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同名アニメ映画の原作。精神医学研究所に勤める千葉敦子はノーベル賞級の研究者・サイコセラピスト。だが、彼女にはもうひとつの秘密の顔があった。他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。人格の破壊も可能なほど強力な最新型精神治療テクノロジー「DCミニ」をめぐる争奪戦が刻一刻とテンションを増し、現実と夢が極限まで交錯したその瞬間、物語世界は驚愕の未体験ゾーンに突入する!
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Posted by ブクログ
筒井康隆らしい作品。 自分の短編から色々道具を持ってきて使っている。 この本の主人公もその後『朝のガスパール』にちょっと出たりするそうだ。 この時期はキャラクターもプロットもスターシステムを取り入れていたのだろうか。 アニメ版も視聴したが、頑張って毒っ気を抜いていい感じに仕上げられていました。
とてもおもしろかった。 主人公がとても女性として魅力的に描かれていたのが印象に残った。 ラストが物語全体の余韻を感じさせるものであり、とても良かった
平沢進→映画「パプリカ」→原作小説という順に辿り着いたが、映像作品以上に夢と現実の入り混じる様子が伝わってくるのが凄かった。文章は自分のペースで読み進められるので、自分が夢の中でこれは夢だと気付いたときのような感覚が起こって面白い。 人物名をぱっと覚えられないので自分的には映画を先に観ておいて良かっ...続きを読むたと思う。
映画のパプリカは夢探偵として見る奇妙な精神分裂患者の夢(奇妙な平沢進先生の音楽を載せて)が印象的であり、主人公としてパプリカにスポットが当てられている気がした。 ダリの絵を見て感動するように、支離滅裂でストーリー性のない不安を煽られるような夢には何か惹きつけられるものがある。 解読不可能なものに圧倒...続きを読むさせられたい気持ちが私のSF好きに繋がっているのかも。 自分の人生において何度も夢に出てくるような強烈な意味を持つものってなんだろう。わんちゃん、絵、Tube、本棚etc 自分を含め色々な人が夢で葛藤している様子を映画化してほしいな。無意識に自分が秘めている気持ちが夢に現れるのには神秘性を感じることがある。 昔の人がそれを神からのお告げだと思ってしまったのもめちゃくちゃ理解できる。 それに対して、小説はよりリアリティがあり、主人公として千葉敦子にスポットが当てられている気がした。
映画はまだ観ていないけれど、原作ということで読んでみた! 普通に面白かった!でも映画の方が面白いらしいから、早く映画を観たい。 YouTubeで見た理事長の発狂シーンや素敵な戯言がいつ出てくるのかと心待ちにしていたのに、結局最後まで出てこなかった。かなしい、、、 キャラクターが良かった!特にパプリカ...続きを読むと玖珂。能勢と粉川も好き。副理事長や小山田も読んでいて不快になるタイプの悪役ではなかった。
30年ぶりに読んだが面白かった。こんな前に今でも目新しく感じる精神科領域の物語を書くなんて、筒井氏は流石だと思った。 映画も見てみたい。
Wikiによれば、筒井康隆は1965年に関西から東京に転居し、そこから本格的に作家活動を展開したらしい。第一短編集「東海道戦争」は1965年の発行ということなので、かれこれ60年近く前のことだ。最新の短編集「カーテンコール」は、2023年11月の発行、60年近くを経て、なお現役の作家であるという怪物...続きを読むのような人だ。ちなみに、1934年9月生まれなので、現在89歳。 私自身は、筒井康隆の作品は中学生から高校生の頃によく読んでいた記憶がある。それ以来、遠ざかったいたので、50年近くぶりに筒井康隆の本を読んだことになる。 主人公の千葉敦子は、精神医学研究所に勤めるノーベル賞候補の研究者であり、また、セラピストでもある。一方で、18歳の少女である夢探偵パプリカとして神経症の治療も行っていた。治療方法は、患者の夢の中に忍び込み、うつ病などの原因となっていたものを見つけそれに対処するものである。現実世界から、他人の夢の世界へ忍び込み活動するというのは、SFとしては驚くような話ではないだろう。 しかし、この小説では、夢の中の行動が実際の現実に影響を及ぼすことが可能となる。すなわち、現実と夢の区別がつかなくなる。夢の中では、人は荒唐無稽なことも(例えば空を飛んだり、動物になったり)行えるが、夢の中での、ある人の突拍子もない行動が、現実世界の人たちに影響を与えるようになるのである。 こうなると、何が何だか分からなくなる。実際、現実世界から夢の中に忍び込んでパプリカが神経症の治療を行う部分はストーリーもよく理解できたが、現実と夢の区別がなくなってからは、何でもありとなり、ストーリーはどうでも良くなってきてしまった。しかし、筒井康隆は、そういう訳の分からない世界を、小説としてまとめてしまう。何だかよく理解はできないが、圧倒的な文章力によって、最後まで一気に読まされてしまう。 中学校・高校の頃も、思いもつかないような世界に連れて行ってくれる筒井康隆の小説が好きだったな、ということを思い出した。久々にまた筒井康隆を読んでみようという気になった。
SFとドタバタが境目なく融合した傑作。あらゆる二面性が境目なく交錯する。 夢と現実の境目がなくなる世界が舞台。ヒロインはノーベル医学生理学賞候補の大人の女性であり夢探偵少女でもある。社外的地位の威厳の裏で個人的悩みに苦しんだオジサンたちとともに、夢か現実か分からないモノと戦う。 映画インセプションを...続きを読むみたときの感覚に近い不安と混乱と興奮とワケわからなさで物語が疾走する。 いろんな要素たっぷりでおなかいっぱいになれる一冊でした。
アニメ映画を観たくなって、先に原作を読んでおこうと。 文章だからこそできるストーリーなのかなというのが感想なので、どんな感じで映画になったのかな。 和製インセプションだなと思ってたら、インセプションの方がパプリカをオマージュしてるみたい。びっくり!
映画『パプリカ』に、原作があることを本屋で知りましたが、読みたい気持ちを後回しにし続けてました。 登場するキャラクターたちが、躍動感を持ちながら展開していく物語。その一方で、文字から映像に変えることの難しさを肌で感じます。 夢と現実の区別がつかなくなる展開の話は、例えば『インセプション』という話...続きを読むがありますが、あちらは夢の奥へ奥へと進んでいく物語で、何となく似ている気はしますが、面白さの部分では、こちらとは全く違っていて、どちらも好きだったりします。 『インセプション』の中に登場する夢の設定は、どちらかといえば、夢の中で建物を作り出すなど、理性的で、『パプリカ』の夢は、精神疾患に関わる話であるからか、感情ベースな点で全く違っていますが、どちらも夢の中で動き回ることができる点では、面白い設定であると思います。 以下、あらすじ 精神疾患の治療として、患者の夢の中に入って治療するというアプローチがとられるようになってきた時代。 その装置を開発した時田浩作と、開発に携わった千葉敦子のおかげで、精神疾患は、少しずつ寛解されるようになっていった。 しかしながら、時田は別に精神疾患を治療する目的で装置を作ったわけではなく、半ば興味本意で作ったのであり、装置の小型化を目指して改良を続けていた。 そんな中で生まれた「DCミニ」という装置は、ほぼ完成していたものの、何者かに盗まれてしまう。 「DCミニ」の奪い合いと、装置に隠された機能と副作用で、多くの人を巻き込んでいく展開に、面白さにどんどん引っ張られていきました。やはりこの作品、映画もすごいですが、原作はその期待を易々と超えてきます。 ファナティックだとか、そういった難しい単語が散りばめられていて、たまに辞書で意味を引きながら、行きつ戻りつ読み進めていきました。また、物語の後半である第二部は、設定がかなり複雑で、夢なのか現実なのか、読んでいる自分もわからなくなるくらいのジェットコースターに乗っているような展開に驚かされました。 文庫本を読む際には、ぜひ解説も読まれることをおすすめします。 いやぁ、筒井康隆さんの作品にハマりそうです。 次は『家族八景』を読もうかな。
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