神に愛されていた

神に愛されていた

891円 (税込)

4pt

「忘れようとしていた痛みが「ここ!」と叫んでいる」
――――作家・町田そのこ(「解説」より)

大ヒット作家・木爾チレンの「伝説の衝撃作」、ついに文庫化!

希望と絶望、羨望と嫉妬……
愛憎渦巻く、狂気の物語。

若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。
しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った。
一体なぜ――。
やがて30年の時が経ち、冴理のもとへ、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。
すると冴理は語り始める。
心の闇に葬った、戦慄のその過去を……。

これは才能を信じて生きた女性作家ふたりの光と影、あるいは愛憎の極致。
魂が震える傑作!

著者渾身の「文庫版あとがき」、作家・町田そのこ氏による「解説」も特別収録!

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神に愛されていた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん

    若くして才能ある二人の女性作家
    一人は相手の才能に嫉妬を、もう一人は相手の才能も存在そのものも尊敬し崇めるほど。
    二人の描く作品も、闇と光と真逆。

    相手の存在の認識の仕方も、作風も真逆なのに、それぞれの心の根底には同じ種類の闇や痛みが溢れていた。

    お互いが素直に言葉を伝えるこ

    0
    2025年12月28日

    Posted by ブクログ

    ひとつの物語がふたつの視点で語られていて綺麗な終わり方をしていて面白かった。だけどそれ以上にこちらまで焼かれてるのかと錯覚するほど心情描写が凄すぎる。自分より優れた相手への劣等感とか文字を書くことの苦悩が直接心臓に彫り込まれるように伝わってくる。この作品への感情を十二分に文字に起こせないのが本当に悔

    0
    2025年12月23日

    Posted by ブクログ

    チレンさんの作品で一番好きかも!!!!
    なんだこれは…心が抉られる。
    けど、救われる。

    余韻もすごい…
    名作すぎる。
    ありがとうございます。

    0
    2025年12月14日

    Posted by ブクログ

    どっ直球な本でした。
    本好きにはたまらない一冊だと思いました。
    こういうタイプの本で手元に残しておきたいと思う本は久しぶりでした。
    読み終わった後も熱を持っていて、魂が揺さぶられる感覚があります。
    読めたことが幸せでした。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    一人の作家とその作品を愛した女性のストーリーです。作家が作品を生み出す大変さを垣間見ることができました。
    初めて読んだ作家さんだったのですが、とても好きになりました。ほかの作品も読んでみたいです。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    なにもかも知らないことは強い。なにもかもを知っているより、ずっとずっと強い。
    夢があれば、いつだって、どんな状況だって、抜け出せるから。
    もしかしたら人は、愛を受け取ってから、誰かを愛し始めるのかもしれない。
    才能にはね、果てがあるのよ。その果てに辿りついたときからが、勝負なの。
    私はいままで、何に

    0
    2025年12月01日

    Posted by ブクログ

    好き嫌いは分かれそうですが、チレンさんの飾りっ気のない文体に、本書で虜になりました。読書を始めて日が浅いので、一冊読むのに時間が掛かってしまうのですが、本書は続きが気になって1日で読んでしまいました。2人の天才女性作家の物語を通して、愛について改めて考える機会になりました。それは恋人に対してだけでな

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

     作家の光と影を描く木爾チレン氏の本書は、創作の背後に潜む痛みと矛盾を、平易でありながら情感豊かな文体で描き出した作品である。
    若くして才能を認められた女性作家・冴理と天音は、貧困や病を抱えながら筆一本で道を切り開き、互いを敬意と羨望の入り混じった眼差しで見つめ合う。しかし「書ける/書けない」「期待

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    作家の苦悩を題材に光と闇が交差する物語。

    なぜかスラスラと気持ちよく読めてしまう不思議な一冊。
    この‘’不思議‘’は、あとがきを読むと解明できた。この「なぜかスラスラと読めてしまう」現象は著者である木爾チレン先生の特徴らしい。私は今年の初め頃から読書の沼にハマった、まだまだひよっこの読書初心者だ。

    0
    2025年11月20日

    Posted by ブクログ

    泣いた。私の知らない愛の深さを見ることができました。木爾チレン先生があとがきに“私はこの小説がとても好きだ。”と書かれていましたが、私もとても好きです。

    0
    2025年11月19日

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