手を圧倒します。
    町田そのこさんは1980年生まれですから、まだ若く綺麗な人です。
    そんな人が、連作短編とは言え、女性の情念を深く描かれているのに驚きました。
    どちらか言うと、私はこの手の作品は、苦手なのですが、読むうちにぐいぐい惹き込まれました。
    また、男性の幼稚さを垣間見れる、世事に長けた物語構成には、脱帽です。
    『コンビニ兄弟』から、町田そのこさんを読み始めたので、そのギャップに困惑しましたが、これが町田そのこさんそのものの作品なのですね。

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    2026年08月21日
  • ナナメの夕暮れ

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    本当に勇気をもらった一冊。
    全部読み終わって、何回も何回も読み直した後に
    表紙の若林見たらフィルターぎゅんぎんんにかかってめちゃくちゃイケメンに見えました。

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    2026年08月21日
  • エピクロスの処方箋

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    医療の選択肢というものについて考えることが多かったです。
    胃瘻をつくるか、つくらないか。
    抗がん剤治療を受けるか、受けないか等。
    どちらが最善というわけではなく、患者個人の意見を尊重するべきだとこの本を読んで感じました。私は医療従事者ではありませんが、マチ先生のような上司がいてほしいと感じました。
    マチ先生が好きな実在する京都の銘菓にも、とても興味が湧きました。

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    2026年08月21日
  • レーエンデ国物語 月と太陽

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    ネタバレ

    前巻に引き続き、愛する人のため、自由のため、命をかけて戦う登場人物たちに心打たれた。幸せな暮らしはレーエンデでは長くは続けられない。そのために武器を持つ。戦う。

    テッサの初見は考えるより先に行動してしまうような破天荒な娘だった。姉のアレーテや父親代わりのテルセロに見守られ生きてきた。心優しく、大切な人のことを常に想っている。彼女は戦いを通して変わった。英雄になった。でもテッサが最期まで英雄であれたのは、彼女のことを熟知し、愛したものたちがいたからだ。

    エドアルドは弟に自分と同じ苦痛を望んだ。その通りになった。民、神、そして自分に絶望したルチアーノーーーールーチェは、愛したテッサやダール村の

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    2026年08月21日
  • 首なし晩餐 スローライフ警視の事件簿

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    読み始めはあまり期待してなかったけど後半になるにつれめちゃくちゃ面白くなってすべての話が繋がってたとわかった時は鳥肌物でした
    すごくいい作品でした

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    2026年08月21日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    舞台は、うつくしが丘にたつ3階建ての一軒家。築25年の中古住宅を購入して、一階を念願の美容室を開店しようとしていた時、通りすがりのこの地区の住人から、ここは不幸の家だと聞かされる。果たして、どんな物語があったのか。
    連作短編集。現在から過去へ、ここにはどんな人生があったのか。あたたかい気持ちになる家族の物語。町田作品らしい傑作と言える。

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    2026年08月21日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    ネタバレ

    翻訳にも関わらず文章は読みやすい、でも結末は全く読めなかった!
    前作と同じく、いや、それ以上に、2章で視点が変わってからの展開が凄まじくて面白い。
    最後にダグラスが仕掛けたある物がなければ、ミリーが危なかったのでは。
    孤独な印象のミリーだったけど、最後には真のパートナーというか協力者ができて良かった。
    3が楽しみ。

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    2026年08月21日
  • 花散る里の病棟(新潮文庫)

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    北九州の町医者4代の物語。
    特に軍医として死線を彷徨う描写が圧巻。撤退時、動けない患者を処置する医師の葛藤。
    日夜、私生活を犠牲にして職務に励む医療従事者の方々に感謝。

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    2026年08月21日
  • 半導体 尖端覇権の興亡

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    ネタバレ

    面白い。
    記者としてエレクトロニクスを取材して30年の筆者が日本の半導体に至るまでの至るまでの四半世紀以上の歴史を綴った1冊。
    素材(テーマ)も興味深いし、素材をうまく料理した筆者の書き手の能力にも驚嘆した。

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    2026年08月21日
  • 雑草と恋愛 れんげ荘物語

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    初めてれんげ荘シリーズを読みました。何作も続いているれんげ荘ですが、途中からでも問題なく楽しめました。和むような小説が好きなのでぴったりでした。時間がゆっくり流れている感じが良かったです。

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    2026年08月21日
  • スロウハイツの神様(下)

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    登場人物それぞれがちゃんと人間らしく情けなくて
    とても強がりで、愛着が湧く。
    ずっと不穏な空気が流れる物語で
    どうかどうか全員が壊れないで欲しいと願いながら
    読み進めたけど、終盤にかけて伏線回収というか
    とてもスッキリ!納得いくラストだった。
    いろいろな形の愛情と、表現の仕方がある。
    強くて優しくて頑固で愛情深い環がとても好き。

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    2026年08月21日
  • すべてがFになる THE PERFECT INSIDER

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    「お人形がやったのです。それを私は見ていましたの。」

    孤島のハイテク研究所で起こる密室殺人。どうやって殺されたのか、何故遺体が両手両足を切断されているのか、その複雑な謎に対して大学助教授の主人公が立ち向かう。往年の傑作と名高いミステリー作品。

    !気に入った点
    ▪️今まで自分が読んだ小説よりもボリュームが多めだが、それに比例して状況描写や心理描写がしっかり丁寧に描かれている。
    ▪️登場人物の行動や思考にも説得力があり、特に主要な人物は読んでて好感が持てる。

    !いまいちな点
    ▪️正直特にない。
    強いて挙げるとするなら、描写が丁寧な分物語の動くスピード感みたいなものは控えめ。ただこれに関しては

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    2026年08月21日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    引き込まれて一気に読みました。

    3組に1組は不妊と言われる時代、子どもによって幸せがもたらされた夫婦と、堕ちるところまで堕ちていく生みの親。
    その対比が見事で、ただ最後に佐都子がひかりの手を取った場面は数ページの描写でしたがはっとしました。
    子どもがいた方が幸せ、子どもありきの結婚、そんなことはないはずなのに、そういった固定概念が根底にある人は多いはず。私もこうして客観的に考えていると思いながら、結婚相手との子どものことを考えてしまいます。そんな当たり前に来ると思っていた未来が来なかった時、夫婦の葛藤、苦しみ、もがき、全てが前半に詰まっていました。そしてそれを乗り越える夫婦の強さもよく描かれ

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    2026年08月21日
  • 死体で遊ぶな大人たち

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    全4編のどれもが「なるほどねぇ」となる粒揃いの作品ばかりである。
    『本格・オブ・ザ・リビングデッド』は、前書きに断りがあるように、某ベストセラー作品と非常に酷似した状況下にあるため、名前が伏せられていても「おいおいここまでそっくりでいいのか」とすぐにその作品が何であるかはわかると思う。
    となると当然その中で起こる事件についてもトリックが思い起こされるけれど、そこはやはり、「あぁなるほどね」となる、異なる真相が示されるのである。

    本書の表題作でもある『死体で遊ぶな大人たち』は、事件のあらましを聞いただけで真相をあてる安楽椅子探偵ものとなっている。ということは私たち読者にもトリックを解明すること

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    2026年08月21日
  • 逆ソクラテス

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    伊坂作品は何作も読んできたが、これまででいちばん刺さったかもしれない。
    どの短編もメッセージ性が深く、今後の行動の指標になるような学びがあった。
    短編ということで、短いスパンでスカッとする結末があるのもまた良い。

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    2026年08月21日
  • マリスアングル

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    待ちに待っていた!姫川玲子シリーズ!
    今回は特に楽しみにしていた。
    なぜならあの!魚住久江さんが捜査一課に加わるから。
    今までの姫川シリーズも良かったが、今回は読んでいる私も魚住さんに癒された。
    彼女の深い優しさと洞察力。
    今までの姫川シリーズにはない何ともいえない慈愛を感じ、気持ちの奥底が優しい泉に満たされたように感じた。
    これからも2人の活躍を楽しみにしたい。

    今回も、だが。
    知っているようで知らない事が、まだまだ沢山あるんだとちょっとショックを受けた。
    歴史は残酷で一度ついた傷は簡単には癒えない。
    わかったような気持ちでいた自分を恥ずかしく思う。

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    2026年08月21日
  • 神薙虚無最後の事件 名探偵倶楽部の初陣

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    ネタバレ

    侮りました!
    読みごたえばつぐんのミステリー!

    ミステリー愛がいたるとこに散りばめられた作品。

    ラストの推理合戦は読みごたえばつぐん。
    そして最後のさいごにあかされる衝撃波は私の好み。

    作中の12作品を世にだして読んでみたい。そのくらい魅力的な探偵達と怪盗との闘い。

    アメリカでの事件は解決したのかも気になる!

    2作目も購入済なので楽しみ


    ぜひ〜

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    2026年08月21日
  • YABUNONAKAーヤブノナカー

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    この変化の激しい時代において、読まなければいけないという義務感すら感じた一冊だった。
    年齢、性別を超えて同じものを見ているのに受け取り方が違っていて、それぞれに共感できる部分があるくらい描き方が細かかった。過激な正義感を持つ人物や時代の波に飲まれて静かな自殺をする人物、それらを支えようとする人貶めようとする人々色々な人がいて読みやすかった。それぞれの視点が上手く描かれていて、読み応えもありこの先も定期的に読みたいと思った。

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    2026年08月21日
  • 連鎖

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    捜索願いの受付を端緒に、マル暴関係者達の連続保険金殺人事件を地道に捜査していく刑事達のリアルな表情が見えるような見事な警察小説。軽妙な台詞のやりとりが文章の大部を占めるが、これが楽しい。読む人にも関西弁が移ってしまうほどだ。犯罪の詳細も見事。圧倒された。

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    2026年08月21日
  • 蜻蛉の夏

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    戦国時代の止観の道士たち。3人の個性も際立っていて面白かった。月と水と炎と風。それぞれの修行の凄まじさもヒシヒシと伝わる。そして桂月が多数の織田兵を寝殺す場面は美しかった。本当にこんな人達が影働きをしていたのかも、と思えるくらいに生き生きと描かれていた。
    垣根さんの時代物に現れる、神仏に意味はなし、強欲むき出しの人間すらいっそ清々しいという見方は、こちらの肩の力が抜けるようで、改めて好きだなぁと思った。

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    2026年08月21日